ブギーマン(マイケル・マイヤーズ)の正体に迫る!素顔が意外とイケメンだった……【ハロウィン KILLS】
長年愛される名作ホラー映画「ハロウィン」シリーズに登場する恐怖の殺人鬼、ブギーマンことマイケル・マイヤーズ。 この記事ではブギーマンの詳細なプロフィールや、秘められた素顔などを徹底解説していきます! 主にオリジナル版「ハロウィン」シリーズを取り上げながら、恐ろしいだけではない彼の意外な魅力に迫っていきます。
ブギーマン(マイケル・マイヤーズ)のプロフィール
本名 | マイケル・マイヤーズ |
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身長 | 2m以上? ※正確な情報は不明 |
生年月日 | 1957年10月19日 |
年齢 | 21歳(最初の事件当時) |
性格 | 残忍なサイコパス |
出身 | アメリカ合衆国イリノイ州ハドンフィールド |
続柄 | ドナルド・マイヤーズ(父) , エディス・マイヤーズ(母) , ジュディス・マイヤーズ(妹) , ローリー(妹) |
武器 | 肉切り包丁 |
恐怖の殺人鬼として恐れられるブギーマン。 もともと「ブギーマン」とは子どもをしつける際に話題にされる、子どもをさらう架空の怪物の名称です。ちなみにブギーマンはスコットランドに伝わる「ボーグル」「ボガート」「ボギー」などと呼ばれる存在が、もとになって生まれたと言われています。
性格
6歳のときに姉を殺害するなど、その性格は非常に残忍。善悪の判断ができず、彼の精神鑑定を担当した医師はその精神性を「純粋な悪」と判断しています。 命を奪うことに抵抗がなく、遭遇した人間や動物を無差別に殺すなど、その行動はまさしく「悪」そのもの。しかしながら作品によっては自身の姪を前に涙するシーンなども存在し、人間としての心がまったくないわけではなかったようです。
喋らない理由
実はブギーマンは作中で一切言葉を発していません。ですが、「ハロウィン」シリーズでは彼が話さない理由について特に言及される場面はありませんでした。 しかしリメイク版『ハロウィン』(2007年)では幼少期普通に会話する姿が描かれており、話さなくなったのは青年期以降だと伺えます。彼が最初に殺人を犯したのは6歳のとき。もしかしたらここでの体験が影響し、彼から言葉を奪っていったのかもしれません。
リメイク版では喋るし妹思い?
上記の通りリメイク版では幼少期に会話をするシーンや、死の間際に言葉を発するシーンも存在。 さらに自身が唯一心を許せる存在だった妹、ローリーを大切に想っていることが伺える場面も。物語のラストでは怯える妹を見て武器を捨てるなど、リメイク版のブギーマンはオリジナルよりもかなり人間性のあるキャラとして描かれています。
【素顔】マスクを剥いだら意外とイケメン!?
明かされた素顔は”美形で端正”だった
ブギーマンは常に白いマスクで顔を覆っていますが、「13日の金曜日」シリーズでお馴染みのジェイソンのように、顔が先天的な奇形でそれを隠しているわけではありません。 むしろそのマスクをとると、左目の眼瞼下垂以外は気になるような点はなくむしろイケメンの部類。ジェイソンやフレディなど、往年のホラー映画の殺人鬼たちは恐ろしい容姿をしていると思われがちですが、『ハロウィン』(1978年)に登場するブギーマンはかなりのイケメンです。 さらに事件から40年後を描いた、『ハロウィン』(2018年)では渋みも感じさせるイケオジとして登場しています。
マイケル役を演じたのは「ニック・キャッスル」
オリジナル版『ハロウィン』でブギーマンことマイケル・マイヤーズを演じたのはニック・キャッスル。 本作出演後は俳優としてのみならず、脚本として『ニューヨーク1997』(1981年)などに携わり、さらには監督として『スター・ファイター』(1984年)も制作しています。 2018年公開の続編版『ハロウィン』から続く新シリーズでは、ジェームズ・ジュード・コートニーがマイケル役を演じています。
【経歴】なぜマイケルは殺人鬼になったのか
6歳にして実姉を肉切り包丁で殺害
6歳のときのハロウィンに、姉であるジュディスを肉切り包丁でめった刺しにして殺害。6歳という幼さであまりにも残忍な殺人をおこなったマイケルは精神に異常があると判断され、精神病院に入ることになります。 そしてそれから15年ものあいだ、精神病院の閉鎖病棟で過ごすことになるのです。
15年間を閉鎖病棟で過ごす
