【リゼロ】レグルスは死亡するのか?最強の権能を持つクズキャラはエミリアと結婚してしまうのか
『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する『強欲』レグルス・コルニアスは、圧倒的な力を持つ大罪司教の1人。華奢な身体と白髪が目を引くものの、特にインパクトのない平凡な見た目をした人物ですが、無敵と称されるほどの実力者です。 第5章で描かれる水門都市プリステラでの戦いで重要な鍵を握るレグルスについて、この記事ではその権能や強さ、スバルたちとの戦いの結末について詳しく紹介します。 ※この記事は「リゼロ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
【リゼロ】レグルス・コルニアスは強欲の大罪司教
魔女因子 | 強欲 |
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権能 | 獅子の心臓・小さな王 |
年齢 | 百数十歳以上 |
名前の由来 | しし座α星レグルス |
嫁の数 | 53人 |
魔女教における、強欲を司る大罪司教レグルス・コルニアス。真っ白な髪と真っ白な服が特徴的ですが、背格好は中肉中背で全体的に凡庸なルックスをしています。 そんな彼が初登場を果たしたのは原作3章のラスト、アニメでは第2期26話のエピソードです。白鯨討伐後、スバルが魔女教との戦いを終えた頃、レムとクルシュは王都へ向かっていました。そこに、レグルスが暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスと共に登場します。 彼はそこでうっすらと笑みを浮かべながら、なんと1歩も動かずに竜車や地竜を倒してしまったのです。当然レムたちは反撃を試みますが、まったく歯が立ちません。それどころか「戦乙女」と称される、あのクルシュの右腕が落とされる凄惨な事態に発展。初登場時からとんでもない強さを見せつけるのでした。
【性格】無欲な平和主義は自称?レグルスのクズっぷり
レグルスは「無欲な平和主義者」を自称し、自身を「無欲」であり「満ち足りた存在」であると語っています。しかし、スバル曰くその実態は「承認欲求と自己顕示欲の権化」。高潔な人物に見える顔はあくまで表面的なものにすぎず、その裏には利己的な本性を隠し持っているのです。 そんな彼が口癖のように発するのが「権利」という言葉。無欲を自称するレグルスにとって、万人に与えられる「権利」は唯一保持出来るささやかな財産なのです。そのため、彼は自身の権利を絶対視しており、何人たりとも侵害してはならないともっともらしい主張を展開します。 しかし、これは自身のワガママを通すための方便でしかありません。彼はこの権利を盾に「自分の邪魔をしてはならない」と自らの要求を通そうとする、ただただ独善的で身勝手なクズでしかないのです。 その上、レグルスは自己の優位性を誇示するために、常に他人と比べることを必要とします。そのくせ他人からの評価はどんなものであれ一切受け入れません。歪んだ自己愛と幼稚な精神性を持ち、自分の価値観を周りに強要する“強欲”な性格をしていると言えます。 ちなみに、このクズっぷりには作者自身もかなり厳しい評価を突き付けていました。気になる方はこちらの見出しをチェックしてみてください。
レグルスは結婚している?嫁に求める衝撃の条件
レグルスは周囲に自身の優位性を示すため、これまで100人以上の花嫁を娶ってきました。彼にとって妻たちは自分を高等な人間に見せるための飾りでしかありません。そのため、花嫁の条件は「容姿が美しいこと」と「処女であること」の2点のみ。 レグルス自身も「観賞用」として彼女たちを扱っているため、その内面にはまったく興味を持っていないようです。それゆえ、彼が妻を心から愛するということは絶対になく、気に食わないことがあればすぐに処分してしまいます。 また、気に入った女性を娶る手段は強引そのもの。相手の意思などは一切関係なく、ときには家族や友人を殺して無理矢理さらってしまうことも。作中でもエミリアを誘拐し、結婚式を強行しようとしていました。
【強さ】レグルスを最強たらしめる権能を解説
「獅子の心臓」
レグルスの1つ目の権能「獅子の心臓」は、自分自身や触れたものの時間を止める「時間停止」の能力です。彼が普通の人間でありながら百数十歳まで生きているのも、この力が大きく影響しているものと思われます。 こちらの能力で時間を止めたものは物理世界から切り離された存在となり、あらゆる物理法則を無視して動くことが可能。この状態となった対象物は、あらゆる攻撃を受け付けず、同時に防御不可能な攻撃を繰り出す手段にもなるのです。 まさに別次元の強さを誇る、攻防一体となった無敵の権能ですが、発動中は行使者の心臓が止まるという弱点があります。心臓の時間だけは止めることが出来ないため、数秒程度しか持続することが出来ません。
「小さな王」
「獅子の心臓」の弱点を補うのが、もう1つの権能「小さな王」です。レグルスが指定した人物に、自身の心臓を重ねることが出来る力で、「獅子の心臓」による心停止のデメリットを打ち消しています。 指定条件は不明ですが、複数人に擬似心臓を持たせることが可能で、作中ではエミリアや複数の妻に使っていました。替わりの心臓がいくつもある状態になるため、彼は「獅子の心臓」を無制限に使えるようになるのです。 擬似心臓を持たされているであろう妻の心臓を全て止めれば「小さな王」を封じることは出来ますが、人道的に考えてそれを実行するのはほぼ不可能となっています。
権能なしならスバルよりも弱い?
