2019年11月19日更新

『リゼロ』最凶の敵役キャラ、ペテルギウスがきもかわいい【Re:ゼロから始める異世界生活】

Re:ゼロから始める異世界生活 ペテルギウス アイマスク

大人気ファンタジーアニメ「リゼロ」の個性派キャラNo.1と言えば、大罪司教ペテルギウス。不気味で怖いその魅力を徹底解剖しながら、テレビアニメ版では描かれなかった意外な過去もご紹介しましょう。

目次

ペテルギウス、「リゼロ」の最強にして最凶のボスキャラとは【ネタバレ注意】

人気Web小説『Re:ゼロから始める異世界生活』がテレビアニメ化されたのは、2016年4月のこと。 突然ファンタジー世界に放り込まれた少年スバルは、そこで出会ったハーフエルフの美少女に一目惚れ。死ぬと一定の時間を遡ることができる「死に戻り」の力を使って、彼女の危機を救うために何度も同じ時間をやり直し、より幸せな未来を切り拓こうと悪戦苦闘します。 スバルをはじめ個性的なキャラクターが数多く登場しますが、中でも強烈な印象を残したのが大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティでした。冷酷非道でひたすら残虐な極め付きの狂信者は、殺してもすぐ別の身体に憑依して復活。とことんタチの悪い敵役です。 今回は、そんな最凶ボスキャラとしてのペテルギウスの魅力をチェック。「魔女教」の幹部、大罪司教とはどんな存在なのか検証してみました。さらにアニメでは語られていないペテルギウスの意外な経歴について、ご紹介したいと思います。 ※この記事には「リゼロ」のネタバレが含まれます。アニメを視聴し終わっていない人は、注意して読み進めてください。

ペテルギウスとスバルの対峙をまとめて解説!

ペテルギウス初登場!スバルを監禁する

繰り返す死に戻りのなかで、スバルのなかの魔女の残り香が次第に強くなっていきます。それに目をつけられ、ロズワール邸に戻る道中、スバルは魔女教の一味に攫われることに。 スバルが囚えられた洞窟のなかで、ペテルギウスと対面します。何度死に戻りをしてもレムやエミリアたちを死から救えない状況に、この時点のスバルは正気を保てなくなっていました。そんな彼に対し、ペテルギウスは「狂人の演技」だと言い放つのでした。 そして彼の目の前で、権能「見えざる手」を使ってレムを握りつぶし瀕死に追い込みます。ここでペテルギウスはスバルにとどめは刺さず、放置して姿を消すのでした。

再び邂逅!2周目ではスバルとともにパックにやられる

ロズワール邸への道中、白鯨に襲われるもレムの命を張った行動のおかげで、スバルは命からがら屋敷にたどり着きます。まだ屋敷は魔女教に襲われる前でしたが、なぜか道中命を失ったレムのことをラムもエミリアも覚えていませんでした。 彼は錯乱状態のまま、エミリアに死に戻りの秘密を明かそうとし、それにより彼女も死亡。そこにペテルギウスが現れます。 ペテルギウスは、エミリアをさらに壊したらスバルがどんな反応をするのか。それを楽しむために屋敷にやってきたのです。それに対し彼女の精霊パックが怒り、ペテルギウスを氷漬けにしました。 仇はパックによって倒されたものの、パックは次にスバルに対して怒りを露わにします。エミリアとの3つの約束を破ったとして、彼にも死が与えられました。

死に戻り3周目、ついに白鯨を攻略したスバルだったが……

白鯨討伐により、スバルの魔女教討伐を手伝ってくれる仲間が増えます。「剣鬼」ヴィルヘルムがペテルギウスを討ち、スバルたちは魔女教の残党を片付けることに。 ところが、死んだと思っていたペテルギウスはスバルの身体を乗っ取り復活してしまうのでした。彼は必死に抵抗を試み、共闘していたフェリスとユリウスもペテルギウスを引き剥がそうと奮闘します。 しかし、2人には為す術がありませんでした。最後はスバルの願いを聞き入れる形でフェリスが体内のマナに干渉し動きをとめ、ユリウスが剣を振り下ろし、この死に戻りは終わりを迎えます。

