2024年2月28日更新

「anone(あのね)」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末はハッピーエンド?

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1話のあらすじ・ネタバレ

医師から余命半年と告げられた持本舵(阿部サダヲ)は、経営しているカレー店の閉店を決意。閉店理由を聞いた客の青羽るい子(小林聡美)は、持本に一緒に死のうと持ち掛けます。 るい子には自殺願望があり、自暴自棄になっていた持本はこれに同意。るい子と持本は、死に場所を求めて車で出発します。 持本とるい子が移動を始めた頃、林田亜乃音(田中裕子)は自宅の床下から大量の札束を発見。亡夫が作った偽札であることに気づいた亜乃音は、札束をバッグに詰め込んで自宅近くの海岸に捨ててしまいます。 身寄りのない辻沢ハリカ(広瀬すず)は、友人の有紗(碓氷玲奈)・美空(北村優衣)と3人でネットカフェに住み、特殊清掃のアルバイトをしていました。ハリカは周囲からハズレと呼ばれていて、ネットで知り合った病気療養中のカノンという友達がいます。 ある日、海に出かけた有紗は亜乃音が捨てた札束入りバッグを発見。お金を独り占めしたい美空と仲間割れします。それに気づいた亜乃音は、慌てて彼女達から札束を回収し、海岸で焼いて処分するのでした。 ハリカは札束を見つけた海岸の風景から幼少期のころに住んでいた祖母の家を思い出し、記憶をたどりながら祖母の家を探します。祖母の家を発見した瞬間、ハリカに蘇る記憶。その場所は、祖母の家ではなく問題児を収容する更生施設で、変わった行動が多かったハリカを両親が入れたのです。 そして、ハリカが祖母だと思っていたのは、施設長(倍賞美津子)。施設長はハリカを不合格のハズレだと言い、ハリカにハズレと名乗るように強要します。 ある日、ハリカは同じ境遇の男の子・彦星と施設を脱走。逃走中のハリカは彦星に「あのね、」と話しかけ、自分が知っている話を聞かせます。結局2人の脱走は失敗し、弟と両親が亡くしたハリカは養護施設へ。そのまま、彦星とは別れてしまいます。 数年後、彦星(清水尋也)はネットでハズレの存在を知り、カノンと名乗ってハズレに接近。カノンの告白によって事実を知ったハズレは、カノンの治療費用を用意しようと考えます。しかし、カノンは外の世界の様子を話してくれるだけで十分と答えるのでした。

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2話のあらすじ・ネタバレ

持本(阿部サダヲ)のカレー店は、幼なじみである西海(川瀬陽太)の罠によって人手に渡る寸前でした。そこで、るい子(小林聡美)は亜乃音(田中裕子)から裏金を奪い、その金をカレー店の借金返済に充てようと持本に提案します。 るい子と持本は亜乃音が燃やしていた偽札を裏金と勘違いしていたのです。そして2人は裏金を奪いに、亜乃音の自宅に向かいます。 その頃、ハリカは彦星がいる病室を眺めながらチャットをしていました。彦星とのチャットはハリカにとって心が満たされる瞬間です。チャットを終えたハリカは、亜乃音から手に入れた同じ番号の一万円札のことを聞くために、亜乃音の自宅を目指します。 亜乃音は、ハリカが持っている1万円札が偽札で、1年前に亡くなった夫が印刷したものであることを認めます。亜乃音はハリカに、もう偽札はないと話しますが、諦めきれないハリカは偽札が出てきた床下を探すとデジカメを発見。 そのデジカメに写っている男女を見て呆然とする亜乃音。その男女とは、亡くなった夫と15年前に失踪したはずの亜乃音の娘・玲(江口のりこ)でした。失踪したはずの玲は、夫とずっと繋がっていたのです。亜乃音に内緒で。呆然とする亜乃音に、ハリカは写真に写っているラーメン屋へ一緒に行こうと誘います。 ラーメン屋の情報からハリカと亜乃音は、玲がシングルマザーで男の子がおり、ガソリンスタンドで働いていることを知ります。 その夜、亜乃音の自宅に泊まったハリカに、玲は夫と他の女性との間に出来た子供で生後間もない玲を19年間育てたことを話します。そして、「自分は本当のお母さんのつもりでいた。」と悲しそうにつぶやくのでした。 翌朝、ハリカに印刷所の掃除と猫のエサやりを頼んだ亜乃音は、事務の仕事に出かけました。その隙を狙って亜乃音の自宅に侵入した持本とるい子は、裏金を探して荒らし回ります。 そして、猫のエサを買いに行って戻ってきたハリカと鉢合わせ。ハリカを娘と勘違いした2人は、バレることを恐れガムテープで拘束し連れ去ってしまいます。

