「パシフィック・リム」イェーガー一覧【ジプシー・デンジャー】

2018年4月8日更新

2013年に公開され、熱狂的な人気を獲得した『パシフィック・リム』。本シリーズに登場する巨大ロボット、イェーガーを新作で登場するものもまとめてご紹介します。続編公開前の予習・復習用にどうぞ。

「パシフィック・リム」のイェーガー一覧

パシフィック・リム
© Warner Bros.

日本の怪獣映画やウルトラマン、ガンダムなどに多大な影響をうけたと公言しているギレルモ・デル・トロ監督が、2013年に手がけた『パシフィック・リム』。ロボット愛、怪獣愛満載の本作は、監督自身の言葉によれば「日本へのラブレター」だとか。 2018年4月13日には、いよいよ続編『パシフィック・リム:アップライジング』が公開されます。 そこで、本シリーズで重要な役割を果たす巨大ロボット、イェーガーについておさらいしましょう。イェーガーの概要やそれぞれの機体とその製造国、パイロット、そのほか特徴など、新作に登場するものもまとめてご紹介します。 ネタバレと捉えられる内容を含んでいますので、ご注意ください。

怪獣と戦うロボット、イェーガーとは?その種類や大きさは?

イェーガーとは、ドイツ語で「狩人」を意味する対怪獣用巨大ロボット兵器です。怪獣から地球を守るため世界各国で開発され、数種類の機体があります。発明者のジャスパー・ショーンフォールドは、シドニーを怪獣が襲ったニュースを見ていた際、その近くで息子が怪獣とロボットのフィギュアで遊んでいたことから、イェーガー開発を思いつきました。 全高は約80m、操縦はパイロットの神経とマシンを接合する「ドリフト」という方法を使用。パイロットの動きがそのままイェーガーに伝わるため、その強さはパイロットの能力に大きく依存します。 また、当初パイロットは1機に1名でしたが、脳神経への負担が大きすぎるため、2名で右脳と左脳の機能を分担。そのためパイロット同士は戦闘能力が同等であるのはもちろんのこと、思考や感情、記憶を共有し、強い信頼関係が必要になります。

ジプシー・デンジャー(アメリカ)

機体の特徴

ブルーの機体のジプシー・デンジャーは、アメリカ製のイェーガーで、作中では古めの機体です。主に接近戦向けに設計されており、格闘で怪獣にダメージを与えた後、プラズマ砲などでとどめを刺す戦術を得意とします。 旧式のため動力は原子力で、第一世代以外では唯一、核リアクターが2つ搭載されている機体です。放射能対策が施されているため、電磁パルス能力を持つ怪獣にも影響を受けません。

武器

ジブシー・デンジャーの両腕部には至近距離から発射するプラズマ砲「プラズマ・キャスター」が、胸部には熱線「ポイント・ブランク・ブラスト」が搭載されています。 2020年に怪獣ナイフヘッドとの戦いで大破し、その後改修された際には、肘部に「エルボー・ロケット(日本語吹替版ではロケットパンチ)」といロケット推進機が搭載され、パンチ力を増幅できるようになりました。また、蛇腹式で収納することができる「チェーンソード」も両腕に追加搭載されています。

パイロット:ローリー・ベケット&ヤンシー・ベケット(改修前)/森マコ(改修後)

ジプシー・デンジャーのパイロットは、もともとヤンシーとローリーのベケット兄弟でした。しかし2020年、怪獣ナイフヘッドとの戦いで兄のヤンシーが戦死。ひとりでジプシー・デンジャーを操縦し帰還しました。その後イェーガー計画が中止され、ローリーは各地を転々としていましたが、昔の上司であるペントコストに声をかけられ第一線に戻ります。 復帰したローリーのパートナーとなった森マコは、幼いころ怪獣が東京を襲撃した際に家族を失い、その怪獣を倒したペントコストに引き取られ、育てられます。マコはパイロットとしての適性を持っているにも関わらず、実戦に出ることをペントコストに反対されていました。 しかしローリーの後押しもあり、マコはジプシー・デンジャーのパイロットになります。

ストライカー・エウレカ(オーストラリア)

機体の特徴

オーストラリア製のストライカー・エウレカは、映画に登場する中でもっとも新しい第5世代のイェーガーです。最高レベルのパワー、スピード、装甲を誇るストライカーは、対怪獣作戦のなかでも中心的な存在となっています。 機体の色は白っぽいグレーで、背部には姿勢を安定させるためのスタビライザー「エンジェル・ウィング」が搭載されています。動力が原子力ではないため、電磁パルスに弱いことが弱点です。

