2018年1月26日更新

「ダリフラ」で5年ぶりのアニソン!中島美嘉の歌声が彩った美しいアニメの世界

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KISS OF DEATH(Produced by HYDE) Single, Maxi

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中島美嘉、5年ぶりのアニソン!話題の「ダリフラ」がさらに盛り上がる

ダーリン・イン・ザ・フランキス
(C)ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(愛称「ダリフラ」)は、2018年1月から放送がスタートしたアニメ作品。荒廃した世界に生きる少年と少女が人類の存亡を賭けて、巨大ロボット兵器で激闘を繰り広げます。 第1話の放送日には、全国紙の朝刊にイメージイラストの全面広告を掲載。こまで数々の傑作アニメを手がけてきたTRIGGERとA-1 Picturesのコラボといった話題性も豊富です。さらに日本屈指の実力派女性シンガー・中島美嘉がその主題歌を歌うことで、注目度がますます高まっています。 中島美嘉とアニメ作品とのコラボはなんと約5年ぶり。記念すべき40枚目のシングル「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」は、彼女にとっても久々のポップロックのナンバーとなっています。 そこで今回は、中島美嘉が名作と言われるアニメとコラボしたテーマソングに注目。楽曲の魅力とともに、作品世界との深いつながりまで掘り下げてみたいと思います。

『NANA』以来13年ぶりにHYDEと強力タッグ

KISS OF DEATH(Produced by HYDE)

歯切れのよい音感とエモーショナルな歌声の絶妙なミクスチャーを演出したのは、L’Arc〜en〜Cielのヴォーカル・HYDE。中島美嘉とのコラボレーションは、2005年に公開された劇場用映画『NANA』の主題歌「GLAMOROUS SKY」以来となります。 新曲「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」制作のベースとなったのは、アニメのストーリーでした。とくに歌詞を通して強くイメージされるのが、人型の巨大機動兵器「フランクス」に搭乗する主人公とヒロインの微妙な距離感です。 パイロットは男女ふたりで一組。女性が特殊なスーツを介してマシンとシンクロし、その制御を男性が担当するという斬新でちょっとエロティックな操縦システムが採用されています。 「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」の歌詞には、密接に触れ合う主人公とヒロインの戸惑いや息遣い、あふれそうになる想いなどが込められているようです。

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シングルジャケットは3パターン、「ゼロツー」ルックが強烈だ!

「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」は3月7日からシングルリリースを開始。そのジャケットは、キャラクターデザインを担当する田中将賀が書き下ろしたイラストを使うアニメ盤のほか、中島美嘉本人がコスプレライクなスタイルで登場する初回盤、通常盤の計3タイプとなっています。 中島美嘉がなりきりで演じているのが、ヒロイン「ゼロツー」です。頭に2本のツノが生えている鬼がかったルックスの美少女ですが、実はこのシンクロニシティは錦織敦史監督の狙いどおり。もともと中島美嘉のミステリアスな歌声と雰囲気がヒロインのイメージに似ている、という理由での主題歌抜擢だったのだとか。 そういえばシングルの「アニメ盤」のイラストもゼロツーですが、どこか中島美嘉の表情に似ているような気がします。

巨大ロボットとの邂逅は不朽の名作『機動戦士ガンダムSEED』から

「FIND THE WAY」

中島美嘉のアニソンコラボもまた、巨大ロボット戦記で始まりました。2002年から放送された『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマに、9thシングル「FIND THE WAY」が採用されています。 宇宙と地球、それぞれに暮らす人類同士の戦争に巻き込まれた少年・少女の戦いを描いたこの作品は、ガンダムシリーズの中でもとくにキャラクター同士の葛藤や成長の機微が濃密に描かれていることで、高い評価を受けています。 「FIND A WAY」が使われたのは、全48話の中で終盤に当たる第40話から最終話まで。さまざまな戦いの中で成長し、失われた絆を取り戻した主人公と親友が、戦争を終わらせるために心をひとつにして最後の戦いへと臨む姿が描かれています。 弦とピアノのアコースティックなハーモニーで始まるイントロを経て、中島美嘉の透き通るような歌声が「どうして君は」と優しく問いかけてくる瞬間は、まさに鳥肌もの。 心も身体も傷つき疲れ果てた少年たちが、未来への希望へとゆっくりと立ち上がり再び前に歩き出す……。そんな「SEED」の物語の結実を迎える瞬間のにぴったりのリリックが、深く胸に響きます。

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手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の壮大な世界観を凝縮

