2018年12月12日更新

映画『ニセコイ』の実写キャストを原作キャラクターと徹底比較!

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実写映画『ニセコイ』のキャストと原作キャラを徹底比較!

『ニセコイ』は2011年~2016年に週刊少年ジャンプで連載されていた古味直志によるラブコメ作品です。近年では比較的珍しい王道のストーリーと個性的で魅力的なキャラクターたちが織り成す掛け合いが人気を集め、2014年および2015年にはテレビアニメ化を果たしています。 ジャンプで連載されたラブコメの中では最も長く連載され、最も多くの巻数のコミックスをリリースした作品です。全25巻の累計発行部数は1000万部以上!コミックスのおまけとして描き下ろされた『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』までメディアミックスが行われ、幅広い人気を獲得しました。 その『ニセコイ』が2018年12月21日、ついに実写映画化!早くもどのキャラを誰が演じるのかといったキャスト論争が勃発するなど、大きな注目を集めています。

映画『ニセコイ』のあらすじ

主人公・一条楽(いちじょうらく)は10年前にある少女と出会います。彼女と遊んだ時間は短かったもののお互い恋心が芽生え、別れの際に約束を交わしました。再会した時、楽が預かったペンダントに付いた「錠」を少女の持つ「鍵」で開け、ペンダントの中にある物を取り出し結婚しよう……と。 それから10年の月日が流れ高校生になった楽は、転校生の少女・桐崎千棘(きりさきちとげ)と出会い、親の都合で彼女と3年間恋人同士のフリをする「偽の恋」を演じることになります。一方、楽には小野寺小咲(おのでらこさき)という気になるクラスメートがいて、彼女が約束の女の子かもしれないと推し量ります。 千棘との偽の恋はやがて本物の恋になるのか?小咲は本当に約束の女の子なのか?それとも他に楽にとって運命の女の子がいるのか?楽を取り巻く「偽恋物語」の結末やいかに!?

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『ニセコイ』の実写キャストに賛否両論!?ビジュアルを徹底比較

実写版『ニセコイ』の各キャストとビジュアルが続々と発表されていますが、原作ファンの意見は厳しく賛否両論を巻き起こしています。 原作の世界観をどのように表現するのか期待を込めて、各キャラクターの解説とビジュアル比較をしていきます。

主人公・一条楽/中島健人

『ニセコイ』の主人公で、極道一家「集英組」組長の一人息子。しかしケンカは弱く夢は「一流大学に入って公務員になること」という平凡な高校生男子です。10年前に初恋の女の子からもらった錠付きのペンダントを常に持っていて、いつかその女の子と再会することを密かに願っています。 極道に囲まれた中で育ったために性格は一本気があって真面目で面倒見が良く、その一方で細かい所が気になる神経質な一面もあります。

今回の実写版で楽のキャストに選ばれたのは、大人気アイドルグループSexyZoneのメンバー・中島健人。テレビドラマや映画などに出演し、俳優としても活躍していますが、過去の作品は少女漫画が原作のものも多く、「王子様」的ポジションの役柄が多め。 そのため、真面目で硬派な楽のイメージとは離れているのではないかという意見も多数。しかし、中島健人は本作主演にあったって、これまで自身の代名詞でもあった「王子様」キャラを封印するという、「脱・王子」宣言を掲げているため、既存のイメージを覆す演技に注目です。

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ケンカっ早いハーフ美少女・桐崎千棘/中条あやみ

『ニセコイ』におけるヒロインの1人で、ギャング「ビーハイブ」のボスの娘。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフで、楽たちの通う凡矢理高校に転入してきます。 可憐な見た目とは裏腹に、ギャングのボスの血統だからか短気でかなりケンカっ早い性格。その反面、暗所恐怖症かつ閉所恐怖症で雷も苦手という恐がりなところも。恋愛に関してはやや奥手。 小さい頃の日記帳に挟まっていた「鍵」を所持していて、楽の「約束の女の子」の可能性を持った1人でもあります。

そんな千棘を演じるのは、テレビに映画に引っ張りだこの中条あやみ!本作を手掛ける河合勇人監督とは、「チア☆ダン」に続いてのタッグとなります。 キャラクター設定と同じくハーフである中条あやみですが、キャストビジュアル公開時は「イメージと違う」という声も。「超絶美少女」で金髪ヘア、ケンカっ早いというギャップが特徴的なキャラクターのため、実写での再現には困難を極めているのかもしれません。 しかし、容姿端麗でスタイル抜群という点は共通しているので、清純派のイメージを脱ぎ捨てた彼女が、演技力でどのくらい千棘に近づけるかがポイントとなります。