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3話のあらすじ・ネタバレ

弁当店で働いている中世古理市(瑛太)は、亜乃音(田中裕子)の亡夫が経営していた林田印刷所の元従業員でした。弁当店のオーナーから客に複写されないサービス券を作るように言われた中世古(なかせこ)は、自宅にあるコピー機で作業を開始。 精巧なサービス券を作ろうとした中世古は、ある部品が不足していることに気づきます。その部品は林田印刷所にあったため、お線香を上げたいと言って亜乃音の自宅に上がり込み、こっそりと部品を盗んでしまいます。 持本(阿部サダヲ)と青羽(小林聡美)は、拉致したハリカ(広瀬すず)を亜乃音の娘だと勘違いしており、亜乃音の裏金と交換したらすぐにハリカを返すつもりでした。 しかし、店を訪れた西海(川瀬陽太)に、計画を知られてしまいます。西海は持っていた改造拳銃で上司を撃ち怪我をさせたため、警察から追われている身でした。計画を知った西海は、拳銃を突き付けられたハリカの姿をスマホで撮影。ハリカを人質に亜乃音に身代金を要求します。 身代金の受け渡し役を押し付けられた青羽は帰宅途中の亜乃音に、「娘さんのことでお話が」と言って呼び止めます。その姿を偶然見かけた中世古は、2人の後についていきます。 娘という言葉に玲を想像した亜乃音は身代金要求を断ります。しかし、娘が玲ではなくハリカだと気づいた亜乃音は夫の死亡保険金1千万円を出すことを決意。また、青羽達が裏金といっているのは偽札であることを説明し、印刷所の機械を操作して偽札を刷って見せます。 青羽は偽札と保険金の1千万円を密かにすり替え、受け渡しの場所の橋へ亜乃音と向かいます。そして、橋の下にいた西海に偽札を渡した青羽は、保険金の1千万を持って1人で逃亡。橋の下にいるハリカの姿を見つけた亜乃音は、靴が脱げるのもお構いなしに駆け寄ってハリカを抱きしめます。 しかし、ハリカは「何で?何でお金を渡したの?私は玲ちゃんじゃないよ?」と亜乃音に尋ね、「何でだろうね」と笑いながら答える亜乃音。ハリカは思わず「ごめんなさい」と言いますが、「謝らなくていい」と亜乃音は答えるのでした。 西海は逃走途中で身代金が偽札だったことに気づき、「生きている意味が分からない」と叫び自殺します。その傍らに落ちていた偽札は、後をつけていた中世古が回収。中世古は、偽札を見つめながら考え込むのでした。

