斧乃木余接、影縫の使い魔?のボクっ娘を徹底解説
斧乃木余接(おののきよつぎ)とは西尾維新原作の小説及びアニメーション作品「物語」シリーズに登場するキャラクターの1人です。陰陽師・影縫余弦に付き従う憑藻神であり、忍は使い魔や式神のようなものだと表現しています。付き従っている影縫はお姉ちゃん、暦のことは鬼のお兄ちゃんと呼んでいましたが、そのうちに鬼いちゃん、と呼ぶように。 棒読みのような抑揚のない喋り方をするのが特徴で一人称は「僕」。登場時は何かを喋った後に「僕は決め顔でそう言った」というのが口癖でした。しかし、怪異ゆえに人の影響を受けやすく登場する度に誰かの影響を受けており、一時は喋る度に「いえーい」と言いながらピースするのが癖となったことも。
ドレス姿の僕っ娘!余接がかわいい!
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— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) November 18, 2015
ドロストブラウスとティアードスカートという愛らしい恰好、朴訥とした喋り方に、無表情な顔。そして、自分のことを僕というキャラクター。僕っ娘キャラとしてカワイイ!との声が多数。 お茶目なシーンも多く、ここぞ!というシリアスなシーンで面白さを見せてくれるシーンも。忍と神原が言い合いをしているシーンを見守っていた時は、何故か暦と恋人繋ぎで手を繋いで見守っており、冷静なトーンで「何故恋人繋ぎ」と突っ込むことも。かと思えば、真面目なシーンでは心に深く刺さるような辛辣な事を言うこともあるのです。 時に笑ってしまい、そして時にはその言い回しや言葉、表情に見とれてしまう。そんな不思議な魅力を持ったキュートなキャラクターです。
余接の技!アンリミテッドルールブック
余接が攻撃の際に使う「アンリミテッドルールブック」は、作中では「例外のほうが多い規則」と訳しています。その技は指の一部がハンマーの如く巨大化したり、驚異的な跳躍力を見せるなど、体を変化して繰り出すものを使うものとなっています。 最初に登場した『偽物語』では、指を巨大化させて暦の家の門と玄関付近、その場にいた月火の体までも吹っ飛ばしました。アンリミテッドルールブック離脱、というのもあるのですが、そちらでは驚異のジャンプ力を披露しています。総合すると、身体を強化する能力、ということでしょうか。
忍との勝負でボロ負け
影縫と暦、忍と余接で戦った際、余接は忍にボロ負けしています。戦闘シーンは描かれませんでしたが、決着がついたと思しき場所が写った際、余接は泣きそうな顔をしていたのでその結果は明らかです。 戦う前は忍に対して余裕を見せ「後期高齢者」などと忍のことを年より呼ばわりしていたのですが、実力差を見せつけられすっかりトラウマになってしまったようです。その後も懲りずに後期高齢者発言をすることはあり、その都度忍に怒られています。
余接の正体とは?
不思議な僕っ娘余接。登場時は怪異として紹介されました。しかし、実はその正体は100年生きた人間の死体をベースとした付喪神のような存在で、人によって作られた人造怪異です。 製作者の立案者は臥煙伊豆湖で、その時の同級生忍野メメ・貝木泥舟・影縫余弦・手折正弦の5名によって作られました。最終的には忍野、貝木を放棄。影縫と手折の間で所有権争いが起きたようですが、余接自体が影縫を選んだために彼女と共に行動をしているようです。
余接の名言といえば!?
余接で印象的な言葉といえば「僕はキメ顔でそう言った」でしょう。怪異の影響を受けやすい余接のことですから、恐らく誰かの影響でこの言葉を使っていたのだと思いますが、なかなかインパクトのある台詞です。このように一見天然そうなところがある余接ですが、なかなか芯をついた台詞も言います。 暦に対して「不幸や不遇に甘んじていることを頑張ってると思っちゃってるんじゃないの」「それは何もしていないということだ」と告げます。正論でありながら厳しい一言ですね。余接曰く「不幸で居続けることは怠慢。幸せになろうとしないのは卑怯だ」というのです。何を考えているか分からない余接ですが、彼女自身は幸せなのか、また幸せに向かって生きているのでしょうか?
斧乃木余接の声優は?
不思議系少女、 斧乃木余接の声を担当したのは声優の早見沙織です。幼い頃から声優に興味があった早見は中学生の頃から声優の勉強を始めました。アニメでは2007年に『桃華月憚』でデビューしており、数多くの作品に出演。 代表作は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の新垣あやせや『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』の雪ノ下雪乃、『そらのおとしもの』のイカロスなどとなっています。また、歌唱力に定評があり、キャラクターソングにてその実力を披露。2016年には声優アワードで助演女優賞を受賞しています。