楽の気になる相手・小野寺小咲/池間夏海

ヒロインの1人で、和菓子屋「おのでら」の娘。楽とは中学も同じで、楽が凡矢理高校を志望していると知って同じ高校を受験するくらい強い好意を持っているものの、控えめな性格が災いしどうしても言い出せません。 「鍵」を所持しており、楽の「約束の女の子」の可能性を持った1人。しかしそのことも打ち明けられず、悶々とした日々を送っています。クラスのマドンナですが、恋愛に関してはかなりの奥手のため、楽と両思いであることに気が付いていません。 スピンオフ作品『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』では主役に抜擢。原作とは異なる世界線の物語で魔法少女として活躍します。

本作で小野寺小咲役を演じたのは、2002年生まれの現役女子高生モデルで女優の池間夏海。過去にはダンスボーカルユニット「ロリポップ」のメンバーとして活動し、現在は女優として多数のCMに出演するなど、幅広い活躍を繰り広げる、注目の逸材との呼び声も高いです。 容姿に関しては原作と比べてもイメージが一致していて、期待が高まります。

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謎の転校生・橘万里花/島崎遥香

警視総監の娘で、超お嬢様の橘万理花。彼女もまた「鍵」を持つ1人で、楽とは10年前に結婚の約束を交わしたと主張している自称・婚約者。千棘や小咲と違い事あるごとに楽にアプローチする積極性を持っています。ただし自分が楽に迫られると動揺してしまう一面も。 普段は語尾に「~ですわ」をつけるなど上品な素振りを見せますが、怒った時は博多弁を炸裂します。 楽のためなら何でもやるという献身的な性格で、既に花嫁修業まで行っています。あまりにも楽しか見ていないため、それ以外に関してはズボラなところがあり、学業も疎かにしている模様。子供の頃から病弱で、貧血の薬を常備しています。

実写版で橘万里花役を務めるのは、元AKB48のぱるること島崎遥香です。純粋無垢ではつらつな万里花を、持ち前の可愛らしい笑顔で演じます。 普段はお嬢様口調の万里花ですが、怒ると博多弁を連発するという役どころのため、万里花の二面性を演じ切れるかがカギとなります。 映画の出演は卒業以来初めてとなる本作。いったいどのような姿を見せてくれるのでしょうか?

お調子者の楽の親友・舞子集/岸優太

楽の親友・舞子集は、女の子が大好きなお調子者。明るく社交的な性格のため、クラスのウワサを数多く知る情報通です。楽と千棘の仲を知る数少ない人物でもあります。 頭の回転が速く察しが良い反面、物事を面白くするためにわざと混乱を招くように仕向けることも。楽の良き相談相手です。

舞子集を演じるのは、ジャニーズアイドルグループKing&Princeのリーダー・岸優太。映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』などに出演し、また同作で中島健人と共演しています。 原作と同じく、明るい髪色と黒ぶち眼鏡が特徴的で、容姿の再現度は高めであると評価も。2018年のCDデビュー前からドラマや映画での演技経験があり、若手の注目株ともウワサされています。

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ヒットマン・鶫誠士郎/青野楓

ビーハイブの構成員であり千棘のガードマンを務める優秀なヒットマン。千棘の執事であるクロードと常に行動を共にし、千棘のことが好きすぎるゆえに同じ高校に転校してきました。 本人いわく「千棘とは子供の頃からの付き合いで一緒にお風呂にも入った仲」。楽のライバル……かと思われていましたが、実はれっきとした女の子でした。 性格は意外と女の子っぽいところも多く、泣き虫で恥ずかしがり屋。料理の腕前もかなりのもので、千棘よりも乙女かも!?

