2024年1月26日更新

日本版『グッド・ドクター』最終回ネタバレ・全話あらすじ!感動の結末に涙が止まらない

このページにはプロモーションが含まれています

2018年7月放送開始の新作医療ドラマ『グッド・ドクター』。原作の韓国ドラマで一躍有名となったこの作品は、今回のドラマ化で2回目のリメイクとなります。 この記事では、毎週放送される各話のあらすじを、ネタバレありで随時紹介していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

AD

第1話のあらすじ・ネタバレ

舞台は東郷記念病院の会議室。そこでは、理事長の東郷美智(中村ゆり)が小児科の人件費削減について主張していました。小児外科長・間宮啓介(戸次重幸)と小児外科の主任である高山誠司(藤木直人) は美智の意見に反論します。 すると、黙って話を聞いていた病院長の司賀明(柄本明)が口を開きます。「今日から新しくレジデントを加えます」と、自閉症の新人医師・新堂湊(山﨑賢人)の紹介をしざわつく周囲......。 その頃、湊は勤務先の東郷記念病院に向かっていました。しかしその道中、子供の事故に遭遇します。素早い応急処置をした湊はそのまま救急車に同乗しました。その搬送先は奇遇にも東郷記念病院でした。 病院に到着した途端、「心エコー」と連呼し始める湊。その言葉を聞いた高山は予定外のエコー撮影を行います。すると子供の心臓に問題が生じていることが分かりました。正しい検査が行われたことによって、子供の手術は無事に成功します。 湊の指導は瀬戸夏美(上野樹里)が担当することになりました。湊は自閉症を患っていますが、サヴァン症候群であるため突出した記憶力を持っています。しかしコミュニケーション能力に問題があり、司賀以外の病院関係者は湊の受け入れに難色を示していました。 夏美に連れられ将輝という少年の病室に入った湊。将輝に退院の日取りを聞かれた湊は、「再手術が必要だから退院はまだ先だ」と正直に話します。湊の言葉を聞いた将輝はショックを受けました。 実は将輝の母親はまだ再手術のことを息子に伝えていなかったのです。母親は無神経な発言をした湊に激怒してしまいます。 翌日、湊は苦しんでいる将輝を見てイレウスの疑いがあることに気付きました。その頃、将輝の主治医である間宮はゴルフ場で接待をしています。 将輝の容体急変を目の当たりにした湊は、自己判断で看護師の橋口太郎(浜野謙太)と共にオペ室に運びました。いざ手術に取りかかろうとするもののパニックに陥る湊。すると、他の患者の手術をしていた高山が現れ「俺が2つ同時に執刀する」と宣言し、湊をオペ室から追い出します。 高山による2人の患者の同時手術は無事に成功。高山にこっぴどく叱られる湊でしたが、将輝の母親から今までの態度への反省と感謝の旨を伝えられるのでした。 その日の夜、湊と夏美は焼肉屋に行きます。夏美に医者になった理由を聞かれた湊は、「お兄ちゃんは大人になれなかった、大人になれない子供を無くしたい」と返答しました。

AD

第2話のあらすじ・ネタバレ

病院に女子高生の菅原唯菜(山田杏奈)が運ばれてきました。唯菜は未受診妊婦であり、学校の休み時間に破水したのです。緊急出産が行われましたが、赤ちゃんは壊死性腸炎を発症しており危険な状態が続いています。 間宮は病院のガイドラインに従い、難易度の高い手術はせずに保存治療で回復を待つことにしました。 一方の唯菜は産まれたばかりの赤ちゃんを心配そうに眺めています。そこに湊が現れ、「助かる方法はあります」と唯菜に話しました。 その後、唯菜の病室を訪れた夏美は、唯菜から「手術はいつですか」と尋ねられました。湊が唯菜に、高山先生なら手術ができると言ってしまったのです。その話を聞いた高山は、唯菜に手術が出来ない事情を説明し、謝罪しました。 後日、夏美は再び唯菜から手術のお願いをされます。それに対し夏美は、親の同意が必要だと答えました。 唯菜の母親は娘が妊娠していたことを知りませんでした。夏美から手術の説明を受けた母親は、「同意書にサインはしません」と言い残し帰ってしまいます。 ある日、赤ちゃんのエコーを見ていた湊は、腸内のガスが動いていることに気付きました。その直後、赤ちゃんの小腸が破裂します。 会議室で湊について話し合っている司賀院長や東郷理事長たち。そこに湊がやってきました。湊は「すぐに赤ちゃんの手術をしてほしい」と頼みます。 その後、夏美に頭を下げられた唯菜の母親が同意書にサインをしました。すぐに高山が手術の準備を始めます。 手術は無事に成功しました。しかし唯菜は母親との約束通り赤ちゃんを養子に出さなければいけないため涙を流しています。そこで夏美は、養育里親制度について唯菜に教えてあげました。事情があって一緒に暮らせない赤ちゃんを少しの間だけ預かってもらえる制度です。泣きながら夏美に感謝する唯菜。 その頃、副院長の猪口龍之介(板尾創路)は誰かに電話し、「近く私が院長になります」と言っていました。 夜になり、高山が院長室に入ってきます。高山は、手術の決断をしたのは自分だから今回のことは自分の責任だと話すのでした。