非常に強力な権能を持つレグルスですが、素の戦闘技術や身体能力は素人そのもの。また、自己顕示欲やプライドの高さから戦略的撤退が出来ないなど、知略面でも優れたポイントが見つかりません。権能なしの戦いであれば、スバルにすら敗北してしまうでしょう。 レグルスはチート級の能力を持っているがゆえに努力を怠り、戦い方も権能に頼り切りの真っ向勝負しか出来ません。一見すると最強レベルの強さに見える彼ですが、権能を攻略されると何も出来なくなる隙だらけの存在でもあるのです。
【最後】レグルスは死亡する?プリステラでの戦いの行方
エミリアとの結婚式に乱入されるレグルス
他の大罪司教と共に水門都市プリステラを襲撃したレグルス。彼は憤怒の大罪司教シリウスがエミリアを殺そうとするところに割って入り、彼女を自身の花嫁にすべく誘拐してしまいます。どうやら彼は魔女教が信奉する福音書に記された内容に従い、エミリアを娶ろうと決めた様子。 そののち、プリステラの制御塔を占拠した魔女教とスバルたちの全面対決がスタート。レグルスの前にスバルと剣聖ラインハルトが登場し、激戦の火ぶたが切って落とされます。ラインハルトがレグルスと一騎打ちを繰り広げる中、スバルたちは様々な角度からレグルスが持つ権能の正体を探り始めました。 しかし、多種多様な方法で攻撃するもまったくダメージが通らず、そのうえレグルスの反撃によりラインハルトは遥か上空へ吹き飛ばされることに。窮地に立たされたスバルですが、彼はレグルスの権能を看破し始めているようでした。
スバルが導き出したレグルスの倒し方
スバルはレグルスが「小さな王」と呼ばれていること、大罪司教の名前が「星の名にちなんでいる」ことをヒントに権能の秘密に近付いていきます。そしてついに、戦いの中でその能力の詳細を看破!レグルスの無敵状態が「時間停止」に由来するものだと勘付いたのです。 その一方で、エミリアはレグルスの花嫁に擬似心臓が寄生していることを見抜き、全員を氷漬けにして全ての心臓を仮死状態にします。さらに、自身の中に宿っていた擬似心臓をスバルの「インビジブル・プロヴィデンス」により破壊させることにも成功。 これによりレグルスの「小さな王」は無力化され、「獅子の心臓」のデメリットをカバーできない状態に。さらに、遥か彼方へ吹き飛ばされたラインハルトが舞い戻り、レグルスへ強烈な一撃をお見舞いします。 彼は上空へ打ち上げられ、そのまま地表へと落下し地中深くまで埋没。「獅子の心臓」を発動し生き永らえるも、すぐに解除せねばならず途轍もない苦痛を味わうことになります。最後は穴に流入した水に飲まれ、何とも無惨な最期を迎えるのでした。
レグルスの最後の叫び
死の間際、レグルスは走馬灯のように自身をバカにした人物たちを思い出します。そこには、長年非番になっている「79番」の花嫁になるはずだった、ハーフエルフのフォルトナが含まれていました。レグルスはそこで悲痛な叫び声をあげます。 当時フォルトナの近くにいた子供が、エミリアだったと気付いたのです。彼はかつてフォルトナを気に入るも求婚を拒絶されており、彼女が死亡した事件にも深く関わっていました。レグルスはエミリアがフォルトナの仇にあたる自身の死を喜ぶはず、死後も自分をバカにし続けるはずだと嘆きます。 ところがエミリアは初対面ではない気がしながらも、最後まで彼が誰だったのかは思い出せませんでした。彼女の心に、レグルスは何一つ残せていなかったのです。憐れみを誰より嫌うレグルスは、誰よりも憐れに死んでいくのでした。
レグルス打倒後、『強欲』の魔女因子を担ったのは……?
