2025年3月4日更新

「リゼロ」アルデバランの正体はスバルなのか?能力や目的・裏切りの真相について考察!

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リゼロ Re:ゼロから始める異世界生活 アル
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会

アニメ第3期も好評を博し、その人気がますます加速している『Re:ゼロから始める異世界生活』。本作のなかで繰り広げられる「王選」には、個性豊かなキャラが多数参戦しています。 この記事ではそんな王選に参加するプリシラの騎士、アルデバランについて徹底解説!本作最大の謎を持つ彼の正体や、スバルとの意外過ぎる関係性など、気になるポイントをしっかり紹介&考察していきます。 ※この記事は「リゼロ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「リゼロ」アルデバランのプロフィール

Re:ゼロから始める異世界生活 リゼロ プリシラ アル
© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
所属 プリシラ陣営
年齢 推定40歳前後
身長 173cm
体重 70kg前後
趣味 酒・昼寝・賭け事(弱い)
特技 日曜大工・似顔絵・手品・折り紙など

王選に参加するプリシラに、騎士として仕えるアルデバラン、通称アル。鉄製の黒い兜を常にかぶっている、何とも怪しい男性です。そのうえ上半身は露出が多く、足には草履風の履物と異様すぎる出で立ち。一見すると近寄りがたい人物に見えますが、実はとてもフランクな性格をしています。 軽薄かつ適当な言動が目立ち、主人であるプリシラに対しても態度を変えません。スバルとは似た者同士のようで、出会ってすぐに打ち解け合っていました。 また、左腕を失っているものの、その戦闘力は高いレベルにあります。青龍刀や地属性魔法を駆使し、持ち前の戦闘技術で強敵にもしっかり対応。敵の動きを先読みするかのような戦いぶりで、数々の激戦を生き抜いてきました。

アルはスバルと同じ異世界転生者

アルはスバルと同じ、異世界転生者だと明かされています。彼が言うには18年ほど前に、東の果ての国からやって来たとのこと。 一部ではスバル同様、「日本からの転生者では?」と噂されていましたが、アルは関西弁を知らないことが判明済み。そのため、「日本以外の国で生まれた説」「スバルとは違う世界線の日本から来た説」なども囁かれています。

アルの正体はスバル?多すぎる共通点

Re:ゼロから始める異世界生活 新編集版 リゼロ
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
2人の共通点
  1. 身長や体重がほぼ同じスバルが172cm(66kg)でアルが173cm(70kg前後)
  2. 特技がほぼ同じアルの特技「日曜大工・似顔絵・手品・折り紙」はスバルの特技に含まれている
  3. 頭をかく癖があるスバルは困ったときなどに頭をかく癖があり、アルも兜の上から頭をかく仕草をする
  4. 異世界からの召喚者スバルは異世界から召喚されており、アルも自らを異世界転生者と語っている
  5. 死に戻りの能力を持つアルも「限定的な死に戻り」と呼ぶべき特殊能力を持っている
  6. 魔女の残り香どちらも作中で「魔女の残り香」を匂わせるシーンがある
  7. ベアトリスの呼び方どちらもベアトリスを「ベア子」と呼ぶ
  8. 名前の由来どちらも星の名前が由来となっている
  9. 作者のSNSでの発言作者が「台詞で『~じゃねぇ』みたいなときに小さい『ぇ』を使ってるのはスバルとアルだけ」と発言

すぐに打ち解け合い、仲良くなったアルとスバル。実は彼らには「同一人物説」というまさかの噂が存在します。前述したように、2人は異世界からの転生者です。さらにそれ以外にも、繋がりの深さを示唆する情報やシーンが盛り沢山。 まず身長・体重がほぼ同じ数値で、アルの特技として挙げられているものは、全てスバルの特技に含まれています。また、誰とでもすぐに仲良くなる軽妙なコミュニケーション術や、戦いにおける頭の回転の速さなど複数の共通点が存在。 さらに、アルが死に戻りに近い能力を使えることも判明し、「アル=スバル説」はより強く叫ばれるようになりました。もちろんこれ以外にも、多数の匂わせ要素が存在。2人が同一人物、そうでなくとも深い繋がりがあることはほぼ間違いないでしょう。

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【素顔】アルの素顔は?目がスバルと似ている?

アニメ第3期57話において、兜で隠されていたアルの目元が描かれました。うっすらと見える程度でしたが、その瞳の色やかたちがスバルそっくり。スバルが兜をかぶっているようにしか見えない、驚きの描かれ方をしていたのです。 これによりアニメファンのあいだでも、「アルとスバルは同一人物ではないか?」と囁かれることに。ただ、アルの素顔は現状明かされていません。「瞳だけが似ている」というミスリードの可能性も否定できないため、原作・アニメの最新展開をしっかりチェックしていきましょう!

