2018年5月11日更新

『パシフィック・リム』吹き替え声優一覧【菊地凛子の声は誰!?】

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パシフィック・リム

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『パシフィック・リム』の豪華すぎる吹き替え声優をご紹介!

2013年に日本公開された『パシフィック・リム』は、太平洋の深海から出現した怪獣と、巨人兵器「イェーガー」を操る環太平洋防衛軍の戦いを描いたSFスペクタクル。ギレルモ・デル・トロがメガホンを取り、製作費は驚異の2億ドル超という超大作です。 主人公のローリー・ベケットをチャーリー・ハナムが演じ、日本からヒロインに菊地凛子、その幼少期に芦田愛菜が起用されたことで注目を集めました。 本作はハリウッド最先端のVFXを駆使した映像、大迫力のアクションシーンが見どころですが、すごいのはそれだけではありません。吹き替えに日本を代表する声優陣が集結し、「普段は字幕派だけど、今回は吹き替えで観る!!」という声が続出したのです! この記事では、豪華すぎると話題になった吹き替え声優をまとめてご紹介します。

ローリー・ベケット(チャーリー・ハナム)/杉田智和

本作の主人公・ローリー・ベケットは、過去の戦いで兄ヤンシーと共にイェーガーに搭乗していましたが、兄を亡くしたトラウマが原因で辞職。その後、しばらく「命の壁」の建設作業現場で働いていた彼は、スタッカーの説得を受けて復帰します。 ローリーの日本語吹き替えは、声優、ナレーター、作家の杉田智和が担当しました。 2006年に『銀魂』の坂田銀時役、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役で大ブレイクを果たすと、独特かつ厚みのある低音ボイスで人気を博しました。コメディに定評がありますが、幅広く演じ分ける実力派で、多くのアニメやゲームで主要キャラクターを演じています。 吹き替えでは、『エベレスト 3D』(2015)、『スノーホワイト/氷の王国』(2016)、『SCORPION/スコーピオン』(2014~)などに参加しました。

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森マコ(菊地凛子)/林原めぐみ

本作のヒロイン・森マコは、幼いころ怪獣に襲われていたところをイェーガー「コヨーテ・タンゴ」に救われ、スタッカーに引き取られました。元は研究者ですが、両親を殺した怪獣への敵討ちを望んでおり、ローリーと共に「ジプシー・デンジャー」に搭乗します。 吹き替えを担当するのは、声優、歌手、ナレーター、ラジオパーソナリティ、作詞家、エッセイストなど様々な肩書を持つ林原めぐみです。 1990年代に圧倒的な人気を誇り、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの綾波レイの声優として、幅広い年代に周知される女性声優。アニメ、ゲームに比べると吹き替えの仕事は少ないものの、『アメリ』(2001)、『フルハウス』(第4シーズンまで)などに参加しました。 歌手としても高く評価され、「声優アーティスト」の礎を築いた人物でもあります。

スタッカー・ペントコスト(イドリス・エルバ)/ 玄田哲章

スタッカー・ペントコストは、かつて第一世代機「コヨーテ・タンゴ」のパイロットを務めた人物で、環太平洋防衛軍 (PPDC) の司令官です。 吹き替え担当は、声優、舞台俳優、ナレーターとして活躍を続ける玄田哲章です。威厳のある声質で、組織の指揮官的な立ち位置のキャラクターを多く演じてきました。アニメの代表作は、『Dr.スランプ アラレちゃん』(1981~1986)、「シティーハンター」シリーズなどがあります。 玄田と言えば、本人公認のアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え声優として有名ですが、以前はシルベスター・スタローンやスティーヴン・セガールの声も担当。ローレンス・フィッシュバーン、サミュエル・L・ジャクソンなども定番の担当俳優です。

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ニュートン・ガイズラー(チャーリー・デイ)/古谷徹

ニュートン・ガイズラーは、PPDCで科学士官として働くドイツ人生物学者。愛称は「ニュート」で、全身に怪獣モチーフのタトゥーを彫る怪獣オタクです。 ニュートの吹き替えは、声優、俳優、ナレーターの古谷徹が担当しました。言わずと知れた『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイの声を務める、声優界のレジェンドの一人です。代表作を挙げれば、「巨人の星」、「聖闘士星矢」シリーズなどきりがありません。 60歳を超えても声質の変化がほぼ見られず、『ONE PIECE』サボ役、『名探偵コナン』の安室透/バーボン/降谷零役で新たなファンを獲得。吹き替えでは、香港のアクション俳優ユン・ピョウを多く担当し、『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』(1986)などに参加しました。