AD

第3話のあらすじ・ネタバレ

ある日、夏美は手術を拒んでいる石山舞(中島琴音)のもとに行き、手術についての説明をしていました。すると、病院に6歳の女の子・市川美結(竹野谷咲)が搬送されてきます。美結は受け入れ先の病院が見つからず、すでに4時間もの間たらい回しにされていました。 心臓が止まってしまった美結を助けようと、夏美は必死に心臓マッサージをします。しかし、そこに駆け付けた間宮は「手遅れだから他の病院に回せ」と冷たく言い放ちました。夏美はまだ手術経験がありませんでしたが、美結の執刀を申し出ます。 その頃、高山は交際相手である東郷院長と出かけていました。美結の件を部下から聞いた高山は、すぐに病院に戻ります。 間宮の反対を押し切り、夏美は美結の手術を始めました。しかし予想以上に症状が重く、美結はそのまま帰らぬ人となってしまいます。美結の両親に頭を下げる夏美。父親の英雄(髙橋洋)は夏美につかみかかり、「許さない」と叫びました。 一方、湊は亡くなった美結が着ていた洋服を縫い合わせていました。そこに高山が現れ、「お前は自分を慰めたいだけだ、医者としての自覚がない」と怒ります。 その後、夏美は舞のところに行きました。「夏美先生に執刀してもらいたい」という舞の言葉を聞き、目に涙を浮かべる夏美。しばらくして、美結の両親が夏美を医療過誤で訴えると言い出しました。湊は市川家を訪れ、自分の手で直した美結の服を両親に手渡します。 翌日、英雄が病院にやってきました。湊の思いに救われた英雄は、「娘のためにありがとうございました」と夏美に頭を下げます。夏美は英雄の言葉を聞き、静かに涙を流すのでした。 後日、夏美は無事に舞の手術を成功させます。そして夏美は湊のことを毛嫌いしている高山に、「どうして彼を否定するのですか?」と尋ねました。しかし高山は夏美の問いに答えようとはしませんでした。

AD

第4話のあらすじ・ネタバレ

ある日、あかり(高松咲希)という名の少女が病院に運ばれてきました。公園で倒れているところを発見され、救急車で搬送されたのです。検査を拒み、暴れ出すあかり。湊が手を差し出すと少し落ち着いたようでした。 検査の結果、あかりの尿膜管に異常が見られます。しかしあかりは誰とも喋ろうとせず、意思の疎通が出来ない状態です。 「あかりの担当をしたい」と言い出す湊。他の医師たちが反対する中、間宮は湊の申し出を受け入れます。これは、湊に問題を起こさせたがっている猪口副院長の指示でした。猪口は、湊を連れてきた司賀院長を病院から追い出し、自分が院長の座に就こうと目論んでいます。 あかりの担当医になった湊はさっそく治療を始めようとしますが、あかりは体に触らせてくれません。 そこにあかりの継母・大石薫(瑛蓮)が現れました。あかりが喋ろうとしない理由について、自分が実の母親ではないからだろう、と話す薫。 その日の夜、湊はあかりの病室にいました。すると、あかりがノートを床に落としてしまいます。湊がノートを拾うと、あかりは「誰にも言わないで」と湊に頼みました。 翌日、薫があかりを転院させたいと言い出します。湊は「絶対に渡しません」と言い、あかりを連れ去ろうとしました。そこにあかりの父親が現れ、湊からあかりを奪い返します。 「湊に突き飛ばされた」と話す薫。湊はすぐに院長室に呼ばれ、事実確認をされました。しかし湊は何も答えようとしません。そこで東郷理事長は湊に自宅謹慎を言い渡しました。 翌日、あかりが病室から消えます。夏美があかりを探していると、男の子が近づいてきました。「湊ではなく、薫が自分からぶつかっていた」と夏美に教える男の子。 その直後、湊が公園であかりを見つけました。あかりは腹痛を訴えています。 一方の高山は、あかりのノートを見て、あかりが薫から虐待されていることに気付きました。高山はあかりの父親を呼び出し、虐待の事実を伝えます。何も知らなかった父親はショックを受けました。 その後、再び病院に搬送されたあかりは緊急手術を受けます。謹慎中の湊も、特別にオペ室に入ることを許可されました。 あかりのノートを読みながら涙を流す父親。後からやってきた薫に、「二度とあかりに近づくな」と命じました。そして、手術は無事に成功します。しかしその頃、猪口は間宮に向かって「次の手は打ってある」と話していました。 その後、高山は夏美に、湊を画像診断課に転科させるつもりだと告げ......。

