2017年9月14日更新

中田譲治、還暦越えのベテラン声優についておさえておきたい事実7選

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ケロロ軍曹

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1:当初は悪役俳優として活躍していた中田譲治

中田譲治は1954年生まれの声優です。俳優、ナレーターとしても活躍しています。2016年現在、62歳を迎えるベテラン声優です。 中田は大学で演劇を学びました。卒業後はテレビの時代劇や刑事ドラマ、特撮ドラマなどに出演し、俳優として経験を積んでいたようです。1979年にCX系列で放送されたドラマでは、刑事役でレギュラー出演をしていますが、1980年代からは悪役俳優として活躍。ヤクザや凶悪犯など様々な悪役を演じました。 声優としての活動に重点を置いたのは1990年代以降です。

2:実は大河ドラマにも出演していた!?

中田譲治は、NHK大河ドラマにも多数出演しています。そんな彼の出演作品を見ていきましょう。

『草燃える』(1979年)

俳優としてのデビュー作品『草燃える』。源氏3代を中心に、鎌倉幕府樹立と東国武士団の興亡を描いています。 中田が演じたのは、頼朝に使え、数々の戦で戦った坂東武者・仁田忠常役です。

『おんな太閤記』(1981年)

戦国時代から江戸時代初期までを、豊臣秀吉の正室・ねねの視点で描いた作品です。橋田壽賀子が初めて大河ドラマの脚本を担当した作品としても知られています。 中田は、前田利長役で出演しています。

『徳川家康』(1983年)

タイトル通り、徳川家康を主人公にした作品です。家康役を滝田栄が演じています。当時まだ無名だった、役所広司が織田信長を演じたことで有名になった作品です。 中田譲治は、徳川家の家臣・大久保甚四郎として出演しました。

『山河燃ゆ』(1984年)

日系アメリカ人二世の兄弟が主人公で、太平洋戦争によって引き裂かれた友人や家族の悲劇のストーリーです。主人公兄弟の兄を松本幸四郎が、弟を西田敏行が演じました。 中田は、実在人物をモデルにした栗原安秀という軍人役で出演しています。

『春の波涛』(1985年)

杉本苑子よる小説『冥府回廊』『マダム貞奴』が原作です。明治から大正時代を舞台に、日本の女優第一号として知られる川上貞奴を中心にした群像劇です。貞奴は松坂慶子が演じました。 中田譲治が演じた鯉沼粂八郎は、自由民権運動家として知られている政治家・鯉沼九八郎がモデルになったキャラクターです。

『春日局』(1989年)

大原麗子主演作品です。三代将軍徳川家光の乳母を務めた女性・春日局をこれまでと違った視点で描いた作品です。 中田は、加藤家の家臣・松野主馬役で出演しています。

3:アニメ『ケロロ軍曹』のギロロ伍長の声を担当!

中田が声を演じている代表的なキャラクターの一つに『ケロロ軍曹』のギロロが伍長があげられます。 『ケロロ軍曹』は吉崎観音による人気漫画が原作のアニメ。2004年から2011までテレビ東京系で放送されました。ケロン星から地球を侵略しにやってきた宇宙人・ケロロ軍曹とその仲間たちが、地球人・日向冬樹の家を中心に繰り広げるギャグストーリーです。 中田譲治演じるギロロ伍長は、赤い体にドクロマークのついた帽子が特徴です。真面目でクールな性格ですが、実は極度の怖がりという一面も持っています。

4:中田譲治は結婚しているの?

一般には公表していませんが、中田は結婚しているとされています。年齢的にもいい年頃なので、配偶者がいてもおかしくはありません。 ちなみにアニメ『操操れ!コックリさん』で声優・白石涼子と共演した際、白石演じるキャラクターにほれ込んだ中田が、ツイッターで白石にストレートなプロポーズをしたというエピソードがあります。中田の「結婚しよう!」という言葉に、白石は返事をしなかったものの顔を赤らめていたといい、中田はそんな反応を「脈あり」として自身のツイッターでつぶやいています。

5:『ジョジョ』ではプッチ役を演じた中田譲治

中田は『ジョジョの奇妙な冒険』にエンリコ・プッチ役で出演しています。 エンリコ・プッチは刑務所の教誨師。素数を愛しており、自分を落ち着かせるために素数を数えます。運命を克服するということにこだわりを持っているというキャラクターです。 2013年発売のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』では、速水奨がプッチ役を担当していましたが、2015年発売のゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』と、ウルトラジャンプのCMでは中田が担当しています。

6:仮面ライダーなど特撮にもひっぱりだこ!

中田は特撮作品にも多数出演しています。 2013年~2014年放送の『仮面ライダー鎧武』では、怪人・ロシュオの声を演じていました。オーバーロードインべスという『仮面ライダー鎧武』に登場する怪人たちの中では地位が高い者たちの一人です。イカの様な外見をもち、呪術師の様な衣装をつけており、ほかの怪人たちを統率する支配者らしく、落ち着いた性格のキャラクターです。 その他にも中田は、2010年~2011年放送の『仮面ライダーOOO』のナレーションを担当しています。また『仮面ライダー鎧武』の脚本を務めた虚淵玄とはアニメ『Fate/Zero』で一緒だったこともあり、ロシュオの声優としてリクエストがあったそうです。

7:洋画の吹替も多数経験している中田譲治

中田譲治は、洋画の吹替声優としても多数の作品に出演しています。 中でも代表的なのは『セックス・アンド・ザ・シティシリーズ』のMr.ビッグ役。主人公・キャリーの運命の相手で、シリーズを通して彼女を翻弄するプレイボーイなおじ様役を中田は渋い声で担当しています。 その他にも、1998映画『アルマゲドン』では、ウィリアム・フィクナー演じるウィリアム空軍大佐役を担当し、1999年の映画『アメリカン・ビューティー』では、ピーター・ギャラガー演じるバディ役を担当するなど、数多くの海外作品で吹き替えを担当しています。