2023年2月28日更新

映画『アナログ』あらすじ・キャストは?小説ネタバレありで北野武の新境地を解説!

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アナログ 単行本 – 2017/9/22 ビート たけし (著)

お笑いタレントのビートたけしが2017年に発表した恋愛小説『アナログ』。小説発売直後に映画化を宣言されていた本作がついに2023年秋に公開! この記事では映画『アナログ』についてわかっている情報を徹底紹介!70歳にして初となる恋愛小説、そして「アウトレイジ」シリーズなどのバイオレンスものを得意とする北野武にとって、『Dolls』以来15年ぶりに携わる恋愛映画ということで注目される、本作の魅力に迫っていきます。

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映画『アナログ』あらすじ

自身がデザインを手掛けた喫茶店「ピアノ」でみゆきと名乗る不思議な女性と会ったデザイナーの水島悟。彼女に惹かれた悟は毎週木曜日にこの喫茶店でみゆきと会う約束を交わします。 連絡先も交換せず、たった1つの約束を頼りに仲を深めていく2人。やがて自身の想いを伝えようと決意する悟でしたが、みゆきは突然ピアノに現れなくなってしまい……。

原作小説『アナログ』のネタバレ

レストランなどの内装を手掛けるデザイナーの水島悟。彼は自身の勤める会社がデザインを担当した喫茶店「ピアノ」に立ち寄ると、そこでみゆきと名乗る不思議な女性に出会います。話していくうちに意気投合した2人は、毎週木曜日にこの喫茶店で会うことに。 それから悟とみゆきは週に1度だけ会いその仲を深めていきました。やがて悟は少しずつ彼女に惹かれていく自分に気付きます。 そんなあるとき、悟を女手ひとつで育ててくれた母が亡くなってしまいます。葬儀を終え、久々にみゆきと再会できた悟は、静かに寄り添うような彼女の態度に救われました。 それからも2人は毎週一緒に過ごし今まで以上に深い関係を築いていきます。

しかし幸せを手にしかけた悟に、なんと出張先への常駐が命じられます。彼はみゆきと離れる前にプロポーズしようと、指輪を持って喫茶店へ向かいますが彼女は一向に現れません。それから再会できないまま、彼は新天地へ向かうことになってしまいました。 それから1年ほど過ぎた頃。悟は友人のつてで彼女の親族と連絡がとることができ、ピアノにみゆきが現れなかった日は彼女が事故にあい意識不明だったと知ります。彼はみゆきに想いを伝えるため、改めて彼女にプロポーズ。2人は互いの気持ちを確かめ合い、幸せに暮らし始めるのでした。

感想・レビュー

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文章が非常に読みやすくサクッと読めました。書いているのがあのビートたけしというだけあって、会話のリズムがよくクスっと笑える場面も盛り沢山。ストーリー自体はかなり王道の恋愛小説で、ラストもハッピーエンドのため気持ちよく読み終えることができました。

(30代女性)

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スマホが当たり前のこの時代に、そういったものを介さないアナログな恋愛を描いた点が面白かったです。他にはない繊細でもろい2人の関係がとてもピュアで感動しました。悟と母の関係性も深く描かれており、家族愛の話としても魅力のある小説です。

(20代男性)

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映画『アナログ』のキャスト・登場人物

水島悟役/二宮和也

本作の主人公となる水島悟。デザイン会社に勤務するデザイナーであり、様々な店舗の内装などを担当しています。喫茶店「ピアノ」で出会ったみゆきに惹かれ、彼女と会える日々に大きな喜びを感じているようです。 彼を演じるのは昨年『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)の主演で注目を集めた、嵐のメンバー二宮和也。本作に対し「人と会うことの温かさと喜び」を感じられる作品とコメントを寄せています。

美春みゆき役/波瑠

悟が喫茶店で出会う女性、美春みゆき。連絡先を交換しようとしても応じず、その一方で「会いたいと思えばピアノで会える」という旨の発言をし、悟との仲を深めようとする一面も持った不思議な女性です。 みゆきを演じるのは人気女優の波瑠。本作に「とても美しい物語に感動しました」とコメントしており、この作品を「是非、大切な人と見ていただけたら嬉しい」とも発言しています。

映画『アナログ』のスタッフ

監督:タカハタ秀太

本作で監督を務めるのはタカハタ秀太『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(1985年)でディレクターデビューするなど、北野武とも縁が深い人物です。テレビを中心に活動していましたが、近年は『鳩の撃退法』(2021年)など映画界でも活躍。本作の完成にも高い注目が集まっています。

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脚本:港岳彦

本作で脚本を務めるのは港岳彦。 『あゝ、荒野 』(2017年)や『宮本から君へ』(2019年)など、上質なヒューマンドラマの執筆に定評があります。繊細な恋愛を描いた本作にはうってつけの人選と言えそうです。

なぜ北野武が恋愛小説を?物語の誕生秘話

アウトレイジを完結させ「バイオレンスに疲れた」と語った北野武

2017年9月9日、第74回ベネチア国際映画祭はクロージング作品に選ばれた『アウトレイジ 最終章』によって幕を閉じました。 スタンディングオベーションも送られ大盛況に終わった「アウトレイジ」シリーズ完結編のワールドプレミアでした。 その公式記者会見にて監督の北野武は、バイオレンス作品ばっかり撮ってきて疲れたので次回作は優しい映画を撮ろうと思っていると語り、次作で自らの恋愛小説『アナログ』を映画化することを表明したのです。

お笑いタレント又吉直樹の芥川賞受賞に刺激を受けた

『アナログ』の出版が告知される3ヶ月前の6月初旬のイベントにて、ビートたけしは芥川賞を受賞した又吉に刺激を受けて小説を執筆中であることを明かしていました。 又吉直樹といえば2015年にデビュー作『火花』で芥川賞を受賞し一躍脚光を浴び、初の恋愛小説となる2作目『劇場』を出版したのが2017年5月のこと。自分と同じお笑いタレントでありながら華麗に小説家に転身した又吉の存在がたけしの情熱に火を付けたのでしょう。 「自分も小説もいっぱい書いてきたけど、なんの賞にも引っかからなくて頭にきた。真剣に書いてやる、直木賞とってみせる」と、いつもの歯に絹着せぬ調子で言ってのけました。

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『アナログ』は北野武の理想の恋愛小説!

賞をとって見せると強がる一方で、「人生で一度だけ、こんな恋がしたいと思った」とポツリと本音も漏らしています。 数々の愛人とのスキャンダルの過去もあるビートたけし。またの名を、北野武。彼が秘めた本当の恋愛観が描かれる『アナログ』は、デジタル社会に生きる我々の心に静かに殴り込みをかけるかもしれません。

映画『アナログ』は2023年秋公開予定!

北野武の恋愛小説が映画化されるとあり期待度が高まる映画『アナログ』。 映画公開日やキャストなど、まだまだ発表されていない情報が盛り沢山。これからの続報を楽しみに待ちましょう!