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4話のあらすじ・ネタバレ

亜乃音の1千万を持ち逃げしたるい子(小林聡美)には、女子高生の娘・アオバ(蒔田彩珠)がおり、古いアパートで暮らしています。しかし、アオバはこの世に実在する娘ではなく、るい子が作り出したバーチャルな娘です。 るい子は高校生の時にレイプ被害で妊娠、のちに流産してしまいます。看護師から流産したのは女の子だったと聞かされたるい子は、「アオバ」と名付け心の中で育ててきたのです。アオバはいつもるい子の傍にいて、話し相手になってくれる存在でした。 再び林田印刷所に姿を現した中世古(瑛太)は、亜乃音(田中裕子)に気づかれないように印刷機を動かした形跡があることを確認します。自宅に帰った中世古に妻・結季(鈴木杏)が、体を労わる言葉をかけてきます。 るい子が奪ったお金を亜乃音に返そうと考えた持本(阿部サダヲ)とハリカ(広瀬すず)。西海のメモから住所を辿ると、その先にはタワーマンションが……。 るい子の消息を尋ねる持本とハリカに応対した姑は、「るい子さんは様子がおかしくなり半年前に飛び出していった。今どこに住んでいるの?」と逆に質問されてしまいます。 流産後に会社員として働いていたるい子は結婚して息子・樹(武藤潤)が生まれました。しかし、同居している姑の過干渉によって夫や樹ともコミュニケーションが取れず家庭内で孤立したため、別居している状態でした。樹と2人だけで暮らしたいるい子は、お金が必要になり亜乃音から1千万円を奪ったのです。 タワーマンションからの帰り道、るい子と偶然出会った持本とハリカはお金の隠し場所を聞き出して探しますが、どこにもありません。1千万はどこかに消えてしまったのです。 樹と2人だけで暮らす夢が消えたるい子は、タワーマンションに戻ることを考えますが、夫から離婚届を渡されてしまいます。離婚届にサインする条件として樹と一緒に料理したいと話するい子。樹は父親の命令で仕方なく料理を作りますが、食べずに外出してしまいます。 持本はるい子に「一緒に働いて1千万を返そう」と声をかけ、「お金が貯まるまで亜乃音に待って貰おう」とハリカが提案します。 亜乃音は仕事の書類を届けた帰りに、玲(江口のりこ)が働くガソリンスタンドへ。そこには、玲の息子・陽人(荒井悠)がいて、思わず声をかけた亜乃音に「おじいちゃんの1億円を探している」と話します。 すると玲がやってきて「再婚するから近づかないで欲しい」と言って去っていきます。玲が帰宅した家には、中世古が陽人を抱いて待っていました。

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5話のあらすじ・ネタバレ

亜乃音(田中裕子)の1千万を奪ったるい子(小林聡美)は警察に自首するつもりでした。しかし、警察に夫の偽札作りがばれること、弁護士事務所の職を失うことになる亜乃音は自首を止め、行き場のない持本(阿部サダヲ)とるい子は亜乃音宅で同居することに。 そして、持本達は訪れた花房(火野正平)に、るい子と持本は亜乃音の妹夫妻で、ハリカ(広瀬すず)は2人の子供というお芝居をします。あらかじめ亜乃音から事情を聞いていた花房は、そのお芝居に付き合い5人は一緒に食事を楽しむのでした。 ハリカは重病を患う彦星にいつか元気になったらと前向きな話をしますが、「僕にいつかはない」と冷たく突き放され、泣いてしまいます。彦星は言い過ぎたことを謝り、「明日の話は無しで楽しい話をしてください」と伝え、ハリカはその日あった楽しい話をチャットに送り続けます。 ある日、突然彦星と連絡が取れなくなり入院先の病院に駆けつけます。体調が悪化したらしく、彦星の両親と弟が姿を見せますが、容態よりも予約したレストランを優先して去っていきます。ハリカは病室が見える場所に立ち尽くし、何もできない自分を責めていました。 ハリカから事情を聴いた亜乃音は、「何もできなくてもその人を思うだけでいい」と励まし、外で一緒に過ごすことにします。翌朝、病室には体調が回復した彦星の姿が……。 見つけたハリカは思わず亜乃音と抱き合います。彦星の無事を確認して帰宅した2人を持本とるい子が、食事の用意をして待っていました。彦星の無事を確認して元気になったハリカを温かく見守る亜乃音、持本、るい子。 その後、彦星は「寝ている時にハリカちゃんがいるパン屋に行く夢を見ました。そして、いつか行く日のためにポイントカードを作りました。いつかって日を信じて、会いたい」とチャット。ハリカは「はい。いつか」と返信します。 印刷所の仕事に興味を持った持本のために、亜乃音は中世古(瑛太)に教えて貰いましょうと提案。印刷所にやってきた中世古はいきなり偽札について語り出し、その場にいた亜乃音達4人は困惑させます。 そして「今日、ここにお邪魔したのは、皆さんに偽造を手伝ってもらうためです」と言い放つのでした。

