2024年2月28日更新

『女王の教室』最終回ネタバレ・全話あらすじ! 阿久津真矢の過去とは?

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2005年、日テレで土曜ドラマ枠放送された『女王の教室』。宝塚出身の天海祐希がひっつめ髪で真っ黒なスーツに身を包み鬼教師を演じ、これまでにない学園ドラマだと話題になりました。 鬼教師と対峙することになる生徒役には、志田未来、福田麻由子、伊藤沙莉など当時子役として活躍していたキャストが多数出演しています。 今回はそんな平成の名作ドラマ『女王の教室』のあらすじを、ネタバレありでおさらいします。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

小学6年生の新学期を迎えた神田和美(志田未来)。母・章子(羽田美智子)に起こされ、慌てて家を出ます。 6年生は、並木平三郎(内藤剛志)と新米教師の天童しおり(原沙知絵)、さらに新任の先生が各クラスを担当することが決まっていますが、発表は始業式で行われるとのことでした。 新任の阿久津真矢(天海祐希)は、2年間教育現場を離れていたがとても優秀な先生と噂されており、受け持ったクラスの成績は必ず上がり、私立の合格者も多く出すことに定評がありました。和美のクラス6年3組は、阿久津が担任を受け持つことに。 始業のチャイムと同時に阿久津が教室のドアを開けました。「それではテストを始めます」と、唐突に宣言する真矢。テストの点数が悪かった2人が、代表委員という名の雑用係をやるという理不尽なルールを、いきなり突き付けます。 和美は、筆箱をひっくり返したときに鉛筆の芯がすべて折れてしまっていました。隣の席にいた幼馴染の由介(松川尚瑠輝)がそれに気づき鉛筆を渡そうとしますが、真矢に見つかってしまいます。結局和美は0点を取ってしまい、由介とともに代表委員に。 翌日2人で給食を配膳していたところ、和美がカレー鍋をひっくり返してしまいます。焦って給食室の残ったカレーをもらいに行こうとする和美に、真矢は「残ったカレーを配って。最初は私に、あとは成績順に」と言いました。 翌週。また代表委員を決めるテストが行われます。和美はトイレに行くタイミングを逃し、テスト中に行きたくなってしまいます。真矢に申告するも「行きたければ行きなさい。ただし戻ることは許しません」と冷たく突き放されてしまいました。 それを見かねた成績トップの進藤ひかる(福田麻由子)が、和美をかばったところ「私に逆らう人は、テストの成績に関係なく代表委員をやってもらいます」と、進藤が和美の代わりに代表委員を務めることになってしまいました。 真矢は「良かったわね。代わりに代表委員をやってくれるお友達が2人もいて」と、和美に冷たく微笑みかけます。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

自分のせいで進藤が代表委員になってしまったと罪悪感があった和美は、雑用係を手伝おうとします。しかし「同情して手伝ったりしたらすぐ代わってもらいます」と真矢に釘を刺されてしまいました。 ある日の朝、遅刻しそうになる由介と和美と、同じクラスの馬場久子(永井杏)。由介が真矢の気を引いている間に、和美と久子は教室に入ることができました。真矢は始業が2分遅れたと由介を責め、教室を歩きながらカバンなのかに隠された雑誌、たまごっちなどを没収。 たまごっちを没収された和美の親友・恵里花は、親に抗議してもらうと言い出します。和美が塾から帰ると、母・章子が恵里花の母から代表委員について聞かされているところでした。和美はテストで0点を取ったことが知られたくなかったため、母に雑用係をやっていることを黙っていたのです。 翌日、母親たちが学校にやってきます。子供たちから聞いた真矢の理不尽な教育について、一気に不満をぶつける母親たちでしたが、真矢は「出来れば、おひとりずつと話したいんですが」と切り出し、1対1で話をすることに。 面談が終わった恵里花の母親が教室から出てきました。なんだかご機嫌な様子です。章子が席に着くと、真矢は和美がテストで0点を取ったことを報告し、「子供は、都合の悪いことは親に隠すものです」と諭します。 真矢は章子が日常的に感じている不満を汲み取り、共感しつつ前向きな言葉をかけます。章子も満足げに教室を後にするのでした。真矢は「いい加減に目覚めなさい。私にいくら逆らったって無駄」と生徒たちを脅し始めます。 何でも知っているという彼女に、由介が「俺はみんなに知られて困るようなことはない」と、いつものようにふざけてみせます。すると真矢は、由介が祖父と2人暮らしの理由をみんなの前で語り始めました。 両親のことが心の傷だった由介は、力尽きたようにその場に座り込んでしまいます。それを見た和美は由介を庇い、真矢に反抗します。結局このことがきっかけで、和美は再び代表委員をやることになってしまいました。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