ついに決着!ペテルギウスの最期

「見えざる手」が見えるスバルがユリウスと意識を同調させることで、ユリウスも「見えざる手」を攻略。指先を先に倒され、本体もユリウスによって討ち取られたペテルギウスは、再びスバルに乗り移ろうとしました。しかし前回体験したことを糧に対策を講じており、意識の乗っ取りは無力化されます。 さらに、死に戻りの秘密を口にすることで発生する激痛を、同調によりペテルギウスに味あわせたのです。そのまま落石の下敷きになり一件落着かと思いきや、四肢を失いながらも、なおペテルギウスはスバル達を追跡。 2人に追いつくものの、ユリウスの放った魔法とスバルの拳を受け、竜車の車輪に巻き込まれ散り散りに。最期は福音書に書かれた「おわり」の字を見て絶望の叫びをあげながら、消失しました。

ペテルギウスの悲惨な最期

スバルとユリウスの共闘により倒されたペテルギウス。その最期は、存在の消失以上に、彼にとっては悲劇的な幕引きとなりました。 彼は狂信的な魔女教信者です。それゆえ、自分たち信者は「嫉妬の魔女」サテラに愛された存在であり、さらに権能を有する自分はなかでも特別な寵愛を受けていると信じていました。サテラの愛こそが彼の行動理念だったのです。 スバルに憑依した際、体内で「嫉妬の魔女」と対面したペテルギウス。しかし彼女からは「あなたじゃない」と拒絶され、大きなショックを受けます。さらに、竜車での戦いでは寵愛の証として肌身離さず大切にしてきた福音書をスバルに投げ捨てられ、それに手を伸ばしたことでバランスを崩し絶命に至りました。 「嫉妬の魔女」の愛を受けていると信じ切った彼の“怠惰”な最期といえるでしょう

ペテルギウスの能力を解説!なぜスバルに乗り移ることができたのか

6つの魔女因子を持つ6人の大罪司教、ペテルギウスは「怠惰」

大罪司教とは、嫉妬の魔女から大罪という名の特殊な因子を分け与えられた、魔女教の幹部に当たる存在です。魔女教はもともと7人の魔女を信奉する宗教でしたが、そのうちのひとり・嫉妬の魔女サテラが他の魔女たちを滅ぼし、6つの大罪の力を食らったことで生み出されました。 カトリックの教義では人間を罪に誘う欲望や感情を意味する大罪は、全部で7つ。「嫉妬」「暴食」「色欲」「強欲」「憂鬱」「憤怒」「虚飾」「傲慢」と、ペテルギウスが因子を持つ「怠惰」があります。

もともとペテルギウスは、数百年を生き続けてきた精霊です。憑依した身体が滅ぶと契約した別の身体に取り付くことを繰り返し、不死の存在になりました。大罪司教となってからも身体の予備として10人の腹心を「指先」と名付け、自在に操っています。スバルに憑依できたのもこのためです。 ペテルギウスは、権能として「見えざる手」と「怠惰」を使うことができます。「怠惰」は精神的に周囲のものを汚染させる力があります。これを受けても汚染されない耐性がある人物が「指」に選定され、憑依先のストックとなっていたのです。 スバルもこの「怠惰」への耐性がありました。そのため、彼も器とみなされ、本体とする身体がダメージを追った際に憑依先として使われたのです。

ペテルギウスの「きもかわいい」ポイントをチェック!

その残虐性に加えてペテルギウスの個性を際立たせているのが、底なしの狂気です。言葉遣いや名言と妄言の数々はもちろん、動きで見せる普通じゃないインパクトがとにかく強烈。カクカクと自在に角度を変える頭部やイナバウアーも真っ青のエビ反りなど、身体能力も優れているようです。 おかっぱ頭に司教の帽子、らんらんと輝く三白眼を見開いた血色の悪い表情は、日本人的にはカッパなイメージでしょうか。そこはかとなくコミカルな動きと合わせて「きもかわいい」系キャラとしても愛される理由は、そんなところにもあるのかもしれません。 実はコスプレのネタとしても密かに人気。血色の悪さを強調するドーラン使いや派手なマニキュア、さらに独特の三白眼をカラーコンタクトで演出するのがコツだそう。血糊といった小道具もリアル感を出すためにオススメなのだとか。

