2018年6月18日更新

アニメ『四畳半神話大系』の個性的すぎる全キャラクターを紹介!

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四畳半神話大系

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アニメ『四畳半神話大系』の個性的すぎるキャラクターたち

森見登美彦による同名の小説を原作とするアニメ『四畳半神話大系』は、フジテレビのノイタミナ枠で2010年に放送されました。2017年に公開されたアニメ映画『夜は短し恋せよ乙女』も記憶に新しい、森見登美彦作品の中で初めてアニメ化されたのが本作です。 京都大学に通う3回生の「私」は、サークル活動によって、自身の大学生活を華やかで有意義なものに変えようと、1回生のころから奮闘してきました。ある時は、テニスサークル「キューピッド」、またある時は、映画サークル「みそぎ」と、自信が思い描くバラ色のキャンパスライフを、それぞれのサークルで追い求める毎日。 しかし、どのサークルに入っても、私を全力でダメにしてみせると豪語する、不気味な風貌の男・小津に出会ってしまい、結局これまでとまったく変わらない不毛な時間に貴重な青春を消費されていくのでした。 主人公を取り巻く奇妙だけどどこか愛おしいキャラクターたちは本作の最大の魅力といっても過言ではありません!本記事ではそんなキャラクターたちとその声優を紹介します。

さまざまなサークルに入っては不毛な時間を送る・私【声優:浅沼晋太郎】

本作の主人公であり、ものがたりの語り役でもある「私」。京都大学に浪人して入学し、農学部に所属する3回生です。人付き合いが苦手で何事にも積極性が欠けるため、せっかくのキャンパスライフも地味で冴えないものになってしまっている私。サークルに入り、何とか無味乾燥な大学生活を輝かせようとしますが、結局は変わらずつまらない日々をやり過ごしてしまいます。 サークル活動を通し、小津という男と出会い、大きな衝撃と影響を受けます。小津の性格にだんだん似てきてしまい、さらにひねくれ者になってしまった私は、サークルでも孤立してしまうのでした。また、1回生の時に、想いを寄せていた女性にあっさり振られてしまったことがトラウマになっているようです。

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私と黒い運命の糸で結ばれている悪友・小津【声優:吉野裕行】

小津は、主人公の私の悪友でありライバルでもある存在です。周りの人たちから妖怪に例えられるような見た目をしていて、偏食がひどく、そのせいかいつも顔色が優れません(画像二枚目)。私と同級生で工学部に所属していますが、専門分野がすべて苦手で嫌いという落ちこぼれ学生。ひねくれ者で人の不幸が大好きという困った性格の持ち主でもあります。 しかし小津は、私とは対照的に、社交的で要領の良い一面があり、大学内のみならず京都中に幅広い交友関係を持っています。大学内でもたくさんのサークルに所属しているため、私がどのサークルに入っても、結局は小津と出会ってしまうのです。

クールでブレないマドンナ・明石さん【声優:坂本真綾】

黒髪ボブが特徴のクールな美少女で、本作のヒロイン。私の1学年下の後輩で、小津と同じ工学部に所属しています。ズバズバとものを言う勝気な性格ですが、蛾だけは大の苦手。遭遇しようものなら大きな悲鳴をあげて激しく動揺してしまいます。 クールな性格の明石さんですが、お気に入りのぬいぐるみ「もちぐま」をとても大切にしています。おもちのように柔らかい感触なので、もちぐまというのです。五個セットで購入したものをいつもカバンに下げていましたが、いつの間にかひとつ無くしてしまったようです。 私がどのサークルに入っても、明石さんだけはいつも変わらない態度で接してくれます。我が道を行く、ブレない彼女に私も絶大な信頼を持ち、次第に私は女性としても好意を持ち始めます。

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美人だが酒癖の悪い歯科衛生士・羽貫涼子【声優:甲斐田裕子】

凛とした雰囲気からは創造もできないほど酒癖が悪いという残念な美女・羽貫涼子(画像右)。彼女は、歯科衛生士で、勤めている窪塚歯科医院の医師・窪塚からしつこく言い寄られて困っています。私が師匠と慕う樋口と仲が良く、事あるごとに面倒を見るなど、甲斐甲斐しく世話を焼いています。 羽貫涼子は、小津や城ヶ崎とも仲が良く、一緒に酒を飲むこともよくあるようです。小津の話によると、泥酔すると我を忘れ、一緒に飲んでいる人の顔を舐めるクセがあるんだとか。私も一度その被害に合い、とっさにトイレに避難したほどでした。

