2017年12月2日更新

悪魔の本領をついに発揮!デミウルゴスが2期で大活躍【オーバーロード人気キャラ祭】

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オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上

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デミウルゴス、ナザリック最高の知将がいよいよその本性を露わに!

『オーバーロード』は、突然リアルに転移したRPGゲームの世界を舞台に、主人公アインズとその下僕たちが活躍する物語です。アインズはもともとリアルでは風采の上がらないサラリーマンでしたが、ゲームの世界では圧倒的な魔法力を操る支配者として君臨しています。 今回ご紹介するデミウルゴスは、アインズのプレーヤー仲間がゲーム中に設定したNPC(ノンプレーヤーズキャラクター)のひとり。彼らが拠点としている地下迷宮、ナザリック大墳墓の第七階層を守る階層守護者という役割が与えられています。 デミウルゴスの戦闘能力は他の守護者たちに比べてやや劣ると言われています。けれど知性と謀略の能力はまさにピカイチ。そしてアニメ第2期では、その本領を発揮します。新たな活躍から目が離せそうにないデミウルゴスの魅力に、スポットを当ててみましょう。

階層守護者随一の切れ者は「デミウルゴス牧場」まで巧みに運営

原作の書籍で紹介されているキャラクター設定によれば、デミウルゴスの属性は「極悪」。種族は小悪魔(インプ)となりますが、人間モードでの服装も含めてルックスやふるまい、怒った時の弾け具合などにはインテリヤクザな雰囲気が感じられます。 単純な戦闘力では、階層守護者の中でもかなり控えめ。一方で「支配の呪言」という能力で人の精神を支配することができます。彼の穏やかな言葉遣いを甘くみてはいけません。基本的には人間を破滅に追いやることを至上の喜びとしている、極悪な悪魔。醜悪な蛙顔こそが、その本性なのです。 そして、デミウルゴスの最大のセールスポイントは、ナザリック最高峰と言われる知能。羊を飼育している「デミウルゴス牧場」をはじめ、ナザリックの資材調達や捕虜の処遇といった内政にも深く関わっています。実務と謀略に関しては、任せて安心。ファンの間では「デミウルゴスおまかせコースで」というフレーズが定着しているそうです。

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アインズ伝説を生み出す、階層守護者随一の忠臣

その優れた知能から、時にアインズのことを軽んじていると思われがちなデミウルゴスですが、実際には階層守護者たちの中でも1、2を争う強い忠誠心の持ち主です。 アインズを危険にさらす相手に対しては、普段の冷静さからは想像がつかないほど激しく怒りまくります。守護者統括のアルベドに対しても、食ってかかるほどでした。 なにしろデミウルゴスは、アインズをとても尊敬しているのです。支配者たる彼がとても頭がよく、その深謀遠慮には自分程度では太刀打ちできないと思い込んでいます。アインズの行動がカリスマ性を持って守護者達から支持されるのは、デミウルゴスが前向きに勘違いしてくれるおかげなのです。

実は階層守護者随一の「うっかりさん」が話を盛り上げる

そしてデミウルゴス最大の思い込みが、ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の野望「世界征服」へとつながっていきます。アニメ第1期第2話の終盤、アインズが空から宝石箱のように美しい大地を見下ろしてつぶやいたひと言、「世界征服なんて、面白いかもしれないな」が発端でした。 アインズのつぶやきは、明晰なデミウルゴスの脳内では「世界を手にいれよ」という至上命令に変換されます。敬愛する支配者の支配者らしい望みに歓喜したデミウルゴスは、他の階層守護者たちに号令を下すのでした。世界を手に入れよう、と。 ある意味、最強うっかりキャラの壮大な思い込みから大転換を遂げることになった『オーバーロード』の物語は、アニメ第2期でもさらに前向きなデミウルゴスの深読みによって劇的な展開を見せることになるのです。

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アインズお得意の名台詞「説明してあげなさい」は効果抜群

それほど優秀なデミウルゴスは、アインズにとって実は非常にプレッシャーを感じる存在です。階層守護者たちの尊敬と信頼を保つために日夜「どうふるまうべきか」と悩むアインズは、自分の考えがデミウルゴスのお眼鏡に叶うものかどうかを常に気にしています。 威厳を損なわないようにデミウルゴスの考えをうまく聞き出す方法はないものか、と考えたアインズが編み出した高等テクニックが「デミウルゴスよ、皆に私の考えを説明してあげなさい」というフレーズです。 イメージ的にはダメ教師と優等生の関係に似ているかもしれません。実はまったく正解が見えていないアインズ先生がいかにも答えを知っているフリをしながら、自分に代わって優等生デミウルゴスに答えさせる、の図です。このズレた掛け合い漫才もまた、本作の面白さのひとつです。

複雑なキャラクターを巧みに演じる声優・加藤将之

時に知的で時に野蛮なデミウルゴスの複雑な性格を巧みに表現し分けているのが、声優の加藤将之。無類の陸上スポーツ好きでマラソンに参加するために声優になった、という変わった経歴の持ち主は、30歳という比較的遅めの声優デビューを果たしています。 頼られるアニキ的な役柄が多いと言われる加藤将之ですが、中長距離のマラソンが大好きな彼は非常にがっちりと引き締まった体つきなのだそう。そのあたりは、細マッチョとして知られるデミウルゴスとシンクロする部分かもしれません。

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王国を蹂躙しまくるデミウルゴスの極悪ドSパワーを見逃すな!

2018年1月スタートの『オーバーロードⅡ』に関して、アニメ第1期に続いて監督を務める伊藤尚往がコメントしています。第2期はやはり原作の第4巻「蜥蜴人の勇者」と第5、6巻に分かれる「王国の漢たち 上・下」のエピソードがアニメ化されるそうです。 「王国の漢たち」では、リ・エスティーゼ王国での大事件を巡って執事頭のセバス・チャンとデミウルゴスが大活躍。性格的には正反対で意見も対立しがちなこのふたりが、新しい魅力をそれぞれに発揮して物語を盛り上げてくれます。 アインズの叡智を思い切り過大評価しているデミウルゴスの思い込みは、ますます加速。さらに彼の極悪ドSパワーが炸裂するアニメ第2期は、第1期を凌ぐ圧倒的なスケール感と蹂躙感で楽しませてくれそうです。