2018年8月30日更新

大根仁、川村元気らが選んだ1本!『高崎グラフィティ。』公開!見どころを紹介!

(C)2018 オフィスクレッシェンド

3分の予告編を応募しグランプリに輝くと映画制作をバックアップしてくれるという未完成予告編大賞。その第1回目大賞受賞作品『高崎グラフィティ。』が2018年8月25日全国公開されました。注目の映画『高崎グラフィティ。』を紹介します!

新人クリエーター発掘プロジェクトの新風

2018年昨今、映画制作を支援するプロジェクトが変わりつつあります。これまでは、自主制作の映画を映画祭に出品し、そこで獲得した賞によって映画制作デビューという流れが一般的でした。 ところが、作品を完成するまでもなく予告編や企画書で応募するといった形のコンテストが出現しています。これにより応募するクリエーターのハードルも低くなり、誰でも気軽にエントリーできる時代になりました。 その中から今回は「未完成予告編大賞」を紹介しつつ、第1回目の受賞作『高崎グラフィティ。』を紹介します。

未完成予告編大賞とは?

未完成予告編大賞は、特定の地域を舞台にし、まだ本編の出来上がっていない作品の3分間の予告編コンテストです。グランプリに輝くと、賞金100万円のほか、その予告編の本編を3000万円相当で映画化でき、全国公開や海外映画祭にも応募することもできるというもの。 このほか、男優賞や女優賞もあって注目のコンテストなのです。加えて、審査員の顔ぶれの豪華なこと。 審査員のメンバーには堤幸彦監督や大根仁監督がおり、最終選考には脚本家の岡田惠和や映画プロデューサーの川村元気なども加わります。その記念すべき第1回目の受賞作が『高崎グラフィティ。』なのです。

映画『高崎グラフィティ。』ってどんな映画?

映画『高崎グラフィティ。』は、第1回未完成予告編大賞のグランプリ作品です。応募作品285本の中から見事グランプリに輝きました。 舞台は群馬県高崎市。そこに住む幼なじみの5人は高校を卒業し、それぞれの道を歩もうとしていました。 その1人、吉川美紀は東京でファッションの専門学校に通う予定でしたが、父親が入学金を持って行方不明になってしまいます。途方に暮れていた美紀のため、幼なじみの5人で美紀の父親を探すことになるのですが。 見つからない父親、それぞれの夢と現実とのギャップ。彼らの未来は果たしてどこに向かっていくのでしょうか。

キャスト紹介

高崎グラフィティ。
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美紀を中心とする幼なじみの5人の物語です。その5人のキャストを紹介します。

吉川美紀/佐藤玲(さとうりょう)

高崎グラフィティ。
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本作の主演で、ファッションの勉強をするため上京が控えている吉川美紀を演じたのは佐藤玲。1992年7月10日生まれ、東京都出身。 2012年、蜷川幸雄演出の舞台『日の浦姫物語』の娘役で女優デビューしました。その後も映画、ドラマで活躍。 本作は、佐藤が大学の同級生である川島監督を誘って始まった企画だそうです。自分の夢にむかって前に進もうとする芯の強い美紀を見事に演じ切りました。

大塚寛子/岡野真也

美紀と1番仲のよい幼なじみで、彼氏との結婚を夢見ている大塚寛子を演じたのは岡野真也。1993年2月22日生まれ、栃木県出身。 2005年に行なわれたスーパー・ヒロイン・オーディションミス・フェニックスのファイナリストに選ばれました。その後、2007年、映画『介助犬ムサシ~学校へ行こう』で女優デビュー。 2018年は、映画『生きる街』や映画『EVEN』が公開されました。演じる役ごとに雰囲気が変わる女優ですが、今回は結婚を夢見る普通の女子高生を可愛らしく演じ、東京での初日舞台あいさつでは、一般男性と結婚したことを発表しました。

阿部優斗/萩原利久

高崎グラフィティ。
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自分のやりたいことは何なのか進路に悩んでいる阿部優斗を演じたのは萩原利久。1999年2月28日生まれ、埼玉県出身。 子役時代から活動を始め19歳にして芸歴10年。2016年には映画『INNOCENT15』で初主演を務めました。悪ぶっていても真っすぐな優斗役は萩原にピッタリでした。

河合康太/三河悠冴

東大に不合格したことをみんなに言えずにいる河合康太を演じたのは三河悠冴。1994年2月2日生まれ、千葉県出身。 主な出演作は映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』や映画『帝一の國』など。その独特なマッシュルームヘアーが印象的な個性派俳優で、今回も味のある素晴らしい演技を見せてくれました。

関谷直樹/中島広稀

お調子者でクラスのムードメーカー的な存在の関谷直樹を演じたのは中島広稀。1994年3月28日生まれ、群馬県出身。 デビューから多くのドラマや映画で活躍し、2018年出演作の公開が目白押しで、映画『キスできる餃子』や映画『レディinホワイト』などがあります。安定したその演技で作品全体のムードメーカーになっていました。

スタッフ紹介

高崎グラフィティ。
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監督/川島直人

1990年生まれ、千葉県出身。日本大学芸術学部映画学科映像コース卒業。 在学中からプロの現場で学び、2015年映画『始まりの鐘をならせ』で国内の映画祭で受賞、入選。2016年同作品でFOX短編映画祭にて最優秀を獲得しました。 広告を中心とした映像制作会社Guns Rock Inc所属。2018年8月18日に高崎での先行公開を迎えたその日に入籍したことを報告しました。

撮影/武井俊幸

川島直人監督作の映画『始まりの鐘をならせ』で撮影を担当。その後、映画『誰も知らない』など是枝裕和監督作を数多く担当している撮影監督の山﨑裕に師事し、さまざまなジャンルの撮影を担当しています。 今回の撮影場所に高崎が選ばれたのは武井の出身地だということ。カメラマンの出身地だと思い入れある分、力強い映像が撮れるんじゃないかという川島監督の意図があったようです。

映画『高崎グラフィティ。』その他の展開

高崎グラフィティ。
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映画『高崎グラフィティ。』はメディアミックス展開もしています。本編では描ききれなかった描写が新たに加わり、メディアワークス文庫から小説『高崎グラフィティ。』が絶賛発売中。 また、川島監督がファンだというスカートが主題歌を担当。映画のために書き下ろした楽曲「遠い春」のMovie Editが配信中です。 こちらもぜひおススメです。

映画『高崎グラフィティ。』の見どころ

高崎グラフィティ。
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『高崎グラフィティ。』が未完成予告編大賞を受賞した理由を事務局は次のように述べています。正に直球勝負!の企画であり青春群像のみずみずしさは大スクリーンで見たいという思いを抱かせてくれたことだと。 決して思い通りにならない現実に、それでも夢を見たい叶えたいという思い。それこそが、若者の持つ「リアル」な現実なのでしょう。 空に向かってそれぞれの思いをぶつけるシーンは可笑しくもあり恥ずかしくもあり、これぞ青春。素敵なシーンでした。 また、ファーストシーンが非常に印象的です。一瞬で物語の世界にグッと引き込まれるカメラワークと演出は見事です。 ぜひ劇場で確かめてみてください。