世界を震撼させた9.11同時多発テロを描いた映画5選
世界中の誰もが涙した惨劇!9.11アメリカ同時多発テロ
Seventeen years ago, an inconceivable event left a void in our collective heart. Share in our commitment to never forget and use #Honor911 to share your 9/11 commemoration message. https://t.co/AjC1V0GOhA #911Memorial #911Museum pic.twitter.com/Jlj5ZtQg8D
— 9/11 Memorial & Museum (@Sept11Memorial) September 5, 2018
世界中を震撼させた2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ。飛行機がワールド・トレード・センターに飛び込んでいく様子などのまるで映画の世界のような映像はまだ誰もの記憶に新しいことでしょう。 そしてその悲劇を忘れないためにも、その後9.11同時多発テロを題材にした映画がいくつも製作されました。 今回はその中でも特に見逃せない映画5作品を紹介していきます。
飛行機2機が衝突!『ワールド・トレード・センター』
2006年に公開された『ワールド・トレード・センター』はそのタイトルの通り、飛行機2機が相次いで衝突した、ニューヨークの象徴的存在であったワールドトレードセンターを舞台にした作品です。 本作の主人公は被害を受けたワールドトレードセンターに人命救助のためにかけつけるもビルの崩壊に伴い閉じ込められてしまった警官たち。しかし生きることに執着し続け、無事生還する様子を描いた本作は、社会派映画を撮り続け、また時に様々な議論を巻き起こすことで有名なオリバー・ストーン監督がメガホンを取りました。 また無事生還を遂げる警官を様々なジャンルの映画に出演を続けるニコラス・ケイジ、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)で知られるマイケル・ペーニャが演じました。 実話を元に製作された『ワールド・トレード・センター』、観る人の心に深く響く作品です。
関係者の証言で製作!『ユナイテッド93』
『ワールド・トレード・センター』と同じく2006年に公開された『ユナイテッド93』。本作は同時多発テロでハイジャックされた飛行機のうち唯一目標地点に達しなかったユナイテッド93便の離陸から墜落までの様子を、関係者の証言をもとに製作された衝撃的な作品です。 テロリストにハイジャックされたユナイテッド93便の乗客は地上の親族や友人たちとのやりとりにより他の航空機もハイジャックされたことを知り、自力でテロリストたちと戦うことを決意します。本作ではその様子を関係者の証言を元に描き、さらに実際の録音テープが使用されたり、空港関係者役には実際に当日勤務していた人が出演するなど、臨場感たっぷりの作品となりました。 本機はテロリストたちの目標地点に達することができなかったものの、テロリストの一人による無謀な操縦で墜落し、生存者なしという悲しい結末を迎えました。本作では墜落の瞬間は直接的に描かれていないものの、その悲しい瞬間を示唆する結末に、胸をしめつけられることでしょう。
マイケル・ムーア監督作品!『華氏911』
『華氏911』は『ボウリング・フォー・コロンバイン』など衝撃的な作品を世に送り出し続けるマイケル・ムーア監督が2004年にメガホンを取った作品です。 本作は衝撃作を送り出すマイケル・ムーア監督が得意とするアメリカ政権を批判する内容を盛り込んだドキュメンタリー作品であり、同年のカンヌ国際映画祭で見事パルム・ドール賞を受賞しました。 『華氏911』ではなぜアメリカがテロの標的になった理由、また当時の大統領であったブッシュ一族とテロの首謀者であるビン・ラディンとの関係などがコメディータッチに描かれるなど、911同時多発テロを単なる悲劇としてではなく、当時のアメリカ政権に問題を投げかけている作品です。
ニューヨーク出身の俳優陣が熱演!『ナインイレヴン運命を分けた日』
2017年に公開された『ナインイレヴン運命を分けた日』は飛行機がワールドトレードセンターに激突した瞬間にエレベーターに乗り合わせ、閉じ込められた男女5人の運命を描いた作品です。 本作ではテロを背景に、家族愛そしてアメリカ中に蔓延する経済格差が交差する中で、エレベーターという密室の中での極限状態を迎えた人間模様が見事に描き出されています。 テロの発生したニューヨーク出身であるチャーリー・シーン、ウーピー・ゴールドバーグなどが出演した本作は俳優陣のニューヨークに対する深い愛情も感じ取ることのできる作品と言えるでしょう。
テロ発生当時を克明に映し出したドキュメンタリー!『9.11〜N.Y.同時多発テロ衝撃の真実』
テロが発生した翌年2002年にCBSテレビによって製作された長編ドキュメンタリー作品『9.11〜N.Y.同時多発テロ衝撃の真実』。 ノーデ兄弟がテロ発生の数週間前からたまたまニューヨークの消防署に勤務する新入り消防士トニーを追うドキュメンタリー作品の製作を始めていたノーデ兄弟。ネタになるような火事が起きず、センセーショナルなドキュメンタリーが製作できないのでは、と二人が焦り出していたところでテロ事件が発生します。そして偶然に二手に分かれた兄弟カメラマンはワールドトレードセンターの中と外からカメラを回し続けます。 そしてカメラから映し出されるのは、脚色も演出もない、衝撃の真実。事実をそのまま映し出したドキュメンタリー作品である本作は、世界中の誰もの心に響く作品であることは間違いありません。
9.11アメリカ同時多発テロの惨劇を忘れないために!
#CityofOxnard @OxnardFire will commemorate the terrible losses suffered on September 11, 2001, with a day of remembrance. Public is invited to attend the ceremony at their neighborhood fire station, Tuesday, Sept. 11. ???????? https://t.co/gZp73hbG5c#911Memorial #NeverForget pic.twitter.com/hv9VSVPRyA
— City of Oxnard (@CityofOxnard) September 6, 2018
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロは発生から10数年の月日が経つ今でも世界中の人々の心に深く傷を残した、二度と起こってはならない惨劇です。 その悲劇を忘れないためにも、またテロで命を落とした人を祈るためにも、上記で紹介した映画を改めて鑑賞してみてください。どの作品も観る人の涙をそそること間違いなしの作品です。