2018年5月27日更新

「マクロス」って何?シリーズ全作の魅力を徹底紹介!【歌とロボの融合】

LIVE2017“ワルキューレがとまらない"at横浜アリーナ

大人気シリーズ「マクロス」を総まとめ!実は『マクロスF』以外にも傑作・名作があるんです。今回は、2018年に新作アニメシリーズを放送との発表もあった「マクロス」の魅力を余すところなく徹底解説します。

『マクロスF』だけじゃない!歴代「マクロス」総まとめ

1982年『超時空要塞マクロス』の放送で幕を開けた「マクロス」シリーズ。 シリーズを特徴づける、実在の戦闘機をモチーフにした「可変戦闘機(バルキリー)」、アイドル歌謡曲を取り入れた「歌」、ドラマで描かれる男女の「三角関係」という三つの柱は、時代を超えてアニメファンの心を掴んでいます。 2008年にはテレビアニメ『マクロスF』が大ヒットを記録し、劇中歌・主題歌はオリコンチャートを席巻。アニソンブームの旗手となりました。 今回は、そんな「マクロス」シリーズを総まとめ! マクロスといえば『マクロスF』というファンが見逃しているシリーズの傑作・良作も紹介しつつ、マクロスの歴史を振り返ります。

1982-83年:シリーズの魅力がすべて詰まった原点『超時空要塞マクロス』

1982年から放送が始まった『超時空要塞マクロス』は、シリーズの記念すべき1作目。1979年の『機動戦士ガンダム』を筆頭とするリアルロボット路線を、さらに突き詰めた可変戦闘機・バルキリーのカッコよさがロボットアニメ好きを痺れさせました。 とはいえ全39話の長期シリーズということもあり、今観ると作画的に厳しい回もあるのですが、山場となる回では動かすことを考えているとは思えない、尋常じゃない描き込み具合。現代のきれいなアニメーションとは違った熱量のある作画に圧倒されます。 テレビアニメ版ではなく、120分弱にまとめられた劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』で観ればお手軽です。

2.5次元アイドルの先駆け!初代マクロスのリン・ミンメイ

『ラブライブ』や『アイドルマスター』を筆頭にアイドルものが男女問わず愛されている今でこそ、声優とキャラクターを結び付けた2.5次元的な売り方は一般的になっています。 『超時空要塞マクロス』に登場するリン・ミンメイはその先駆け的存在です。当時ビクターと契約し、歌手デビューを控えた飯島真理をミンメイ役にキャスティングしたことで、飯島真理はアイドル的な人気を獲得していきました。 演者とヒロインがともに、作品を通してアイドルへと駆け上がるシンデレラストーリーは、『マクロスF』や『マクロスΔ』へ、脈々と受け継がれていきます。

1992-2002年:シリーズ迷走期!?「マクロス」OVAシリーズ

1992年に発売されたOVA『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』を皮切りに、1994年に『マクロスプラス』、2002年に『マクロス ゼロ』と、OVAシリーズも展開していきます。 「マクロス」シリーズといえば河森正治監督と制作会社サテライトのタッグがお馴染みですが、OVAでは制作会社が変わったりと迷走気味。 そんな中でも、『マクロス7』と同時期に制作された『マクロスプラス』は、知る人ぞ知る名作。クライマックスであるパイロット・ガルドと無人戦闘機ゴーストの戦闘は、手描き作画の到達点として語られることも多いです。 気になる方は「伝説の5秒」で検索してみると、『マクロスプラス』の魅力の一端を知ることができます。

1994-1995年:これまでのシリーズを一端ぶっ壊す!『マクロス7』

1994年に放送された『マクロス7』は、OVA『マクロスプラス』と並行して制作されたテレビシリーズです。 「マクロス」シリーズのリアル路線をことごとくぶっ壊した異色作でありながら、シリーズ屈指の人気を誇ります。「ガンダム」シリーズでいうところの『機動武闘伝Gガンダム』の立ち位置です。 主人公の熱気バサラはバルキリーのパイロット兼、劇中のバンドFire Bomberのボーカルで、武力ではなく歌で敵をねじ伏せていきます。一人のパイロットの物語というイメージの強いマクロスですが、『マクロス7』は、バサラにしか不可能な英雄譚として描かれています。

熱気バサラ役は演者と歌手を分けるという新たな試み

熱気バサラ役では、演者と歌手のキャストを分けるという新しいシステムを取り入れました。演者としては『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』のバーン役で知られる林延年が演じ、歌はのちにJAM Projectに加入する福山芳樹が担当しています。 劇中歌はバサラメインの男性ボーカルの曲が多く、曲調はロックナンバーと「歌」の部分でもこれまでにない試み。既に一定のファンを獲得していた「マクロス」シリーズが、新たな挑戦をした意欲作となっています。

2008年:ダブル歌姫シェリルとランカを押し出した『マクロスF』

2008年の『マクロスF』は、これまでの「マクロス」シリーズを踏襲したリアル路線のロボットアニメとしても面白いですが、特筆すべきはダブル歌姫のシェリルとランカを前面に押し出したことです。 世界的な歌姫であるシェリル・ノーム役には、『マクロス7』式に遠藤綾とMay'nのダブルキャスト、ランカ役にはオーディションを勝ち抜いたシンデレラガール中島愛を起用したことが成功します。シェリルとランカ、二人が歌姫として敢行したライブは、日本武道館をマクロスファンで埋めました。 主題歌をはじめ、劇中の音楽は『マクロスプラス』の菅野よう子が担当し、まさにこれまでのシリーズの総決算といえる作品です。

2016年:歌姫がついにユニット化!よりパワーアップした『マクロスΔ』

『マクロスΔ(デルタ)』は4年ぶりのテレビシリーズとして2016年に放送されました。 物語の中心となるのは、主人公のハヤテが新人パイロットとして加入する統合軍Δ小隊と、歌で彼らをサポートする音楽ユニット・ワルキューレ。1人2人と増えてきた歌姫もついに5人のユニットに。 マクロスの生みの親である河森正治は、本作でも総監督として指揮を執りますが、2013年にはアニメ『AKB0048』の総監督も務めました。そのノウハウを生かした、アイドルアニメにも見劣りしないワルキューレのライブシーンと、それぞれのアイドルの描かれ方は、本作の見どころとなっています。

『マクロスF』に引き続き、音楽ライブも好評!

『マクロスΔ』はこれまで3度(2018年5月時点)にわたるライブを開催し、いずれも好評を得ています。 『魔法使いの嫁』のオープニングテーマを担当した美雲役のJUNNA、フレイア役の鈴木みのりのほか、歌唱力に定評のある声優が集まったワルキューレ。ライブパフォーマンスも圧倒的です。 シリーズの鍵となる音楽スタッフには、「ARIA」シリーズに楽曲を提供した窪田ミナや北川勝利といった新たな風を取り入れたことで、曲のバリエーションもシリーズイチ豊富になりました。『マクロスF』の音楽が好きという人には、ぜひ『マクロスΔ』もチェックしてほしいところです。

2018年には「マクロス」シリーズ新プロジェクトも!

2017年1月に行われた横浜アリーナのワルキューレの2ndライブでは、「マクロス」シリーズのテレビアニメ最新作が、2018年に放送されるとの情報が飛び出しました。 これからもますます目が離せない「マクロス」シリーズ、見逃している作品があった人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。