貝木泥舟、『化物語』に登場する不吉な詐欺師とは?

2017年12月6日更新

命よりも金が大事だと豪語する、金のために動く男、貝木泥舟。しかし、芯の通ったカッコイイ一面に、意外に優しい一面も持ち合わせているようです。貝木は一体どのような人物なのでしょうか?

貝木泥舟、命より金が大事!な詐欺師

貝木泥舟は「物語」シリーズに登場する人物の一人です。怪異の専門家であり、金銭のために動いている男でいつも黒いスーツを身に纏っている不吉なイメージの男です。怪異の専門家であり、高い能力を持っているにもかかわらず怪異の存在は信じていないという矛盾した考えも持っています。 同じく怪異の専門家である忍野メメとは学生時代からの友人。貝木も忍野のように定住を持たずにふらふらしていますが、ホテルに住まい仕事の際には計画を綿密に立てるなど、忍野とは違う几帳面な一面を持ち合わせています。

戦場ヶ原を苦しめた詐欺師の1人だった

貝木は、「物語」シリーズのヒロインである戦場ヶ原ひたぎの一家に対して詐欺を働き、彼女の両親を離婚に追い込んだ張本人。過去に騙されたことが心の傷となっている戦場ヶ原にとって、彼は恨むべき存在であり、ひたぎは真っ向から貝木に対決を挑み、その後は2度と姿を現さないと貝木は約束しました。 しかし、ひたぎには詐欺にあっていた当時貝木に惚れていたという事実があり、胸中は複雑だったよう。一方で貝木は戦場ヶ原に対して「彼女はとても脆い。そんな彼女が壊れずに生きてこれたことは奇跡だ」と発言しています。貝木がひたぎに惚れているような発言はないものの、彼女という人物に対して好意や敬意に近いものを感じたようです。

貝木のかっこいい名言!

俺は命よりも金のほうが大事だが、しかし、命は金と違って、取り戻せないものであることくらいは知っている

金第一主義と思われていた貝木からすると、意外な一言ですね。命よりも金が大事だと言いながらも、命というものの尊さも良く知っているからこその発言といえます。

おまえは誰にも言わなかった。それはつまり、お前にとってそれが、本当の夢だからだろ

本当の夢は人に言うものではないものだろう、ということを告げている貝木の台詞です。この言葉だけ聞いてみると、随分と情熱的な人物のように感じられますね。彼にも誰にも言えない本当の夢があるのでしょうか。

いいやつ?と思えるような一面も

貝木というと、金銭のみで行動をする守銭奴のような嫌な奴、というイメージが強いのですが、一本芯の通った考え方をしている部分に関しては、なかなかいい奴なのでは?と思えるような一面もあります。 数ある名言からも分かるように、意外に人間味のある一面を持っておりそこに魅力を感じるファンも多いようです。特に、千石撫子が自分の恋心のために暦やひたぎに対して恨みをぶつけようとした時「人はいくらでもやり直せる」と伝えたり、千石が自分に恋していると知りながら、それでも助けようとする暦に対して「弁えろ、お前が千石のためにできることなんか何もないんだから」と発言するなど、一本筋のある理に適った言葉も発言するのです。 守銭奴で詐欺師な貝木のイメージとはまた異なった印象があり、そのギャップでファンになってしまう人が多いのも納得ですね。

神原の母、臥煙遠江に憧れていた

守銭奴、詐欺師と呼ばれる貝木ですが、実は神原駿河に対して一方的な優しさを発揮している意外なシーンが存在しています。これに関しては、彼が筋を通しているのとは別に貝木が過去に神原の母である遠江に憧れていたという過去があるのです。 そのため、神原に対してだけは好意的で何か困ったことがあったら連絡するように、などという優しい一面も見せています。こちらもまた意外ですが自分の心情に素直で貝木らしいとも言えるかもしれません。

【ネタバレ注意】呪い返しを受けた中学生に殴られた貝木泥舟は死亡したのか?

戦場ヶ原との対決の後、2度と来ないと言いながらも顔を出していた貝木ですが、千石撫子との一件では『恋物語』でメインキャラとして登場しました。『恋物語』は、暦に恋心を抱いていた千石が、歪んだ思いを抱えてしまい、暦の周りの人物を殺そうとする物語です。貝木はそこでひたぎから暦を救いたい、という依頼を受けました。そして、千石の心を乱し、正論をぶつけることで彼女を解放させました。 そこで事件は無事解決、と思われたのですが、貝木が町を去ろうとした時蛇切縄の呪い返しにあった中学生に殴られて気を失ってしまうのです。しかし、その後の未来の物語を描いた神原のストーリーをメインとした『花物語』で登場。 生存していたのか、と思われていますが、殴られてから2か月も経過していることから実はここに登場する貝木は幽霊なのでは?という説も流れており、真相はまだまだ不明な様子です。