1週間後に開校記念イベントがあるため、6年3組は創作ダンスを発表することになりました。真矢は、ダンスが上手な人にはご褒美を、足を引っ張った人には責任を取ってもらうと言います。 成績が下から3番目の久子は、真矢に目をつけられていました。うまくダンスを踊れない久子に「みっともない」と吐き捨てます。 バレエを習っていた和美は、少しだけみんなより優位に立っていると思っていましたが、真矢は認めてくれません。結局久子と和美は、トレーニングという名目で雑巾がけをさせられることになってしまいました。 イベント前日、練習の甲斐あって少しずつダンスについていけるようになった久子ですが、「足手まといなので明日は来なくていい」と厳しい一言を受けます。和美はそんな久子観ていられず、全員でボイコットしようと提案。クラスは一致団結したように思えました。 翌日。和美がいつものように挨拶をすると、みんななぜかよそよそしい態度を取ります。成績トップの西川が、真矢にボイコット宣言をする計画でしたが、いざその瞬間になると西川は「なんでもない」と言って真矢に従ってしまいます。 恵里花や桜(森本更紗)、桃(伊藤沙莉)も計画を無視してダンスに参加しようとしました。このやり取りでボイコットを計画していたことが真矢にばれ、和美は久子と由介と教室に残ることに。その久子も教室を出てダンスに参加しようとします。 友達だと思っていた和美の目には涙が……。しばらくして進藤が教室に戻ってきました。実は前日、真矢は生徒たちの家を訪れ、内申点などをダシに、ダンスに参加するよう脅していたのです。 体育館では無事ダンスの発表が終わったようでした。和美、由介、進藤の3人が体育館の片づけをしていると、真矢が現れます。「あなたたちが何か企まないよう、監視係を置くことにした」といい、馬場久子を招き入れました。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

真矢は、これまで毎週行っていたテストを毎日やると言い出します。さらに班分けし、班の誰かが失態を犯した場合は連帯責任を取らせると宣言。 班長はメンバーが悪事をはたらかないよう監視し、誰かが問題を起こそうとした場合、それを真矢に報告すればご褒美を与えると脅迫しました。和美は、真鍋由介、進藤ひかる、馬場久子と同じ班で、班長を務めるのは久子です。 ある日、体育を終え教室に戻ると、島田マリ(柳田衣里佳)が財布がないと騒ぎだします。真矢は全員に、犯人だと思う人を記入して提出するよう求めました。 しかし犯人の手がかりになる情報はなく、真矢は連帯責任としてクラス全員に反省文を書くよう指示しました。連帯責任の理不尽さに納得できない生徒たちは、犯人探しを始めクラスは大騒ぎ。 ふとベランダに行った和美は、様子のおかしい恵理花に気付きます。するとポケットからマリの財布を出して置いたのです。和美が問い詰めると「見せびらかしてたのが気にくわなかった」と言い、「和美が返しておいて」と依頼します。 「親友でしょ」の一言に引くに引けなくなった和美は、みんなが音楽室に行くのを確認して島田の鞄に財布を戻そうとしました。すると久子が教室に戻ってきて、その瞬間を見られてしまいます。久子はすぐさま真矢に報告し、和美がクラスの全員に謝る始末となってしまいました。 自首してほしいと恵理花に言う和美でしたが、恵理花は全く反省していません。恵理花は桃と桜を味方につけ「和美が私を犯人扱いする」と、対立の姿勢を見せました。 そんな様子を見ていた真矢は、和美に「もうあなたの味方は、誰もいないのよ。いい加減目覚めなさい」と言うのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

