「リゼロ」魔女教・大罪司教とは?最狂メンバーの目的や能力を一覧で解説!
2024年10月からアニメ3期の放送が始まり、ますます注目を集めている『Re:ゼロから始める異世界生活』、通称「リゼロ」。 この記事では本作における最悪の敵、大罪司教のとんでもない強さやヤバすぎる性格について徹底解説!スバルたちの前に幾度となく立ちはだかる、魔女教の中心人物たちの気になる情報をしっかり紹介していきます。 ※この記事は「リゼロ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「リゼロ」魔女教・大罪司教とは何なのか?
魔女教の目的は嫉妬の魔女・サテラの復活(?)
魔女教は400年前に大罪を犯し封印された、嫉妬の魔女・サテラを信仰する組織です。幹部たちは「大罪司教(たいざいしきょう)」と呼ばれ、サテラに飲み込まれた魔女が背負っていた大罪の名を冠しています。 彼らは大罪司教たちを中心に各地で犯罪行為をおこない、世界各国から警戒されてきました。危険な行動を繰り返す魔女教の目的は「サテラの復活」とされていますが、実際にそれを目指しているのかは怪しいところ。 実は組織内にはサテラへの信仰心を持っていないどころか、彼女を憎んでいる者まで存在。サテラを崇拝する団体とは思えない、統一感のない思想がはびこっているのです。 また、魔女教は「福音書」と呼ばれる本を経典のように扱っています。こちらはある種の予言書となっており、突如資質のある者の前に現れ未来に関する啓示をおこなう様子。魔女教は福音書の内容を最優先にするため、サテラに仕えるというよりは福音書に仕える組織なのかもしれません。
福音書を作ったとされる魔女エキドナに生み出されたベアトリス。彼女も福音書を持っているようですが、魔女教のメンバーではないと思われます。
大罪司教とは?魔女因子を取り込んだ司教たち
大罪司教は魔女因子に適合した者たちで構成され、その因子を取り込むことで「権能」と呼ばれる魔法などとはまったく別の力を使用することができます。彼らはこの能力を駆使し、作中で様々な悪事を働いていました。 また、大罪司教には自らの利益のためだけに動く、利己的かつ残虐な人物が勢揃い。そのため互いに助け合うようなことはなく、一緒に行動したとしても協調することはありません。そのうえ、全員が「自分は正しい」と信じ込んでいるため、説得や交渉にもまったく応じないのです。 スバルたちはそんな恐ろしい戦闘力と狂気的な精神を併せ持つ、大罪司教たちに苦戦を強いられてしまいます。 ちなみに、そのクズっぷりは作者も認めており、彼らについて「単なるろくでなし」という辛辣なコメントを残していました。その一方で、個性豊かすぎるキャラクターが勢揃いしていることから、隠れファンも多数いるようです。
魔女教・大罪司教はなぜエミリアを付け狙うのか
実は魔女教が崇拝するサテラとエミリアには、いくつかの共通点が存在しています。彼女たちは同じ銀髪のロングヘア―をしており、そのうえ種族もハーフエルフ。作中に登場したサテラの姿もエミリアに似た雰囲気を纏っており、2人は同一人物ないしは非常に深い関係があると推測されています。 そのため怠惰の大罪司教ペテルギウスは、サテラを復活させるための「器」としてエミリアを狙っていました。また、強欲の大罪司教レグルスは福音書の予言を受け、エミリアを自身の「79番目の花嫁」にしようと画策します。 さらに、ペテルギウスに強い執着を見せる憤怒の大罪司教シリウスは、ペテルギウスが夢中になるサテラに似た彼女に強く嫉妬。初対面の時から強い憎悪を向け、エミリアの命を狙います。このように、エミリアは様々な理由により、多くの大罪司教たちからターゲットにされているのです。
大罪司教の現メンバーを一覧で紹介!
