2018年4月3日更新

黒沢清監督新作『旅のおわり世界のはじまり』の公開が決定!ウズベキスタンとの合作【2019年初夏公開】

黒沢清

世界的名監督・黒沢清が『旅のおわり世界のはじまり』を手がけることが決定しました。本作は日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、ナボイ劇場完成70周年記念の国際共同製作作品となっており、2019年初夏公開を予定しています。

目次

黒沢清が新作『旅のおわり世界のはじまり』を手がける【日本×ウズベキスタン】

黒沢清

『CURE』や『叫』、『クリーピー 偽りの隣人』など、数多くの世界的名作を作り出してきた監督・脚本家の黒沢清。 新作ごとに注目を浴びてきた黒沢が、また新たな作品を手がけることが決定しました。舞台はなんと、ウズベキスタンとのこと。 この記事ではキャストやあらすじ、また、本作が企画された経緯などを紹介します!

映画『旅のおわり世界のはじまり』あらすじ

本作では、日本のテレビバラエティ番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れた女性タレントが、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって、新しい世界が開かれ、成長していく姿が描かれます。 また黒沢清は「彼女の唯一のとりえは並外れた用心深さです。押し寄せる異文化を警戒し、拒絶し続ける彼女は、果たしてこの国を理解することができるのでしょうか。また、この国の人たちも、そんな彼女をひとりの人間として認めてくれるのでしょうか。」と、本作のテーマをこのようにかがけています。

世界的名作『CURE』『カリスマ』を製作した黒沢清とは?

黒沢清は1955年生まれの、日本を代表する映画監督の一人です。 彼は『CURE』(1997)で世界的に注目を浴び、『回路』(2000)では第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。また、『叫』(2006)で第64回ヴェネチア国際映画祭に正式出品され、近年では『散歩する侵略者』(2017)第70回カンヌ映画祭「ある視点」部門に出品されるなど国内外で高い評価を受けています。 そして黒沢は『旅のおわり世界のはじまり』に関して、「かつての世界の中心“ティムール帝国”、この響きに私は昔から強く魅了されていました。今まさにその場所ウズベキスタンにいます。私の大好きな俳優、スタッフたちとここで映画を撮るのです。きっと、これまでのどれにも似ていない映画になるでしょう。いくつかの夢が同時に叶ったような思いです。」とコメントしています。

ウズベキスタンとの合作!撮影はウズベキスタンオールロケーション

『旅のおわり世界のはじまり』は、日本とウズベキスタンが1992年1月26日に正式に国交を樹立してから25年が経ち、日本人が建設に関わったナボイ劇場が、1947年10月の完成から70周年を迎えたことを記念して製作される両国の共同製作企画です。 以前からウズベキスタンを始めとする中央アジアに興味のあった黒沢清が、オリジナル脚本でメガホンをとることになったのです。 撮影は駐日ウズベキスタン大使館、ウズベキスタン政府国家観光発展委員会、国営映画会社ウズベクキノなどの全面的協力により行われるとの事で、本格的な作品が出来上がる事が期待できます。

主演は前田敦子!

旅のおわり、世界のはじまり
(C)2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会

映画・ドラマ問わず数々の作品に出演し、その独特の存在感を存分に発揮している前田敦子ですが、彼女が映画作品で主演を務めるのは、実は2014年の黒沢清監督の『Seventh Code』以来となります。 また、2017年の映画『散歩する侵略者』でも彼女を重要な役どころで起用している黒沢監督ですが、今回ウズベキスタンで映画を撮るに当たって、彼女を起用するのは念願だったとか。というのも、トニー・レオン、松田翔太、そして前田らが出演する予定だった黒沢監督の日中合作映画『一九〇五』が、2013年に尖閣諸島問題の影響をうけて製作中止を受けたことが背景にあるのでしょう。 そうした背景があるだけに、今回海外を舞台に彼女を撮ることが出来たのは、黒沢監督にとっても万感の思いがあるのではないかと察する事ができますね。 そして、前田もまた特別な感慨があったようで、今回の出演については「AKBとして7年、AKBを卒業して今年で6年。丁度半分くらいのところにきて、今回、 女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまで辿り着いたと思っています」とコメントしています。

黒沢清最新作『旅のおわり世界のはじまり』は2019年初夏公開

世界的名監督・黒沢清が手がける『旅のおわり世界のはじまり』は2019年初夏に公開される予定です。 まだまだ情報が少ないので、これからの情報解禁を楽しみに待ちましょう!