2018年1月9日更新

『ファントム・スレッド』ファッション業界を舞台に描く愛【ポール・トーマス・アンダーソン新作】

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ファントム・スレッド
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ダニエル・デイ=ルイス×ポール・トーマス・アンダーソンの新作映画が劇場公開!

ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ファントム・スレッド』が、2018年5月に日本公開される事が明らかになりました。この記事では、同作のあらすじやキャストを紹介していきます。

『ファントム・スレッド』のあらすじは?

映画『ファントム・スレッド』は、1950年代のロンドンを舞台にした作品。英国ファッションの中心的存在として脚光を集める仕立て屋のレイノルズ・ウッドコックは、ある日、若く魅力的なウェイストレスのアルマと出会います。彼らは互いに惹かれ合い、レイノルズはやがてアルマを美の世界へと引き入れますが、アルマとの出会いによってレイノルズの日常は変化していきます。 そして二人はやがて、究極の愛の形に辿り着く、というストーリーです。

ダニエル・デイ=ルイスら注目のキャストが出演!

本作には魅力的なキャストが多数参加していますが、中でももっとも注目すべきは、主人公のレイノルズ・ウッドコック役を演じるダニエル・デイ=ルイスです。史上唯一、アカデミー主演男優賞を3回受賞している彼は、本作の出演にあたって約1年間ニューヨークの裁縫師のもとで衣装作りを学んだとのこと。 本作の演技で第75回ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされた彼の演技には要注目です。 また、彼と共に本作を彩るレスリー・マンビル、ビッキー・クリープスらがどのような演技を見せるのかも、楽しみなところですね!

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ヴィッキー・クリープスの演技力に注目?

ファントム・スレッド ヴィッキー・クリープス
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ヒロインのアルマを演じたヴィッキー・クリープスの演技力が、ダニエル・デイ=ルイスに引けを取らないほど凄い!と話題になっているそうです。 ヴィッキー・クリープスは1983年生まれ、ルクセンブルク出身の女優です。アイリーン・バーン監督の『La Nuit Passée』という短編映画でブダペスト短編映画祭最優秀新人賞を獲得し、そこから徐々に注目されるようになりました。過去には『コロニア』、『マルクス・エンゲルス』などの映画に出演しています。ドイツ語、フランス語、英語、ルクセンブルク語の4カ国語を話す彼女はまさに期待の新人と言えます。 また、監督が誰か知らぬまま本作のオーディションを応募していたそう。ポール・トーマス・アンダーソン監督は彼女の演技をみた瞬間に才能を感じ取ったと述べています。 意志の強さがヴィッキー・クリープスの持ち味。ダニエル・デイ=ルイスも思わずひるんだという彼女の熱演振りがみられること間違いなしです。

世界三大映画祭を制した監督、ポール・トーマス・アンダーソンとは?

ポール・トーマス・アンダーソン (ゼータ)
©PHIL McCARTEN/UPI/Newscom/Zeta Image

本作の監督を務めるのはポール・トーマス・アンダーソン。世界三大映画祭すべてで監督賞を獲得した経験を持つ、世界的な評価が非常に高い監督です。 ダニエル・デイ=ルイスとタッグを組んだ『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や、カンヌ国際映画祭監督賞『パンチドランク・ラブ』、ポルノ業界で生きる人々を活写した『ブギーナイツ』などなど……これまで数多くの名作を手掛けてきました。『ファントム・スレッド』で彼を知った方は、下記の記事などをチェックしてみて下さいね!

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レディオヘッドのギター、ジョニー・グリーンウッドの音楽にも注目

本作の音楽を手掛けるのは、人気ロックバンド、レディオヘッドのギターとして知られるジョニー・グリーンウッド。彼はこれまで、アンダーソン監督の『ザ・マスター』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』や、松山ケンイチが主演を務めた『ノルウェイの森』の音楽も担当しています。 アンダーソン監督とのタッグも数多い彼の楽曲が、物語をどのように彩っているのかは、是非とも劇場で確認したいですね!

『ファントム・スレッド』の海外評価は?

本作は、 第75回ゴールデングローブ賞において、主演男優賞と作曲賞の2部門にノミネートされました。結果的に受賞は逃してしまったものの、ノミネートされた時点で高い評価を獲得していると言えるのではないでしょうか?

『ファントム・スレッド』の劇場公開は2018年5月に決定!

ベルリン国際映画祭やアカデミー賞で高い評価を獲得した『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の監督、主演、音楽が再びタッグを組んだ『ファントム・スレッド』。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のファンはもちろん、映画ファンなら見逃せない一本になりそうですね。そんな『ファントム・スレッド』の公開は、2018年5月26日です!