2023年6月14日更新

「下町ロケット2」の全話あらすじ・ネタバレ!最終回での佃製作所の結末は?

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2018年10月より放送された『下町ロケット』第2期。お馴染みのキャストの多くは続投し、主演を務めるのはもちろん阿部寛です。 その他安田顕、吉川晃司、立川談春、土屋太鳳、竹内涼真らメインキャストも続投し、町工場・佃製作所を舞台にものづくりに情熱を注ぐ人々を描きます。 この記事ではドラマの各話あらすじをネタバレありで紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

経営の危機に追い込まれた佃製作所!次に目指すのは……!?

順調にロケット打ち上げの実績を重ねている大企業・帝国重工。宇宙航空開発部部長の財前道生(吉川晃司)は、「我々の大型ロケットが近々に打ち上げるヤタガラスは準天頂衛星システムで、日本における測位の誤差は数センチにまで精度が向上する」と、社員たちの前で熱いスピーチをしていました。 帝国重工が打ち上げるロケットのエンジンには、下町の工場・佃製作所で作られたバルブシステムが搭載されています。不f ある日、佃製作所の社長・佃航平(阿部寛)は、財前から「次回の打ち上げをもって、帝国重工はロケット事業から撤退するかもしれません」と告げられ、ショックを受けました。さらに、質より安さを求める取引先から、取引の削減をお願いされます。 しばらくして、佃製作所の経理部長・殿村直弘(立川談春)のもとに、父親の正弘(山本學)が倒れたという連絡が入りました。殿村は急いで実家に帰ります。 翌日、航平は技術開発部長の山崎光彦(安田顕)と2人で、殿村の実家を訪れました。殿村家は代々続く農家であり、正弘は農作業の最中に体調を崩したようです。殿村家で使われているトラクターに乗って、畑を耕してみる航平。すると、作業ムラが出来てしまうことが分かりました。 翌朝、トラクターを分解してみた航平は、トランスミッションが作業ムラの原因だと突き止めます。そして殿村と山崎に向かって、「うちで開発できないかな?高性能のトランスミッション」**と話しました。 後日、航平は社員を連れてギアゴーストにやってきました。ギアゴーストは、創業からわずか5年で年商100億を達成しているベンチャー企業です。社長は帝国重工の元社員・伊丹大(尾上菊之助)で、副社長は天才エンジニアの島津裕(イモトアヤコ)でした。 さっそく、ギアゴーストを相手に商談を始める航平。会社に戻った航平は、プロジェクトメンバーを発表します。リーダーは軽部真樹男(徳重聡)で、加納アキ(朝倉あき)と立花洋介(竹内涼真)がメンバーに選ばれました。 しばらくして、航平たちは完成したバルブを持って再びギアゴーストを訪れます。わずか153個の部品でバルブを作り上げた佃製作所。その凄さが分かる島津は感動し、目に涙を浮かべます。こうしてギアゴーストは佃製作所のバルブを採用するのでした。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

特許侵害を訴えられた伊丹と島津!航平はギアゴーストを救えるのか……!?

ロケットエンジンの小型化を目指している帝国重工。しかし何度作っても、不具合が生じてしまいます。やはり新型エンジンの開発には、佃製作所のバルブシステムが必要不可欠なようでした。 帝国重工の水原重治(木下ほうか)は、「今さらですが、新型エンジンに適応するバルブシステムの製造をお願いしたい」と、航平に頭を下げました。もし次回の打ち上げに失敗すれば、帝国重工のロケット開発の未来は次期社長・的場俊一(神田正輝)の手によって断たれてしまう可能性があります。 時間がない上に難しい挑戦となるため航平はためらいますが、水原の熱意に押される形で依頼を引き受けることにしました。 その頃、ギアゴーストはケーマシーナリーという会社から特許侵害を指摘されていました。ライセンス料として15億円を要求される伊丹と島津。急いで出資先を探しますが、首を縦に振る会社はありません。 しばらくして、ギアゴーストの緊急事態を聞きつけた航平は、顧問弁護士・神谷修一(恵俊彰)のもとを訪れました。そこで神谷は航平に、「クロスライセンス契約を狙ってみては?」とアドバイスします。 クロスライセンスとは、2つの会社が互いに特許の侵害を行っていた場合、特許の使用許可を交換し合うことが出来る、という契約です。 さっそく佃製作所とギアゴーストの社員たちは、ケーマシーナリーの製品を片っ端から調べ始めました。もしギアゴーストの特許を侵害している製品が見つかれば、ギアゴーストは15億円もの大金を支払う必要がなくなります。 それと同時進行で、佃製作所は帝国重工に頼まれている新型バルブシステムの開発も行いました。しかし検証作業もバルブシステムの開発も困難を極め、作業員たちの間に不穏な空気が流れ始めます。 失敗を繰り返しながら迎えた、10回目の耐久テスト。ついに目標の数値を満たすことができ、新型ロケット用のバルブシステムは完成しました。 しかし、ケーマシーナリー側の特許侵害を見つけることはできず、検証作業の方は無駄に終わります。これでクロスライセンス契約を狙うことは出来なくなりました。 後日、航平はギアゴーストを買収し、グループの傘下に入れることを決めます。航平は伊丹と島津の情熱に惚れ、買収に反対する佃製作所の社員たちを必死に説得したのです。それを知った島津は航平に感謝し、涙を流すのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