アルの目的は「スバルの排除」?エキドナと関係していた

Re:ゼロから始める異世界生活2 エキドナ
(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員

アルはプリシラに仕える騎士として登場していましたが、エキドナを「先生」と呼ぶなど随所で怪しい言動を見せていました。そののち、作中でアルがエキドナによって造られた存在だと発覚!彼を生み出した目的は「嫉妬の魔女サテラの始末」だったようです。 しかし、アルはサテラについて「何億回試してもダメだった」と語っていたため、その目的は完遂出来なかったことがわかっています。また、失敗を重ねたアルに対し、エキドナはどんどん興味を失ってしまった様子。 それを考慮すると、聖域編でエキドナがスバルとの契約を申し出たのは、「アルが成し得なかったサテラの打倒を死に戻りで達成するため」と考えることもできます。エキドナはアルに対して持っていた興味を、スバルの方へ移してしまったのでしょう。 そして、第9章ではアルがスバルを排除するための戦いを開始。スバルはエキドナが興味を持つと同時に、サテラを救おうとしているアルにとってはとにかく邪魔な人物。彼を始末することで、アルは「自身の存在意義の復活」「サテラの味方の排除」を果たそうとしているのかもしれません。

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アルデバランという名前の意味

Re:ゼロから始める異世界生活2
(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員

作中でアルデバランという名前はエキドナが命名したものと判明しました。実はアルデバランは近くにあるプレアデス星団(通称すばる)を追いかけるように登るため、「後追い星」という別名が付けられています。つまり、アルの名前には「スバルの後を追う者」という意味が込められているのです。 このことから、「アルはスバルのコピーとして造られたのでは?」と推測されています。ちなみに、アルには「星が悪かったのさ」という決めゼリフが存在。もともとは「星が悪い=運が悪い」という意味だと考えられていましたが、38巻の序章で「星」という言葉に「菜月・昴」というルビが振られることに。 どうやらアルはスバルに対し、深い負の感情を抱えている様子。前述した考察も踏まえると、「エキドナに興味を持ってもらえない=自身の存在意義が保てないのは、すべてスバルが悪い」と考えているのかもしれません。

アルの正体に繋がる伏線?レム・テュフォンに関する発言

レムの生存に激怒

Re:ゼロから始める異世界生活 レム
© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会 © 2014-2017 COLOPL, Inc.

原作第3章において、アルがレムを「ラム」と間違えて呼ぶシーンが存在します。それを聞いたスバルが「ラムはレムの姉」と訂正するのですが、なぜかアルは「冗談じゃ、ねぇ」と呟き恐ろしいほどの殺気を放ったのです。 その理由は明らかになっていませんが、アルはなぜか「レムの生存」に怒りを感じていた様子。もしかしたら彼は「鬼族の襲撃」に関わっていた、あるいは「レムが死んだ世界線を経験している」のかもしれません。

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テュフォンとの戦闘経験

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』 テュフォン
(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員

アルは傲慢の魔女テュフォンとの繋がりが匂わされています。彼はテュフォンが溺れ死んだとされる水門都市プリステラにおいて、「テュフォンは水の底に沈んだ、か」とその場面を実際に見たかのような発言をしていました。 このことから、「アルはテュフォンと戦った経験があるのでは?」と噂されています。彼は自身の左腕について「普通にヘマ」をして失くしたと語っていましたが、テュフォンとの戦いで失った可能性もありそうです。 また、テュフォンと戦っていたのが真実なら、彼は「魔女たちが生存していた400年以上前の世界にいた」ことになります。さすがに400年以上生きているとは考えにくいですが、アルの「18年前に召喚された」という言葉がひとつのヒントになるかもしれません。 もしかしたら、彼は400年以上前に生み出されて魔女たちと戦ったのち、何らかの方法で「18年前のリゼロ世界にタイムスリップ」したのではないでしょうか。アルが40代前後と推測されていることから、彼が20代前半頃に400年以上前の世界から召喚された可能性がありそうです。

【考察】アルは一体何者なのかを考察

①スバルのコピー説

リゼロ Re:ゼロから始める異世界生活 スバル
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会

スバルと同一人物説が囁かれるアルですが、その正体について様々な考察が飛び交っています。そのなかでもよく目にするのが、「アル=スバルのコピー説」です。前述したように、アルデバランには「スバルの後追い星」という別名があります。 さらに、「スバル=subアル」で「アルはスバルのサブ(予備)として生み出されたのでは」という意見もあり、コピー説が有力と言われているのです。作中でアルがエキドナに造られたこと、さらにアルデバランの名付け親はエキドナということも判明し、この説の信頼性は非常に高くなっています。 ちなみに、本作にはその人物の魂そのものとも形容される、「オド」という魔力が存在。そして、作中にはエキドナが別の肉体へ自身の記憶などをコピーして作った、スピンクスというキャラが登場済み。もしかしたら、アルはスバルのオド(魂)をコピーして生み出された存在なのかもしれません。

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②別世界線での未来のスバル説

リゼロ Re:ゼロから始める異世界生活 スバル
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会

コピー説と同様に有力な説として語られているのが、「別の世界線から来た未来のスバル説」です。アルはスバルが召喚される、約18年前にこの世界に来たとされています。この大きな時間の隔たりが、「アルとスバルのあいだにある時間の溝を表しているのでは?」と言われているのです。 また、アルがレムをラムと間違えるシーンがあるため、「第3章でレムが死んだ世界線、ラムしかいない世界から来たスバルなのでは?」という考察も存在。実はスマホ向けRPG『Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories』には、「レムが死んだ世界」を舞台にしたifストーリーが描かれています。 そこに登場するスバルの服装が、アルと酷似しているのです。これもまた、「アル=レムが死んだ世界線のスバル説」が強く支持される要因のひとつとなっています。