AD

第5話のあらすじ・ネタバレ

病室のテレビからソプラノ歌手・羽山響(城桧吏)の歌声が聞こえてきます。響の美しい声に耳を傾ける湊と子供たち。その中でも、小児科に入院している武智倫太朗(斎藤汰鷹)は響の熱狂的なファンでした。 ある日、喉に痛みを感じた響が父親の徹郎(三浦誠己)と一緒に東郷記念病院を訪れます。響の喉には強い炎症が見られ、下咽頭梨状窩瘻(かいんとうりじょうかろう)であると診断されました。 徹郎に手術の説明をする夏美。しかし手術をすると高音が出なくなる可能性があるため、徹郎は「痛みを取ってくれたらいい」と夏美に話します。しばらくの間は薬物治療だけで様子を見ることになりました。 後日、高山は湊に画像診断課への転科を告げます。湊が「僕は小児科医になりたい」と言うと、高山は「お前には無理だ」と冷たく返答するのでした。 夜になり、夏美と高山は2人で飲みに行きます。「自分にも自閉症の弟がいた」と話す高山。自動車の整備士として働いていた高山の弟は、同僚たちにいじめられて自殺してしまいました。高山は湊と自分の弟を重ね合わせているようです。 翌日、ドイツで行われるリサイタルに参加するため、徹郎が響を迎えに来ました。しかし響は、「歌なんて嫌いだ、声なんて出なくなってもいい」と徹郎に反抗します。 後日、小児科で合唱の発表会が開かれました。この日を楽しみにしていた倫太朗ですが、白血病の症状が重くなり、合唱には参加できなくなってしまいます。すると響は湊にあるお願いをしました。 倫太朗の病室に行き、歌を披露する響。そこにいた夏美や徹郎たちは感動し、目に涙を浮かべました。そして、徹郎はようやく響の手術に同意します。 その後、高音を失わずにすむ手術法を考え、夏美と高山に提案した湊。今回の手術は湊が指示を出すことになりました。そして無事に手術は成功します。 翌日、高山は湊に研修医としての仕事を割り当てました。つまり、湊の画像診断課への転科はなくなったのです。そして、しばらくして湊の父親が突然病院に現れ......。

AD

第6話のあらすじ・ネタバレ

小児科に産婦人科医の鶴田皐月(堀内敬子)がやってきました。皐月は、リンパ管腫を患っている水野理香(篠原ゆき子)という妊婦について説明します。母子ともに助けるためにはEXITと呼ばれる難易度の高い手術が必要で、小児科の医師に執刀をお願いしたいとのことでした。 その日の夜、湊の前に父親の新堂航(遠山俊也)が現れます。そして航は湊を食事に誘いました。 翌日、理香の夫・悟が病院を訪れます。悟は医師たちに、理香の命を優先してほしいと伝えました。そして、理香が危険にさらされる可能性のあるEXIT手術には反対します。 ある日、湊は航と食事をするために、待ち合わせ場所に向かいました。しかしいくら待っても航はやってきません。レストランが閉店時間になったので、湊は帰ることにしました。 すると、湊は歩道を歩いている航の姿を偶然見かけます。航に駆け寄り、約束を破った理由について尋ねる湊。 航は現在無職で、多額の借金を抱えています。湊に近づいたのは、金銭面での援助を要求するためでした。しかしそのことに気付いた司賀が航に現金を手渡し、二度と湊の前に現れないよう告げていたのです。 「金さえ手に入れば、お前はもう必要ない」と話す航。さらに航は、湊の兄が死んだのは湊が先に助けられたせいだ、と怒ります。 しばらくして、理香が狭心症で苦しみだしました。すぐに手術が必要な状態です。 湊は悟に会いに行き、EXIT手術に同意するよう求めます。しかし悟は拒否し続けました。すると湊は兄の話を持ち出し、「残された方はとても悲しみます、僕は2人とも助けたいです」と悟に訴えかけます。 ようやく悟がEXIT手術に同意しました。そして手術が始まり、助手を務めた湊の的確な指示のおかげで、無事に成功します。 目を覚ました理香は赤ちゃんが助かったことを知り、涙を流して喜びました。 院長室では、司賀が精密検査の結果を眺めています。司賀は胃ガンを患っており、すでにステージ4だったのです......。

