「獣になれない私たち(けもなれ)」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末で鐘は鳴ったのか
第1話のあらすじ・ネタバレ
性格の違う2人の男女!晶と恒星の出会い!!
制作会社で働く主人公・深海晶(新垣結衣)は、恋人の花井京谷(田中圭)と2人でバーに来ていました。近くのテーブルには根元恒星(松田龍平)と橘呉羽(菊地凛子)の姿があります。 恒星に結婚の報告をする呉羽。それを聞いていたマスターは、恒星と呉羽が付き合っていると思っていたので驚きます。すると呉羽はマスターに向かって、「うちらお互い、大して好きじゃなかったから」と言いました。隣にいた恒星は呉羽の言葉を聞いて苦笑いします。 翌日、晶が目を覚ますと、社長の九十九剣児(山内圭哉)から仕事に関するメールが大量に届きました。晶はため息をつきながら、出社の準備をします。 会社に到着した晶。仕事の出来ない同僚の代わりにプレゼン資料をまとめ、後輩のミスも全てカバーします。しかし誰も晶に感謝することはなく、やってもらって当たり前だという雰囲気でした。 仕事が終わった晶は、行きつけのバーに向かいます。カウンターに座ると、隣には恒星がいました。晶は思い切って恒星に声をかけます。 晶が席を外している間、恒星はマスターに「あの完璧な笑顔が何かキモイ。俺、ああいう人形みたいな女ダメだわ」と晶の印象について話していました。トイレから戻ってきた晶はその会話を聞いてしまいます。 ある日、晶は京谷の母・千春(田中美佐子)と食事をすることになりました。千春は晶に、両親のことを尋ねます。 晶の父親はDV男でした。父親が交通事故で他界した後、母親は晶の貯金や保険金を使ってマルチ商法を始めます。晶は母親と縁を切り、それ以来1度も会っていません。 自宅に帰る京谷。散らかり放題の部屋を見回した後、隣の部屋に入ります。そこにはジャージを着た女・長門朱里(黒木華)がパソコンでゲームをしていました。 後日、晶は再びバーに行きました。カウンターにいる恒星に「今は恋がしたい。新しい恋が出来たら何か変わるのかな」と話しかけます。すると恒星は、「俺の職場に寄ってく?ここから始まる恋もあるかもしれない」と言い出しました。しかし晶は恒星の誘いを断り、そのまま家に帰ります。 翌日、晶は今までとは雰囲気を変えた服装で出社。そして九十九のところに行き、業務内容の改善要求書を提出するのです。
第2話のあらすじ・ネタバレ
有給休暇を取得した晶!恒星と一緒に教会へ……!?
社長の九十九に業務内容の改善を要求した晶。その情報はすぐに広まり、「営業部の深海さん、グレる」という速報メールが社内中に送信されました。 夜になり、晶は行きつけのバーに向かいます。いつも通り、カウンターには恒星の姿がありました。2人は恋愛について語り合います。すると恒星は呉羽の言葉を思い出し、「運命の人に出会った瞬間、鐘の音が聞こえるらしいよ」と話しました。 その後、晶は数日間の有給を取ります。 しかし有給初日の朝、同僚の松任谷夢子(伊藤沙莉)から仕事に関する電話がかかってきました。どうやら後輩の上野発(犬飼貴丈)が無断欠勤しているようです。 上野の自宅を訪れる晶。パジャマ姿で引きこもっている上野に、晶は優しい言葉をかけてあげます。すると上野が突然、「深海さんのこと好きになってもいいですか?もし会社にいいなって思う人がいたら、活力になるじゃないですか」と言い出しました。 やる気を取り戻した上野は、翌朝からまた出勤するようになります。 ある日の午後、晶は京谷が働いている会社の定例行事に参加しました。その会社は、晶の前職でもあります。 5年前、京谷の会社で派遣として働きだした晶。その時点では、お互いに別の恋人がいる状態でした。