親友だと思っていた恵里花の言葉が頭から離れない和美。教室に入りいつも通り挨拶をしますが、無視されてしまいます。さらに和美の教科書にはいたずら書きがされていました。由介は学校を休んでいて、頼れる友達はいません。 和美がランドセルを開けると、そこにはゴミが詰められていました。その様子に気付いた天童は職員室に行き、和美がいじめられていることを真矢に報告します。「犯人を捜さなくていいんですか?」という天童に対し「生徒たちは、いじめを止めなさいと言って止めますか?」と質問返しする真矢。 和美は家に帰って落書きされた教科書を見つめていました。姉の優(夏帆)がそれに気づき、休日に動物園に行くことを提案します。すると動物園で真矢と遭遇。真矢はすでに由介に卒業証書を渡したと言い、「3月まで学校に来ないでしょう」と言います。 真相が気になった和美は由介の家に向かいました。和美を心配して構おうとする由介に対し、「いい加減にしてよ」と怒る和美。しまいには「余計なお世話よ、絶交よ」と言い捨てて、由介の家を後にしてしまいました。 翌日学校に行くと、いじめはさらに悪化していました。「1人でなんとかしなさい」と冷たく突き放す真矢。和美は再び由介の家に向かいました。昨日のケンカで、由介が大事にしていたモグラのぬいぐるみを失くしてしまっていたのです。 和美が河原でぬいぐるみを探していると、由介がやってきます。モグラを探しながら、2人は仲直りすることを決め、由介も学校に戻ると決心します。モグラは無事見つけることができました。 翌日、卒業証書を真矢に返す由介。和美も「私も、もう逃げませんから」と宣言します。 すると真矢が「もうすぐ夏休みだからって高を括ってるんじゃないの?私のクラスに夏休みはありません」と言いだしました。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

夏休みの授業に出れば、その時点で卒業証書を渡すという真矢。親たちに向けて開かれた説明会でも、「無料の塾と思ってもらえれば」と言い、母親をも味方につけました。放課後、和美は「ピンチはチャンスかもしれない」と言い、夏休みも学校に通うことを決意。由介のことも誘います。 夏休み登校日初日。いつものように成績が悪かった由介と和美、さらに同じ6班のメンバーは放課後の掃除を任されます。どうしても夏休みらしいことがしたかった和美は、班のメンバーを誘いましたがひかるも久子も誘いには乗ってくれませんでした。 もっとひかるのことが知りたいと、彼女の家を訪れた和美と由介。しかし「これ以上干渉しないで!出ていって」と追い返されてしまいました。和美は姉の優に相談し、どうしたら仲良くなれるかを考えます。そして手紙を書くことを思いつきました。 翌朝、教室に入るとそれぞれの机に手紙を入れていく和美。ひかるにも手紙を渡しましたが、受け取ってくれません。和美は、真矢にひかるの過去を知らないかと聞きました。 ひかるの両親は離婚しており、親友のおかげで明るさを取り戻したものの、母親が親友にひどいことを言った翌日、親友が交通事故で亡くなってしまっていました。過去を知った和美は、ひかるの元へ駆け寄り「私はいなくならないよ」と泣きながら声をかけるのでした。 その頃、クラスのみんなは和美からの手紙を読んでいました。恵里花は「まだ私のこと、財布を盗んだ犯人って書いてある」と言い、手紙を破り捨てます。 するとクラスのみんなが手紙を破りはじめ、怒った由介は男子ともみ合いに。勢い余って窓ガラスを突き破ってしまいます。ガラスの破片が和美の足に刺さり廊下は血の海。 和美が保健室から戻ってくると、真矢は由介と和美にガラスの破片を片付けるように言います。その様子を見ていたひかるは手伝うと声を上げ、クラスの3人を除いた全員が夏休みの学校にはもう来ない、真矢に反抗したのです。 すると「いい機会だから個人面談をしましょう」と真矢。佐藤恵里花をトップバッターに指名し、スパイになることを提案しました。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

弱みを握られ真矢のスパイとなった恵里花でしたが、みんなには「進路相談みたいなもんだった」と報告します。和美とひかると久子は、それぞれ真矢に言われたことを正直に報告し合い、より一層真矢に立ち向かう意思を強めるのでした。 新学期。6班の4人が登校すると、教室に彼らの机はありませんでした。4人を無視して授業を進める真矢。和美は教科書の内容が進んでいることに気づきます。他の生徒たちは全員、残りの夏休みも出席していたのです。 翌日、恵里花は田中桃と安藤桜が真矢のことを悪く言っていることを告げ口します。真矢は「神田さんの情報はないの?」と聞き出しますが、恵里花は和美と絶交していたため最近は口をきいていませんでした。 すると真矢は、マリと同じ財布を差し出します。ご褒美を受け取った恵里花は、真矢の言いなりになるしかないのでした。 その密談をクラスの全員が見ていました。教室に戻り、一斉に非難を浴びる恵里花。和美に「全部あんたのせいだから」と言い捨て、姿を消してしまいます。和美は恵里花のことを心配し、ひかる、久子、由介と共に彼女のことを探し始めました。 恵里花はその夜、学校に灯油をまいて火をつけようとしていました。4人と他の生徒たちも駆け付け、彼女の行動を止めようとします。すると真矢がやってきて、ナイフを向ける恵里花と取っ組み合いに。真矢がナイフの刃を握ったことで、恵里花は力尽きてしまいます。 翌朝、恵里花の家に和美が迎えに来ます。恵里花は泣きながら謝り、2人は無事仲直りするのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