残忍な事件を起こし、精神病院の閉鎖病棟で暮らすことになったマイケル。 ここで彼は精神科で医師を務めるサミュエル・ルーミスと出会います。ルーミスはマイケルの危険性を察知し、8年かけて彼を研究。ここでマイケルは「善悪の区別ができない純粋な悪」と判断され、その後も7年に渡り閉鎖病棟に収容されることになります。 マイケルが収容されている間に、彼の両親は死亡。そして残された妹は別の家に引き取られることになりました。
シリアルサイコキラーの誕生
21歳になったマイケルは、1978年のハロウィン前日に精神病院から脱走。自身の故郷であるハドンフィールドに向かうなか、殺害した作業員から服を奪い取り、さらに道中でハロウィンマスクや肉切り包丁を強奪。 親族唯一の生き残りとなった妹、ローリーの命を狙い追跡を始めます。最終的にローリー殺害は失敗に終わるも、それまでに犠牲になった人数はなんと13人!一夜にして街を恐怖のどん底に陥れる存在となりました。 そしてそれ以降もハロウィンが来るたびにマイケルは現れ、「ハロウィン」シリーズで長年に渡るローリーとの戦いが描かれることになります。 ローリーとマイケルの戦歴についてはこちら
【強さ】死なない殺しのプロフェッショナル
サクッとテクニカルに殺りまくる
肉切り包丁を携え、それによる殺害がメインと思われるブギーマンですが、実はその殺害方法は多種多様。 素手や電話コードによる絞殺、さらには持ち前の怪力で相手を持ち上げ、動きを奪ってから殺害するなど、様々なバリエーションで人々を始末していきます。 そして自らが殺害した人間になりきって新たなターゲットに近付くなど、頭を使ったアイディアも披露!不器用に見えるブギーマンですが、殺しのためには様々な手段を講じるテクニカルな一面も持っています。
何度でも復活する屈強モンスター
時には刃物で刺され、時には鈍器で殴られ、時には火だるまになるも、ことごとく生き延びてきたブギーマン。 普通の人間ならあっさり死ぬような場面も、ブギーマンにとっては些細な出来事。その超人的な肉体ですべてを跳ね返し、人々を追い詰めていきます。 作中でも彼に追われるローリーは「やつは人間じゃない」という発言もしており、ブギーマンは人間という存在を超越した本物のモンスターになっているのかもしれません。
【ネタバレ】ローリーVS.マイケルの死闘の結末
オリジナル版『ハロウィン』から40年後を描いた、2018年公開の続編版『ハロウィン』。 精神病棟に移送されていたブギーマンは脱走を図り、生き残った妹ローリーやその家族を追跡しながら街中で次々にひとを殺害。ローリーは娘のカレンや孫のアリソンと共にブギーマンを撃退し、何とか一命をとりとめました。 戦いは終わったかに見えましたが、ブギーマンは生き残り、続編『ハロウィン KILLS』(2021年)ではさらなる殺人が繰り返されることに。物語のラストではローリーがナイフを手に、ブギーマンとの戦いに向かいますが……。 そしてその続編となるのが『ハロウィン THE END』(2023年)。果たして2人の死闘は、どんな結末を迎えるのでしょうか。
【元ネタ】伝承における「ブギーマン」とは?実話なのか?
民族伝承での「ブギーマン」
ブギーマンは英語圏で広まっている民間伝承のひとつ。アメリカでは言うことを聞かないワガママな子どもをさらう存在として、子どもたちへのしつけの際に「言うことを聞かないとブギーマンが来る」と脅かすことが定番に。 しかしながらその姿にははっきりとした定形がなく、そこから転じて正体不明の殺人鬼などを「ブギーマン」と呼称することがあるようです。
映画のモデルとなった人物がいる?
実はブギーマンにはモデルになった人物がいると言われています。 ただ有名な殺人鬼というわけではなく、包丁を持って女性を追いかけまわしたという犯行から、監督のジョン・カーペンターがインスピレーションを受けたというだけのようです。 また一方では猟奇殺人鬼として有名なエド・ゲインがモデルのひとつになっているという噂も。しかし犯行方法など似通ったところはなく、真偽のほどは定かではありません。
ブギーマンはサイコな殺人鬼!でも素顔は端正なイケメンだった!
これまで数多くの作品で人々を恐怖させてきた「ハロウィン」シリーズの殺人鬼ブギーマン。 サイコパスかつ超人的な肉体を持つ恐ろしい存在ですが、実はイケメンだったり妹想いに描かれることもあったりと意外な一面も持っています。これを機に「ハロウィン」シリーズを見返して、改めて彼の魅力を見つけてみてはいかがでしょうか!