しかし、仕事のパートナーとして相性抜群だった2人は徐々に距離を縮めていきます。そして、晶の送別会の日に初めてキスをし、交際をスタートさせたのでした。 京谷は未だに自分が元カノと一緒に住んでいること、昌を待たせてしまっていることを反省し、昌に謝ります。そしてその日の夜、帰宅した京谷は元カノで居候の朱里に「今月中に出て行ってほしい」と話しました。しかし朱里は出ていく気が一切ないようです。 翌日、晶と恒星は鐘の音を聞くために教会へ行きました。しかし予定時刻になっても鐘が鳴る気配はありません。恒星が電話で管理人に問い合わせたところ、「うるさいって苦情が来るので今は鳴らしていません」という答えが返ってきました。 その後、晶と恒星はバーに戻ります。カウンターで待ち構えていた呉羽は2人の話を聞き、「イメージの話でしょうが。そうやって頭で考えるからダメなの」と笑います。 有給休暇を終え、久しぶりに出勤した晶。すると出張から帰ってきた九十九が、晶のもとに来ました。そして、「深海晶を営業部の特別チーフクリエイターに任命する」と、他の社員たちの前で宣言します。 昇進したものの、仕事内容は変わっていないため、晶は素直に喜べませんでした。 その頃、恒星の事務所にある男がやってきました。「今年もお願いします」と言い、恒星に札束を渡す男性の姿が……。
第3話のあらすじ・ネタバレ
身勝手な行動を続ける朱里!晶は京谷に苛立ちを隠せず……!?
恒星の会計事務所に1人の男が現れます。男は、「今年もよろしくお願いします」と言いながら、大金が入った封筒を恒星に渡しました。「たかが300万で粉飾決算に加担なんて、割が合いませんよね」とつぶやく恒星。それに対して男は、「大変ですね、お兄さん想いのばっかりに」と答えました。 恒星には陽太という名前の兄がいます。陽太は幼い頃から優秀で人気者でした。しかしある時、父親から引き継いだ会社を潰してしまい、借金を抱えます。それを知った恒星は陽太の代わりに借金を返済しました。その後、弟に助けられたことが我慢ならなかった陽一は、姿を消して音信不通となっていたのです。 ある日、晶の家に京谷が泊まりにきました。2人で晩御飯を食べていると、京谷の母・千春(田中美佐子)から電話がかかってきます。千春は、京谷の家に送ったお酢がネットオークションに出品されている、と説明しました。京谷はすぐに朱里の仕業だと気付きます。 後日、自宅に帰った京谷は足元にいるウサギを見て、「何だよ、これ」と叫びました。朱里は千春から送られてきた高級なお酢を勝手にオークションに出し、その売上金でウサギを買ってきたのです。「引っ越すにしてもペット可の物件を探し直さないとね……」と、ウサギに向かって話しかける朱里。 その後、晶と京谷は行きつけのバーで朱里について話し合います。「千春さんは京谷が一人暮らしだって信じてる。これ、いつまで続ける?」と聞く晶に、京谷は「別れる?」と返しました。 その場に居合わせていた呉羽が、途中から2人の話し合いに参加します。呉羽は、4年間も元カノと一緒に暮らし続けている京谷のことを非難しました。すると晶は、「好きに自由に生きている人はいいよ。でも出来ない人もいるの。私もそう、京谷もそう」と呉羽に言います。 京谷をバーに残し、1人で帰ることにした晶。恒星は呉羽に頼まれ、晶のことを追いかけました。 恒星は晶に、陽太の話をします。「この世で一番嫌いなやつに私が似てたから誘ったんですか?」と、恒星に初めて誘われたときのことを尋ねる晶。恒星が肯定すると、晶は「最低」と言いました。 別れ際、恒星は晶に「今はそんなに嫌いじゃないよ」と話します。 その頃、京谷と呉羽はタクシーに乗っていました。すると突然、呉羽が京谷にキスをし……。
第4話のあらすじ・ネタバレ
京谷の浮気が発覚!それに対して晶は……!?
