2019年10月6日更新

ランド・カルリジアンって一体何者? ハン・ソロの旧友に迫る【スター・ウォーズ】

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ランド・カルリジアンとは?基本プロフィールから意外な事実まで徹底紹介!

出番は決して多くはないものの、「スター・ウォーズ」を語るのには欠かせないキャラクターがランド・カルリジアンです。 シリーズ随一の人気キャラクターハン・ソロの悪友の企業家兼ギャンブラー、そしてミレニアム・ファルコン号の元の持ち主でもあるカルリジアン。この記事では映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』にも登場する彼について、徹底解説します。

ランド・カルリジアンの基本プロフィール

まずはランド・カルリジアンの基本的なプロフィールから見ていきましょう。

ハン・ソロにミレニアム・ファルコン号を譲った悪友

ランド・カルリジアンはソッコーロという惑星出身の人間の男性。ハン・ソロの悪友として「スター・ウォーズ」シリーズに登場します。 実は、彼はソロが船長として乗っているミレニアム・ファルコン号のかつての持ち主です。ギャンブラーであるカルリジアンは、ギャンブルによってファルコン号を手に入れましたが、その操縦をソロから教わり、二人の交流が始まったそうです。 その後、彼はファルコン号に乗って銀河を旅し、ギャンブルによってお金を手に入れては消費するという生活を送っていました。そしてギャンブル大会で再会したソロにカードゲーム、サバックで負け、大金とファルコン号を譲ることになってしまいました。

その後、惑星ベスピンの執政官に

ファルコン号を失ったカルリジアンは、懲りることなく再びギャンブルに手を出します。しかし今度はベスピンという惑星の中心都市、クラウド・シティを持ち主から巻き上げることに成功するのです。 ベスピンはガスの産地であったため、カルリジアンは帝国の目を盗んで採掘事業を展開。その後、彼は市民のために真面目に働く都市の執政官となりました。

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歴代「スター・ウォーズ」シリーズでの活躍は?

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』

ランド・カルリジアンの初登場は、1980年公開のシリーズ2作目『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』です。 帝国軍に追われたソロとレイア姫を自身の惑星に匿いますが、ダース・ベイダーに発見されてしまい、惑星を守るために二人の身柄を引き渡してしまいます。しかしダース・ベイダーが彼との約束を反故にしたため、帝国軍からレイア姫を奪還します。 一方ソロは、借金のカタに暗黒組織の首領ジャバ・ザ・ハットに賞金を掛けられており、彼の元に送られていました。そんなソロを救出する為、カルリジアンはチューバッカと共にジャバ・ザ・ハットが住む惑星タトゥイーンに向かうのです。

『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還』

1983年に公開された『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還』でカルリジアンは、傭兵としてジャバ・ザ・ハットの宮殿に乗り込み、ソロ救出に成功します。その後反乱同盟軍の将軍となり、帝国軍の要塞第2デス・スター破壊作戦の突撃隊長を任されます。 そして、ソロからファルコン号を借り受け、デス・スター中枢部を見事破壊しました。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』での活躍

2018年に公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では、若きハン・ソロとその悪友ランド・カルリジアンの出会いが詳しく描かれました。 その頃のランドは大型貨物船ミレニアム・ファルコンを所有する密輸業者。惑星ケッセルでハイパー燃料「コアキシウム」の奪取計画を練っていたハン・ソロは、銀河一速いといわれるファルコン号を必要としていました。 ハン・ソロはランドが興じていたカードゲーム「サバック」で、ファルコン号を賭けて勝負を挑みます。しかしランドはイカサマで勝利し、この時はファルコン号はハン・ソロの手に渡りませんでした。 それでもランドはハン・ソロにファルコン号を貸し出します。惑星ケッセルから無事帰還した後、ファルコン号を手に入れるため再びランドにカード勝負を挑むハン・ソロ。今度はイカサマ返しで、ランドからファルコン号を奪取したのです。これが二人の腐れ縁、悪友としての関係の始まりでした。

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アニメシリーズ『スターウォーズ 反乱者たち』にも登場

2014年に制作されたアニメ版「スター・ウォーズ」は、時系列的にエピソード3と4の間の物語です。エズラとジェダイの生き残りであるケイナンを主人公に、反乱同盟軍が結成されるまでを描いています。 アニメ版にも自称企業家兼ギャンブラーとしてカルリジアンは登場し、主人公たちとドロイドのチョッパーを掛けたギャンブルに興じます。ちなみに勝負に勝ったのはカルリジアンです。 そして奪われたチョッパーを取り戻す為、主人公たちはカルリジアンに協力を強いられます。結果、犯罪組織のボス、アズモリガンから貴重鉱物を嗅ぎつける動物を強奪する手助けをすることになるのでした。

「エピソード9」でついにカムバック

2019年12月公開のエピソード9「スカイウォーカーの夜明け」には、オリジナルキャストのビリー・ディー・ウィリアムズが再びランド・カルリジアン役で復帰しています。 特報映像には、船長ハン・ソロを失ったミレニアム・ファルコンで、チューバッカとともに操縦しているランドの姿が映り、旧三部作からのファンをワクワクさせました。 1983年の「ジェダイの帰還」以来、実に36年ぶりとなったランド・カルリジアン役。「スター・ウォーズ・セレブレーション」に出席したビリー・ディー・ウィリアムズは、「これは人生のハイライトだ」と興奮気味!簡単に役に戻ることができたのかという質問には、「ランドが僕の中から離れたことはないよ」と返していました。