憤怒 | シリウス・ロマネコンティ |
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強欲 | レグルス・コルニアス |
怠惰 | ペテルギウス・ロマネコンティ |
暴食 | ライ・バテンカイトス |
色欲 | カペラ・エメラダ・ルグニカ |
嫉妬 | 存在しない? |
傲慢 | 空席 |
各大罪司教はそれぞれ「憤怒・強欲・怠惰・暴食・色欲・傲慢」の罪を割り振られています。 本来7つの大罪には「嫉妬」も含まれていますが、嫉妬の大罪司教はそもそも存在していないようです。また、「傲慢」については現在空席となっているため、誰がその権能を持っているのかを予想しました。 アニメ「リゼロ」3期で重要な役どころを担う彼らは、一体どんな人物なのでしょうか。ここからは各担当の権能・能力や人物像、スバルたちとどう関わるのかという観点からまとめていきます。
【憤怒担当】シリウス・ロマネコンティ
魔女因子・権能 | 憤怒・洗魂(感情や感覚の共有化) |
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声優 | 安済知佳 |
憤怒を司る大罪司教、シリウス・ロマネコンティ。左目と髪の一部だけを露出させ、それ以外の部分を包帯で覆っている何とも奇妙な出で立ちをした女性です。 彼女の権能は他者の感覚と感情を共有化し、大衆の意思を思うままに洗脳できる能力になっています。他者の意思をもてあそぶことから「劇場型悪意」と言われているこの権能。シリウスは権能を抜いた純粋な戦闘力では、大罪司教の中で一番の実力者です。 また、彼女はペテルギウスのラストネームである「ロマネコンティ」と勝手に名乗るほど思い込みの強いストーカーで、ペテルギウスの「嫁」と自称しています。しかしペテルギウスは、彼女のことを特になんとも思っていません。穏やかな話し方とは裏腹に歪んだ価値観を持ち、意思の疎通は不可能です。 ペテルギウス至上主義なので、司教にもかかわらず嫉妬の魔女・サテラを憎んでいて、姿が似ているエミリアにも敵意をむき出しにします。
【強欲担当】レグルス・コルニアス
魔女因子・権能 | 強欲・獅子の心臓(自分自身やふれたものの時間を止める) 小さな王(他者の心臓に自身の擬似心臓を寄生させる) |
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声優 | 石田彰 |
強欲を司る大罪司教、レグルス・コルニアス。真っ白な髪に真っ白な服、身体つきも中肉中背という特徴の少ない見た目をしています。しかし、その地味なルックスに反し、彼は「大罪司教の中で最強」と言われている超危険人物です。 強欲の能力は強力で「獅子の心臓」は自分や触れたものの時間を止め、「小さな王」は他人に擬似心臓を寄生させることができます。そのため自分の心臓が止まってしまう欠点も補っていて、もはや無敵状態。作中最強とされるラインハルトの攻撃でさえ決定打にかける強者っぷりをみせます。 レグルスは自称、平和主義者です。しかし実際は承認欲求がかなり強く相手の言動が自分の意と違うものなら、難癖をつけて相手を殺そうとします。簡単な表現をすると“わがままなかまってちゃん”といったところでしょうか。 レグルスは最終的にスバルやラインハルト、エミリアによって倒されます。レグルスの権能を取り込んだスバルは、どれだけ強くなったのか気になりますね。
【暴食担当】ライ・バテンカイトス
『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) July 8, 2020
新キャラクター公開
ライ・バテンカイトス CV:河西健吾
魔女教の大罪司教の暴食担当。#rezero #リゼロ pic.twitter.com/XzjANWPsYs
魔女因子・権能 | 暴食・食事(対象の名前や記憶を捕食する) 蝕(食事により得たものを自身に適用する) |
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声優 | 河西健吾 |
暴食を司る大罪司教、ライ・バテンカイトス。ブラウンの長髪が特徴的な少年で、恐ろしく瘦せ細った身体をしています。彼が使う権能は、名前を食べたり記憶を食べたりして能力を発揮する「食事」と、奪い取った記憶で自らを強化する「蝕」という能力。 ライは3人兄弟の人格が混在しており、ライ・バテンカイトスの人格は「美食家」、ロイ・アルファドは「悪食」、ルイ・アルネブは「飽食」と呼ばれています。 食に対する異常な価値観を持ち、常にハイテンションで行動するライ。3兄弟の目的は“幸せになること”です。自分たちでは得られなかった経験や知識を記憶から奪い、当然のように自分たちの物とします。他者がどうなろうと自分たちには関係なく、身勝手さが目立つキャラクターです。 ライはアニメ2期のスタート時に登場しレムの名前と記憶を食べ、昏睡状態に陥らせた張本人。そのためスバルからは憎まれています。レムはみんなの記憶から消され、姉のラムですらレムの存在を忘れてしまったのです。
【色欲担当】カペラ・エメラダ・ルグニカ
魔女因子・権能 | 色欲・変異、変貌(自身や他者を好きな姿に変えられる) |
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声優 | 悠木碧 |