「今日はごめん」というメッセージを京谷に送る晶。しかしいくら待っても、既読になりません。その頃、京谷は呉羽の家にいました。 翌日、恒星は以前勤めていた会社で仕事の手伝いをします。しばらくして、ドアの隙間にメモ用紙が挟まっていることに気づきました。メモには、「経理部の人間が何年も着服している、3000万以上」と書かれています。 一方の晶は、上野からゴーヤを使った商品の開発について相談されていました。上野はゴーヤが苦手のため、晶に様々なゴーヤ商品の試食を頼みます。 その日の夜、恒星と晶はいつものバーにいました。するとバーに京谷から、携帯を失くしたという電話がかかってきます。恒星は呉羽に電話をかけ、京谷の携帯を知らないかと尋ねました。 京谷の携帯は呉羽が持っていました。晶は携帯を受け取るために呉羽のもとを訪れます。すると、「普通だったよ、やってみたけど。あれくらいの男なら、そのへんにゴロゴロいる」と言い出す呉羽。突然の告白に、晶は動揺します。 その後、晶が自宅に帰ると、京谷の姿がありました。晶は何事もなかったかのように、京谷に携帯を手渡します。すると京谷は、「昨夜はどうかしてた。晶にもう振られるかもって思ったら、どうしていいか分からなくなって……」と言い、浮気したことを晶に謝りました。 家を飛び出した晶は、道で出会った恒星と一緒にバーへ向かいます。そして2人はビールを飲みながら、京谷の話をしました。 その後、晶は成り行きで恒星の事務所に行きます。京谷と呉羽のように、一夜限りの関係を結ぼうとする晶と恒星。しかしその途中でお酒を飲みすぎた恒星は眠りについてしまいました。 翌朝、恒星が目を覚ますとテーブルの上には晶の置手紙とゴーヤ麺がありました。 夜になり、恒星がバーで飲んでいると、京谷がやってきます。晶のことを聞かれた恒星は、「俺ん家にいましたよ、朝まで」と京谷に伝えました。すると京谷は恒星のことを殴ります。 その頃、晶は京谷の家を訪れていました。インターホンを押すと、朱里が出てきます。「初めまして、深海晶と申します」と朱里に自己紹介する晶……。
第5話のあらすじ・ネタバレ
ついに行動を起こす京谷!しかし晶の気持ちは……!?
恒星のことを殴ってしまった京谷。しかし、「あんたに俺を殴る権利ある?」という恒星の言葉を聞き、すぐに我に返ります。そして京谷は恒星に謝罪しました。 一方の晶は、京谷の自宅で初めて朱里と顔を合わせます。「ここを出ていくつもり、本当にありますか?」と尋ねる晶。それに対し朱里は、「死ぬまで出て行かないっていったらどうする?」と聞き返します。晶は、「別れます。もう疲れました、堂々巡りも」と答えました。 その後、朱里は「あなたが持ってるいろんなもの、私は何も持ってない」といいながら泣き出します。 翌日から、晶は以前にも増して仕事に没頭するように。社長の指示を完璧にこなし、後輩のプレゼンも代わりに引き受ける晶。 ある日の夜、晶は千春に電話をかけます。そして、一人で夫の介護をしている千春に、「つらくないですか?」と聞きました。すると千春は、夫との馴れ初めについて話し始めます。千春の素敵な恋愛話を聞いた晶は、静かに涙を流すのでした。 一方の京谷は、朱里に「俺がここを出ていく。ここは朱里にあげる。愛せなくてごめん」と告げ、家を出て行きます。そんな京谷の背中を、朱里はただ眺めていることしかできません。 バーの外で立ち話をしている晶と恒星。そこに、スーツケースを引いた京谷が近づいてきました。京谷の姿に気付いた晶は、恒星に「付き合って、一瞬」といって、キスをします。京谷は慌ててその場を去りました。 その直後、晶と恒星の前に呉羽が現れます。呉羽は2人のキスを見ていたのでした。
第6話のあらすじ・ネタバレ
呉羽が偽装結婚!?そして、晶の前に現れた朱里……!!
