2025年5月23日更新

実写映画『リロ&スティッチ』のあらすじ・吹き替え声優キャスト解説!炎上の理由は?【2025年公開】

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ディズニーの人気アニメ『リロ&スティッチ』が、ついに待望の実写映画化! 2025年6月6日に日本公開となります。 主人公スティッチの声優は、日米ともにアニメ版から続投が決定しており、長年のファンからもすでに熱い期待が寄せられています。 この記事では、実写版『リロ&スティッチ』のあらすじや日本語吹き替えキャスト、さらに海外での炎上騒動まで、徹底的に解説します。

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実写『リロ&スティッチ』のあらすじ【ネタバレなし】

原題 『Lilo & Stitch』
公開日 2025年6月6日
上映時間 -
監督 ディーン・フライシャー・キャンプ
キャスト マイア・ケアロハ , クリス・サンダース , シドニー・エリザベス・アグドン , コートニー・B・バンス , ザック・ガリフィアナキス , ビリー・マグヌッセン

両親を亡くし、ひとりぼっちな少女・リロ(マイア・ケアロハ)。彼女が夜空の星に「お友だちが欲しいの」と願った時、降りてきたのは暴れん坊のエイリアン・スティッチ(クリス・サンダース)でした。 リロの姉・ナニ(シドニー・エリザベス・アグドン)は、親代わりに奮闘するも失敗ばかり。ついにはリロと離れ離れになる危機が迫ります。そんな絶望の淵に立たされた姉妹に希望の光をもたらしたのは、愛を知らずに育ったはずのスティッチでした。 ハワイの息をのむような美しい風景を舞台に、「オハナ(家族)」の絆を描く、心温まるディズニー作品です。

【キャスト】実写映画『リロ&スティッチ』の日本語吹き替え声優一覧

『リロ&スティッチ』(2025)
©2025 Disney
スティッチ クリス・サンダース(山寺宏一)
リロ マイア・ケアロハ(永尾柚乃)
ナニ シドニー・エリザベス・アグドン(MOMOKA)
コブラ・バブルス コートニー・B・バンス(手塚秀彰)
ジャンバ博士 ザック・ガリフィアナキス(長谷川忍)
プリークリー ビリー・マグヌッセン(三ツ矢雄二)
ケコア ティア・カレル(五十嵐麗)
トゥトゥ エイミー・ヒル(渡辺えり)
デイヴィッド カイポ・デュドワ(中村海人)
議長 ハンナ・ワディンガム(深見梨加)
ルアウ店長 ジェイソン・スコット・リー

スティッチ役/クリス・サンダース

スティッチは、銀河連邦の科学者ジャンバ博士によって生み出された、遺伝子操作されたエイリアンです。「破壊」を本能としていましたが、リロ達と「オハナ(家族)」になることで優しさに目覚めます。 演じるのはクリス・サンダース。アニメ『リロ・アンド・スティッチ』の監督・脚本・原案者であり、アニメ版スティッチの声優、まさにスティッチの生みの親と言える人物です。

日本語吹き替え・山寺宏一

山寺宏一

スティッチの日本語吹き替えは、声優界の重鎮・山寺宏一が担当しました。 こちらもアニメ版スティッチから続投。ディズニー作品ではドナルド・ダックや『アラジン』(1992)のジーニー、『美女と野獣』(1991)の野獣など、幅広い役を演じてきました。

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リロ役/マイア・ケアロハ

家族を事故で失い、ちょっと変わり者な性格のせいで、いつもひとりぼっちの少女・リロ。彼女は暴れん坊・スティッチとの出会いで絆とは何かを学び始めます。 演じたのはハワイ島生まれのマイア・ケアロハ。彼女の明るい性格とハワイ文化に慣れ親しんでいる背景は、リロ役にぴったりです。

日本語吹き替え・永尾柚乃

永尾柚乃

リロの日本語吹き替えは、永尾柚乃が担当しました。今やバラエティでも引っ張りだこの人気子役です。 ドラマ『ブラッシュアップライフ』(2023)で中身が33歳の子ども役を演じ話題に。大ヒット映画『ゴールデンカムイ』(2024)ではオソマ役を演じています。

ナニ役/シドニー・エリザベス・アグドン

両親がいないため、リロの親代わりを務める姉・ナニ。海洋生物学の仕事に就きたいと夢見ていますが、学業と仕事、さらには妹の世話で大忙し。さらにリロが施設に行ってしまう可能性が浮上しーー。 ナニを演じるのは、ハワイ・カウアイ島生まれのシドニー・エリザベス・アグドンです。ナニといえば夜空の下、ハンモックの上で歌う「アロハ・オエ」が印象的。歌手としても活躍するシドニーの美声に注目です。

日本語吹き替え・MOMONA

ME:I MOMONA

ナニの日本語吹き替えは、ME:IのリーダーMOMONAが抜擢されました。 ハロプロ研修生からアイドルグループ「アンジュルム」で活躍。ハロプロを卒業後、2023年の「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(日プ)」のオーディションを見事勝ち抜き、現在は「ME:I」でブレイク中です。

