2018年2月28日更新

サリー・ホーキンス、『シェイプ・オブ・ウォーター』主演女優の歩んで来た道とは?【出演映画】

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サリー・ホーキンス
©Adriana M. Barraza/WENN.com

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注目の女優、サリー・ホーキンスについて解説!

シェイプ・オブ・ウォーター
FOX SEARCHLIGHT PICTURES

2018年3月1日に日本で公開される『シェイプ・オブ・ウォーター』の主演として、高い注目を集める女優、サリー・ホーキンス。 多くの映画に出演してきた彼女ですが、新作映画の公開をきっかけに更に有名になっていくことは間違いありません。この記事では、そんな彼女のプロフィールから出演作まで、彼女を語る上で是非とも知っておきたい情報をお届けします! 意外にも観たことがある映画もあるかもしれませんよ。

結婚はしてる?サリー・ホーキンスのプロフィール

サリー・ホーキンス
©Adriana M. Barraza/WENN.com

絵本作家でありイラストレーターでもある両親を持つサリー・ホーキンスは、ロンドン出身。 王立演劇学校卒の彼女は、舞台役者としてキャリアをスタートします。『ロミオとジュリエット』などの舞台に出演しつつ、テレビや映画などにもエキストラや脇役などで参加していました。 2002年の映画『人生は、時々晴れ』を機に多くの映画やドラマに出演するようになり、その後も順調な活躍ぶりを見せています。 そんな彼女は俳優として多忙なせいか、結婚もしておらず恋人に関する話題もありません。プライベートにはあまり触れられたくないようですが、趣味はダンスとのことです。

出演映画の幅広さが凄い!

1996年の映画デビューから、役柄を問わず数多くの話題作を支えてきたサリー・ホーキンス。『人生は、時々晴れ』の監督であるマイク・リーの作品に多く出演し、特に同監督の『ハッピー・ゴー・ラッキー』は彼女にとって出世作となりました。 『ブルージャスミン』といったシリアスな作品から、『パディントン』などのファミリー映画まで幅広く活躍しており、その演技力の高さが評価されています。 話題作『シェイプ・オブ・ウォーター』の他にも、2018年3月3日には別の主演作が日本で公開される予定です。

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気になる受賞歴!批評家協会に人気がある?

 シェイプ・オブ・ウォーター (プレス)
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

『ハッピー・ゴー・ラッキー』では、2009年のゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を獲得。また、2013年の『ブルージャスミン』の演技は高く評価され、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされたものの、受賞は逃しました。 新作の『シェイプ・オブ・ウォーター』では多くの批評家協会賞で女優賞を獲得した他、アカデミー主演女優賞にもノミネートされ、受賞への期待が高まっています。 アカデミー賞での受賞歴はありませんが、批評家協会からの評価は常に良い点が特徴です。

サリー・ホーキンス出演作をご紹介!

どこにでもいる娘を演じた『人生は、時々晴れ』

関係の冷え切った家族の絆が、ある出来事をきっかけに再生していく様子を描いた人間ドラマ。マイク・リーが監督を務め、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされました。 タクシードライバーである主人公のフィルとその家族は、集合住宅で憂鬱な生活を送っています。 ある日、息子のローリーが心臓発作で倒れた事によって、家族がそれぞれ抱えていた不満や問題が一気に噴き出し……。 サリー・ホーキンスが演じたのは、フィルと同じく家庭問題を抱える同僚の娘。父親に反抗的な娘として、どこにでもいる家族の描写に一役買っています。

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ポジティブな小学校の先生役として主演を務めた『ハッピー・ゴー・ラッキー』

同じくマイク・リーがメガホンを取り、アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた明るいコメディードラマです。 サリー・ホーキンス演じる女性教師のポピーは、どんなことがあってもポジティブシンキングを貫く小学校教師。自転車が盗まれても前向きな彼女の性格は一見すると変ですが、それと同時に不思議な魅力に溢れています。 自動車学校やフラメンコ教室に通うポピーの生活には、特別な要素は何もありません。それでも、彼女の生き方を通して人生における大事なことを示した作品です。

不幸な女性として強い印象を残した『17歳の肖像』

ジェニーは、有名大学に進学させようとする父親に反発しながらつまらない生活をしている16歳の少女。 ある日、彼女の前にデイヴィッドという魅力的な年上の男性が現れます。紳士的でお金持ちのデイヴィッドと恋に落ち、彼と結婚するために高校も辞めてしまうジェニーですが、そんな彼女を待ち受けていたのは衝撃の事実でした。 思春期の少女の激しい恋愛感情と、苦い挫折を余すことなく描いた青春映画です。サリー・ホーキンスはデイヴィッドと関係の深い人物を演じ、キャラクターが持つ疲れ切った雰囲気を演出しました。

