2020年5月31日更新

今なお歌われ続ける!「マクロス」シリーズの名曲15選【2000年代アニソンブームの火付け役】

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今なお歌われ続ける「マクロス」シリーズの名曲15選!【アニソンの大御所】

カラオケのランキングには「残酷な天使のテーゼ」や「シュガーソングとビターステップ」といったアニソンが並び、オリコンチャートは話題になったアニメ主題歌が乃木坂やEXILE、米津玄師の間に割り込んでいくこともしばしば。アニソンは今や日本の音楽シーンの1ジャンルとして受け入れられています。 本格的にアニソンがブームとなったのは2000年代で、その草分け的存在が『マクロスF』。主題歌やサントラが軒並みオリコンチャートにランクインを果たしました。 今回はそんな『マクロスF』も含む歴代「マクロス」シリーズの中から選んだ15曲を一挙に紹介!今なお歌われ続ける名曲を揃えました。

そもそも「マクロス」シリーズってどんな作品?

「マクロス」シリーズとは、河森正治が中心となって制作したSF・ロボット作品の総称です。1982年の『超時空要塞マクロス』放送を皮切りに、アニメのみならず劇場版やOVAも数多く発表されてきました。 シリーズに一貫して含まれる「可変戦闘機(バルキリー)」「三角関係」「歌」という、3つの要素の組み合わせは大勢のファンを魅了。個々の作品は『マクロスプラス』が洋画、『マクロスF』が学園というように、それぞれ作風が異なる点も特徴であるため、シリーズ全体で幅広い層から支持されています。 全体のあらすじは、20世紀末におけるエイリアンの宇宙船墜落事件を機に、科学技術を急発展させた人類が異星人などとの戦いを経ながら銀河全体へ拡大するというもの。『マクロスゼロ』などを除くと、宇宙移民による銀河系への大航海時代が主に描かれており、特に『マクロスF』『マクロスΔ』は爆発的人気を獲得しました。 そのブームは未だ衰えず、2019年にクロスオーバーライブが開催されたほか、『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』の公開も控えています。

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1.「ライオン」/シェリル・ノーム starring May'n、ランカ・リー(中島愛)

ファン支持率NO1!?『マクロスF』のカラオケ定番曲

最初に紹介するのは、『マクロスF』第18話からオープニング曲を務めた「ライオン」。 シェリル・ノームとランカ・リーのツインボーカルが見事に融合した「ライオン」は、JOYSOUNDのカラオケ年間ランキングアニソン部門で、2009年から4年連続2位を記録するなど、マクロスファン定番の1曲です。 『マクロスF』のオープニング曲は、前期が坂本真綾の「トライアングラー」で、17話ランカのソロ曲「星間飛行」を挟んで、18話から「ライオン」にバトンタッチ。満を持してのシェリルとランカのデュエットに、視聴者のテンションも高まりました。

2.「星間飛行」/ランカ・リー(中島愛)

週間オリコンチャートで5位を獲得した超有名曲

『マクロスF』の挿入歌「星間飛行」。第17話限定でオープニングテーマとしても用いられました。 週間オリコンチャートで最高5位を獲得したほか、2019年に実施された「発表!全マクロス大投票」でも歌部門の総合ランキングにて第5位に選ばれました。アニソンのなかでもきわめて高い知名度を誇っており、マクロスを知らない人にとっても「ライオン」と並びよく知られている楽曲です。 歌手となったランカにとって初のヒット曲でもあり、彼女の持ち歌といえばこの「星間飛行」が連想されます。劇場版『サヨナラノツバサ』におけるアルカトラズでのライブシーンは、彼女と観客が一緒に「キラッ」と言って高い臨場感を演出してくれた屈指の名場面でしょう。続編の『マクロスΔ』でも、ヒロインであるフレイヤが幼少期に歌うシーンがあるなど、作中世界でも大ヒットしたことが窺えます。

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3.「一度だけの恋なら」/ワルキューレ

『マクロスΔ』の看板曲

『マクロスΔ』1クール目のオープニングテーマ「一度だけの恋なら」。13話と26話では挿入歌としても流れ、数々のチャートランキングでも上位を獲得してきました。 ワルキューレメンバー5人全員がバランスよく各パートを担当した曲の1つ。『マクロスΔ』を視聴した際には初期の段階で聴くことになるため、「いけないボーダーライン」と共に彼女達にとっての看板曲としての役割も持っています。 13話でのフレイアは、窮地に陥った主人公ハヤテのために1人でこの曲を歌い始めます。歌で感覚を研ぎ澄まされた彼は、敵のエース・白騎士の動きを読み相討ちにまで持ち込めました。短命なウィンダミア人のフレイヤにとって、時間とは地球人よりもかなり限られたもの。曲名の「一度だけ」というフレーズはそんな彼女の強い覚悟を示しているのかもしれません。

4.「いけないボーダーライン」/ワルキューレ

シリーズ随一の歌唱力を誇るJUNNAの歌声が堪能できる1曲!