武器

二股の刃で怪獣の甲殻を焼き切ることができる「スティング・ブレード」が両腕に収納されており、拳には電気を帯びた原子で怪獣を麻痺させる「メリケンサック」が搭載されています。胸部に埋め込まれた「エア・ミサイル」は、高い火力を持つ6連発のミサイルランチャーです。

パイロット:ハーク・ハンセン/スタッカー・ペントコスト&チャック・ハンセン

ストライカー・エウレカのパイロットは、ハークとチャックのハンセン親子です。父ハークは元軍人のエリートパイロットです。以前は弟のスコットがパートナーでしたが、スコットは問題行動が多かったため決別しました。 息子のチャックは血気盛んな若者で、完璧主義者。怪獣を倒した数でしか相手を評価せず、ローリーのことを「過去の英雄」、マコのことを「素人」と罵っています。一方で戦闘中、怪獣に倒されそうになるクリムゾン・タイフーンを助けるなど、根は悪い人間ではありません。 映画終盤では、怪我をしたハークの代わりにペントコストがチャックとともにストライカーを操縦しました。

クリムゾン・タイフーン(中国)

機体の特徴

クリムゾン・タイフーンは中国製のイェーガーで、3人乗りという珍しい操縦システムとなっています。通常のイェーガーと同じくパイロットが2人で、もうひとりは見張り役です。 右腕が二股に分かれ、腕を3本にできることや脚には膝の下にもうひとつ逆関節があるのも大きな特徴です。俊敏でジャンプ力に優れ、さらに腰の部分が360度回転するので、トリッキーな動きが可能。 機体の色は赤と黒に金の縁取りがついており、頭部にある目はひとつだけ。左の胸には「暴風赤紅」と書かれています。

武器

クリムゾン・タイフーンの左腕にはプラズマ砲が内蔵されており、二股に分かれる右腕にはそれぞれ回転ノコギリが装備されています。 また、タン三兄弟は「雷雲旋風拳(サンダークラウド・フォーメーション)」という必殺技を生み出しました。これは、上半身を回転させながら回転ノコギリで相手を切り刻み、とどめにプラズマ砲を発射するという派手な技です。

パイロット:チャン・ウェイ・タン& ジン・ウェイ・タン&フー・ウェイ・タン

チャン、ジン、タンは一卵性の三つ子で、クリムゾン・タイフーンのパイロットです。元ストリート・ファイターでカンフーの使い手である3兄弟は、その身体能力の高さもさることながら、戦術や武器にも詳しく、イェーガー計画に多いに貢献しています。 香港沖合に来襲したオオタチとレザーバックの2体を撃退するために出動しますが、コクピットを破壊されて敗北。しかし、3人とも無事生還しました。 クリムゾン・タイフーンの修繕が間に合わなかったため、最終作戦には参加していません。

チェルノ・アルファ(ロシア)

機体の特徴

緑がかったグレーのチェルノ・アルファは、ロシア製のイェーガーです。初期型で接近戦用の旧式の機体ですが、ウラジオストクを6年に渡って守り続けた実績があります。 旧式のため、動力源を背中に背負っています。コクピットは胸部にあるようで、そのせいで頭部が大きく見えます。また、他のイェーガーと違い、脱出機構を装備していません。

武器

重装甲の機体から生まれるパワーで、相手を叩きのめす攻撃を得意としているチェルノ・アルファは、高圧電流で腕を収縮させてパンチを打ち込む「テスラ・フィスト」を備えています。

パイロット:サーシャ・カイダノフスキー&アレクシス・カイダノフスキー

チェルノ・アルファのパイロットであるサーシャとアレクシスはロシア人の夫婦です。夫のサーシャはハーク同様に長い戦歴を誇るエリートパイロットですが、戦闘の指示は妻アレクシスが行います。 特殊なコネクションを持っているらしく、ペントコストによると彼らに頼めばなんでも調達できるとか。実際、最終作戦に使用した核弾頭は、カイダノフスキー夫妻が用意しました。

コヨーテ・タンゴ(日本)