ギアゴーストとの合併がリークされた!?信用調査を受けることになった佃製作所!!

新型バルブシステムを完成させた佃製作所。ロケットの燃焼試験も無事クリアし、航平は安堵のため息をつきます。 しばらくして、航平は水原に呼び出されました。どうやら水面下で進めてきたはずの合併話が、いろんな人に伝わっているようです。水原は「もし本当にギアゴーストを買収するなら、帝国重工の社内ルールに則って、リスク管理部門の信用調査を受けてもらえませんか?」と、航平に話しました。 その日から、佃製作所の社員たちは信用調査に向けて、書類の準備を始めます。 週末、航平は田植えを手伝うため、伊丹や島津たちを連れて殿村の実家を訪れました。しかし途中で田植え用のトラクターが動かなくなってしまいます。仕方がないため、航平たちは手作業で苗を植え始めました。 殿村家に集まった人たちは泥だらけになりながらも、笑顔で作業を終えます。そして、トラクターをはじめとする農業機械の大切さについて語り合いました。 信用調査の日。帝国重工の審査部信用管理員・安本年男(古坂大魔王)が佃製作所にやってきました。しかし、担当するはずだった殿村の姿がありません。実はその日の朝、殿村の父親が倒れて緊急搬送されてしまったのです。 急遽、係長の迫田滋(今野浩喜)が殿村の代理としてヒアリングに立ち会うことになりました。迫田は殿村が作成した資料をもとに、精一杯の対応をします。それに対して安本は、事前に伝えていない「買収後の長期事業計画書」を要求して、迫田を困らせました。 文句を言いながら、帰ろうとする安本。その直後、会議室に殿村が現れます。殿村は安本に長期事業計画書を手渡し、「他にも必要な資料がありましたら、おっしゃってください。念のために、考えうる全ての資料を用意してあります」と言いました。 こうして、佃製作所の信用調査は「問題なし」という結果に終わります。しかしその後、佃製作所の航平と山崎、そしてギアゴーストの伊丹と島津は、弁護士の神谷から呼び出しを受けました。 神谷は伊丹と島津に向かって、「御社の開発情報が外部に漏れている可能性があります。お2人にとても近しい人の中に、思わぬ内通者がいるかもしれません」と告げます。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

裏切り者の正体は……!?そして殿村の強い決意!