全部で5人の声優が熱演、憑依されたら“ある”台詞ですぐわかる

もっともインパクトのある司教姿のほか、アニメでは5人がペテルギウスに憑依されます。司教役を演じたのは松岡禎丞、のり移られた女は日笠陽子、ほかに家中宏や金元寿子、飛田展男らが熱演しています。スバルも憑依されてしまったので、その声を担当する小林裕介が一瞬ペテルギウスになりきっています。 キメ台詞は「あなた怠惰ですねぇ」と「脳が震える」。どの指先に憑依してもどの声優が演じても、イナバウアーとこの台詞だけで中身がすぐわかります。ペテルギウスの濃すぎる印象のすべてが、このふた言に凝縮されていると言っていいでしょう。

「ジュース」としてエミリアを愛した過去も、そして起きた悲劇とは

アニメでは、嫉妬の魔女への忠誠心に基づいてエミリアの命を狙う酷薄な狂信者、という印象しかないかもしれません。けれど小説では、幼い頃のエミリアとその養母フォルトナにとってペテルギウスが、家族のように親しい存在だったことが語られています。 その頃の愛称が「ジュース」です。魔女教の創設者であり理性的で穏健な人柄だった彼は、穏やかな微笑みをうかべた好青年。エミリア親子にも愛されていました。そんな彼を変えてしまったのが、親子を狙う「虚飾の女神」の罠です。 自分の命を引き換えにしてでも守りたかった大切なフォルトナを、ペテルギウスは自らの手で殺害してしまいます。その瞬間にすべての理性を失い、狂気に満ちた邪悪な精霊へと豹変したのでした。悲劇的な過去が、さらなる悲劇の連鎖を生んでしまったのです。

ペテルギウスの名言を紹介

あなた、怠惰ですね

ペテルギウスの代名詞ともいえるセリフが「あなた怠惰ですね」です。アニメでは初登場となった15話から頻出。配下の者に使うこともあれば、スバルに対して使うこともあります。 とくにスバルに対しては、15話で彼を攫いレムを惨殺するシーンで多用していました。魔女の残り香がする彼は、ペテルギウスにとって魔女に愛されている存在。それだけ愛されているにも関わらず「怠惰だ」と、もはや精神が崩壊した状態の彼に言葉を浴びせています。 ペテルギウスが「指」に憑依した際も、このセリフを口にすることでそのなかに彼がいることが分かります。

脳が震える

ペテルギウスが大きな興奮を味わった際に口走るのが「脳が震える」というセリフです。悦に入っている状態に対しても、大きなショックを受けた状態に対しても使われています。 印象的なのは22話でスバルと対峙した際のシーンです。魔女の香りが濃い、つまり魔女に強く愛されている存在を前にして、ペテルギウスは涙を流して「脳が震える」と口にしました。 ところが、「指」がやられ自身の立場が脅かされると、一転して髪をかきむしり目から血を流しながらこのセリフを口にします。彼にとっていいことであれ悪いことであれ、大きく感情をゆさぶるものが「脳が震える」対象となるようです。

愛に報いるのです!

自らの使命を果たそうとするとき、このセリフが登場します。興奮状態が大きくなると、「愛に愛に……」とうわ言のように繰り返すことも。「指」やスバルが憑依された際も、この「愛」を何度も口にしていました。 このことからも、いかにペテルギウスの行動が、彼が「愛」だと信じて疑わないものによって為されていたかが分かります。「嫉妬の魔女」から受けた愛に報いようと、勤勉に自らを罰して生きてきたのです。 しかし、最期は「嫉妬の魔女」から見放され、「終わり」を突きつけられて死んでしまったのでした。

「リゼロ」新作エピソードの制作が決定!ペテルギウスの力も復活か!?

「見えざる手」と憑依する力を持つペテルギウスを倒すことは、不可能だと思われていました。しかしスバルは死に戻りを何度も繰り返しながら攻略法を見つけ出し、ついに彼を滅ぼすことに成功します。 けれど原作第4章からは新たに、ペテルギウス以上に邪悪で強力な力を持つ大罪司教たちが、スバルの前に立ち塞がります。その戦いの行方を左右するのが、スバルの身体に残されたペテルギウスの力です。 OVA化される新作エピソードでも、スバルやエミリアの前にさまざまな試練が立ちはだかるでしょう。やがて訪れる絶体絶命の危機。その時、ペテルギウスの慈愛に満ちた「魔手」がふたりを救うことになりそうです。