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6話のあらすじ・ネタバレ

中世古(瑛太)が持ち出した偽札作りの話にるい子(小林聡美)は「犯罪だし現実的ではない。」と猛反発。しかし、中世古は「以前、弁当屋に来た客が出した2万円はスカシもある普通のお札だったが、記番号が2枚とも同じだったから偽札と気づいた」と話しました。 さらに、「偽札を自宅に持ち帰って集金の支払に使っても警察は来なかった。完璧な偽札はこの世にある。」と言い切りました。 つまり、中世古が林田印刷所に就職したのは偽札作りを実現するためだったのです。この話を興味深く聞く持本(阿部サダヲ)、反発する亜乃音(田中裕子)とるい子、戸惑うハリカ(広瀬すず)、それぞれの反応を見た中世古は帰っていきました。 翌日、ハリカは癌の先進医療には東京の一等地を買うくらいの金が必要だという噂話を聞きます。ハリカは中世古に会いに弁当屋に行きますが、あいにく不在。同じ目的の陽人(荒井悠)を見つけたハリカは、亜乃音の家に連れて帰ります。 陽人は、「僕は変わった子で先生や友達も口をきいてくれない」と言います。しかし、左手で書いたネコの絵は大人顔負けの上手さでした。陽人の様子を見ていたハリカは自分の幼少期と同じ状況だと気づき、苦しかった当時を思い出して泣いてしまいます。 一方、中世古は亜乃音を呼び出し、「玲たちが昔住んでいたアパート火災で男性が1名亡くなった」と話し、スマホに保存してあった動画を見せてきました。 そこには、ライターで火をつけた手紙をゴミ箱に捨てたと話す陽人が映っており、火災の原因が陽人の火遊びであるとほのめかしてきたのです。亡くなった亜乃音の夫・京介(木場勝己)も動画を見て偽札作りに協力していたことを知り、亜乃音は陽人のために協力することにしました。 偽札作りに興味を持った持本と中世古は偽札に使用する紙のサンプルについて相談を始めます。さらに、彦星が余命1年だと知ったハリカも治療費を用意するため、偽札作りに加わることにしました。 最後まで偽札作りに反対していたるい子は、世話になった亜乃音が協力することを聞き、「ついて行きます」と宣言。こうして、亜乃音・ハリか・持本・るい子は中世古の偽札作りを手伝うことになったのです。

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7話のあらすじ・ネタバレ

亜乃音(田中裕子)、持本(阿部サダヲ)、るい子(小林聡美)は中世古(瑛太)の指示のもと、完全な偽千円札の完成を目指して作業を開始します。彦星(清水尋也)に先進医療を受けさせたいハリカ(広瀬すず)も手伝いたいと言いますが、ハリカの将来を心配する亜乃音に猛反対されてしまいます。 ハリカを除いた亜乃音達3人と中世古は、出来上がった偽千円札を飲料の自販機に入れて精密度を確認しますが、エラーとなってはじき出されてしまいました。中世古は亜乃音達に、「自販機に通すことが現在の目標です」と言い残し、去って行きます。 一方、お金が欲しいハリカは昼に加えて夜間の清掃アルバイトも始めていました。そして、いつものように彦星の病室が見える場所でチャットをしていたところ、病室に若い女性の姿が……。その女性は彦星の高校の同級生・茉歩(藤井武美)でした。高校中退後、姿を消した彦星を探し出し会いにきたのです。 バイトを終えたハリカが帰宅すると、カニを持った万平(火野正平)が訪ねて来ました。亜乃音はカニのお礼にと財布の中の千円札を渡します。 その後、間違えて偽札を渡したことに気づいた亜乃音は、職場で昼寝している万平に財布から偽千円札を回収し、本物と交換します。ホッとしてその場を立ち去る亜乃音の姿を寝たふりをした万平が見ていました。 亜乃音は悲惨な人生を送ってきたハリカに、普通の19歳の女の子のように楽しんで生きて欲しいと願っていました。しかし、彦星との約束を叶えるためなら牢屋に入ってもいいと話すハリカに、「私が守るから、好きなようにしなさい」と伝え、偽札作りの手伝いを許します。 亜乃音・ハリか・持本・るい子の4人は、出来上がった偽千円札を持って自販機へ行き、試してみることに……。すると、亜乃音の作った千円が投入口にスッと入っていき、飲料が買える状態になりました。自販機を騙す偽札が完成したのです。 中世古からは返金レバーを操作して偽千円札を回収するように言われていましたが、興奮した持本が誤って自販機のボタンを押してしまい、お茶が出てきました。吹っ切れた様子の亜乃音は皆に好きな飲み物を選ぶように言い、偽札完成の不思議な充実感を味わうのでした。

