2023年3月22日更新

レザーフェイスの正体を時系列に沿ってネタバレ解説!実話やかわいそうな過去に迫る!【悪魔のいけにえ】

『悪魔のいけにえーレザーフェイス・リターンズ』(2022年)
© Netflix/Photofest/Zeta Image

ホラーアイコンとして揺るぎない地位を獲得しているレザーフェイス。「悪魔のいけにえ」シリーズに登場する彼は、いったいどんな殺人鬼なのでしょうか。 この記事では、レザーフェイス過去やあまり知られていない素顔、元になった実話など、気になるその正体を映画「悪魔のいけにえ」シリーズのネタバレに沿って迫っていきます!

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レザーフェイスの正体を徹底紹介

『悪魔のいけにえ』(1974年)
© Bryanston Distributing Company/Photofest/Zeta Image
本名 ババ(ジェディダイア)・ソーヤー
身長 193cm
生年月日 不明
性格 家族に従順
出身 テキサス州
家族構成 グランパ(祖父) , ヴァーナ(祖母) , ドレイン(長兄) , ナビンズ(次兄・双子) , チョップトップ(次兄・双子)
武器 チェーンソー , ハンマー

※表は「悪魔のいけにえ」オリジナルシリーズに基づくもの。 レザーフェイスことババ・ソーヤーは、ブギーマンやジェイソンなど、ホラー映画の殺人鬼が怪物化しているのと違って、あくまでも人間として描かれています。そのため、負傷したり恋に落ちたりと、人間らしい面も。精神年齢は8歳程度で、無邪気な性格です。

趣味・性格

レザーフェイスの趣味は、人間や動物の骨を集めて、家具やオブジェを作ることです。また、女装趣味もあるようで、仮面に化粧を施したり、ドレスを着ることもあります。 精神年齢が8歳程度の彼は、家族に従順な性格で、家を破壊して兄に怒られたりすることも。2作目ではヒロインに一目惚れし、家族に隠して彼女を殺さずにおくなど、人間臭い面も見せました。

チェーンソー使いの代表格

チェーンソーを使う殺人鬼といえば、「13日の金曜日」シリーズのジェイソンを思い浮かべる人が多いかもしれません。 しかし、ジェイソンが劇中でチェーンソーを使ったことは1度もなく、レザーフェイスと混同されているのです。 「悪魔のいけにえ」の原題が「The Texas Chain Saw Massacre(テキサス・チェーンソーの虐殺)」であるとおり、チェーンソーといえばレザーフェイス、レザーフェイスといえばチェーンソーなのです。

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【実話】レザーフェイスのモデルは猟奇殺人事件

フリー画像 殺人鬼 人影

モデルとなったのは「エド・ゲイン」

レザーフェイスのモデルになったのは、実在の猟奇殺人犯エド・ゲインだと言われています。「プレイン・フィールドの屠殺解体職人」、「プレイン・フィールドの墓荒らし」の異名をとる彼は、墓から死体を盗み出していました。 エド・ゲインはウィスコンシン州で父が遺した農場を受け継ぎましたが、そこで収入を得ることができず、ベビーシッターや道路整備、脱穀作業など臨時の仕事をして生活。その後、兄や母の死をきっかけに凶行に及ぶようになります。 そして1957年、保安官が行方不明となった女性を捜索に来たことで、2件の殺人と複数回に渡る墓荒らしが発覚しました。

皮膚ランプシェードも実話通り

エド・ゲインは人間の皮膚や骨を使ってさまざまなものを作っていました。レザーフェイスが被っていたような女性の頭の皮で作った仮面はもちろん、ゴミ箱や椅子、女性の胴体の皮膚から作った補正下着、頭蓋骨から作ったボウル、そして映画にも登場したランプシェードなどです。 レザーフェイス以外にも、『サイコ』(1960年)のノーマン・ベイツや『羊たちの沈黙』(1991年)のバッファロー・ビルなどもエド・ゲインをモデルとしています。

【過去】伝説の殺人鬼の誕生に迫る

レザーフェイス―悪魔のいけにえ(プレス)
©2017 LF2 PRODUCTIONS ALL RIGHTS RESERVED

恐ろしい殺人鬼レザーフェイスは、いったいどのようにして生まれたのでしょうか。 ここでは、「悪魔のいけにえ」の生みの親である故トビー・フーパー監督が最後にプロデュースした『レザーフェイスー悪魔のいけにえ』(2017年)で明かされた彼の過去を、ネタバレ解説していきます。

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5歳の誕生日にチェーンソーを貰う

農場を経営するソーヤー家の末っ子ジェド(ジェディダイア)は、母ヴァーナから5歳の誕生日にチェーンソーをプレゼントされます。当初彼はソーヤー家のなかで唯一殺人を拒んでいましたが、8歳のときに兄たちとともに保安官の娘を殺害。保護された彼は更生施設に収監され、ジャクソンと名前を変えさせられました。 それから10年後、息子を取り戻そうとヴァーナが施設に侵入し大混乱に。ジャクソンは看護師のリジーとともに脱走し、ソーヤー家の農場へ逃れます。しかし彼はそこに踏み込んできた保安官とリジーを殺害。 リジーの顔の皮を剥いでマスクを作ったジェドは、傷ついた自分の顔を隠し、殺人鬼レザーフェイスとなったのでした

殺人を強制される異常な環境で育つ

レザーフェイス―悪魔のいけにえ(プレス)
©2017 LF2 PRODUCTIONS ALL RIGHTS RESERVED

ジェドは殺人を正当化する異常な家庭で育ちました。チェーンソーをプレゼントされたとき、母は彼に農場で豚を盗もうとした泥棒を殺せと命令します。 8歳のとき、ジェドは殺人を好む長兄のドレイトンと次兄のナビンズとともに、保安官の娘ベティを罠に落として殺害します。すでに成人していた兄たちは逮捕されますが、まだ子どもだったジェドは“異常な家庭環境から保護”されることになり、更生施設であるゴーマンハウスに収監されます。 母ヴァーナは何度も彼を取り戻そうとしますが、ベティの父親であるハートマン保安官や病院によって、妨害されつづけていました。 このようなかわいそうで悲惨な過去は映画『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』(2017)で語られています。 気になる方は、以下のサービスからチェックしてみて下さい!