サリー・ホーキンスが複雑な立場に苦悩する教師になりきった『わたしを離さないで』

日系イギリス人作家のカズオ・イシグロの作品として知られる同名小説の映画化。カズオ・イシグロ本人も製作に関わっています。 同じ学校で育った3人の主人公に降りかかる変えられない運命を、繊細に悲劇的に描いた作品です。 アンドリュー・ガーフィールドやキーラ・ナイトレイなどといった豪華なキャストが、ある決まりによって翻弄される儚い主人公たちを熱演しています。サリー・ホーキンスは、良心の呵責に耐えかねて子供たちに真実を伝える先生として登場。 子供たちへの哀れみや無力感を、表情で巧みに表現しています。

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落ちぶれた姉を支える妹を演じる『ブルージャスミン』

巨匠ウディ・アレンが手掛けた皮肉な人間ドラマ。主演を務めたケイト・ブランシェットは、アカデミー賞で主演女優賞を獲得しました。 かつてはセレブだったものの落ちぶれてしまった主人公のジャスミンは、精神病を患いながらも再起を目指します。しかし、生活が一変してもかつての価値観は変えられず、次第に破滅へと向かっていき……。 サリー・ホーキンスが演じたのは、ジャスミンが身を寄せるシングルマザーの妹、ジンジャー。 ジャスミンと違って身分相応な暮らしをしている、姉とは対照的な素直な人柄のキャラクターです。

ゴジラの恐ろしさを主張するキーパーソンとして登場『GODZILLA ゴジラ』

ハリウッド版『ゴジラ』である本作は、渡辺謙が出演したことでも話題となりました。大怪獣を圧倒的なスケールで映し出し、そこに人間ドラマもしっかりと盛り込んであります。 サリー・ホーキンスは渡辺謙が演じる生物科学者、芹沢の助手であり、ゴジラを神の如き存在として捉えている古生物学者を演じました。芹沢と同じくゴジラの脅威を訴える重要人物として活躍します。 2019年には続編『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ』の公開が予定されており、渡辺謙と同様に彼女も出演する予定となっています。

『パディントン』では優しいお母さん役なサリー・ホーキンス

世界中で愛されているベストセラー、『くまのパディントン』の実写化。CGによってリアルに作りこまれた主人公のパディントンと、彼のお世話をすることになったブラウン一家が騒動に巻き込まれます。 子供向けの内容ながら社会的な要素を取り入れたストーリー、そして巧みな映像表現など、あらゆる年齢層が楽しめるファミリー映画として大ヒットしました。 登場人物も魅力的なキャラクターばかりであり、サリー・ホーキンスが演じるメアリーもその中の1人です。ブラウン家の優しい夫人として、パディントンを温かく迎え入れます。

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『パディントン2』でも引き続き活躍!

第一作目と変わらず高く評価され、ファンの期待を裏切らない作品に仕上がっています。今回のストーリーは、パディントンが叔母へのプレゼントに選んだ飛び出す絵本を巡る大騒動を描いたもの。 何気ない描写が実は巧妙な伏線となっているなど、前作よりもスケールアップした練り上げられた構成は安定のクオリティーの高さです。前作で成長したブラウン一家も勿論登場し、冤罪で逮捕されてしまったパディントンを助けようと奮闘します。 サリー・ホーキンスは引き続きメアリー夫人を担当。前作と同様に温かく、また更にコミカルになった演技に注目です。

サリー・ホーキンスがオスカー受賞なるか!?『シェイプ・オブ・ウォーター』

『パシフィック・リム』などの監督として知られるギレルモ・デル・トロが手掛け、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得したSFラブストーリー。 政府の研究施設で働く発話障害を抱える清掃員の主人公、イライザは、研究所に閉じ込められた半魚人と出会います。手話によるコミュニケーションで徐々に惹かれ合っていき、2人は愛し合うようになりますが……。 サリー・ホーキンスが演じる主人公のイライザは、発話障害のため口を利くことが出来ないというキャラクターです。言葉が使えないイライザの感情を、表情や身振りなどで見事に表現しました。 いかがだったでしょうか?最新作の公開の前に、今回ご紹介した彼女の出演作も見ておくことをお勧めします!