2019年2月25日更新

【速報】2019年アカデミー賞受賞作品一覧 第91回の作品賞は『グリーンブック』が受賞!

2月25日に行われた2019年アカデミー賞の授賞式。作品賞、監督賞、主演男優・女優賞、外国語映画賞、アニメ部門などの主要部門のノミネート作品一覧および受賞作・受賞者で紹介します。

2019年第91回アカデミー賞ノミネート&受賞作品一覧

映画通には欠かせないイベント!2019年アカデミー賞でオスカーを獲得するのは?

今年もアカデミー賞の受賞作品、受賞者たちがついに発表されました!2018年は『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞を獲得。2019年第91回アカデミー賞の作品賞は『グリーンブック』に! この記事では、作品賞、監督賞、主演男優/女優賞、外国語映画賞、アニメ部門の全ノミネート作品および受賞作/受賞者を徹底紹介します。

意外と知らないアカデミー賞の選考対象と、2019年のスケジュール

アカデミー賞の選考対象は、前年1月1日~12月31日までにロサンゼルスで公開された作品。第91回となる2019年度のアカデミー賞は、2018年に公開された作品を対象に、以下のスケジュールで選出されます。 まず行われるのがノミネート投票。2019年度は1月5日~1月12日の1週間で、1月23日にはノミネートされた作品や俳優が発表されます。投票するのは約6,000人のアカデミー会員です。世界的に影響力のある賞ですが、投票できるのは関係者ばかりなので、観客の評価とは一線を画した選考になることも。 ノミネート作品の中から最優秀賞を決め、世界中が固唾を呑んで見守るその結果は、日本時間2019年2月25日午前10:00の発表となりました。

2019年アカデミー賞作品賞 受賞作&ノミネート一覧

ノミネート作品一覧

■『ブラックパンサー』(日本公開2018年3月1日) ■『ブラック・クランズマン』(日本公開2019年3月22日) ■『ボヘミアン・ラプソディ』(日本公開2018年11月9日) ■『女王陛下のお気に入り』(日本公開2019年2月15日) ■『グリーンブック』(日本公開2019年3月1日) ■『ROMA/ローマ』(2018年12月からNetflixで配信) ■『アリー/スター誕生』(日本公開2018年12月21日) ■『バイス』(日本公開2019年4月5日)

受賞作:『グリーンブック』

ジム・クロウ法の真っ只中、人種差別が色濃い1962年を舞台とした作品。天才黒人ピアニストのドナルド・シャーリーは、アメリカのツアーを行うためにニューヨークのナイトクラブで用心棒をしていたトニーを雇うことに。 彼は最初、黒人の運転手をすることに抵抗を示しましたが、有名なピアニストであるにも関わらず道中ひどい扱いを受ける彼の姿を見て、考えを変えていきます。 監督は『ジム・キャリーはMr.ダマー』や『メリーに首ったけ』などのコメディ映画で知られるピーター・ファレリー。本作も、人種差別をテーマにした作品でありながら、監督らしいウィットに飛んで笑い溢れるハートフルなヒューマンドラマとなっています。

アカデミー賞監督賞 受賞者&ノミネート一覧

ノミネート者 一覧

■スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』) ■パヴェル・パヴリコフスキ(『COLD WAR/あの歌、2つの心』) ■ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』) ■アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』) ■アダム・マッケイ(『バイス』)

受賞者:アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)

アルフォンソ・キュアロン
©Van Tine Dennis/ABACA/Newscom/Zeta Image

アルフォンソ・キュアロンは1991年『最も危険な愛し方』で監督デビュー。その後、大人気シリーズの三作目である『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』や、『トゥモロー・ワールド』を監督したことで知られており、2013年には7年ぶりの監督作である『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞監督賞を受賞しています。 今回、自身の私的な体験も織り交ぜたという『ROMA/ローマ』で、見事再びオスカー像を手に入れました。

アカデミー賞主演男優賞 受賞者&ノミネート一覧

ノミネート者 一覧

■クリスチャン・ベール(『バイス』) ■ブラッドリー・クーパー(『アリー/スター誕生』) ■ウィレム・デフォー(『永遠の門 ゴッホの見た未来』) ■ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』) ■ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)

受賞者:ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』

ボヘミアンラプソディ
© 2018 Twentieth Century Fox

毎年役作りに並ならぬ努力を注ぎ込んだ主演男優がノミネートされる、本賞。今年度は『ボヘミアン・ラプソディ』で主演を演じたラミ・マレックが受賞しました。実在し世界中の数えきれぬファンから愛された男フレディー・マーキュリーを、完全にまで再現したマレック。 Queenの歴史コンサルからフレディーの身振り手振りを教わるだけでなく、フレディーが実際に行なっていたボクシングやランニングを取り入れていたといいます。より本人に近づくためのマレックの努力が報われる結果となりました。

アカデミー賞主演女優賞 受賞者&ノミネート一覧

ノミネート者 一覧

■ヤリーツァ・アパリシオ (『ROMA/ローマ』) ■グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』) ■オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』) ■レディー・ガガ(『アリー/スター誕生』) ■メリッサ・マッカーシー(『Can You Ever Forgive Me?(原題)』)

