【ドラマ化&漫画化決定】感動の実話『夫のちんぽが入らない』を紹介【ceroにも影響】
衝撃のタイトル、『夫のちんぽが入らない』とは?
本屋さんで平積みされる本の中に、『夫のちんぽが入らない』という衝撃のタイトルを見つけて驚いた人もいるのではないでしょうか? 『夫のちんぽが入らない』は、タイトルから連想されるような、赤裸々な夫婦の性生活だけにスポットを当てて描かれた物語だと思ったら、大間違いです! 作者・こだまさんの夫との出会いから結婚、小学校での教師生活と、密度の濃いストーリーが描かれた作品になっています。 どうしようもなく辛い現実が淡々と流れていき、胸が苦しくなる展開ばかりなのですが、場面場面でクスッと笑ってしまう、こだまさんのユニークな文章が実に見事! 今回の記事では、原作の情報や、あらすじについて触れてから、実写版と漫画版の情報紹介など『夫のちんぽが入らない』を徹底紹介します!
同人誌から大反響を呼び書籍化へ!Yahoo!検索大賞受賞も
24日発売「クイック・ジャパン」136号の見本誌をいただきました。共に活動してきた爪切男さんとの瘡蓋を剥がし合うような対談が載っています。私の連載エッセイは『逃走する人』。パニック障害の夫との日常を書きました。いつも爪さんの閉所恐怖症を笑っていたけど実は夫も同じです。 pic.twitter.com/d6goVl6OGB
— こだま (@eshi_ko) February 22, 2018
『夫のちんぽが入らない』のはじまりは、2014年5月に開催された「文学フリマ」。作者のこだまさんが懇意にしている仲間である、たかさん、爪切男さん、乗代雄介さんの3人で、合同誌『なし水』を製作しました。 その中に、こだまさんが寄稿したのが『夫のちんぽが入らない』でした。当初は、「売れたい」「執筆を仕事にする」といった考えは一切なく、ただ仲間に認めてもらうために、自分の恥を全力で晒しにいった作品だったとのことです。 しかし、良いものが広がるのは必然なのでしょう。『夫のちんぽが入らない』はネットで話題を呼び、書籍化します。そして、Yahoo!検索大賞2017小説部門を受賞しました。
『夫のちんぽが入らない』あらすじ
「夫のちんぽが入らない」。恋人や夫婦の関係で、お互いの心を結びつける方法の1つである「性行為」ができないことで、主人公「私」は「自分がふつうではない」と言われているような不安にさいなまれます。 そして、「私」に突き付けられる「じぶんが不完全」という感覚が「私」をどんどんと追い詰めていくことに。夫が風俗通いをしても、「私が彼を満たしてあげられないから仕方がない」と耐える日々。そんな中で、勤める小学校で受け持ったクラスの学級崩壊が起こり、さらに「私」の心と体は消費されていくのでした……。
「私」と「私」を取り巻く登場人物
「私」
物語の主人公「私」。不安定な気性を持つ母親の影響もあってか、幼い頃から、周りを気にしすぎる性格の持ち主で、学校に行くときは決まって腹痛を起こしていました。大学卒業後は小学校の教師になります。
「彼(夫)」
初めて会ったときから、「私」の懐にスーッと入ってくる自由奔放な「彼」。「私」に入れることができないという問題がありながらも、「私」を愛して、結婚しました。大学卒業後は高校講師になります。
「私」の母
完璧主義で、娘である「私」に対し、幼い頃から強く当たる、不安定な心を持つ「私」の母。「私」の心には母親の存在が大きく根差しており、それが「私」に深くのしかかっています。
ミユキ
「私」が担任を受け持ったクラスの女子生徒である、ミユキ。クラスの中で中心的なポジションにいる生徒で、「私」の教師生活に大きな影響を与える人物になります。
『夫のちんぽが入らない』ドラマ化&漫画化決定!
発売1カ月で13万部を突破した『夫のちんぽが入らない』の、ドラマ化と漫画化が決定しました。全国の書店員さんが絶賛し、各メディアでも大反響を呼んだ本作品がどのように、ドラマと漫画で表現されるのかに期待が集まっています。 ドラマ版はフジテレビによる連続ドラマで、同局が運営する動画配信サービスFODやNetflixで2019年に配信されます。また、ドラマ版の演出は映画『ふがいない僕は空を見た』『お父さんと、伊藤さん』などで知られる映画監督、タナダユキが務めます。
気になるドラマ版のキャストは?
渡辺研一/中村蒼
ドラマ版で夫である渡辺研一を演じるのは、中村蒼です。 中村は、「まずタイトルに衝撃を受けましたが、中身はさらに違った衝撃を受ける作品でした」とコメント。同時に「互いを想って力強く生きるこの夫婦が世界中の人々から愛されると良いなと思います」と作品に込めた思いを語りました。
久美子/石橋菜津美
主人公・久美子を演じるのは、石橋菜津美です。 1992年生まれの石橋は、2008年に女優デビュー。翌年、『メイちゃんの執事』で連続ドラマデビューを果たしました。その他、映画『図書館戦争-THE LAST MISSION-』や『少女』、『仮面ライダーフォーゼ』や『牙狼-GARO- -魔戒ノ花-』などの特撮ドラマに出演しました。
漫画版はヤングマガジンにて連載中
本日発売のヤングマガジン、ゴトウユキコさん作画『夫のちんぽが入らない』第7話。「小動物」も、決意の「物」も実際のまま描かれてます。当時の私はそれしか思いつかなかった。次回から月1の連載となりますが、9/6にコミック第1巻発売、そしてゴトウさんの短編集の企画も進行中との嬉しいお知らせ! pic.twitter.com/95DxDBnWZu
— こだま (@eshi_ko) July 2, 2018
また、漫画版はヤングマガジンにて連載中。こちらの作画を担当するのは、『R−中学生』『水色の部屋』のゴトウユキコです。小説、ドラマとはまた違った漫画ならではの魅力もぜひチェックしてみてください。
『夫のちんぽが入らない』に影響を受けた楽曲も
人気バンドグループ・ceroの中心メンバーである、高城昌平は、『夫のちんぽが入らない』の一節に着想を受けて、「Orphans」という楽曲を製作したそうです。 「夫の性器が『私』に入らないのは、神様が細工したから……」という一文が、カップルでない高校生の男女の一晩の家出を歌った歌詞にリンクしているとか。 「映画にするときはぜひ」と高城がツイートしていますが、実際に主題歌に採用されるのかも注目です。
ぜひ読んでほしい『夫のちんぽが入らない』
以上、『夫のちんぽが入らない』の内容の徹底解剖でした。映画化と漫画化についての情報も今後、続々と発表されるとのことなので、注目です。 ますは、一度、原作である『夫のちんぽが入らない』の小説を読んでみてください。こだまさんのまっすぐな文章が、きっと、あなたの心を震わせてくれるでしょう。