5tapでビールを飲む晶と恒星。そこで晶は、「さっきはすいませんでした、キスしたこと。あの時、京谷が見てたの」と恒星に伝えました。一方の恒星は、呉羽の旦那・橘カイジのことが気になっているようです。 しばらくして、呉羽とカイジが実は偽装結婚かもしれない、という噂が流れ始めました。それを知った恒星は呉羽が経営している洋服店に行き、従業員から事情を聞きます。 その頃、朱里は京谷の部屋で、晶から届いた年賀状を見つけていました。 夜になり、朱里は年賀状に書かれていた住所をもとに、晶の自宅に向かいます。そして、晶がどんなところに住んでいるのか確認した後、近くにあったバーに入りました。カウンターには恒星の姿があります。 しばらくして、仕事帰りの晶がバーに立ち寄りました。すると、晶に気付いた朱里は、大慌てでトイレに駆け込みます。 お酒を飲みながら、呉羽の話をする恒星と晶。呉羽は以前所属していたモデル事務所に、肖像権の問題で訴えられていました。しかし、ゲームクリエイターのカイジと結婚した直後に、訴訟は取り下げられています。 実はカイジの会社と呉羽の事務所は提携関係にありました。そのことから、事務所との裁判を避けるために呉羽はカイジと結婚したのだと推測されます。 その後、トイレにこもっていた朱里がカバンで顔を隠しながら出てきました。そして、お金を払わずに走り去っていきます。 翌日、晶は呉羽に話を聞きに行きました。すると呉羽は、子宮筋腫の手術を受け、子宮を全摘したことを告白。 「恒星には話せなかったんだよね。恒星とは都合のいい関係で、楽しい時間だけを共有して……。何も起こらなければ今も続いてたかもしれない」と打ち明ける呉羽。その会話を、少し離れた場所で恒星も聞いていました。 しばらくして、朱里がバーに電話をかけます。飲み逃げしてしまったことを謝り、「これからお金を払いに行く」と話す朱里。しかし、お金は晶が代わりに払っていました。そのことを知った朱里は、「そういうとこが、ムカつく」とつぶやきます。 その後、朱里は晶の自宅に行きました。すると部屋の前に配達員が立っています。朱里は自分のことを晶だと名乗り、千春から届いた荷物を勝手に受け取ってしまいました。
第7話のあらすじ・ネタバレ
夫を愛する千春の想い!そして晶はある決断を……!?
ある日、寝たきり状態だった千春の夫・克巳(白石タダシ)が誤嚥性肺炎を起こしました。京谷の兄・拓馬(金井勇太)は父を病院に入院させようとしますが、千春は家で看取ることを希望しています。 しばらくして晶が自宅に帰ると、ドアの前に朱里が座っていました。盗んだ荷物と、バーで立て替えてもらったお金を晶に返す朱里。すでに終電がなくなっていたため、晶は朱里を家の中に入れてあげました。 翌朝、晶は寝ている朱里を部屋に残し、会社に向かいます。 その日の夜、いつものバーには朱里と恒星の姿がありました。恒星は朱里の正体に気付いており、「よく来られるよな、晶のテリトリーに。頭おかしいの?」と話しかけます。 さらに恒星は、「自分が一番不幸だと思ってるでしょ。不幸の背比べは楽しいですか?」と朱里に言いました。朱里はその言葉を聞いて怒り、恒星にビールをかけます。 