2018年8月24日更新

90年代のおすすめ青春映画ランキング!【洋画】

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90年代おすすめ青春映画ランキング!【洋画編】

ニルヴァーナやパール・ジャムなどに代表されるグランジロック、そしてそこから派生したグランジファッションが大流行した90年代。 映画業界は『ジュラシック・パーク』に代表されるようなコンピューター・グラフィックを駆使した映画が作り出されていく一方、客席数の限られたミニシアターが人気を博した時代でもあります。 そんな時代に人気を博した映画は現在でも色褪せることなく、特に青春映画はその時代に青春時代を過ごした人にとってはノスタルジックな思いをもたらしてくれ、また今青春時代真っ只中な人には新鮮さをもたらしてくれます。 今回は90年代に公開されたおすすめ青春映画のトップ10を紹介していきます。

第10位!グランジ・ロックで沸き立つシアトルが舞台!『シングルス』

本ランキングの第10位に輝くのは1992年公開の映画『シングルス』。 舞台は90年代に大流行したグランジ・ロックで沸き立つアメリカの都市シアトル。その街に住むリンダとスティーヴ、そしてジャネットとクリフの2組のカップルの恋の行方と、その4人の友人たちとの人間模様を描いた作品です。 ジャネット役をヘンリー・フォンダを父に持つブリジット・フォンダ、クリフ役を当時若い女性たちを虜にしていた人気イケメン俳優マット・ディロンが演じるなど豪華キャストの共演も話題となった作品と言われています。 当時流行していたグランジ・ロックを楽しみながら若者たちの恋の行方を堪能できるラブコメディー映画『シングルス』は90年代を語るに外せない映画なのではないでしょうか。

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第9位!スティーヴン・キング原作のホラー映画『IT』

『シングルス』に続き第9位に輝くのは1990年公開のホラー映画『IT』です。 本作は劇場公開作品ではなく、テレビ映画として2回にわけて放送されました。 本作の主人公は不気味な様相のITと呼ばれるピエロで、そのITに付け狙われた人々の恐怖を描いた作品です。ホラー映画でありながら、どことなく同じくスティーヴン・キング原作の1980年代の青春映画『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる内容となっています。 ホラー映画でありながら青春映画の要素も兼ね備えた『IT』はホラー映画ファンならずとも必見です。

第8位!ヒース・レジャー主演の学園ドラマ『恋のからさわぎ』

第8位にランクインするのは1999年公開の映画『恋のからさわぎ』。 28歳の若さでこの世を去ったオーストラリア出身の俳優ヒース・レジャー出演の学園ドラマであり、本作は彼にとって初ハリウッド進出となった記念すべき作品です。 シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」をベースとした作品で、主人公である転校生のキャメロンが学校のアイドル的存在の女の子とのデートを実現するために奮闘する様子が描かれています。 主演ではないものの、若き日のヒース・レジャーの魅力をたっぷり堪能でき、映画公開当時に日本で劇場公開されなかったものの、2010年にDVDが発売されました。

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第7位!アリシア・シルヴァーストーンの出世作!『クルーレス』

『恋のからさわぎ』に続いて第7位にランクインするのは1995年公開の映画『クルーレス』。 本作は主演のアリシア・シルヴァーストーンが本作での演技でMTVムービー・アワードで演技賞を受賞し、本作で世界的な注目を集めるようになりました。 主人公は、センスの良さが何より大切と考えるアリシア・シルヴァーストーン演じる女子高生シェール。そんな彼女は、ゲイの転校生クリスチャンに夢中になります。しかし実は彼女の義理の兄であるジョシュは義理の妹にあたるシェールに密かな恋心を抱いているのです。そしてシェールはクリスチャンやジョシュを始め彼女を取り巻く人々によって次第に彼女に変化が訪れ、その様子を描いた『クルーレス』は当時のティーンエイジャーのバイブル的作品となりました。

第6位!『犬ヶ島』のウェス・アンダーソン監督の初期作品『天才マックスの世界』

本リストの第6位に輝くのは1998年公開の映画『天才マックスの世界』。『グランド・ブタペスト・ホテル』や『犬ヶ島』など独特の映像感で観客を魅了する気鋭の監督ウェス・アンダーソンがメガホンをとった作品です。 主人公は頭脳明晰な15歳の少年マックス。天才でありながら多くのクラブを掛け持ちしているため落第を繰り返すマックスが美人教師に恋をしたことから彼の生活に変化が訪れていく様子を、ウェス・アンダーソン監督ならではの世界観で描いています。 残念ながら公開当時は日本未公開でした。しかし、2003年には日本でもDVDが発売されました。