ケーマシナリーは島津が新しい設計を完成させた直後に、特許のクレーム補正を行っていました。クレーム補正とは、申請した特許が独占できる範囲を後から修正することです。 そのことから、佃製作所の弁護士・神谷は、ケーマシナリーが島津の開発情報を知っていたのではないかと考えます。それはつまり、ギアゴーストに内通者がいるということでした。 しかし、社員のことを家族のように想っている伊丹は、内通者の件に関して否定的な意見を持っています。後日、神谷はギアゴーストを訪れた際に、ロービジネスという業界誌が本棚に並んでいるのを見つけました。しかし何故か1冊だけ抜けている号があります。 事務所に戻った神谷は、すぐに抜けていた号を調べ始めます。するとそこには、ケーマシナリーの顧問弁護士・中川京一(池畑慎之介)とギアゴーストの顧問弁護士・末長孝明(中村梅雀)の対談記事が掲載されていました。これで、内通者は末長だと判明します。 しばらくして、ダイダロスの社長・重田登志行(古舘伊知郎)が、伊丹にギアゴーストの買収意欲を示しました。しかし伊丹は断ります。 その頃、殿村は実家に帰っていました。農業を辞めることにした父の正弘が、田んぼに何度も頭を下げます。その姿を見ていた殿村は目に涙を浮かべました。 ついにギアゴーストとケーマシナリーの特許争いが、法廷に持ち込まれます。ギアゴースト側の弁護は神谷が引き受けることになりました。 数日後、農家を継ぐ決意を固めた殿村。その話を聞いた航平は、殿村のこと温かく応援しました。 その後、神谷は航平・伊丹・島津の3人を事務所に集めます。そして、「証拠を揃える必要があります。今のままでは、この裁判は私たちの負けです」と告げるのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

ギアゴーストVSケーマシナリー!!ついに裁判で決着が……。

ギアゴーストとケーマシナリーは、特許侵害に対する裁判を行うことになりました。 口頭弁論の日。神谷は、東京技術大学の栗田准教授が2004年に発表した論文を法廷に提出します。そして、「栗田先生がこの論文で発表された技術情報は誰が使用しても特許侵害にはならない。誰でも自由に使える技術情報なのです。ですから根幹部分の多くをこの論文に負っている原告側の特許はそもそも無効である」と発言しました。 さらに神谷は、ギアゴーストの顧問弁護士である末長が、ケーマシナリーに情報を不正流出させていたことも報告します。こうして、「ギアゴースト製の副変速機は特許侵害にはならない」という判決が出ました。また、末長と中川は不正競争防止法違反の疑いで逮捕されます。 ヤタガラス7号機の打ち上げ日。帝国重工と佃製作所の社員たちが見守る中、無事にロケットは分離に成功しました。宇宙航空開発部から宇宙航空企画推進グループに異動となった財前は、「私が第一弾として挑むのは農業です。私は瀕死の農業を救いたい」と、社員たちの前でスピーチします。 後日、島津が佃製作所にやってきました。「実は今日は、ご報告とお詫びがあって参りました。昨日、ギアゴーストはダイダロスと資本提携を結びました」と言い出す島津。この資本提携は伊丹が独断で決めたものです。 実はダイダロスの社長は、伊丹が帝国重工時代に倒産に追いやった重田工業の元社長でした。 重田は伊丹に、「俺の親父は死んだ。だけど、俺は一度も君を恨んだことはない。君はこのままでいいのか?君を追い出した帝国重工の連中を見返してやりたいと思っているんだろ?」と言い、伊丹を味方につけたのです。 伊丹はすっかり変わってしまい、「もう決めたことだ。嫌ならいいよ。島ちゃんはもう必要ない」と島津に告げました。その言葉を聞いた島津は、すぐにギアゴーストを退社します。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

新しく始まった、無人農業ロボットの開発!航平は大学の同期を誘い……?!

伊丹に裏切られたことを知った航平たちは、すぐにギアゴーストに向かいました。しかし伊丹は佃製作所からの恩を忘れ、「我々も生き残っていかなければならないので。それが私の結論です」と冷たく言い放ちます。 こうして、佃製作所が担当するはずだったヤマタニのトランスミッションは、大森バルブに取られてしまったのでした。 後日、航平は財前から、無人農業ロボットの開発について説明を受けます。そして、その農機具のエンジンとトランスミッションを佃製作所にお願いしたいと言われました。 しばらくして、航平は無人農業ロボット研究の第一人者・野木(森崎博之)のもとを訪れます。実は、2人は大学時代の同期でした。久しぶりに再会し、お互いの仕事の話で盛り上がる航平と野木。 そこに財前がやってきました。帝国重工との契約について聞かされた野木は、「お前にはがっかりだよ。いつから大企業の手先に成り下がったんだ?」と航平に怒ります。 5年前、野木はキーシンというベンチャー企業から共同研究を持ちかけられました。快諾して、キーシンの研究員たちを自分の研究室に受け入れた野木。しかしすぐに裏切られ、キーシンに技術を盗まれてしまいます。それがきっかけで、野木は企業との提携を拒絶するようになったのでした。 その頃、重田と伊丹は、キーシンの社長・戸川と一緒にヤマタニを訪れていました。数日後、航平は野木を帝国重工に連れて行きます。その日は、佃製作所が開発した新型ロケット用バルブシステムの性能テストの日でした。 性能テストをクリアし、大喜びの研究員たち。しかしその後、いくつかの難題にぶつかりました。帝国重工と佃製作所の社員たちは、協力して難題解決に挑みます。その姿を、野木はじっと見つめていました。 夜になり、野木は航平の自宅でご飯を食べます。そこで航平は「俺たちの力を合わせて、一緒にやってみないか?」と野木に言いました。野木はしばらく考えた後、目に涙を浮かべながら「分かったよ」と答えます。 後日、的場は無人農業ロボットの新規事業を財前から奪い、総責任者となりました。的場は佃製作所をプロジェクトから外すつもりでいます。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