AD

第7話のあらすじ・ネタバレ

湊は高山の指示で、森下伊代(松風理咲)という短腸症候群を患っている女の子の担当医になりました。 ある日、保育士をしている倉田菜々子(福田麻由子)が夏美のもとを訪れます。同僚の馬渕健太郎(藤原季節)にプロポーズされたことを報告する菜々子。 菜々子は数年前に卵巣嚢腫が見つかり、片方の卵巣を摘出しました。夏美はその時の担当医です。菜々子は夏美に、「まだ健太郎に病気のことを伝えていない」と話すのでした。 後日、菜々子が健太郎を連れて病院にやってきます。夏美は菜々子の代わりに病気の説明をしました。「結婚のことは考え直してくれていいからね」と話す菜々子。それに対し健太郎は「俺の気持ちは変わらないよ」と答え、菜々子に笑いかけました。 しばらくして、菜々子が病院に緊急搬送されてきます。卵巣奇形腫の可能性が高く、悪性だった場合は卵巣を全摘しなければなりません。 一方、理事長の東郷は司賀院長がガンを患っていることに気付きました。高山は東郷からその話を聞き、すぐに院長室に向かいます。 司賀に病気のことを訪ねる高山。しかし司賀は病気については話そうとせず、「私がいなくなったら湊のことをよろしくお願いします」と高山に頼むのでした。 その頃、夏美は健太郎と一緒にいました。「とても子供が欲しいんです。どうしたらいいか分からなくなっていて......」と、本音を語る健太郎。すると夏美は、菜々子から預かっていた婚約指輪を健太郎に返しました。菜々子は、もし子供を産めないなら健太郎と結婚するべきではないと考えているようです。 手術当日。生体検査の結果、卵巣内の腫瘍は悪性でした。そして全摘手術が行われます。 無事に手術を終えた菜々子のところに、健太郎がやってきました。「菜々子と一緒にいる俺は間違いなく幸せ。だから俺と結婚してください」と、二度目のプロポーズをする健太郎。菜々子は喜びの涙を流し、プロポーズを受けます。 夏美は手術の際、菜々子の卵子を凍結保存していました。これで、体外受精により妊娠する可能性が残されたのでした。

AD

第8話のあらすじ・ネタバレ

湊が担当している患者の伊代は、同じ病院に入院している車椅子の少年・滝川亮平(萩原利久)に恋をしていました。湊は伊代に頼まれ、恋の手伝いをしています。 ある日、夏美は小児ガンで入院している早見陽翔(鳥越壮真)の母親・香織(酒井若菜)とすれ違いました。香織は疲れ切った表情をしており、夏美は心配そうに香織のことを見つめます。 その頃、陽翔の兄・翔太(池田優斗)は一人で家事をしていました。弟が病気になったせいで、翔太は病院から近い中学校に転校させられ、家ではいつも一人です。 陽翔の病室を訪れる夏美。すると陽翔が、「今度の日曜、お出かけさせて」と言い出しました。夏美は「主治医の高山先生に聞いてみる」と答えます。 しばらくして、買い物帰りの香織がアパートの階段から転落し、救急搬送されました。幸い軽傷で済みましたが、頭部を負傷しているため、しばらく安静にしていなければなりません。 翌日、翔太が晴翔の病室に行くと、そこには普段通りの香織の姿がありました。その直後、夏美も病室にやってきます。外出許可が出なかったことを陽翔に報告する夏美。 すると陽翔が駄々をこね始めました。その様子を見ていた翔太は、「お前のせいで母さん大怪我したんだ。お前が病気になったせいでこっちは散々なんだよ」とキレてしまいます。 病室から走り去る翔太。香織が追いかけると、「俺のことなんかどうでもいいんだろ?」と怒りました。 その後、陽翔の容体が急変します。腫瘍から出血が見られるため、緊急手術が必要な状態でした。しかし主治医の高山は他の患者の手術をしており、対応できません。 すると湊は間宮科長のところに行きました。「高山の患者だから俺には関係ない」と冷たく言い放つ間宮に対し、湊は「間宮先生なら出来る」と説得し続けます。 手術を引き受けることにした間宮は、すぐに手術の準備を行いました。 数時間後、難しい手術でしたが間宮のおかげで無事に成功します。それを知った翔太は安堵の涙を流しました。 夏美は、花火大会に行きたがっていた陽翔のために病院の屋上で花火が出来るようにします。早見家は久しぶりに家族全員が揃い、笑顔で花火を楽しみました。そして翔太は陽翔に「ごめんな」と謝るのでした。 そしてある日、伊代が胸を押さえて倒れ......。