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【素顔】意外と人間味があってかわいい

レザーフェイスは見た目も恐ろしく、その犯行も残忍ですが、精神年齢が6歳ほどの幼少であり意外とかわいいキャラクターとも言われています。 映画ではたびたび人間味のある一面が描かれていますし、『レザーフェイスー悪魔のいけにえ』に登場した幼少期の彼は美少年です。 ここでは、『悪魔のいけにえ』での彼のかわいいシーンを少し紹介しましょう。

映画ではコメディタッチに描かれた

スプラッターホラーの金字塔『悪魔のいけにえ』ですが、後半は意外にもコメディタッチ。 テキサス州でレザーフェイス一に襲われた大学生が近所の民家に助けを求めると、実はそこがレザーフェイスの家だったというシーンがあります。ここでレザーフェイスは、家にいた見知らぬ女性の叫び声にびっくりしてよろけるなど、ちょっとドジな一面も。また末っ子ということで、家族に怒られてしまうこともしばしば。 その後ヒロインはなぜかレザーフェイス一家とディナーを囲むことになったりと、よくわからない展開に。そして朝日をバックにしたレザーフェイスのダンスで映画は幕を閉じます

レザーフェイスは複数存在している!?

2017年までに全8作が制作された「悪魔のいけにえ」および「テキサス・チェーンソー」シリーズ。両シリーズに登場するレザーフェイスは、実は別人であったり、同じ人物でも出自が違うなど、それぞれに設定が異なります。 シリーズを通して見ると、2.5人のレザーフェイスがいると言えるので、以下にその詳細を紹介しましょう。

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「悪魔のいけにえ」シリーズ

『悪魔のいけにえ』(1974)から4作目『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』(1995年)までのレザーフェイスはババ・ソーヤー(1人目)で、若干の設定変更はありますが同一人物です。 一方、2013年に公開された3D映画『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』は、1作目の続編ですが、ババ・ソーヤーの家族構成や出自はオリジナルと違っています。そのため、ババ・ソーヤー(0.5人目)と換算できるでしょう。 1人目の彼については、『レザーフェイスー悪魔のいけにえ』(2017)でその幼少期から青年期が描かれました

リメイク作『テキサス・チェーンソー』(2003)

『テキサス・チェーンソー』(2003年)
©︎ NEW LINE / All Star Picture Library / Zeta Image

リメイク作である映画『テキサス・チェーンソー』(2003)シリーズのレザーフェイスは、トーマス・ブラウン・ヒューイットという別人(2人目)で、家族構成も叔父、祖父、養母、2人の姉、弟となっています。 トーマスの母は精肉工場で彼を産んだ直後に息を引き取り、実の父親は彼の先天性の奇形を気味悪がってゴミ箱に捨てました。その後ルダ・メイという女性が彼を拾い、息子として育てます。 幼少期から学校でいじめにあっていたトーマスは、不登校になり精肉工場で働くように。そこの主任に日々罵られていた彼は、工場が閉鎖される際に主任をハンマーで殴り殺します。実は主任は、彼の実の父でした。 その後殺人鬼となった彼は、コンプレックスである顔を隠すために、殺害した若者の顔を剥いで作ったマスクを着けています

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【最新作】Netflix『悪魔のいけにえ-レザーフェイス・リターンズー』(2022年)

『悪魔のいけにえーレザーフェイス・リターンズ』(2022年)
© Netflix/Photofest/Zeta Image

2022年に公開された『悪魔のいけにえーレザーフェイス・リターンズー』は、1作目の直接的な続編です。 1973年にテキサス州の郊外で、若者5人が人の顔の皮を被った殺人鬼レザーフェイスに襲われ死傷した事件は、「テキサスの大虐殺」として有名になっていましたが、 唯一の生存者であるサリーは事件について語ろうとせず、レザーフェイスも捕まっていませんでした。 それから約40年後、メロディは妹のライラたちとともに、町の再興のためゴーストタウンとなったテキサス州ハーロウに足を踏み入れます。しかし彼女たちがレザーフェイスの棲家に土足で踏み込んだことから、再び悲劇の幕が上がることに。 70歳を超えたレザーフェイスは、健脚ぶりも健在で、若者たちに襲いかかります

レザーフェイスは狂気の殺人鬼!実話がモデルで過去がかわいそうだった

レザーフェイス―悪魔のいけにえ(プレス)
©2017 LF2 PRODUCTIONS ALL RIGHTS RESERVED

狂気の殺人鬼でありながら、意外とかわいいところもあるレザーフェイス。ほかのホラーアイコンと違った人間味のあるキャラクターで、過酷な家庭環境で育った彼を「かわいそう」だと言う声も多くあがっています。 「悪魔のいけにえ」シリーズで、ぜひその魅力を味わってみてください!