「火の鳥」

12枚目のシングル「火の鳥」がリリースされたのは、2004年6月のこと。同じ年の3月からBSハイビジョンで、後に総合テレビでも放送が始まったNHK制作のアニメ『火の鳥』のエンディングテーマ向けに制作された楽曲です。 ポップスをはじめ多彩なジャンルを手がける湯川れい子の、穏やかに力づけるような歌詞と、懐が深く聴く者を包み込むような広がりを感じさせる冨田恵一の編曲が相まって、とてもエレガントで滋味深いバラードを完成させました。 同じ「愛」を歌っていても、その奥行きや広さが地球サイズ、といった印象。その血を飲めば永遠の生命を得られるという火の鳥をめぐるさまざまな人間の運命を、時代も場所も超越した壮大な叙事詩として描いた超大作にふさわしいスケール感が感じられます。 ファンの間でも、それまでと少し違った中島美嘉の魅力を感じさせる一曲として人気を博している「火の鳥」。妖艶かつゴージャスな中島美嘉に驚かされるPVも、ぜひ一度ご覧ください。

普通じゃないJKの死闘を描く『BLOOD+』に一服の清涼剤をプラス

「CRY NO MORE」

アニメ『BLOOD+』は、2005年10月から2006年9月までの1年間、全50話に渡って放送された大作です。アクションゲームから生まれたコンセプトをもとに、普通の女子高校生として育てられた少女が人類を守るために、人外の魔物たちとの運命的な戦いに臨む姿を描いています。 清楚な制服姿の美少女が血塗られた日本刀を構えるコンセプトイメージどおり、彼女とその家族をめぐるありふれた日常は、凄惨な戦いの中で失われていきます。中島美嘉の「CRY NO MORE」が使われたのは第14話から第25話までですが、そうとうな鬱進行へとなだれ込む直前の序章的なエピソードが数話に渡って描かれていました。 自らの衝撃的な過去と正体が明らかになっていく中で、次第にヒロインは追い詰められていきます。展開はかなり重め。けれどソウルフルなバラード調の曲に、ゴスペルライクな祈りを感じさせる歌詞を絡めた「CRY NO MORE」がエンディングに流れることで、すっきりとした後味を感じさせます。

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孤独な旅に出た『宇宙戦艦ヤマト2199』に捧げる、慈しみのエール

「愛詞(あいことば)」

70年代を代表するSF冒険アニメといえば、『宇宙戦艦ヤマト』。その正統リメイクとして38年ぶりに制作された『宇宙戦艦ヤマト2199』の第1パート(第2話〜第8話)エンディングテーマとして注目されたのが、「愛詞」です。 「あいことば」というウイットに富んだ曲名から想像できるとおり、作詞作曲を中島みゆきが担当しました。ピアノとストリングス(弦楽合奏)による哀愁漂うバラードですが、サビの部分の転調で前向き感が感じられるところにも「みゆき節」が感じられます。 旅立った人を思う切なさを感じさせる歌詞は、ヤマトに乗る誰かに向けられたエールなのかもしれません。異星人からの攻撃で絶滅に瀕した地球人類。その運命を背負って、遥かなたの惑星へとたった一隻で旅立つヤマト。過酷な戦いの中にある大切な人を思いやる気持ちが投げかけているのはまさに、愛の言葉そのものでしょう。 原点である『宇宙戦艦ヤマト』でもエンドロールを飾ったのは愛の歌でした。ささきいさおの「真っ赤なスカーフ」。これもまたレジェンドな名曲です。

一話限りの超名曲タイアップ。『ReLIFE』で「雪の華」が流れた理由

2003年にリリースされた10枚目のシングル「雪の華」は、ファンにとっても中島美嘉にとっても特別な一曲です。日本レコード大賞の金賞受賞という輝かしいエピソードもさることながら、日本武道館で「一万人の雪の華」と題したイベントを実施するなど、彼女の代表曲として多くの人々に愛され続けています。 そんな「雪の華」が、たった一度だけアニメーションでエンディングに使われたことがあります。作品名は『ReLIFE』。2013年から全13話で放送されたうち、第8話の最後に流れました。 27歳で高校生をやり直すことになった主人公の青春模様を、コミカルに描いた『ReLIFE』は、実は全話で違うエンディングテーマを採用していました。基本はそのエピソードに似合った楽曲をチョイス。奥田民生の「イージュー★ライダー」やPUFFYの「これが私の生きる道」など、懐かしソングが効果的に使われています。 ちなみに「雪の華」が流れた第8話は、ちょっとした出来事をきっかけに友情が壊れてしまう物語でした。寄り添って雪の季節を過ごす二人を歌う歌詞を通して、切なさがより際立つエンドロールとなりました。

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「ダリフラ」からも中島美嘉からも、ますます目が離せない!

ロボットアニメとしては久々にブレイクしそうな「ダリフラ」にとって、「KISS OF DEATH(Produced by HYDE)」が強力なサポーターになることは間違いなし。 佳境に入るにつれて、主人公とヒロインの関係がどんなふうに変化していくのか、気になるところです。国内ツアーに続き上海公演を成功させた中島美嘉の活躍とともに、これからの展開がとても楽しみです。