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8話のあらすじ・ネタバレ

自販機に偽千円札が通ったことから第一の目標を突破した亜乃音(田中裕子)達は、中世古(瑛太)の指示で偽1万円札を作ることになりました。そして、偽1万円札に必要な銀色のホログラム張り付け作業を開始します。 がんで医師から余命半年と宣告されている持本(阿部サダヲ)の体調は、次第に悪化していました。しかし、偽札完成を生きる希望とする持本は、皆に隠して偽札作りを続行。ふらついて倒れた持本を介抱したるい子(小林聡美)は、体調の異変を見抜き心配して泣いていました。 一方、彦星(清水尋也)の同級生・茉歩(藤井武美)に呼び出されたハリカ(広瀬すず)は、カフェで会うことに……。茉歩は「彦星君と付き合っているの?」と聞き、「幼なじみです。」と答えるハリカに安心します。 裕福な家庭の茉歩は彦星に、「高額な治療費を父に用意してもらったこと、彦星君の両親も了解している。」と話しました。しかし好きな気持ちをお金で表現する茉歩に彦星は反発し、「好きな子がいるんだ」告げます。 そして茉歩との関係を誤解されたくない彦星は、思い切ってハリカに電話します。そして、2人はぎこちない会話の中で、お互いの気持ちを確認するのでした。 万平は、ハリカ・持本・るい子達と同居を始めてから印象が変わった亜乃音に対して不安を感じ、行動を観察していました。 そして、中世古が林田印刷所に出入りしていることや自販機での不審な行動にも気づいていました。亜乃音の服からふわりと落ちてきた銀色のホログラムを拾った万平は、偽札の疑いを深めます。 一方、偽1万円札が出来上がった5人は、パチンコやゲームセンターなどの両替機に通してみることにしました。通ったら返却ボタンを押すというルールのもと実験を開始しますが、亜乃音・ハリカ・るい子・持本が持っていいる偽札はエラーとなり戻ってきました。 中世古はコンビニのATMに2枚の偽札を投入しますが、どちらもエラーになります。意地になった中世古は3枚目を投入しますが、投入口が閉じて回収不可能に……。動揺した中世古は、コンビニを飛び出し林田印刷所に戻りました。 印刷所に行った万平は刷り上がったばかりの偽札を発見。亜乃音は「見逃して下さい」と懇願しますが万平は拒絶。その様子を見ていた中世古は、万平に飛びかかり首を絞めつけ……。

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9話のあらすじ・ネタバレ

中世古(瑛太)は偽札作りを責め立てる万平(日野正平)の首を絞めつけますが、その場にいた亜乃音(田中裕子)達によって止められます。 万平が偽札作りを止めるように説得しているところへ、息子で弁護士の三太郎(和田聰宏)がやってきます。そして「中世古さんは印刷所に勤務する前はベンチャー企業の社長で、インサイダー取引の罪で懲役刑を受けたことがあるよね。」と言います。 その言葉に驚く亜乃音達。偽札が街に出回っていないという話を聞いた万平は「今回は表沙汰にしない。」と言い、三太郎を連れて帰っていきました。 しかし、中世古がATMに入れて回収不能となった偽1万円札は、地元の信用金庫で発見され警察に届けられていました。 テレビのニュースには防犯カメラに映った中世古の姿が流され、知らなかった亜乃音達4人は動揺します。同じくニュースの映像を見ていた中世古の妻・結季(鈴木杏)は警察に通報後、子供を連れて出て行きました。 結季の通報を知った中世古は完成品の偽札と印刷版を自分の手元に残し、亜乃音とるい子(小林聡美)に未完成の偽札を処分するように指示。その他の証拠品は持本(阿部サダヲ)と一緒に山中に埋めます。 警察に追われても偽札作りを続行する中世古に持本は着いて行こうとしますが、体調の悪化を心配するるい子に止められます。そして、「最後を看取らせて欲しい。」と言うるい子の想いを知り抱きしめるのでした。 一方、亜乃音が買ったワンピースを着たハリカ(広瀬すず)は彦星(清水尋也)と会うために病院へ。その途中で出会った茉歩(藤井武美)から「彦星に治療費を援助しようとしたけど、好きな子がいるからと断られた。」と聞かされます。 それを聞いたハリカは彦星の病室でカーテン越しに話したいと言い、「彦星君の存在が重荷だから、連絡取るのを止めたい。チャットを削除して欲しい。」告げました。 彦星はショックを受け泣き出しますが、ハリカの話を受け入れ削除することを了解。病室の扉を閉じた瞬間、泣き崩れるハリカ……。その姿を彦星の弟が見ていました。 その頃、印刷所にやってきた2人の刑事から質問を受けていた亜乃音は白を切り通していました。しかし、床に落ちていた偽札の切れ端を刑事の1人が発見。 連行される亜乃音を見たハリカが駆けつけますが、刑事から「知り合いですか?」と聞かれた亜乃音は「知らない子です。」と答えパトカーの中へ入っていくのでした。