神であり、師匠である男・樋口【声優:藤原啓治】

主人公の私が住んでいる部屋の上の210号室に住んでいる男・樋口。私は、樋口のことを師匠と呼び慕っています。穏やかな笑顔を常に湛えていて、大きくしゃくれたアゴとボサボサの髪が特徴。大学では留年を繰り返し、すでに8回生になっています。私や小津から師匠と慕われているだけあって、実際に弟子を取っており、彼らから貢がれたもので生活しているというのだから驚きです。 本作では、樋口はある時には自分を下鴨神社の神であると名乗り、またある時は、大学構内でチラシを配って自分の弟子を募集しています。その上図書館から借りた本をいつまでも返さないでいるので、図書館警察に常に目を付けられている始末。そんな樋口のことを守るのも、弟子である私と小津の役目なのでした。

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樋口と因縁の戦いを繰り広げる・城ヶ崎マサキ【声優: 諏訪部順一】

樋口と因縁の仲である城ヶ崎マサキは、親友でもありライバルでもある存在で、樋口と5年にわたり自虐的代理代理戦争という謎の戦いを繰り広げています(画像一番右)。原作とアニメ版では、城ヶ崎のキャラクター設定は異なり、アニメでは、樋口と同じく大学8回生で、潔癖症のため女性が苦手であり、そのためラブドールの香織さんのことだけを愛しています。 そんな城ヶ崎は、映画サークル「みそぎ」の部長を務めています。短髪で長身、趣味のトレーニングで鍛え上げられた肉体をしている爽やか系のイケメン。女子学生の間でも人気があり、サークル内ではカリスマ性を発揮しています。しかしその実態は、潔癖症でマザコン、ラブドールと甘い生活を送っているという残念すぎるもの。 本作の第2話で私が作った映像作品により、城ヶ崎先輩の素顔は暴かれてしまうことに……。

城ヶ崎が溺愛しているラブドール・香織さん

城ヶ崎マサキが大切にしているラブドールの香織さん。潔癖症であるため女性に触れることができない城ヶ崎が唯一愛せる存在です。超高級ラブドールだけあって、まるで人間の女性のような気品あふれる存在感と美しさを湛えています。 城ヶ崎は、香織さんのことを心配するあまり、私に彼女のボディガードを依頼したことがあります。その際に私に渡されたのは、自作の香織接待マニュアルなるもの。香織さんにはお気に入りのお菓子や飲み物があり、城ヶ崎と同じように映画が大好きなようです。

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学生以外にも裏の顔を複数持つ・相島【声優:佐藤せつじ】

相島は、映画サークル「みそぎ」の副会長を務めている学生で、陰湿な性格をしている人物です(画像三枚目)。主人公の私が同じサークルになった時にはしつこくいじめたり、地下組織に属しているという裏の顔があったりします。相島が属している地下組織の「福猫飯店」では店長を務めており、図書館警察の長官でもあるのです。 相島は密かに明石さんに想いを寄せていて、彼女の気を引くために、城ヶ崎を陥れようとします。城ヶ崎が大切にしているラブドールの香織さんを誘拐する計画を立てる相島。しかし、かわいがっていた小津に裏切られ失脚、福猫飯店の店長の座も奪われてしまいます。

私の理想の女性を地で行く黒髪の乙女・小日向さん

主人公の私の理想の女性であり、長い黒髪が印象的な小日向さん。ソフトボールサークル「ほんわか」で彼女に出会った私は、一目惚れをしてしまいました。このサークルは、健康食品会社「ほんわか」の組織化にあり、小日向さんはそこの一人娘で、会社の広報活動も担当しています。 私は大学1回生の時に小日向さんに告白したものの、あっさりと振られてしまい、そのことを後々にまで引きずっています。それもそのはず、実は彼女は、私の悪友の小津と付き合っていたのです。天邪鬼な性格の小津ですが、彼女のことをとても大切にしていて、交際は順調に続いているようです。 私の理想の女性像にピッタリな黒髪の乙女であるということはわかっていますが、アニメでは小日向さんの顔は、演出により映し出されていません。

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迷い悩む私をさらに惑わせる占い師・老婆【声優:真山亜子】

占い師の老婆は、木屋町を拠点に活動し、いつも私に意味深な言葉を投げかけては占いを行います。当然、その占いは料金制なのですが、最初は千円とお手頃価格であったものの、回を重ねるごとに値上がりしていくというシステム。老婆の言葉をつい鵜呑みにしてしまう私も、値上がりに関しては、納得がいかないようです。