またしても裏切られた佃製作所!そして帝国重工にライバルが現れる……。

ある日、財前が佃製作所にやってきました。「エンジンとトランスミッションを内製化する方針が打ち出されました」と報告し、佃製作所との取引中止を告げる財前。 さらに財前は、「野木さんを説得してください」と言い出します。野木は佃製作所がプロジェクトから降ろされることを知り、自分たちも参加しない意志を示していました。 しばらくして、重田と伊丹がキーシンの戸川を呼び出します。3人は無人農業ロボットの話を始めました。 後日、航平は野木に会いに行きます。帝国重工と手を組むよう説得した後、「お前に頼みがあるんだ」と言い出す航平。 佃製作所に戻った航平は社員たちを集め、「無人農業ロボットの開発を独自で進めることにする。野木の研究とうちのトランスミッションの開発を一緒に進めていくんだ」と話します。 その後、財前がプロジェクトの担当から外されました。財前のことを嫌っている的場の仕業です。 しばらくして、帝国重工の奥沢(福澤朗)が野木のもとを訪れます。そして、「先生がお持ちの遠隔操作システムの開発コードを弊社でお預かりできないでしょうか?」と尋ねました。開発コードは長年積み重ねてきた研究の成果であるため、戸惑う野木。 後日、航平に対して横柄な態度を取る奥沢の姿を見ていた野木は、奥沢に向かって「開発コードを世界中に公開してやる。あっという間に無秩序な過当競争だ。よそよりも優れたものを、下請け抜きで作れるものなら作ってみろ」と怒りました。 それから数日が経ち、帝国重工は無人トラクター「アルファ1」の記者会見を行います。 その頃、重田は航平に、「これで分かったでしょう?的場俊一がどんな男か。私が佃さんの分まで敵討ちをしてあげますからね」と宣言していました。 翌朝、下町の中小企業が手を組んで作っている無人農業ロボット「ダーウィン」がテレビで大々的に報道されます。ダーウィンの開発リーダーは重田でした。重田たちは、帝国重工の動きを知ったうえで先手を打ったのです。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

アルファ1とダーウィンの直接対決!軍配が上がるのは……!?

帝国重工が開発した「アルファ1」と、下町の中小企業が協力して作り上げた「ダーウィン」。この2つの無人農業ロボットが、世間から注目を浴び始めました。 マスコミと裏で繋がっている重田たちは、印象操作によって世論を味方につけます。一方、帝国重工はすっかり悪者扱いとなっていました。 しばらくして、的場に対するネガティブな記事が週刊誌に掲載されます。これにより、帝国重工の社長は的場ではなく藤間が続投することになりました。社長の座を狙っていた的場は、「赤字続きの不採算事業を再生してきたのは俺なんだ」と怒り狂います。 その後、帝国重工はダーウィンとの差別化を図るため、小型トラックから大型トラックへと路線を切り替えました。 ある日、アグリジャパンという農業イベントが岡山県で開催されます。そこでアルファ1とダーウィンは無人走行のデモンストレーションを行うことに。10万人近い農業関係者と佃製作所の社員たちが見守る中、ついに2機の直接対決が始まります。 最初に田んぼに入ってきたのはダーウィンです。ダーウィンは順調に進み続け、走行性能・作業性能・安全性能の3つともを無事にクリアしました。 20分の休憩をはさみ、アルファ1が田んぼにやってきます。アルファ1は大型トラックであるため、ダーウィンのようには小回りが利きません。しかし、何とか決められた枠の中を通過できました。 その後、作業性能を確認しながら、「パワーは圧倒的だが、作業ムラがあるし粗さが目立つな」と話す航平。 最後に安全性能のテストが行われました。そこでダーウィンは人に見立てた案山子を踏みつけてしまい、散々な結果でデモンストレーションを終えます。 これで、勝負の軍配はダーウィンに上がりました。無様に倒れるアルファ1を見ながら、「文字通り、帝国重工は地に落ちた」と笑い出す伊丹……。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