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ランドには息子が?元ストームトルーパー、フィンとの噂

スター・ウォーズ 最後のジェダイ フィン
© LFI/Avalon.red

シリーズ7作目『スター・ウォーズ フォースの覚醒』に登場する黒人の少年フィン。元々はファーストオーダーに所属する兵士、ストームトルーパーでした。個性を消す防具を装着し、名前もなくFN-2187という識別番号で呼ばれていました。しかし組織の残虐さに耐えきれず脱走。その後、番号のFNに由来し、フィンと呼ばれるようになります。 フィンは幼い頃に連行され、兵士として洗脳されていたという設定で、両親についてはっきりした情報はありません。しかし、フィンの父親がカルリジアンではないかという噂が流れています。その出どころはなんと「スター・ウォーズ」のジグソーパズル。ショッピングサイトの説明文に“フィン(ランド・カルリジアンの息子)”という記述があったのです。 この説明文は出品者による記載ミスの可能性が高いです。しかし、ランドとフィンは同じ黒人。そして、彼もかつて帝国軍裏切ったレジスタンスの精神を持っているという点からこの説はあながち見当違いではないかもしれません。

旧三部作では俳優ビリー・ディー・ウィリアムズがランドを演じる

ビリー・ディー・ウィリアムズ
©Apega/WENN.com

ビリー・ディー・ウィリアムズはアメリカはニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人俳優。画家を目指して美術学校へ進学しましたが、途中から演技の道に進みました。 当初はブロードウェイで活躍する舞台俳優だったウィリアムズですが、1959年に映画デビューします。そして1971年にテレビ映画として制作された『ブライアンズ・ソング (原題)』に出演。実在するフットボールプレイヤー、ゲイル・セイヤーズ役を演じ、一躍有名になります。 「帝国の逆修」、「ジェダイの帰還」でカルリジアンを演じた他、アニメ版でも声を担当していました。

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スピンオフ作品ではドナルド・グローヴァーがランド・カルリジアン役に!

『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』
© Walt Disney Studios Motion Pictures

2018年6月より公開される『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』はハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品。描かれるのは若き日のソロとその仲間たちとあって、当然ランド・カルリジアンも登場します。 そんな本作でカルリジアンを演じるのは俳優ドナルド・グローヴァーです。クローヴァーは俳優として2015年『オデッセイ』や、2017年『スパイダーマン:ホームカミング』などの大作に出演しているほか、アニメ版『デッドプール』のプロデューサーを手がけるなど非常に多彩。

またチャイルディッシュ・ガンビーノ名義で歌手としても活動しており、第60回グラミー賞で最優秀トラディショナル・R&B・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しています。 そんなマルチな才能を持つグローヴァーが、どんな風に若き日のランド・カルリジアンを演じるのか期待したいところです。

ランド・カルリジアンのトリビアを紹介

ランド・カルリジアンVer.のミレニアム・ファルコン

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開された2018年、バンダイからランド・カルリジアンが所有していた頃のミレニアム・ファルコンのプラモデルが発売されました。1/144スケールで、外装も白と青いラインが美しいスレンダーな姿のものです。そう、まだ「銀河のガラクタ」ではない頃! ハン・ソロがランドから手に入れた時の形状をそのまま完全再現した逸品で、「新たなる希望」で登場したハン・ソロVer.のファルコン号と比較するのも楽しみの一つ。機体の上面装甲を外すことができ、内部の居住スペースも再現されているので、ランドやソロの付属パイロットパーツを配置して楽しむこともできます。

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「エピソード9」にランド・カルリジアンの娘が登場

ナオミ・アッキー
©Cordon Press/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

「スカイウォーカーの夜明け」には、新キャラクターのジャナが登場。演じるのはイギリスの新進女優ナオミ・アッキーですが、どうやらジャナはランドの娘ではないかという噂が!フィンがランドの息子ではないかという説もありましたが、様々な考察が飛び交っているようですね。 「スター・ウォーズ・セレブレーション」に登壇したナオミ・アッキーの口からはっきりとは聞かれませんでしたが、かなり前からネット上では噂になっていたようです。ジャナは旅の途中でレイたちの仲間になるキャラクターとのこと。クールなアクションも見せてくれるようで、ランドとの親子共演となれば楽しみも増えます。

「スカイウォーカーの夜明け」でもランド・カルリジアンの活躍に期待!

ある時はギャンブラー、またある時は実業家の顔を持ち、都市の執政官やレジスタンスの将軍といった肩書も手にしたランド・カルリジアン。元々はハン・ソロと同じ密輸業者でしたが、実はなかなかのやり手だったようです。 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で過去が描かれ、ハン・ソロとの不思議な絆を持つ彼が、再び「スカイウォーカーの夜明け」で戻ってくることはファンにとっては願ってもないこと。ハン・ソロ亡き後のファルコン号を託せるのはランド以外には考えられません。 元の持ち主に戻ったファルコン号とともに、“スカイウォーカー・サーガ”最終章での活躍にも大いに期待したいところですね。