2018年9月4日更新

【この漫画、実写化するかも!?】久米田康治の最新作『かくしごと』

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原作ありきは当たり前!実写化の現状

映画やテレビドラマを製作する際、小説や漫画を原作とするのは当たり前という現状の中、人気作品は権利の奪い合い。出版各社も映像化による作品の認知の拡大、部数の増加などという相乗効果が期待されることにより、映像化されることを望んでいる場合も多くみられます。 そこで、今回は現在連載中の漫画でこれは実写化に向いているのではという作品、久米田康治原作の『かくしごと』を紹介しながら、実写化される場合どのようになっていくかを勝手に予想していきます!

漫画『かくしごと』ってどんな漫画?

漫画『かくしごと』はギャグ漫画家・久米田康治が娘を溺愛する漫画家の父親を描くハートフルコメディ。2018年現在、「月刊マガジン」にて連載中で単行本は6巻まで発売されています。 久米田康治といえば、漫画『さよなら絶望先生』が2007年~アニメ放送がスタートし、続編も放送され人気を博しました。『かくしごと』では、社会風刺や暴露ネタなどブラックコメディと得意とする作風は残しつつも娘を想う父親の愛情を描いています。 単行本のみに7年後の話がオリジナルで展開しており、連載では語られていない部分が徐々に明らかになっていきます。これがこの漫画の大きな特徴のひとつ。 この独特の展開を生かしながら予想していきます!

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漫画『かくしごと』あらすじ

漫画家・後藤可久士は、ちょっと下品な漫画を週刊少年漫画雑誌に連載中。東京の1軒家で小学生の1人娘・姫ちゃんと2人暮らしをしています。   可久士は自分の下品な漫画のことが、娘の学校や友達にばれていじめられるのではないかと心配で、娘を含む周囲の人間に漫画家という職業をひた隠しにしているのです。朝、家を出る時はサラリーマン風なスーツ姿で出かけ、仕事場までの道のりの途中、知り合いの洋服屋でTシャツ・半ズボンに着替える程の徹底ぶり。 そして家にはなぜか姫ちゃんの年齢ごとの段ボールが存在して、その年齢で必要であろう物があらかじめ入っているのでした。加えて気になるのは、単行本のみに展開される7年後のお話。 物語は高校生に成長した姫ちゃんが鎌倉に向かうところから始まります。そこには、東京の家とまるっきり同じ家が存在していました。 家の中には父が隠していた漫画と姫ちゃんの年齢ごとに分かれている段ボール箱の続きが。父親が本当に隠したかったものは一体何なのか?徐々に明らかになっていくのですが……。 

実写化するならこうしてほしい!

なぜ今回この『かくしごと』という漫画が実写化されるかもと思ったかというと、物語の構成の面白さがあったからです。また各話が短いお話なので、シナリオを作る際に手を加える必要があること。 この手を加えるということで映像制作側の意向も入れやすくなり、相乗効果で新たな作品が見れるのではないでしょうか?そこを踏まえて、どのような形で実現するのが望ましいかいくつか考えてきました!

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ドラマと映画の2本立て!

漫画『かくしごと』は「月刊マガジン」に掲載されている連載部分と、単行本のみに掲載されているお話しの2本立てで話が進んでいきます。連載部分は、主人公・後藤可久士が愛娘に漫画家という仕事を隠しながら、漫画家としての裏事情、アシスタントやご近所の女性陣との日々を面白おかしく描いています。 一方、単行本だけの部分は連載部分の話の7年後という設定になっていて、娘が父の隠したかった漫画のことを知ると同時に、父が本当に隠したかったことは何なのか徐々に明らかになっていくことに。 実写化する際にはこの連載部分をドラマ化、単行本だけの部分を中心にした物語を映画化し、そこで本当の意味の「隠し事」が明らかになるという展開にしたら面白いかなと思いました。

連載中からドラマ化スタート、連載終了と同時に映画化スタート

漫画『かくしごと』は単行本オリジナル展開のお話があり、「月刊マガジン」連載中の物語の7年後という設定になっています。後藤可久士が娘に隠していた書く仕事である漫画家という職業と、娘の年齢ごとに分かれて存在していた段ボールの謎。 2018年現在、単行本は6巻まで発売されておりますが、今なお謎に包まれたまま。そこで、この謎の解明と映画化を同時に進めていくことで、観客の興味を引き出すのです。 本誌連載部分は連載中にドラマ化をスタートさせ、原作連載終了時点で単行本オリジナル部分の7年後のお話を映画化するといったメディアミックス展開はいかがでしょうか?

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キャストはこの人たちに!

漫画『かくしごと』が実写化された場合のイメージキャストを予想してみました!

後藤可久士:大泉洋

1973年生まれの45歳。HTBで放送されていた深夜番組『水曜どうでしょう』でのレギュラー出演により、人気を博し全国にその名が知られることに。ドラマ、映画に数多く出演し主演作品も多数、『恋は雨上がりのように』も好評でした。 コミカルな芝居の巧みさと実生活でも娘の父親という部分を考えると、今回の役にはこの人をおいて他にいないのでは?

姫ちゃん:住田萌乃

2008年生まれの10歳。5歳の時にNHKBSプレミアムドラマ『たべものがたり 彼女のこんだて帖』でデビューし、その後もドラマやCMに多数出演。主な出演作にNHKBSプレミアムドラマ『奇跡の人』など。近年では、「ジュラシック・ワールド」シリーズ最新作の声優にも挑戦しました。 数々のオーディションを勝ち抜いただけのその演技力で、大泉との掛け合いが非常に期待できる子役の1人です。

監督はこの人に!

漫画に精通し、コメディも得意とする監督ということで、筧昌也監督をイメージしてみました。筧監督は、1977年生まれ。 自身も漫画を描いていて、ちばてつや賞を受賞した経歴の持ち主。これまでの監督作品、テレビドラマ『素敵な選TAXI』やテレビドラマ『脳にスマホが埋めれれた!』などをみてもコメディが得意なのは明らかです。 今回の監督には適任かと思われます。2018年現在は、「Kis-My-Ft2」の北山宏光の主演作品『トラさん』の公開が控えています。 『素敵な選TAXI』でのチーフディレクターや長編映画『Sweet Rain 死神の精度』の監督経験もあることから、チーフディレクター及び映画化した際の監督として演出してほしいところです。

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実写化したらここに注目!

漫画『かくしごと』は漫画家という職業について書かれているいるコメディ漫画です。漫画家や出版社の暴露ネタや皮肉がかなり痛烈に描かれています。 たとえば、単行本に付ける帯問題。帯が大きすぎて表紙の絵が見えないことや推薦者のほとんどが中身を読んでいないことなど。こんな部分が漫画ファンのみならずお仕事漫画としての面白さも十分に引き出されていてこの作品の魅力のひとつです。 そして、ギャグ漫画の体はとっていますが、その根底に流れているテーマは家族の愛。可久士の娘への愛、元はいたであろう妻への愛が物語の端々に見受けられます。 娘の姫ちゃんの発言が予期せぬところでホロっとさせられてしまうところにも意外性があって、物語に深みを与えています。 笑えて泣けるエンターテインメント作品に仕上がること間違いなしです!

漫画『かくしごと』の担当編集者も実写化希望!?

漫画『かくしごと』は2017年に開催された「次にくるマンガ大賞」で18位にランクインし、2018年現在も「月刊マガジン」にて連載中。単行本は6巻まで発売し、単行本オリジナル話も急展開を迎えています。 そして、なんと『かくしごと』担当編集者も実写化を希望しているようです。もしかしたら、その日も近いかもしれませんね!