その後、晶が仕事から帰ってきました。部屋にはまだ朱里が居座っています。2人はビールを飲みながら、少しずつ本音を語り始めました。 朱里は晶に対してライバル意識を持っているようですが、晶は朱里に優しい言葉をかけてあげます。そして最後に、「私たち、誰の人生を生きてきたんだろうね」とつぶやく晶。 翌朝、晶が目を覚ますと、朱里はもういませんでした。すると晶の携帯に、千春からメッセージが届きます。 その日、晶は千春に会うため、花井家を訪れました。しばらくすると、京谷と拓馬が部屋に入ってきます。そして、克巳を病院に連れて行こうとしました。 「やっぱり、やだ。克巳さんは連れて行かない」と言って、克巳に抱きつく千春。その姿を見た晶は千春の味方をし、「千春さんの覚悟を一緒に背負ってあげられませんか?息子さんたちに反対されたまま、一人で決めるのは辛いと思います」と話しました。 その後、晶と京谷は2人で海に行きます。そこで晶は、京谷に別れを告げました。京谷に思っていたことを全てぶつけられた晶は、スッキリした顔でまた歩き出します。 一方、朱里は晶が働いている会社の求人に応募していました……。
第8話のあらすじ・ネタバレ
晶の会社で働き始めた朱里!一方、恒星は兄と再会し……。
ある日、ツクモ・クリエイト・ジャパンに朱里がやってきました。中途採用の面接を任された晶は、朱里の顔を見て驚きます。 2人でしばらく話していると、社長の九十九が部屋に入ってきました。そして、朱里が晶の知り合いだと分かった途端、「ええやんか、採用!」と大声で叫びます。こうして、朱里は晶と同じ会社で働くことになりました。 その日の夜、叔父から連絡を受け、警察署に向かった恒星。行方不明になっていた兄の陽太が、窃盗の罪で捕まったのです。恒星は釈放された陽太を自分の事務所に連れて行きますが、目を離した隙に逃げられてしまいました。 翌日、朱里は初日にも関わらず寝坊し、お昼過ぎに出勤します。すると、契約書を持った京谷がツクモ・クリエイト・ジャパンにやってきました。思わず身を隠す朱里でしたが、お見送りの時に京谷の前に姿を現します。朱里の顔を見た京谷は動揺しながらも、その場を去りました。 仕事の帰り道、晶は陽太を見かけ、声をかけます。2人はラーメンを食べに行き、恒星の話をしました。 その後、陽太は恒星の事務所に帰ります。 翌日の夜、バーで恒星が飲んでいると、橘カイジ(飯尾和樹)が話しかけてきました。夢について熱く語るカイジに対し、恒星は「おとぎ話ですね。そんな話、どん底にいる人間からすりゃ成功者の戯言ですよ」と冷たく言い放ちます。 しばらくして、恒星は「行くぞ」と言って陽太をタクシーに乗せました。行き先は、陽太の妻子の家です。兄弟喧嘩をしながらも、2人は目的地に到着しました。 「ママ!パパが帰って来たよ」と叫ぶ陽太の娘。すると、妻は泣きながら陽太に近づき、抱きつきました。その姿を見届け、恒星は事務所に帰ります。 事務所の前には、ビールとボードゲームを抱えた晶の姿がありました。そして恒星と晶はビールを飲みながら、2人でゲームを楽しみます。
第9話のあらすじ・ネタバレ
千春に全てを打ち明ける朱里と晶!その後、朱里は社長秘書となり……!?