責任を押し付けられる野木!そこで航平はある提案をし……!?

多くの農業関係者が集まるイベントで、酷いパフォーマンスをしてしまった帝国重工のアルファ1。的場たちは不具合の原因を、全て野木に押し付けようとしました。 財前は帝国重工側にも非があるかもしれないと指摘しますが、的場と奥沢は聞く耳を持ちません。そして、奥沢は野木に対して「速やかに自動走行制御システムの開発コードを提供していただきたい」と言い放ちました。 野木から詳しい話を聞いた航平は、帝国重工の身勝手さに顔をしかめます。 その後、ネットに投稿されているアルファ1の失態動画を確認する航平。するとそこには、自動走行制御システムの指示を無視して勝手にギアチェンジするアルファ1の姿が写っていました。航平は山崎に向かって、「原因は帝国重工のトランスミッションにある」と話します。 航平と山崎はすぐに財前のもとを訪れ、あるお願いをしました。しばらくして、財前は藤間社長に「野木教授の制御システムを別のトラクターに装備して、アグリジャパンと同様の走行テストを行ってみてはいかがでしょうか?」と提案します。 もしテストに問題がなければ、不具合の原因は帝国重工にある可能性が高くなります。その場で話を聞いていた的場と奥沢は反対しましたが、藤間はこの提案を受け入れました。 検証テストの日。佃製作所のエンジンとトランスミッション、そして野木の自動走行制御システムを搭載したトラクターは無事にテストを合格します。しかし、それでも的場と奥沢は自分たちに非がある可能性を認めようとはしませんでした。 そこに藤間が現れ、佃製作所に帝国重工製のトランスミッションを調査するよう依頼します。すると奥沢は急に慌て出し、「もし不具合が見つかってしまったら……」と言いました。 奥沢の言葉を聞いた藤間は血相を変え、「トランスミッションに問題など、一切なかったはずではないのか?」と奥沢を責め立てます。そして、「うちの製造部はプロジェクトを降りろ。失敗してさらに責任逃れとは見苦しいな」と吐き捨て、藤間はその場を去りました。 その後、航平たちはアルファ1の調査を行い、不具合を発見します。それは帝国重工の根本的な設計ミスでした。 しばらくして、帝国重工と佃製作所はロケットエンジンバルブの性能テストに臨みます。そこで佃製作所は帝国重工の数値を大きく上回り、次期ロケットへの正式採用が決定しました。 一方、航平の娘・利菜(土屋太鳳)は、父の会社を継ぐかどうかで悩んでいます。 ある日の夜、航平と利菜は河川敷に寝転がって星を眺めました。そして航平は、「今、お前の目の前にはあの宇宙のように無限の可能性が広がっている。やりたいことをやればいいんだ」と娘に話します。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

佃製作所の社員となった島津!一方、殿村は窮地に立たされ……!?