レグルスの魔女因子はベテルギウス同様、スバルに入りました。スバルは「小さな王」を「コル・レオニス」と命名。第6章からこの力を使っています。 この力により、スバルは「仲間の位置を把握する」ことと「仲間の不調や怪我を請け負う」ことが出来るように。第6章の戦闘で早速スバルの助けとなっていました。
【活躍】クズだけじゃない?レグルスの意外な過去
故郷の国を自ら滅ぼす
大罪司教になる前のレグルスは、一般的な家で生まれ育ったごく普通の青年でした。周囲から見れば家族から愛を注がれる幸せな子供でしたが、レグルスは生まれながらに歪んだ感性を持っていたため、その愛情にすら「バカにされている」と感じていた様子。 そののち、彼は魔女因子に適合し、その権能により家族を殺害してしまいます。さらに、「影でバカにしていたに違いない」という被害妄想から村人たちも殺し、この村を統治していた国まで崩壊させてしまったのです。
エリオール大森林でのフォルトナ殺害に関与
レグルスは100年ほど前、虚飾の魔女パンドラと共にエリオール大森林を襲撃。この森に住むフォルトナや、彼女と親交のあった魔女教司教ジュースと激突することになります。ジュースは「怠惰の魔女因子」を取り込み猛攻を仕掛けますが、「獅子の心臓」を持つレグルスにはまったくダメージが通りません。 ジュースは見るも無残にいたぶられ、死の淵に立たされてしまいます。さらに、そこへフォルトナが加勢するも状況は変わらず、彼女まで窮地へ追い詰められることに。圧倒的な力で勝利をもぎ取ろうとするレグルスですが、ここでパンドラが戦いに介入します。 なんと彼女は「事象を好きに書き換えられる」権能を使い、レグルスを強制的に戦線離脱させてしまったのです。彼はこの後の戦いに関わることはありませんでしたが、パンドラの権能によりフォルトナはその命を奪われてしまうのでした。
レグルスへのリゼロ作者評を紹介【ノミ以下のクズ?】
43話「平家星の笑った日」本日より放送????
— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) February 2, 2021
幼エミリアたちの前に現れたレグルス。
そして現れたもうひとりは……
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????あらすじ https://t.co/j7xoprH7rX
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無敵な権能を持つレグルスですが、彼自身は精神的な歪みと幼稚さが目立つ人物です。作者の長月達平からも「リゼロ」登場キャラの中で「最も小物なキャラ」と評されています。 SNS上ではレグルスのことを「獅子の心臓」ではなく「ノミの心臓」だと揶揄したファンの発言に対し、作者自身が「ノミに失礼だろ!」と返信。作者公認でノミ以下のクズキャラという扱いを受けています。 またアニメ26話でレグルスが初登場した際も、作者は「きゃあああああああ!!レグルスさあああああん!!もう黙ってえええ!!」と発言。無敵級の権能とは対照的に、ネタキャラ的な扱いをされることもしばしばです。 登場時の圧倒的な強キャラオーラから一転、こんな扱いを受けているところも彼の魅力と言えるかもしれません。
【リゼロ】レグルスの声優を務めるのは石田彰!
アニメでレグルス役を演じているのは石田彰(いしだあきら)です。彼の独特な声は「石田ボイス」として知られているほどで、黒幕キャラやミステリアスなキャラを得意とするベテラン声優の1人。 『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルと聞けば、その声を思い出す人が多いのではないでしょうか。 レグルスは長ったらしいセリフ回しの多いキャラです。アニメ26話やエミリアの回想シーンでも少し登場していますが、レグルスの本格的な見せ場はやはり水門都市プリステラでの戦いです。アニメ3期ではこの章が中心に描かれるため、その活躍ぶりに注目していきましょう。
【リゼロ】レグルスのクズっぷりに開いた口が塞がらない……
大罪司教『強欲』担当レグルス・コルニアスについて紹介しました。初登場シーンで読者や視聴者を絶望させるほどの力を見せつけたレグルスは、第5章でスバルと直接対決をします。 登場シーンが増えれば増えるほど、その強さだけでなく、内面の“ヤバさ”も見えてくるレグルス。原作では既に倒されてしまいましたが、アニメでの活躍も楽しみなキャラクターです。