『マクロスΔ』から「いけないボーダーライン」。劇中に登場する5人組ユニット・ワルキューレのメインボーカルを務めるJUNNAのパワフルな声質と圧倒的な声量が存分に発揮される1曲です。 ほかのワルキューレのメンバーも声優の中では歌が上手いのですが、この曲を聴くかぎりではJUNNAの歌唱力と表現力が頭一つ抜けています。 同曲が収録されたワルキューレのシングルのA面には、「一度だけの恋なら/ルンがピカッと光ったら」と主題歌2曲が収録されているので、マクロスファンならば必聴の1枚です。

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5.「放課後オーバーフロウ」/ランカ・リー(中島愛)

王道をいくラブソング、劇場版で一皮むけたランカの1曲!

劇場版2部作の後編にあたる『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』の主題歌「放課後オーバーフロウ」。劇中でランカがはじめて作詞したという設定の曲です。作曲は菅野よう子で、作詞はGabriela Robin。 アイドル然とした明るい曲調の1曲目「星間飛行」に比べて、ド直球なラブソングに仕上がっていて、メロディが良いのはもちろん、女の子らしい恋愛を綴った歌詞も魅力。 テレビシリーズでは、アルトに対して煮え切らない部分もあったランカですが、劇場版では一皮むけました。それに合わせて、「放課後オーバーフロウ」も普段の元気なランカではない、新たな一面を引き出す1曲となっています。

6.「愛・おぼえていますか」/飯島真理

シリーズ通して歌い継がれる不朽の名曲!

『超時空要塞マクロス』からリン・ミンメイの「愛・覚えていますか」。その後の作品の歌姫たちにも歌い継がれていった「マクロス」シリーズを象徴する1曲です。作詞作曲は当時のヒットメーカー加藤和彦・安井かずみ。 主題歌ではないものの、初代マクロスの物語に深く関わっていて、50万年前に滅びた異星人プロトカルチャーの流行歌という設定を持っています。ポップスでありながらどこか懐かしい曲調は、説得力抜群です。初代マクロスのクライマックスで流れるのは鳥肌もの。 オリコンチャート最高7位を記録し、ミンメイ役の飯島真理はこの曲で音楽番組への出演を果たしました。

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7.「射手座☆午後九時 Don't be late」/シェリル・ノーム starring May'n

シェリルが初登場のライブシーンで歌った曲!

「もってけー」のサビでファンにはお馴染み、シェリル・ノームの「射手座☆午後九時 Don't be late」。 『マクロスF』第1話クロース・エンカウンター、シェリルの最初のライブシーンで歌われた1曲です。タイトルの意味不明さもさることながら、独特な世界観の歌詞が光ります。 作曲に菅野よう子、作詞にhalと『マクロスF』お馴染みの名前と並んで、作詞にクレジットされている『交響詩篇エウレカセブン』のシリーズ構成・佐藤大、炎神戦隊ゴーオンジャーの主題歌の作詞を手掛けたマイクスギヤマの名前がひと際目立ちます。クセになる作詞はこの2人によるものかもしれません。

8.「ルンがピカッと光ったら」/フレイアΔ鈴木みのり

みんな大好き『マクロスΔ』エンディングテーマ

『マクロスΔ』のエンディングテーマ「ルンがピカッと光ったら」です。 ボーカルのフレイア・ヴィオン役は、応募者8000人を超えるオーディションでデビューを勝ち取った鈴木みのり。そのシンデレラぶりと、フレイアの明るいキャラクターと合わせて、まさにランカの正当後継者といったところです。 「準備はいいんかね!?」という語りから始まるこの曲は、フレイアらしさの詰まった可愛らしい1曲。ライブではゆるふわな曲調で会場の空気を和ませつつ、ライブ映えするコール・アンド・レスポンスで、観客のテンションを弾けさせます。3rdLIVEでは2日間ともトリを務めました。

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9.「トライアングラー」/坂本真綾

ヒロインの心情を歌ったラブソング

『マクロスF』1クール目のオープニングテーマ「トライアングラー」。ボーカルを担当した坂本真綾は声優としても名を馳せており、作中ではランカの母親であるランシェ・メイ役を演じました。 三角関係を前面に押し出した本作らしく、ここにも恋煩いをするヒロインの心情が表れており、『マクロスF』にとってピッタリの1曲です。「君は誰とキスをする」で始まる歌詞がとても印象的。 シェリルとランカによるデュエット版ではバックコーラスが良いアクセントになっているほか、一部の歌詞を変えています。まだ知らない人にとって、どこが異なるかは聴いてからのお楽しみ……。