ギアゴーストを辞めた島津は、大学の非常勤講師として働き始めていました。そんな島津の前に、航平が現れます。「俺達の作る農機具で農業を救いたいという大きな夢がある。その夢には島津さんが必要なんだよ。ギアゴーストで叶えられなかった夢を、俺達と一緒に叶えないか?」と訴えかける航平。 その後、航平の熱意に胸を打たれた島津は、佃製作所に入社しました。 島津が加わったことで、今まで以上に精度の高いトランスミッションを開発していく佃製作所。こうして会社の士気が上がっていく中、1人だけ定時で帰ってしまう社員がいました。トランスミッション部門のリーダー的存在である、軽部(徳重聡)です。 徐々に軽部に対して不満を募らせていく立花とアキ。そんなある日、山崎は2人に軽部の家庭事情を打ち明けました。 実は軽部の娘は生まれつき心臓が弱く、日中は病院で過ごしています。軽部がいつも定時退社するのは、病院への送り迎えをするためでした。さらに、軽部は他の社員が帰った後に再び会社に戻り、作業の続きを1人で行っていました。 軽部の隠された一面を知った立花とアキは、「やぼったいよ、あの人」と嬉しそうにつぶやきます。 一方、航平は殿村に、無人農業ロボットのモニターを引き受けてほしいと頼みました。しかし、殿村の父・正弘は聞く耳を持ちません。しばらくして、殿村が住んでいる地域に記録的な大雨が降りました。そして、ついに堤防が決壊してしまいます。 翌日、航平は殿村に会いに行きました。「稲は全滅でした」と肩を落とす殿村に、「しばらく、うちに戻ってこないか?」と提案する航平。しかし殿村は、「簡単に出戻るわけにはいきません。米作りをやると決めたのは自分ですから」と答えます。 その後、殿村は農林協会に足を運び、融資のお願いをしました。しかし、農業法人に加入していない殿村は、嫌がらせとして融資を断られてしまいます。 しばらくして、航平は山崎と財前を連れて殿村の自宅を訪れました。そこで改めて無人農業ロボットの説明をし、農業の未来について熱く語る航平。すると、黙って聞いていた正弘がついに口を開きました。 「私は、もう諦めておりました。米作りはダメになると。だけど諦めずに素晴らしい知恵を出して、農業を守ろうとしてくれていた人がここにいたんですね。うちの田んぼを使って、日本の農業を救ってやってください。お願いします」と頭を下げる正弘。 こうして、殿村家の田んぼを使った試運転が始まりました。そしてついに、帝国重工の無人トラクターと重田たちのダーウィンは、首相の前で再対決することが決まります。

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第11話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

佃製作所と帝国重工の性能勝負!最後に笑うのは……!?

ダーウィンと再対決することになったアルファ1。航平たちは、試運転を繰り返しながら機械の精度を上げていきます。 イベント当日。首相が予定より30分遅れて会場入りしました。すると、イベントの担当者が航平たちに近づき、「かなり時間が押しています。首相たってのご希望で、今回はダーウィンさんのみのデモということにさせてください」と言い出します。 担当者の言葉を聞いて怒った的場は、首相に直談判します。しかし首相は的場のことを軽くあしらい、集まった観客に聞こえるよう大声で「あんまり中小企業をいじめないでくださいよ」と言いました。 そして、ダーウィンの完璧なデモンストレーションを見終えた首相はそのまま帰っていきます。その後、アルファ1も難なくデモンストレーションを成功させましたが、残念ながら世間の注目はダーウィンにしか向いていません。 しばらくして、アルファ1の発売日が来年の7月に決まりました。一方のダーウィンは、アルファ1より3ヶ月早い、4月に発売予定です。 ある日、島津が航平に「前回の走行テストで一瞬聞こえた異音がどうしても気になって……」と打ち明けました。それに対して航平は、「殿村のところで走行テストをやるか。納得いくまでやってみないか?」と提案します。 その頃、帝国重工の重役会議では、アルファ1の発売時期に関して議論が行われていました。帝国重工が自作したエンジンとトランスミッションを搭載すれば発売を前倒しに出来る、と主張する的場。 すると、それまで黙って聞いていた藤間が、「我が社と佃製作所、どちらのエンジンとトランスミッションが優れているか性能比較をしてくれ。第三者機関のモーター技研による公明正大な評価を得たあと判断する」と発言しました。 数日後、走行テストを行っていたアルファ1が、突然エンストを起こします。佃製作所の社員たちは、原因を解明するために徹夜で作業を行いました。 そして迎えた、性能勝負の日。帝国重工と佃製作所は、自分たちが開発した機械をモーター技研に運び入れます。 翌日の午後、性能テストの結果が届きました。航平の「残念ながら……圧勝だ!」という言葉を聞き、歓声をあげる佃製作所の社員たち。 こうして、帝国重工が発売する無人農業ロボットには、佃製作所のエンジンとトランスミッションが搭載されることになったのでした。