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デイヴィッド役/カイポ・デュドア

デイヴィッドは、ナニが働くホテルの同僚です。伝統的なファイヤーナイフダンサーをしており、密かにナニに恋心を抱いていました。 デイヴィッドを演じるのは、ハワイ・オアフ島出身のカイポ・デュドアです。ハワイとフィリピンの合作映画『My Partner』(2023)で、同性に恋する高校生役を演じています。

日本語吹き替え・中村海人

デイヴィッドの日本語吹き替えは、アイドルグループ「Travis Japan」の中村海人が担当します。 2022年に『JUST DANCE!』でメジャーデビュー。俳優としても活躍しており、ドラマ『ハケンの品格』(2020)や映画『矢野くんの普通の日々』(2024)などに出演しています。

コブラ・バブルス役/コートニー・B・バンス

両親のいないリロとナニの姉妹を担当する福祉局のソーシャルワーカーである、コブラ・バブルス。彼はナニがリロの親代わりになれるのか、それが正しいのか常に判断をする立場にあります。一方でCIAエージェントという顔を持ち、かなりミステリアスなキャラクターです。 コブラ・バブルスを演じたのは、大御所俳優のコートニー・B・バンス。ドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」では、エミー賞主演男優賞を含む数々の賞を受賞しました。

日本語吹き替え・手塚秀彰

手塚秀彰

コブラ・バブルスの日本語吹き替えは、手塚秀彰が担当しました。 90年代から洋画の吹き替えで活躍しており、特にサミュエル・L・ジャクソンの声を数多く担当していることで知られています。

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実写映画『リロ&スティッチ』が炎上?原作キャラと違い解説

『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』
©Disney

炎上しているのは原作キャラと違うから?

実写『リロ&スティッチ』(2025)が海外で炎上したのは、ナニとデイヴィッド役のキャスティングが原因でした。一番の火種は「アニメ版に比べて肌が白すぎる」というもの。 この炎上は、キャスティング発表時に大きな話題となりました。しかし、制作側はハワイにルーツを持つ俳優を起用している点で、むしろ原作へのリスペクトを感じさせる配役ではないでしょうか。 また炎上とまでは行きませんが、映画予告でエイリアン・プリークリーのスティッチを追いかける服装が女装ではなくなっていたことも話題となりました。ディズニーの実写作品は、原作を大きく改変することもあるため、公開前から変更点が見つかり不安要素となっているようです。

原作をリスペクトして制作された再現度の高さ

まず何と言ってもアニメ版声優のクリス・サンダース再演は最大の原作リスペクトでしょう。しかも日本語吹き替えも原作通り、山寺宏一が起用されています。またナニ役、ハセガワ・リン役、そしてデイビッド役の声優も、実写版で別の配役がされているとのこと。 そして、本作のキーワードはやはり「ハワイ」です。ハワイ出身の俳優を起用しただけでなく、ロケ地も映画でよく利用されるホノルルだけでなく、アニメでも出てくるような地元感のある場所を探したといいます。

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実写『アラジン』チームが手掛ける

アラジン、実写
ⓒ2019 Disney

本作のメガホンを取るのは、「A24」配給のインディペンデント映画『Marcel the Shell With Shoes On(原題)』で注目されたディーン・フライシャー・キャンプ。同作はCGと実写映像を融合した作品であり、今回の実写化と相性抜群な監督です。 脚本の草稿は『死霊館/エンフィールド事件』に登場したへそ曲がり男のスピンオフ『The Crooked Man(原題)』を手がけるマイク・ヴァン・ウェーズが執筆。改稿を担当する脚本家として、『モアナと伝説の海』の制作にも携わったクリス・K・T・ブライトとの契約交渉が進んでいます。 そんな業界の新鋭たちとタッグを組むのは、実写リメイク版『アラジン』のプロデューサー、ダン・リンとジョナサン・アイリヒです。

近年のディズニー実写映画の傾向

近年『ジャングル・ブック』『美女と野獣』などの作品でCGと実写の融合を成功させてきたディズニー。 『美女と野獣』の実写版はエマ・ワトソンが主演を務め、より煌びやかに演出された大人向けな作品となっていたのが印象的でした。対して『リロ&スティッチ』は元となっているアニメが比較的子ども向きな作品です。 実写化となった場合も、恐らくアニメとそこまで乖離のない、子どもも楽しめるコメディタッチで描かれるのではないでしょうか。

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実写『リロ&スティッチ』はディズニープラスで配信!

リロ&スティッチ

往年の名作アニメ映画が続々と実写化され、大ヒットを連発しているディズニー。実写版『リロ&スティッチ』はこれまでのディズニー実写映画と同じく、ディズニープラスで配信されます。世界中で愛されるスティッチがどう生まれ変わるのか、今からとても楽しみですね。

実写映画『リロ&スティッチ』の劇場公開日は2025年6月6日!

ディズニーの実写映画『リロ&スティッチ』は2025年6月6日に、いよいよ日本公開です! アニメの魅力を残しつつ現実世界で躍動するスティッチとリロの友情物語は、感動必至。原作リスペクトな日本吹き替えも楽しみですね。ぜひ映画館で、現実世界を動き回るスティッチを堪能してください。