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『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』ってどんな作品?【リドリー・スコット新作】

2018年2月12日更新

超有名監督に豪華俳優陣、稀代の大富豪の実話を基にしたストーリー、主役級の降板劇など話題性抜群の映画『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』。本作品のあらすじから魅力まで、明日話したくなる話を一挙に紹介します。

リドリー・スコット監督の新作『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』って?

石油王として巨万の富を築き、「世界中の金を手にした」とまで言われた大富豪ジャン・ポール・ゲッティの孫が誘拐された。 1973年にアメリカで実際に起きたこの事件を、『エイリアン』や『ブレード・ランナー』、昨年公開され話題となった『エイリアン・コヴェナント』のリドリー・スコット監督が、得意のスリリングな演出と重厚なドラマで映画化したのが『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』です。 美しくも不気味で独創的な映像づくりに定評がある監督のもとに、名優たちが集結。監督、俳優陣がそれぞれアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされています。しかも、映像化前の脚本だけでも注目されていたという、今作の魅力を紹介します。

『オール・マネー・イン・ザ・ワールド』のあらすじは?

オール・マネー・イン・ザ・ワールド (プレス)
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アメリカの石油王ジャン・ポール・ゲティの孫、16歳の少年ジョン・ポール・ゲティ3世が誘拐されたことを皮切りに、物語はスタート。犯人の目的はもちろん身代金です。ところが、世界有数の大富豪でありながら守銭奴でもあるジャン・ポール・ゲティは、1700万ドルという巨額の身代金の支払いを拒否。 離婚をし、華麗なる一族の外にいる少年の母ゲイルは、徐々に残忍さを増していく犯人に加えて、味方であるはずのジャンとの対立を強いられることになります。 有り余るほどの財を持ちながら、肉親の危機にも関わらず金銭に執着するジャン・ポール・ゲティに疑問を抱いた彼のアドバイザーは、ゲイルに手を貸すことに。そして、愛とお金の間で揺れる事件は、予期せぬ方向へと進展していくことになるのです。

リドリー・スコット監督のもとに、豪華キャストが勢揃い

今作の監督を務めるリドリー・スコット

リドリー・スコット
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『エイリアン』と『ブレードランナー』で絶妙に恐怖を煽る演出と、類い稀な画づくりのセンスが高く評価され、多くの有名作を手がけるリドリー・スコットが今作の監督です。 2017年には自ら再びメガホンを取った『エイリアン・コヴェナント』と製作総指揮で携わった『ブレードランナー2049』が話題となり、まだまだその才能が衰えていないことを世界に見せつけました。今作でも、息をつかせぬテンポのいい展開と、画の美しさ、独特の演出に期待です。

ゲイル役/ミシェル・ウィリアムズ

ミシェル・ウィリアムズ
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息子の生死をかけて、息子の誘拐犯、そして離婚した夫の父で大富豪のジャン・ポール・ゲティと対立する母親ゲイル役をミシェル・ウィリアムズが公演。『マリリン 7日間の恋』でのアカデミー主演女優賞、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』での同助演女優賞の受賞歴を持つ彼女の演じる強く魅力的な母親の姿に注目です。

ジャン・ポール・ゲッティ役/クリストファー・ブラマー

オール・マネー・イン・ザ・ワールド
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ゲイルと対立する物語のキーマン、ジャン・ポール・ゲッティを演じるのは、名優クリストファー・ブラマーです。1965年公開のミュージカル映画の金字塔『サウンド・オブ・ミュージック』への出演で一躍有名になった彼は、数々の人気作に出演し、2011年の『人生はビギナーズ』でアカデミー助演男優賞に史上最高齢で輝きました。 今作では、なんと前任の降板から急遽今作への出演が決まったにも関わらず、ゴールデングローブ賞にノミネート。単純に白か黒かに分けることのできない深みのあるジャン・ポール・ゲティを演じた、彼の円熟の演技に注目です。

マーク・ウォルバーグ

マーク・ウォルバーグ
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他にも、『トランスフォーマー』シリーズや『テッド』シリーズで主演を務めたマーク・ウォルバーグも重要な役回りで出演します。『テッド』とは一転した、彼のシリアスな演技に俳優という職業の難しさ、奥の深さを見れるかもしれませんね。

作品のみどころをチェック!

ギネス認定人物の、実話をもとにした作品

オール・マネー・イン・ザ・ワールド
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今作は1973年に実際に起きた誘拐事件を題材にしています。物語の要となるジャン・ポール・ゲティは、「世界一裕福な個人」として1966年にギネスブックに認定されるほど石油で財を成した大資産家。しかし、彼は守銭奴としても非常に有名で、例えば彼の屋敷への訪問客が遠距離電話をかけることを好ましく思わず、客人用の公衆電話を敷地内に設置したという逸話の持ち主なのです。

今作で取り上げられた孫の誘拐事件では、実際に「他に14人もいる孫が誘拐される危険性が増す上、その度に言われるがまま身代金を払っていたら身が持たない」と語ったほど。現実の事件は、結局当初よりも大幅に安くなった身代金を払うことで解決しました。映画となった今作には、果たしてどんな結末が用意されているのでしょうか?

秀逸な脚本にも大注目!

映画の都ハリウッドには「ブラックリスト」という、映像化前の優秀な脚本リストが存在します。業界の関係者の投票によって、優れた脚本を選りすぐり、リスト化しているのだそうです。一流作家デヴィッド・スカルパによる『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』の脚本も、「ブラックリスト」に載っているんです。

過去には、『JUNOジュノ』や『スラムドッグ$ミリオネア』に『セッション』、『(500)日のサマー』など、ストーリー構成や会話の応酬が優れ、大きな話題を生んだ名作がリストに載っています。 リストに載った脚本を映画化した作品は、アカデミー賞やゴールデングローブ賞を受賞することが多いため、今作もビッグアワードの受賞に期待です。

ゲティ役ケビン・スペイシーの降板劇

今作の主役のひとりゲティ役は、実はもともとケビン・スペイシーに決まっていました。ところが、ハリウッドのプロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発からの一連の騒動に関連してケビン・スペイシーの降板が決定。

しかも、この降板劇は今作の全米公開一ヶ月半前。お蔵入りかと思われる中、クリストファー・ブラマーの代役が急遽決まります。1000万ドル(約11億円)の追加費用をかけ、短期期間で公開作品が完成しました。

代役ながらアカデミー助演男優賞にノミネートされた、ジャン・ポール・ゲティ役クリストファー・ブラマー

先述のケビン・スペイシーの降板劇により、突然キャスティングされ、短期間で撮影を終えたクリストファー・ブラマーは、なんとアカデミー賞、その前哨戦であるゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされる快挙を達成しています。

『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』の日本公開日は?

オール・マネー・イン・ザ・ワールド (プレス)
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『オール・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』の日本公開日は2018年夏予定です! ケビン・スペイシーの降板などもあり、わずか9日間という短い期間で撮影が行われた今作。クリストファー・プラマーが参加してからアカデミー賞にノミネートされたのは、史上最短なのだそう!代役とは思えないほどの怪演をみせる彼に注目したいところです。