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第5位!青春群像劇『リアリティ・バイツ』

ランキングの中盤、第5位に輝くのはジェネレーションX世代(1960年から1970年代にかけて生まれた人々)が台頭し、MTVが一世風靡していた時代を描いた1994年公開の『リアリティ・バイツ』。 その時代に生きた若者たちが登場する本作は、公開当時世界中の若者を魅了しました。 主人公はドキュメンタリーを製作することを夢見るリレイナとその友人サム。そしてバンド活動に熱中するトロイ、エイズに怯えるビッキーの4人。そんな4人がひょんなことから共同生活を始めることになり、その様子をU2やレニー・クラヴィッツなどの音楽に合わせて描いています。 現在演技派としても知られるイーサン・ホーク、一時は低迷したものの無事女優として復活したウィノナー・ライダーなどの若き日の姿を鑑賞できる本作は公開から20年以上経った現在見ても色褪せることのない作品と言えるでしょう。

第4位!老舗レコード店の若き店員たちの奮闘ぶりが見どころ!『エンパイア レコード』

『リアリティ・バイツ』に続くのは1995年公開の映画『エンパイア レコード』。 舞台はアメリカの田舎町。そこで深夜24時まで営業する老舗レコード店「エンパイア・レコード」は個性的な店員たちのおかげで地元の人々に愛され、日々若者たちで賑わっていました。 しかし、大手レコードチェーンに買収されることになった「エンパイア・レコード」。本作は店員たちが店の存続をかけて奮闘する姿を描いており、若者たちの必死の姿は観客に笑いと涙をもたらしました。 また本作は伝説のロックバンド「エアロスミス」のスティーヴン・タイラーの娘リブ・タイラー、『ブリジット・ジョーンズの日記』でおなじみのレネー・セルウィガーなどの共演も見どころの一つです。

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第3位!世界中の若者を虜にした『トレインスポッティング』

ついにトップ3の発表です。まず第3位にランクインしたのはユアン・マクレガーの名を一気に世界中に知らしめた1996年公開のイギリス映画『トレインスポッティング』。 本作の舞台はイギリスの北部スコットランド。ヘロイン中毒の若者たちの日常を描いた作品は、当時は無名の俳優だったユアン・マクレガーを一気にスターダムにのし上げ、またイギリスのみならず、世界中でトレインスポッティング旋風を巻き起こしました。 イギリスを代表する監督ダニー・ボイルがメガホンをとり、ユアン・マクレガーのほか、ロバート・カーライルやシャーリー・ヘンダーソンなどイギリス映画には欠かせない俳優女優陣の共演も見どころと言えるでしょう。 本作は、本国イギリスで未だに伝説的に語られている映画です。

第2位!アメリカの黒人社会を浮き彫りにした問題作!『ボーイズン・ザ・フッド』

『トレインスポッティング』に続き第2位にランクインしたのはアメリカの黒人青年の現実を描いた1991年公開の『ボーイズ’ン・ザ・フッド』。 舞台はアメリカでも犯罪多発地域として知られるロサンゼルスのサウスセントラル。厳しい父のもとで生活する主人公トレは悪友に囲まれながらも優等生として生活する好青年。しかし友人をギャングに射殺されたことからその報復に向かうことを決意するのです。 アメリカの黒人社会を浮き彫りにした本作は当時世界中で話題となり、本作を若干24歳という年齢で撮影したジョン・シングルトン監督はアカデミー賞を始め多数の賞にノミネートされ、見事ニューヨーク映画批評家協会賞の新人監督賞を受賞しました。

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第1位!ヴィンセント・ギャロ監督&主演!『バッファロー’66』

堂々の第1に輝くのは映画監督、俳優、そしてミュージッシャンという様々な顔を持つヴィンセント・ギャロが監督そして主役を務めた1998年公開の『バッファロー’66』。 本作の主人公は刑務所から出生したばかりの男性ビリー。結婚したと家族に嘘をついていたビリーは実家に戻るために通りすがりのクリスティーナ・リッチ演じるレイラを拉致します。 レイラは、最初はビリーに怯えるも、ビリーが愛のない家庭で育ち、愛することそして愛されることを知らないビリーに愛情を抱くようになり、またビリーも次第にレイラの愛情を受け入れていくようになります。 全編を通して、ヴィンセント・ギャロの独特の映像感で描いた本作はミニシアター公開でありながら、全世界で大ヒットしました。

色褪せない90年代青春映画【洋画編】

1990年代の青春映画は学園ドラマから当時の社会問題を反映させた問題作まで、様々ですが、いずれも公開から20年以上経った現在でも色褪せることなく、どんな世代にも違和感なく受け入れられることが特徴と言えます。 まだ90年代の青春映画を鑑賞したことのない人も、ノスタルジックな気分に浸りたい人も、ランキングした作品をぜひ鑑賞してみてください!