ハーマン・ゴットリーブ(バーン・ゴーマン)/三ツ矢雄二

ハーマン・ゴットリーブは、怪獣の出現頻度を予測するドイツ人数理学者。気難しい性格をしており、対照的な性格をした同僚のニュートとは犬猿の仲です。 ハーマンの吹き替えは、キャリア50年を超える大ベテラン、三ツ矢雄二が担当しました。役者だけでなく、音響監督、舞台の演出家、脚本家、作詞家などマルチな才能を発揮。代表作の『タッチ』(1985~1987)をはじめ、数々の人気作、話題作に出演してきました。 これまで、多くの名作で主役格の吹き替えを務めており、自身のターニングポイントになった作品に挙げているのは『アマデウス』(1984)。また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」シリーズ以降、マイケル・J・フォックスの声を複数担当しています。

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ハンニバル・チャウ(ロン・パールマン)/ケンドーコバヤシ

ハンニバル・チャウは、香港を拠点に怪獣の臓器を万能薬としてブラックマーケットで売りさばく闇商人のボスで、PPDCに資金援助している人物です。 吹き替えを担当するのは、お茶の間でお馴染みのお笑いタレント、ケンドーコバヤシです。『にけつッ!!』をはじめ多くのバラエティ番組でレギュラーを務める傍ら、映画『パッチギ!』(2005)をきっかけに、役者として起用される機会が増え始めました。 声優経験も多く、『ドラえもん』などの劇場アニメへのゲスト出演のほか、アニメ『ヤッターマン』(2008)には本人役で出演しました。

ハーク・ハンセン(マックス・マルティーニ)/池田秀一

ハーク・ハンセンは、数々の歴戦を勝ち抜いた元オーストラリア空軍のパイロット。キャリアは最長を誇り、息子チャックと共に「ストライカー・エウレカ」に搭乗します。 吹き替えを担当するのは、声優、俳優、ナレーターの池田秀一です。かつて「天才子役」と称され、『竜馬がゆく』(1968)、『元禄太平記』(1975)など大河ドラマにも出演。声優としては、『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル役で有名になり、代表作にもなりました。 また、本作の吹き替え声優が発表された際、"アムロとシャアの共演"だと話題でした。 吹き替えを担当する定番俳優は、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズでも声を当てたジェット・リー、チャーリー・シーンなどです。

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チャック・ハンセン(ロバート・カジンスキー)/浪川大輔

チャック・ハンセンは、実の父であるハークと共に「ストライカー・エウレカ」に搭乗するパイロットで、強いエリート意識と競争心の持ち主です。 チャックの吹き替えは、ナレーター、俳優、歌手として活躍する浪川大輔が担当しました。年齢に反して芸歴は非常に長く、2010年に第4回声優アワードで助演男優賞を受賞。吹き替えでは子役時代に、『E.T.』(1982)、『グーニーズ』(1985)などで主人公の声を演じました。 洋画で吹き替えを担当する定番の多数俳優がおり、中でもイライジャ・ウッド、ヘイデン・クリステンセンを多く演じているようです。また、「スター・ウォーズ」シリーズの吹き替え声優としても知られ、アナキン・スカイウォーカーの声を担当しています。

タン兄弟(チャールズ・ルー、ランス・ルー、マーク・ルー)/三宅貴大

「タン兄弟」ことチャン、ジン、フーは、イェーガー「クリムゾン・タイフーン」のパイロットを務める中国人の3兄弟です。地元で英雄視されており、武器の扱いや戦略だけでなくイェーガーへの造詣も深く、イェーガー計画に大きく貢献しています。 タン兄弟全員の吹き替えを担当したのは、声優の三宅貴大です。まだ代表作になる作品はないようですが、アニメを中心として、ナレーション、舞台でも活動しています。 主な出演作は、アニメ『ダイヤのA』(2013)、オーディオドラマ『海賊とよばれた男』(2014)などがあり、外国映画・ドラマの吹き替えも多数担当。映画「ホビット」シリーズでは、ジョン・ベル演じるバインの吹き替えを務めました。

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『パシフィック・リム』は吹き替えでも最高!

『パシフィック・リム』はチャーリー・ハナムや菊地凛子などオリジナル・キャストの演技はもちろん素晴らしいですが、日本が誇る豪華な声優陣でも是非楽しんでみてください!