機体の特徴

日本製のコヨーテ・タンゴは、グレーの機体の初期型イェーガーの1体です。映画開始時にはすでに過去のものとなっています。第1世代の機体で動力は原子力ですが、放射線対策が万全でなく、長時間搭乗するとパイロットが被爆するという重大な欠陥がありました。

武器

コヨーテ・タンゴは中距離戦闘用で、背中に「モーター・キャノン」と呼ばれる2つのエネルギー砲を装備しています。

パイロット:スタッカー・ペントコスト&タムシン・セビア

映画開始時には環太平洋防衛軍(PPDC)の司令官として登場するスタッカー・ペントコストは、かつてコヨーテ・タンゴのパイロットでした。ローリーがナイフヘッドとの戦いから生還するまで、1人でイェーガーを操縦して怪獣に勝利した唯一の人物でした。 マコを助けた東京での戦いは3時間にも及び、そのとき大量の放射線を浴び末期ガンになってしまいます。 もう一度イェーガーに乗れば死ぬと言われていましたが、最終作戦ではハークの代わりにチャックとともにストライカー・エウレカを操縦することにします。

【『パシフィック・リム:アップライジング 』に登場】ジプシー・アベンジャー

機体の特徴

ジプシー・アベンジャーは、前作でメインとなっていたジプシー・デンジャーの後続機です。 先代と同じブルーの機体のジプシー・アベンジャーは、やはり2人のパイロットによるドリフトが必要ですが、コクピットのシステムが大きく変わりました。パイロットは機体に乗らず、ホログラムの画面を見ながら戦闘を行います。

武器

ジプシー・アベンジャーの武器は、ジプシー・デンジャーの武器をアップデートしたプラズマ・キャスター2.0、チェーン・ソード2.0、エルボー・ロケット2.0のほかに、新たに開発されたグラビティ・スリンガーです。これを使って擬似的に建物や車を持ち上げ、怪獣にぶつけることができます。

パイロット

ジプシー・アベンジャーのパイロットを務めるのは、スタッカー・ペントコストの息子であるジェイクと、環太平洋防衛軍の士官ネイト・ランバートです。

セイバー・アテナ

機体の特徴

第6世代のイェーガーのなかで最も素早いセイバー・アテナは、ウルトラ・ライト・フレームという軽い素材で作られています。 オレンジ色のなめらかな機体のデザインが、ハイジャンプからの素早くアクロバティックな攻撃を可能にしています。

武器

セイバー・アテナは、ツインブレードという2本の刀のような武器を背中に装備しています。これは2つを合わせることで、より大きく威力が強くなります。 また、パーティクル・チャージャーという武器も備えています。

パイロット

セイバー・アテナのパイロットは、環太平洋防衛軍の訓練生メイリン・ガオと、同じく訓練生のリョウイチです。

ガーディアン・ブラーボ

機体の特徴

赤と白の機体のガーディアン・ブラーボは、長距離の戦闘用のイェーガーです。 背中にはブラスト・ホイルというジェット噴射機が搭載され、長距離を素早く移動することができます。

武器

ガーディアン・ブラーボの主な武器は、チェーン・ソードを改良したグラフェン・アーク・ウィップです。 ムチの形をしたこの武器は、長距離戦闘向けに作られました。グラフェン・アーク・ウィップは破壊不可能な金属でできています。そのため攻撃されたときの衝撃は長くつづき、複数の個体を同時に攻撃したり、対象の表面にかなりのダメージを与えたりすることができます。

パイロット

ガーディアン・ブラーボのパイロットは環太平洋防衛軍の訓練生イリヤと、スレーシュ・クラナです。

オブシディアン・フューリー

機体の特徴

黒いオブシディアン・フューリーは、最先端のテクノロジー会社であるシャオ・インダストリーズでプリカーサーに操られたニュートン・ゲイズラー博士によって開発された、怪獣とイェーガーのハイブリットの機体です。 パイロットが操縦するのイェーガーに代わるドローン兵器として開発されたため、コクピットがありません。

武器

オブシディアン・フューリーには、ミサイル一斉発射用のAKMサルボ・ランチャーやパーティクル・チャージャー、プラズマ・チェーンソー、そして腕にはパーティクル・ガンを装備しています。

『パシフィック・リム』(2013)と『パシフィック・リム:アップライジング 』(2018)に登場するイェーガーを紹介しました。 新作でお披露目される新たなイェーガーは、それぞれに特徴が違うので多彩な戦闘シーンが展開されそうですね。