受賞者:オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』

オリヴィア・コールマン
©︎WENN.COM

主演女優賞は、『女王陛下のお気に入り』からオリヴィア・コールマンが受賞。今回が初ノミネートおよび初受賞となります。彼女が演じたのは、病気で気まぐれなアン女王。役作りで垂れ下がった顔が印象的であり、表情を顔半分で別々に動かすという、非常に難解な演技を見せ見事オスカー像を手にしました。 オリヴィア・コールマンは本作の監督ヨルゴス・ランティモスの『ロブスター』にも出演。Netflixオリジナル『ザ・クラウン』では2019年より配信されるシーズン3からエリザベス2世を演じます。

アカデミー賞外国語映画賞ノミネート一覧

ノミネート作品 一覧

■『Capernaum』(レバノン) ■『Cold War』(ポーランド) ■『Never Look Away』(ドイツ) ■『ROMA/ローマ』(メキシコ) ■『万引き家族』(日本)

受賞作:『ROMA/ローマ』

『ROMA/ローマ』、アカデミー史上初となるNetflix配信作品のノミネートとなった本作が外国語映画賞を受賞しました。裕福な家族と、そこに仕えるメイドの主人公の日常を描いた作品。本作を監督したアルフォンソ・キュアロン自身の幼少期の体験も交えた、静かに心揺さぶる家族の愛の物語となっています。

アカデミー長編アニメ映画賞 受賞作&ノミネート一覧

ノミネート作品 一覧

■『犬ヶ島』(日本公開2018年5月25日) ■『インクレディブル・ファミリー』(日本公開2018年8月1日) ■『未来のミライ』(日本公開2018年7月20日) ■『シュガー・ラッシュ:オンライン』(日本公開2018年12月21日) ■『スパイダーマン:スパイダーバース』(日本公開2019年3月8日)

受賞作:『スパイダーマン:スパイダーバース』

米国で公開されるや否や、世界中で大ヒットしている『スパイダーマン:スパイダーバース』。本作の主人公、中学生のピーター・モラレスがピーター・パーカーやスパイダーグウェンなど、多数のスパイダーマン と共に敵に立ち向かうというストーリー。原作コミックではお馴染みのエピソードですが、マルチバースであることから一般客に対してハードルが高いと思われていました。 しかし、ハードルが高いどころか世界中で大ヒット!すでに続編やスピンオフ制作も考えられている本作が受賞を果たしました。

2019年アカデミー賞 脚本賞 受賞作&ノミネート一覧

ノミネート作品一覧

■『女王陛下のお気に入り』 ■『魂のゆくえ』 ■『グリーンブック』 ■『ROMA/ローマ』 ■『バイス』

受賞作:『グリーンブック』ニック・ヴァレロンガ/ブライアン・クリー/ピーター・ファレリー

グリーンブック
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脚本賞は『グリーンブック』が受賞。『メリーに首ったけ』で知られ、本作の監督でもあるピーター・ファレリーと共に、ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・クリーが本作の脚本を手がけました。ニック・ヴァレロンガは実は12際の時に父と共に映画『ゴッドファーザー』にエキストラで参加したことをきっかけに、映画の道へと進みました。 ブライアン・クリーは俳優としても活躍し、『アルマゲドン』や『コーン・エアー』などで知られています。

2019年アカデミー賞 助演男優賞 受賞者&ノミネート一覧

ノミネート者 一覧

■マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』) ■アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』) ■サム・エリオット『アリー/スター誕生』) ■リチャード・E・グラント(『Can You Ever Forgive Me?(原題)』) ■サム・ロックウェル(『バイス』))

受賞者はマハーシャラ・アリ『グリーンブック』

マハーシャラ・アリ
©︎Adriana M. Barraza/WENN.com

二度目のノミネートであり二度目の受賞となったマハーシャラ・アリ。前回は『ムーンライト』で受賞しています。受賞した『グリーンブック』で複雑な環境で育った黒人役を好演。今回の受賞で、彼はアカデミー賞の歴史において、デンゼル・ワシントンに続く存在となりました。

2019年アカデミー助演女優賞 受賞者&ノミネート一覧

ノミネート者 一覧

■エイミー・アダムス(『バイス』) ■マリア・デ・タヴィラ『ROMA/ローマ』) ■レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』) ■エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』) ■レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)

受賞者はレジーナ・キング『ビール・ストリート道りの恋人』

レジーナ・キング
©︎Adriana M. Barraza/WENN.com

今年のアカデミー賞助演女優賞を獲得したのは、『ビール・ストリート通りの恋人たち』のレジーナ・キング。この度が初ノミネートおよび初受賞となりました。スピーチでは会場に来ていた母親に対して、涙を流しながら感謝の意を述べていました。 レジーナ・キングは『ビール・ストリート通りの恋人たち』で主人公を支える母親、シャロン・リヴァース役として出演。監督は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスです。

2020年第92回アカデミー賞は一体どうなる!?

ここまで、2019年度のアカデミー賞のノミネートおよび受賞作を紹介してきました。今年は多様性溢れるノミネート、および受賞作が印象的でしたね。特に、アフリカ系アメリカ人を扱った作品が多く、受賞者は初ノミネート初受賞者が多い印象でした。 来年2020年のアカデミー賞はどうなるのか、今から期待が膨らむばかりです。