実写版で鶫誠士郎役を務めるのは、兵庫県出身の若手女優・青野楓。朝のワイドショー「めざましテレビ」内のコーナーにて、「イマドキガール」として活動した経験もあり、近年はテレビドラマを中心に活躍しています。 一見クールでボーイッシュな凄腕ヒットマンの誠士郎ですが、実はシャイでか弱いという役柄をどう演じ切るか注目です。

小咲の親友・宮本るり/河村花

小咲の親友で、さばさばした性格の宮本るり。クールな性格に思われがちですが、友達思いで熱い性格の持ち主です。 成績優秀で、楽と小咲が両想いであることを知っているため、ふたりの恋を成就させるために強引な手段を取る一面も。

実写版で宮本るりを演じるのは、2001年生まれの女優・河村花。愛知県出身で、特技は歌うことであり、6歳の頃から児童合唱団で活躍しています。 本作が自身初の映画出演ということで、しっかり者で友達思いのるり役を、フレッシュな雰囲気で務めます。るりのトレードマークである銀縁眼鏡も、自然に似合っています。

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クラスの担任教師・日原教子/松本まりか

楽や千棘が所属するクラスの担任教師である日原教子。キョーコ先生という呼び名で生徒たちから親しまれています。 短髪と眼鏡が特徴で、かなり大雑把な性格。生徒の舞子集から思いを寄せられています。

本作で日原教子役を務めるのは、女優の松本まりか。 2000年の女優デビュー以来、数々の作品に出演し、2018年にはテレビドラマ『ホリデイラブ』で「あざとかわいい」井筒里奈役を務めたのをきっかけに、「Yahoo!検索大賞2018」で女優部門で第3位にランクインするなど、一躍脚光を浴びました。 ヘアスタイルやこれまで彼女が演じてきたキャラクターのイメージは、ビジュアル的には原作の教子と異なるものですが、実写版で性格にもアレンジが加わっているのか気になるところです。

ビーハイブの幹部クロード/DAIGO

ギャング組織・ビーハイブの幹部であり、千棘の幼い頃からのボディガードを務めるのが、クロード・リングハルトです。 銀髪に眼鏡が特徴的なこのキャラクターへの配役は、原作者である古味も注目していました。

そんな強烈なキャラクター・クロード役を務めるのは、アーティストとして活躍する傍ら、近年は俳優業にも精力的に進出しているDAIGO。 クロードは特に実写での再現が難しいといわれているため、今回のキャスティングには疑問の声があがる中、ビジュアル的にはぴったりで、はまり役だという大絶賛の意見も。原作にどれだけ寄せていくかに注目です。 DAIGOは今回の起用に際し、「OOI(O=お嬢をO=お守りI=致します)」とDAI語で意気込みを語りました。

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監督は「チア☆ダン」の河合勇人

今回監督を務めるのは、河合勇人。 数々の現場で助監督を務めたのち、テレビドラマの演出家として活躍した河合は、2008年に『花影』で監督デビュー。 その後、『俺物語!!』や『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』、『兄に愛されすぎて困ってます』など主にコメディや漫画原作の分野で話題作を連発。今、波に乗っている監督の一人です。

主題歌は大人気バンド・ヤバいTシャツ屋さん『かわE』

本作の主題歌を担当したのは、若者を中心に人気を博しているロックバンド・ヤバいTシャツ屋さん。男女混合の3ピースバンドで、ロックとポップが合わさった独特の世界観で多くのファンを魅了しています。 主題歌の『かわE』について主演の中島健人は公式HP内で、「『ニセコイ』と『かわE』のふたつの化学反応が絶妙」とコメントし、共演の中条あやみは「頭から離れない、ハイテンションムービーを彩る主題歌」とコメントしています。 そして、ヤバいTシャツ屋さんのメンバーは、「オファーを受けたとき、自分たちでいいのか戸惑った」とこぼしながらも、「映画を観た人がしっかり楽しい余韻を引きずってしまうような曲を目指しました」と語っています。 また、MVには小野寺小咲役の池間夏海も出演しており、映画とのコラボ感も楽しめます。

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実写映画『ニセコイ』は2018年12月21日に公開!

ラブコメ作品としては、ジャンプ史上最長連載記録を誇り、多くの読者から愛されてきた『ニセコイ』。 人気作品ゆえに、実写化の際はキャスティングなどにさまざまな意見が飛び交い、一部では議論を巻き起こしましたが、原作のビジュアルを実写流に再現し、作品の世界観をつくりあげています。 そんな映画『ニセコイ』は、2018年12月21日より全国ロードショー。平成最後の冬を盛り上げる、ハイテンションムービーの行方はいかに!