いつもの4人に恵里花たちを加えたメンバーは、真矢の弱点を探ろうと立ち上がります。和美は天童が言っていた「再教育センター」に弱点のヒントが隠れていると思い、天童に問いますが答えてくれませんでした。真矢は現場を2年離れている間、再教育センターに行っていたらしいのです。 そんな中ひかるがストライキを提案します。真矢が辞めるまで学校に行かないと、一致団結していました。しかし和美は嫌な予感がして、あまり乗り気ではありません。 翌日ストライキをするメンバーは、真矢に学校に来ないことを宣言。和美はみんなと共にしぶしぶ教室を出ていきます。真矢は受験組が授業に集中できると言って、まったく怯んでいません。 ストライキの効果がないことに不安になったみんなは、「まずは敵を知ろう」と真矢の後ろを付けて家の場所を突き止めようとします。しかし見つかってしまい作戦は失敗。 受験組とストライキ組の溝は日に日に広がっていき、由介が成績トップの西川に怪我をさせてしまいます。翌日、由介が西川に謝ったことでお互いが素直になり、ストライキ組も卒業まで授業を受けることを決めました。そして久子がデザインした卒業制作を、全員で作りたいとクラスがまとまったのです。 しばらくして、「友」という字の上にクラスメイト全員の似顔絵が描かれた卒業制作が完成しました。達成感に満ち溢れる6年3組のクラスメイト達。 そこに真矢がやってきて「三者面談をして、親御さんたちと将来についてきちんと話さないと。そろそろ、本当のあなた達を知ってもらいましょう。」と、親を招き入れました。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

真矢が、テストの成績から今まで隠していた秘密や嘘が書かれた資料を生徒たちに配ります。真矢の命令に従わないと、三者面談でこれらを親に開示すると脅してきました。 和美は、三者面談で章子と私立に行くか公立に行くかで言い合いになってしまいます。どの家庭の三者面談も同じだったようで、真矢は親を味方につけ、子供たちはそれに反抗する態度を見せています。 真矢はいつものように「いい加減目覚めなさい。親なんて所詮、子供を自分の言いなりにさせたいだけなの」と冷たく言い放ちました。 真矢が持っているという嘘や秘密が書かれたデータが親に知られることを恐れている生徒たちは、夜の学校に忍び込みパソコンからデータを消す作戦を企てます。無事データを消すことができましたが、そこに真矢が現れます。現行犯を見られてしまった由介たちは、もう真矢に逆らえません。 すると和美が「きっと親から逃げちゃいけない。親って、私たちのこと何もわかってないって思うけど、分かってもらえる努力をしてなかったんじゃないかな」とつぶやきました。 授業参観の日。真矢が「授業の前に子供たちから伝えたいことがあるそうです」と切り出します。和美が、私立に行きたくないのは章子に反抗したいからではなく、行かなきゃいけない理由が分からないからだと自分の気持ちを伝えました。 すると次々に生徒たちが、自分の気持ちを親に伝えはじめます。親とのわだかまりが解けたクラスのみんなは、満足げに授業を開始しました。 一方その頃、職員室に1人の来客がありました。その客人は「東京都教育委員会 西郷百合子」と書かれた名刺を差し出し、「ホームページに、阿久津先生が生徒に虐待しているという書き込みがありました」と伝えるのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