10.「突撃ラブハート」/FIRE BOMBER

『マクロス7』らしい、テンションの上がるロックナンバー

『マクロス7』から「突撃ラブハート」。テンションの高いロックナンバーで、劇中のユニットFIRE BOMBERの楽曲の中でも随一の人気曲。主人公の熱気バサラがはじめて戦場で歌った曲でもあります。 『マクロスF』では、FIRE BOMBER好きの隊長オズマがフォーメンション名に採用していて、「全機、突撃ラブハート!!」の掛け声で、この曲を知った人も多いのではないでしょうか。 『マクロス7 ULTRA FIRE!!』『Re.FIRE!!』など、多数のアルバムに様々なバージョンで収録されています。

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11.「ノーザンクロス」/シェリル・ノーム starring May’n

EDらしからぬアップテンポな曲

『マクロスF』16〜18話および22〜24話のエンディングテーマ「ノーザンクロス」。 当初はオープニング候補であった経緯を持つため、エンディングにしてはテンポの早い曲調です。総監督の河森によると、本作ではエンディングの方がストーリーに対する感情を引く特性があるため、敢えて強い曲調である「ノーザンクロス」を割り振ったそうです。 この曲名は22話のサブタイトルと同じでもあり、V型感染症を患い弱っていったシェリルがもう一度歌うことを決意した時に選んだものでした。苦境に陥った彼女の感情が込められており、特にBメロの徐々にスピードが高まっていくパートは何度でも聴きたくなる中毒性を持っています。

12.「GIRAFFE BLUES」/美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃

感動の場面がよみがえる!『マクロスΔ』のバラード曲

『マクロスΔ』を代表するバラード曲「GIRAFFE BLUES」。フレイア、美雲、カナメと複数のバージョンがあり、それぞれの歌声に聞き惚れてしまう1曲。 劇中では第11話、Δ小隊メッサーとの別れに歌ったカナメバージョンが印象的。ライブのセットリストでは同じくカナメのボーカル曲「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」と並んでいることが多いです。おすすめのカナメソロバージョンはアルバム『ワルキューレが止まらない』に収録されています。 カナメ役の安野希世乃は『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵役としてもブレイク中。恵ファンはその歌声もチェックしておきましょう。

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13.「天使の絵の具」/飯島真理

昭和アイドル感全開の劇場版「マクロス」エンディングテーマ

劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のエンディングテーマ「天使の絵の具」。シングルCD『愛・おぼえていますか』のカップリング曲に収録されています。 「愛・おぼえていますか」とは一転してアップテンポな1曲。『超時空要塞マクロス』のあと、シンガーソングライターとしてデビューを果たした飯島真理自らが手掛けた曲を、清水信之が見事なアイドルソングにアレンジしています。 『マクロスΔ』でフレイア・ヴィオンを演じた鈴木みのりも、好きな1曲として「天使の絵の具」を上げています。

14.「僕らの戦場」/ワルキューレ

疾走感が半端ない!

『マクロスΔ』の挿入歌「僕らの戦場」。ワルキューレによる挿入歌のなかでは、「GIRAFFE BLUES」に次いで多く流れた曲であり、アニメを視聴すれば耳に残ることは間違いないでしょう。 ワルキューレにしては珍しくアグレッシヴな歌詞であり、曲名にある通りまさに戦場のシーンに相応しい疾走感が特徴的です。作詞は「一度だけの恋なら」「ワルキューレがとまらない」も手がけた唐沢美帆と加藤裕介のタッグであり、テンションを上げてくれるこれら両曲と合わせてチェックしたいところ。 通常版はフレイヤと美雲がメインとなるツインボーカルですが、その2人によるソロバージョンも聴き逃せません。

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15.「ANGEL VOICE」/熱気バサラ(福山芳樹)

謎の宇宙生命体を歌わせた『マクロス7』伝説の1曲!

熱気バサラが歌う「ANGEL VOICE」。『マクロス7』の後日談を描いたOVA『マクロス ダイナマイト7』で登場しました。劇中では、銀河クジラと呼ばれる謎の生き物を、バサラがこの曲で鎮めたという伝説の1曲。 『マクロス7』の楽曲の中では唯一、菅野よう子が作曲した曲で、ゆったりとしたバラード調。「ANGEL VOICE」のタイトルにたがわず、男性ボーカル曲にもかかわらず高音域が必要とされ、一般人がカラオケで歌うと力尽きること間違いなしです。 『マクロス7 ULTRA FIRE!!』などに収録されています。

「マクロス」シリーズは名曲だらけ!気になる楽曲を歌ってみよう

「マクロス」シリーズの楽曲は、ここでは紹介しきれないほど名曲ばかり。気になる楽曲、好きな楽曲はありましたか?Amazon musicでは「マクロス」シリーズの全楽曲を配信中です。この機会に練習して、カラオケで歌っちゃいましょう!盛り上がること間違いなしです。