ある日、京谷のマンションを訪れた千春は、朱里と遭遇して驚きます。すぐに京谷に電話をかけますが、その隙に朱里は逃げ出しました。 晶の家に避難してきた朱里。そこに千春がやってきます。その後、3人はバーに行き、話し合いをすることになりました。 これまでの経緯を聞かされた千春は、「育て方を間違えちゃったのかしら……」と落ち込みます。すると朱里は、「私、京谷さんがいなかったら死んでたかもしれない」と千春に話しました。それに対し、「朱里さんが生きてて良かった、本当に」と言い、突然泣き出す晶。 3人はすぐに打ち解け、お喋りしながらお酒を楽しみます。結局その日、朱里は晶の部屋に泊まりました。 翌朝、朱里と晶は一緒に出勤します。社長秘書に任命された朱里は、九十九の多すぎる指示に戸惑いながらも何とかついていこうと頑張りました。 しばらくして、朱里は仕事で大きなミスをしてしまいます。契約先へのメールを送り間違え、機密データを他社に漏らしてしまったのです。そのことに気付いた朱里は、社員証を置いて会社から去りました。 帰り道、朱里はラーメン屋の店員・岡持三郎(一ノ瀬ワタル)に声をかけられます。「働けなかった……」と言い、その場に座り込む朱里。そして、朱里は晶の前から姿を消したのでした。 翌日、ついに晶は九十九の暴言にキレました。「やる気ってそんなに凄いんですか?これが平和ですか?こんな会社でどうやって働けって言うんですか」とまくしたてる晶。すると九十九は、「ほな、辞めたらいい。深海一人おらんかっても、どうとでもなる」と言い返します。 その頃、恒星は粉飾決済の書類にサインするよう脅されていました。「根元先生は粉飾に加担した税理士として全てを失う」と言われ、恒星は「お願いします。勘弁してください」と頭を下げます。 恒星の事務所を訪れる晶。2人はお互いの置かれている状況に肩を落としながらも、励まし合います。そしてその夜、恒星と晶は初めて体を重ねました。 翌朝、晶は恒星が寝ている間に事務所を出ます。ふと立ち止まり、晶は「間違った……?」とつぶやきました。
最終回のあらすじ・ネタバレ
前を向いて歩き出す5人!それぞれが選んだ道は……!?
ある日の夜、晶と恒星はいつものバーでお酒を飲んでいました。「この前の夜のことなんだけど……。あの時はお互い弱ってたし、そういうこともあるってことで」と、話を切り出す恒星。それに対して晶は、「最低な関係。一番なりたくなかった」と返します。 しばらくして、京谷がバーにやってきました。晶に向かって、「朱里と連絡取りたいんだけど繋がらなくて。会わせてもらえないかな?」と話す京谷。しかし、晶も朱里の居場所を知りませんでした。心配になった2人は、捜索願を出すために警察署へ向かいます。 その頃、朱里はネットカフェで時間をつぶしていました。するとそこに恒星が現れ、「晶か京谷、どっちかに連絡入れろ」と怒ります。朱里は渋々、「生きてます。2人そろってバカじゃない?」というメッセージを晶の携帯に送りました。 帰り道、晶のことを諦めきれない京谷は、「まだ好きなんだ。もう一度やり直せないか、考えてくれないかな」と晶に言います。 数時間後、呉羽が謝罪会見を開きました。パソコンの画面越しに、呉羽のことを見守る晶と恒星。呉羽はそこで、自分の思っていることを素直に話します。そして、「あんた何しに来たんだ」という記者の質問に「自分以外の何者にもなれないってことを確かめに」と答え、その場を去りました。 翌日、2日ぶりに出社した晶は九十九に退職願を提出します。「自分を殺して、本当に死んでしまう前に辞めます」と話す晶。すると、いつもは気配を消している他の社員たちも、九十九に向かって自分の考えを言い始めました。 一方の恒星は税務署に行き、粉飾決済のことを正直に打ち明けます。結果として職を失ってしまいますが、肩の荷が下りた恒星の顔はスッキリしていました。 その後、朱里は三郎のラーメン屋で働き始め、晶に振られた京谷は新しい出会いを求めて合コンに参加します。 それから数日が経ち、久しぶりに2人でお酒を飲むことになった晶と恒星。ビンテージのビールを飲みきった後、恒星は「近くに教会があるんだって。16時に鐘が鳴るらしい」と晶に言いました。 2人は教会まで歩いていき、時間になるのを待ちます。「鳴らなくても聴こえなくても、一緒にいることってできるのかな」と聞く晶に、「俺たち次第じゃない?」と答える恒星。そして2人は手を繋ぎました。
「獣になれない私たち(けもなれ)」最終回ネタバレ・全話あらすじを紹介
ファンも多い名作『獣になれない私たち』。この記事ではネタバレあらすじを最終話まで全話紹介しました。この記事と一緒に、ぜひ本作を楽しんでみてくださいね。