雑用係はテストの結果ではなく、全員で分担して行うと決めた6年3組の生徒たち。すると「なんのために勉強しているの?」と真矢が問います。勉強意欲のない人のためにテストを作るのは無駄だと言い捨て、教室を出ていってしまいました。 職員室では、教育委員会が来たことが真矢に伝えられていました。しかし自分の教育方針は変えないと頑なです。それからしばらく真矢の当たりはきつくなる一方でした。その様子を見たひかるが「真矢と戦うなら自分たちがしっかりしなきゃいけない」と声をかけます。 12月。クラスのみんなはチャイムが鳴る前に着席し、給食に苦手なものが出ても食べ、真矢にひどい仕打ちをされても笑顔を保っていました。そんな時、和美の家を教育委員会の西郷が訪れます。 真矢がしてきたことについて聞かれ、しぶしぶ答える和美。「最近はクラスの雰囲気もいい感じだし、悪い先生じゃないんです」と伝えたのもむなしく、西郷は真矢の問題行為の証言を取ったことに満足して帰ってしまいました。 翌日、真矢の授業を見に、西郷がやってきます。そこでひかるが「どうして勉強するんですか?」と、以前自分たちが聞かれた質問を、真矢に問いかけました。さらに久子が、どうしてそんなに厳しく接するのか聞きます。 真矢は「勉強はしなきゃいけないものではない、したいと思うもの。勉強は、受験の為にするのではなく、立派な大人になる為にするんです。」「世の中には、私があなた達にしてきたこと以上に酷いことが起こる。大事なのは、自分達が酷い仕打ちに合った時に、耐える力や、解決する方法を身につけることなんです。」と、これまでの言動の真意を語りました。 そして由介が再教育センターに行っていた理由を聞きます。 真矢は前の学校で受け持っていた生徒に暴力を振るい、再教育センターに行っていたという衝撃の事実が明かされます。その生徒とはクラスの番長で、クラスメイトを次々といじめていた男子。 彼は反省の欠片も見せず、真矢に「なぜ人を殺しちゃいけないんだ」と聞きます。真矢は、他人の痛みを知らしめるために、男子生徒に暴力を振るったのです。 その日の放課後、教壇に立ち教室を眺めていた真矢が突然倒れてしまいます。

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最終回のあらすじ・ネタバレ

疲労が限界を越え倒れてしまった真矢。6年3組の授業は教頭が担当することになりました。真矢を心配する生徒たち。学校側は、これを機に辞めてもらおうと話しています。 和美達はお見舞いに行きたいと天童に頼み、病院に連れて行ってもらいます。しかしそこに彼女の姿はなく、その足で向かった真矢の自宅ももぬけの殻となっていました。 どうしても真矢に会いたい生徒たちは、自分たちがピンチになれば姿を現してくれるからと、疑似援助交際計画を企てます。桜、桃、マリがおとりになり、いざという時は男子が助けに向かう予定です。 カラオケで男2人の相手をする女子3人。そこにさらに男が3人現れ、嫌がる女子を外に連れ出します。陰て見ていた由介たちは怯んでしまい、助けにいくことができません。ひかるが「警察に電話してくる!」と駆けだした瞬間、黒い人影が現れます。真矢でした。 複数の男に向かっていく真矢。顔を殴られ足蹴りを受け、ボロボロになりながらも男たちを退散させることができました。痛々しい姿で真矢が学校にやってきます。 事件を起こした生徒たちが真矢に謝り、「本当は先生に会いたかっただけだった」と弁明します。真矢は罰としてトイレ掃除と反省文を科しました。すると外でその様子を見ていた校長と教頭が入ってきます。真矢を辞めさせようと、強制的に教室から連れ出す2人。生徒たちは先生がいないと不安だと伝えます。 真矢は「人生に不安があるのは当たり前です。大事なのは、そのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです」「今しかできないことをやって、中学に行きなさい」と言い、教室を追い出されます。号泣する生徒たち。 真矢は「教師は辞めない」と言い、和美達のいる学校を去っていきました。卒業式当日。真矢は職員室にいました。生徒の名前を1人ずつ声に出しながら、パソコンにあるデータを削除していきます。 その後、誰もいない3組の教室にやってきました。すると和美達が駆け付けます。真矢が来ていることを、教頭が教えてくれていました。 そして和美達は、真矢に卒業制作を見せます。そこには「友」の字の横に、久子が書いた真矢の姿が加えられていました。涙を流しながら真矢にお礼を言う24人の生徒たち。 「いつまで感傷に浸っているの?もうここはあなた達のいるところじゃないでしょう?早く中学に行きなさい」と言って、真矢は教室を出ていきました。 4月。和美は中学の制服に身を包み通学路を走ります。するとそこには真矢の姿が。「先生、アロハって沢山意味があるんですよ。先生アロハ!」と元気に声をかける和美。真矢はその様子を見て、優しい微笑みを浮かべ、歩き出しました。

『女王の教室』の最終回ネタバレ・全話あらすじを結末まで解説

この記事では、『女王の教室』の全話ネタバレあらすじを紹介しました。