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最終回のあらすじ・ネタバレ

林田印刷所では警察による家宅捜査が始まり、ハリカ(広瀬すず)は連行されて鑑別所へ。 ニュースでハリカのことを知った彦星(清水尋也)は、「ハリカちゃんが病室でついた心のこもった嘘に応えます。茉歩(藤井武美)さんの両親から借りたお金で治療を受けます」と手紙を書きました。それ以降、鑑別所にいるハリカと彦星はお互いの近況を書いた文通を続けます。 ある日、治療を受けて元気になった彦星がハリカのもとに面会にやってきます。「現在は茉歩さんのお父さんに世話になっていて、不仲だった実の両親とも上手くいっています。」と言いました。彦星の話を聞いて安心し涙するハリカ。そして、2人は最後に手を合わせてさよならします。 数か月後、万平(日野正平)の息子・三太郎(和田聰宏)に付き添われて出所したハリカは、亜乃音の自宅に戻りました。 一方、亜乃音と接見した万平は、「何も話さないと亜乃音さんが主犯になって罪が重くなってしまう」と説得を続けます。しかし、一人で罪を背負う覚悟の亜乃音は何も語らず、「ありがとうございました。」と言ってその場を立ち去ってしまいました。 その頃、青葉(小林聡美)は余命わずかの持本(阿部サダヲ)を連れて逃亡し、宿泊先の温泉宿で見たテレビのニュース番組で亜乃音の逮捕を知ります。 「自首しましょう」という持本の言葉を遮り、アパートを借りて2人でひっそりと暮らし始めました。持本の体力は日に日に衰えていき、1人で食事を摂こともできない状態に……。 ある夜、青葉に膝枕をしてもらった持本は「少し眠ります」といって、そのまま静かに息を引き取ります。持本の最後を見届けた青葉は警察に出頭し逮捕されました。 警察の目をくぐり抜けて偽札を使いながら逃亡を続ける中世古は、時々陽人(新井悠)の家に電話をかけていました。 1人で罪を被る亜乃音を救いたいハリカは、電話してきた中世古に警察に自首するように伝えます。すると「陽人に会ったら自首する」と答えたため、陽人を連れて待ち合わせ場所の近くの海岸へ。 現れた中世古は、自分の火遊びが原因で火事が起きたと悩む陽人に「火事は陽人のせいじゃない。悪いおじさんがいたから僕が火をつけたんだ。」と言いました。その後、警察に出頭した中世古には懲役8年の刑が下されました。 逮捕から3年後、釈放された亜乃音をハリカが出迎え、自宅には罪を償った青葉と幽霊になった持本がいました。「ここは、私の家?」と聞くハリカに「もちろん。」と答える亜乃音。 するとハリカは亜乃音の家を出てひとり暮らしをしたいと打ち明け、亜乃音は驚きながらも了解しました。そして、亜乃音、ハリカ、青葉、幽霊の持本の4人は流星群を眺め、これからの生活に思いを馳せるのでした。