色欲を司る大罪司教、カペラ・エメルダ・ルグニカ。金色の髪が特徴的な少女の姿をしていますが、自身や他者の姿を変化させる能力を持っているため本来の姿が別にある可能性もあります。 彼女が持つ変異・変貌の権能は再現性が高く、見た目だけでなく変身後の姿の特性までも再現可能です。カペラは数十年前に亡くなったルグニカ王国の王女の名を語っていますが、なぜかはまだ判明していません。 非常に頭がよく洞察能力にも優れていて、相手の表情から好みの姿を作り出せます。自分の価値を高めるため姿を変え、他者の尊厳を踏みにじることを楽しみとするエゴイストです。 他者を徹底的に見下したいだけの「大罪司教の中で1番のクズ」と作者から称されているカペラ。スバルからも「生理的に無理な存在」と言われるなど、クズさが際立ちます。カペラはまだアニメでは登場していないので、今後の活躍に期待しましょう。
【怠惰担当】ペテルギウス・ロマネコンティ
魔女因子・権能 | 怠惰・見えざる手(目に見えない魔手を操作できる) |
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声優 | 松岡禎丞 |
怠惰を司る大罪司教、ペテルギウス・ロマネコンティ。オカッパ頭にギョロッとした目が特徴的な、見るからに「危険」とわかる恐ろしい人物です。 彼は怠惰の権能・見えざる手を使い攻撃してくる邪精霊。「指先」と呼ばれる部下に憑依することができ、使っている肉体がダメになれば憑依して意識を移動できるので400年以上存在し続けています。 嫉妬の魔女・サテラの寵愛にむくいることを至上の喜びとし、サテラを復活させるため「勤勉」な態度で任務につとめています。話し方に特徴があり奇抜な体勢で話すことが多く、見た目は痩せすぎで不気味。しかしコアなファンにとっては“キモかわいい”ようですね。 ペテルギウスはアニメ1期の中で最強の敵としてスバルの前に立ちはだかりましたが、死闘の末にスバルに撃破されています。ペテルギウスが持っていた権能はスバルが取り込みました。
アニメ2期で判明したペテルギウス・ロマネコンティの過去
サテラを妄信する狂信者として描かれていたペテルギウスですが、アニメ2期において衝撃の事実が発覚。なんと彼は100年ほど前にはジュースという愛称で親しまれる好青年で、エミリアの叔母にあたるフォルトナと深い親交があったと判明したのです。 当時のペテルギウスは性格も穏やかで、魔女教では穏健派に属していました。しかし、過激派の一部からフォルトナたちを守るため、「怠惰」の魔女因子を取り込み反撃を試みることに。 ペテルギウスは必死の抵抗を見せますが、敵の策略によりフォルトナを自らの手で殺害してしまいます。彼の精神はこの事件をきっかけに、完全に「壊れて」しまうのでした。
嫉妬の大罪司教は存在しない?
7つの大罪をモチーフとしている大罪司教ですが、前述したように「嫉妬」の大罪司教は存在しないものと思われます。 魔女教はそもそも嫉妬の魔女サテラを崇拝している組織です。そんな彼らが「嫉妬」の座を特別視し、その名を用いた大罪司教を用意しないのはごく自然な判断と言えるでしょう。場合によっては今後「嫉妬の大罪司教」が登場する展開もあるかもしれませんが、その可能性はかなり低そうです。
空席の傲慢は誰なのか予想!スバル説を検証
傲慢担当も現在空席となっています。しかしスバルには「死に戻り」の能力があり、通常の魔法と違う理屈の能力なので傲慢の権能によるものではないかと考えられます。 逆に権能でないなら、なぜスバルは「死に戻り」ができるのか謎が深まるところです。よくある異世界召喚特権の線も考えられますが、傲慢の権能としたほうがしっくりくるでしょう。 さらにスバルは倒した大罪司教の権能も取り込める、魔女因子に適合できるということになります。だとすれば、スバルが初めから傲慢の権能を持っていたとしても、不思議ではないですね。 憶測の域を出ませんが、“傲慢はスバル”と予想している人が多くいるのは確かです。
大罪司教と七大魔女の関係性は?
同じ大罪の名を冠する、大罪司教と七大魔女。その関係性は現状明らかになっていないものの、彼らにはある共通点が存在します。大罪司教に選ばれるには「魔女因子への適合」が必要となるのですが、実は七大魔女も「魔女因子に適合」した人物で構成されているのです。 つまり、大罪司教と七大魔女は本質的には「ほとんど同じような存在」ということ。ただ、適合の条件は不透明な部分が多いため、メンバーたちにどんな共通点があるのかは明言できません。 一部では「大罪と逆の性格の持ち主が因子に適合するのでは」と推測されるなど、司教と魔女の精神性に似通った部分があると主張する意見も出ているようです。ペテルギウス以外の大罪司教は代替わりをしているため、過去メンバーの詳細がわかれば、そのあたりもはっきりするかもしれません。
大罪司教のメンバーが活躍する「リゼロ」3期!残り2つの大罪担当は誰なのか?
アニメ3期では大罪司教たちが大活躍しそうですね!ペテルギウスはすでにスバルが倒してしまいましたが、あのしぶとさを考えると、本当に消滅したのか不安になります。 他の大罪司教も登場し始めるので、どんな展開になるのか楽しみです。まだまだ謎も多く確定していない権能の持ち主も、気になるところ。 エミリアの王選はどうなるのか、レムはいつ目を覚ますのかなど注目すべきところが盛りだくさんなアニメ「リゼロ」3期は2024年10月より放送開始しました。スバルたちの今後の活躍から目が離せません!