③傲慢の大罪司教説

前述したような説とは、まったく違った角度の考察も存在します。それが「アル=傲慢の大罪司教説」です。スバルたちの前に立ちはだかる強敵・魔女教。そこには「七つの大罪」の名を冠する大罪司教が所属しているのですが、「傲慢」の座は空席となっています。 その正体がアルではないかと言われているのです。彼には冷酷な一面があり、目的達成のためには手段を選ばない「傲慢さ」を見せることも。また、アルは作中で魔女とのつながりが深いことも示唆されています。 明言されているわけではありませんが、アルが大罪司教、もしくは魔女教の関係者という可能性も0ではないでしょう。

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【9章ネタバレ】ついにアルがスバルを裏切る?

最新第9章が描かれる「リゼロ」39巻。ヴォラキア帝国での戦いが終わり、スバル一行はルグニカ王国へ帰還します。しかし休む間もなく、彼らは旅へ出ることに。その目的は、ヴォラキアで戦死したプリシラの足跡をたどり、失意のアルを慰めるため。 彼らはその道中にプレアデス監視塔へ赴くのですが、そこでまさかの事態に発展します。なんとアルが魔法を使い、スバルとベアトリスを封印。アルはスバルをこの世界から排除するため、自身の目的を達成するためにこの時を待っていたのです。 彼は「始めるよ、先生。オレがオレであるために」と意味深に発言。果たして、この行動の裏に隠されたアルの真意とは何なのか、エキドナやサテラはここにどう関わってくるのか。今後の展開に要注目です!

アルが使った「オル・シャマク」

re:ゼロから始める異世界生活 リゼロ 2期 ナツキスバル
(c)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員

アルはスバルの隙を突いて「オル・シャマク」という魔法を使い、スバルとベアトリスの封印に成功します。こちらの呪文はサテラを封印する際にも使用されていた、非常に高度な術のようです。 もともと、アルはレベルの低い土属性魔法しか使えないと思われていたため、この展開を予想できた人は少なかったのではないでしょうか。ちなみに、「シャマク」はスバルとサテラが得意としていた魔法でもあります。アルがオル・シャマクを使ったことで、両者との深い因縁が改めて匂わされました。

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【強さ】アルの能力は死に戻り?「領域展開」とは

アルは青龍刀や土壁を作る魔法「ドーナ」を駆使して戦いますが、その他に「ある特殊な能力」を持っています。それが「領域展開」という力です。これを発動すると、その時点に「セーブポイント」のようなものを作れます。 そこを目印に時間を逆行させ、自身の意思で「短時間の死に戻り」を繰り返すことができるのです。彼はこれによりいくつもの戦闘パターンを試行し、数少ない「生存の未来」を手繰り寄せてきました。 これだけ聞くと非常に使い勝手のいい能力に見えますが、発動条件や副作用などの詳細は不明。場合によっては、発動までにいくつもの手順をクリアする必要があるかもしれません。また、数え切れないほど戦闘を繰り返すため、強靭な精神力も必要になってくるでしょう。

【過去】アルがプリシラに仕える経緯

Re:ゼロから始める異世界生活 リゼロ プリシラ アルデバラン
© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

王選参加者であるプリシラの騎士を務めるアル。彼は騎士になる前、剣奴として戦いに明け暮れる日々を送っていました。 そんな中、ひょんなことからプリシラの騎士を選定する武闘大会へ参加することに。アルはプリシラの従者シュルトから「変人」と評価されますが、プリシラはそれを面白がり採用を決定。それ以降、アルはプリシラの騎士として長らく仕え続けることになります。 ただ、プリシラはアルを騎士ではなく、「雑用係」や「面白い道化」と考えている様子。対するアルの方も、ワガママなプリシラのお目付け役のつもりでそばにいるようです。変わり者同士の2人ですが、彼らは話が進むうちに深い絆を構築することになります。

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【声優】アルデバランを演じるのは関智一

関智一

アニメ版「リゼロ」では2人の声優がアルの声を担当しています。アニメ1期では藤原啓治が担当していたのですが、そののち病気療養に入り逝去。アニメ2期以降は関智一がアルを演じています。 関は1991年から声優活動を開始したベテラン声優で、『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュや『ドラえもん(テレビ朝日版第2期)』のスネ夫など、様々な人気キャラを担当。近年も『ゴールデンカムイ』や『ダンダダン』など、数々の話題作に出演しています。

謎多き男・アルデバラン!スバルとの戦いに注目

Re:ゼロから始める異世界生活 リゼロ

様々な謎を抱え、「リゼロ」ファンから熱い注目を浴びているアル。 アニメ版での活躍はもちろんですが、原作で繰り広げられるスバルとの戦いも要チェックです!自分なりの考察を立てながら、彼の動向を見守っていきましょう。