AD

第9話のあらすじ・ネタバレ

猪口副院長が提案した病院の改革案が、賛成多数により可決されました。「まずは小児外科と産婦人科を年内に廃止します」と宣言する猪口。 その頃、伊代の姉・汐里(松井愛莉)は夏美と湊から伊代の病状について説明を受けていました。伊代は胸に入れているカテーテルから感染を起こしており、助かるためには小腸移植が必要。話を聞き終えた汐里は、自分がドナーになると言い出しました。 しばらくして、伊代が目を覚まします。汐里から移植の話を聞いた伊代は、ショックを受けました。そして、「手術なんて絶対受けない」と言い、心を閉ざしてしまいます。 一方、高山を中心とする小児外科チームは、亮平の治療法を模索していました。バスケの練習中に頭部を強打した亮平は、水頭症を発症していたのです。また、腰髄を損傷しているため、脚に麻痺が残っていました。水頭症が治ったとしても、歩くことは難しい状態です。 伊代の病室を訪れる湊。伊代は汐里のお腹に傷跡が残ることを心配していました。両親を亡くした後、汐里は伊代の治療費を稼ぐために大学を中退し、一日中働いています。伊代はそんな汐里のことを想い、「お姉ちゃんを不幸にしてまで生きたくない」と涙を流すのでした。 ある日、亮平が倒れました。知らせを受けた高山は、すぐに緊急手術の準備を始めます。夏美と湊は助手として手術室に入りました。 そして数時間後、手術は無事に成功します。 後日、汐里は伊代を励ましに行きました。「私は不幸になるためにドナーになるんじゃない。伊代と2人でもっと幸せになるためだよ。」と話す汐里。その言葉を聞いた伊代は、ようやく手術と向き合う覚悟を決めます。 高山に呼び出された夏美。伊代の肝臓は、すでに肝硬変の状態でした。このままでは移植手術は出来ません。 その頃、病院の屋上では伊代が、院長室では司賀院長が血を吐いて倒れていました。

AD

第10話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

肝硬変を患っている伊代は、肝臓の移植が必要な状態でした。小腸にも問題があるため、伊代の命を助けるには肝小腸同時移植を行わなければなりません。 ある日、ERに重症患者が運ばれてきました。川で溺れ、心肺停止状態の吉本美咲(古川凛)です。すぐに駆け付け、救命処置を施す夏美。なんとか心拍は再開しましたが、美咲の脳には大きな損傷が残りました。 その頃、高山は役員会議に出席していました。肝小腸同時移植の実施をお願いする高山。しかし東郷記念病院では前例のない手術のため、反対されてしまいます。 しばらくして、美咲は脳死状態であると判断されました。夏美は美咲の両親を呼び、「美咲ちゃんが目を覚ますことは残念ながらもうありません」と告げます。 そして、1冊のノートを手渡しました。「過去に同じような状態になった子を持つご家族がしたことをまとめたものです」と説明する夏美。そこには臓器提供についても書かれていました。 翌日、湊は美咲の病室を訪れます。この日は美咲の7歳の誕生日でした。湊は自分が描いたコスモスの絵をベッドに置き、「美咲ちゃんはきっとお父さんとお母さんと楽しい時間を一緒に過ごしたいはずです」と美咲の父親に話します。 その後、美咲の両親は美咲の誕生日会を開きました。 数日が経ち、ようやく肝小腸同時移植の許可がおります。高山と夏美はすぐに準備を始め、手術室に入りました。理事長や副院長たちも、手術の様子を見守ります。 そして、手術は無事に成功しました。伊代の体内では、汐里の小腸と美咲の肝臓が動き続けています。 後日、美咲の家に伊代から手紙が届きました。そこには「お子さまが繋いでくれた命をずっと大切にしながら、私も誰かの命を救える人になります。本当にありがとうございました」と書かれています。手紙を読んだ美咲の両親は、「元気で生きてるんだね」と笑顔を見せるのでした。