2019年1月8日更新

ダコタ・ジョンソンの魅力を解説 サラブレッドすぎる女優は人格者でもある【2020年最新】

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女優ダコタ・ジョンソンの魅力に迫る【リメイク版サスペリア主演】

近年活躍目覚ましいスター

モデルとして活躍する傍ら女優としてもその経験を積み、官能小説を基にした映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でのヒロイン役で一躍注目を浴びた女優、ダコタ・ジョンソン。その美貌はもちろん、高い演技力から映画界において今後の活躍が期待される一人です。 そんな目覚ましい活躍を見せるダコタですが、実は2世女優であることや幼い頃からそのキャリアを積んでいることなど、意外と知られていない事実も多いのです。 今回は彼女の過去や近年の活躍を振り返りながら、その魅力に迫ります。

生粋の女優ダコタ

ダコタは1989年10月4日、アメリカ、テキサス州オースティンで生まれました。 幼い頃からダンススクールに通っており、当時はダンサーになることを夢見るほどダンスに熱中していたようです。

有名俳優を家族に持つ「サラブレッド女優」

そんなダコタは俳優として活躍する両親の間に生まれた、「俳優家系のサラブレッド」的な存在なのです。 彼女の父親は、刑事ドラマ『特捜刑事マイアミバイス』の主人公ジェームズ・ソニー・クロケット刑事を演じ、そのワイルドな演技で人気を博したドン・ジョンソン。母親は、『ワーキング・ガール』でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、ブロードウェイミュージカルにも出演するなど舞台でも活躍するメラニー・グリフィスです。 またダコタの母方の祖母であるティッピー・ヘドレンは、アルフレッド・ヒッチコック監督の『鳥』や『マーニー』のヒロインで有名な女優なのです。彼女は両親のみならず祖母までもが有名俳優という、華やかな家庭で育ったのでした。

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親友は話題の女優であのロックスターの孫

ライリー・キーオ
©Dennis Van Tine/Future Image/WENN.com

家族が有名人であるダコタには、有名人の友人が数多くいるようです。中でも伝説的なロックスター、エルヴィス・プレスリーの孫であり、『ローガン・ラッキー』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』などに出演した注目の女優であるライリー・キーオが親友であるとのこと。 ライリー・キーオは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の撮影中に出会ったスタントマン、ベン・スミス・ピーターソンと結婚していますが、ダコタがブライズメイドのひとりとして結婚式に出席するほど固い絆で結ばれています。

映画初出演は実母・メラニーの娘役として

ダコタの映画デビューは彼女が10歳の時でした。母メラニーの再婚相手であるアントニオ・バンデラスが監督したコメディ映画『クレイジー・イン・アラバマ』が、そのデビュー作です。 本作で彼女が演じたのは、メラニーの娘役。その可愛らしさと堂々とした演技は女優としての素質を感じさせます。

2006年、史上初の2世代ミス・ゴールデングローブに選出

2006年、ダコタはミス・ゴールデングローブに選ばれました。ミス・ゴールデングローブとは、ゴールデングローブ賞のアシスタントを務める女性のこと。毎年、有名セレブの2世が選ばれることで注目の的となります。 有名俳優を両親に持つダコタが選出されることは驚くことではありませんが、実は彼女の母、メラニーも1975年にミス・ゴールデングローブに選出されているのです!2世代にわたってミス・ゴールデングローブを務めたのは、ゴールデングローブ賞史上初めてのこと。

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翌2007年の“薬物のリハビリをしていた”という報道は誤報

2007年、ダコタ・ジョンソンがカリフォルニアの“ヴィジョンズ・ティーン・トリートメント・センター”で30日のリハビリプログラムを受けたというニュースが流れました。その時報じられたニュースでは、彼女は薬物とアルコール中毒の問題を抱えていたことになっていました。 しかし、このニュースは誤報。彼女もまたこれを否定しています。 彼女の両親は長い間、アルコールの問題を抱えていたことで知られています。まだ幼かったダコタにとって、両親のアルコール問題はひとりで対処出来るようなものではありませんでした。 彼女が受けた治療はそういった両親の問題に対処するためのカウンセリングだったそうです。

空白の11年?『ソーシャル・ネットワーク』で女優業へ復帰

ダコタが2作目に出演した映画となったのが、2010年公開の『ソーシャル・ネットワーク』。初出演の1999年からはかなり時間を空けての復帰となっていますが、これは当時彼女が演技よりもモデル活動に興味があり、高校を卒業してから演技のキャリアを積みだしたためです。 『ソーシャル・ネットワーク』はFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグを描いた伝記映画で、ジェシー・アイゼンバーグやアンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイクなど人気のスターが多数出演しました。 ダコタは本作で、ジャスティン・ティンバーレイク演じるショーン・パーカーとベッドをともにする女子大生アメリア・リッターを演じています。

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カーアクション『ニード・フォー・スピード』で重要な役を演じる

2014年にダコタが出演したのが、『ニード・フォー・スピード』です。これはドラマ『ブレイキング・バッド』で有名なアーロン・ポール主演のカーアクション映画で、レースシーンの臨場感とカッコよさで人気を博しました。 彼女が演じたのは、アーロン演じる主人公トビーの元恋人であるアニータ。トビーのライバル、ディーノの婚約者ながらトビーのことが忘れられず、彼に重要な情報を与えるという強い存在感を持った役どころでした。

自らの実力で仕事をもぎとるプロ意識

先に述べたように、生粋のサラブレッド女優であるダコタ。しかし、彼女は親の力に頼らず地道に這い上がってきた実力派女優であることを知っておかなければいけません。 彼女は、役の大きさに関係なくオーディションを回りながら地道に経験を積んできました。両親の力に頼らずに這い上がる彼女はハリウッド内でも評判がとてもいいようです。 謙虚な心の持ち主であり、それでいて美しいビジュアルと演技力とを兼ね備えているところは、彼女の将来性を感じさせます。

ようやく勝ち取った主役『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

そんな努力家のダコタがようやく主役を勝ち取ったのが、女性の支持を集めた官能小説を原作とした大作映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。本作では、ジェイミー・ドーナンと共演しています。 世間知らずな女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は、学生新聞の取材で出会った若い社長グレイ(ジェイミー・ドーナン)に一目惚れ。グレイも純粋なアナに惹かれていき、2人はどんどん親密な関係になっていきます。 何もかもが完璧に見えていたグレイですが、ある日アナは彼の「秘密」を知ってしまいます。

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体当たりの濡れ場もこなすダコタのプロ意識

本作にはかなりエロティックなシーンがあり、BDSM(アブノーマルな性的趣向)の描写もあるために世間では賛否両論が巻き起こりました。それと同時に、本作はダコタとジェイミー双方の俳優としての知名度を高めるきっかけともなりました。 本作でダコタはかなり過激なシーンを演じていますが、彼女はそういったベッドシーンの撮影を恥ずかしいと思ったことはないとし、「過激なベッドシーンであっても、それはただの仕事で、それ以上でもそれ以下でもない」との旨の発言をしています。 その言葉の通り、彼女は本作で体当たりの演技を披露し、監督も大満足だったようです。きわどい作品でもしっかりとこなす点から、彼女の女優としてのプロ意識の高さがうかがえます。

同年、犯罪映画でカッコいい女性像を演じた

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で一躍有名女優となったダコタは同年、犯罪映画の『ブラック・スキャンダル』(2015年)にも出演しました。 「アメリカ史上最悪の汚職事件」と言われたスキャンダルを描いた本作はジョニー・デップが主演を務め、ベネディクト・カンバーバッチやジョエル・エドガートンなど豪華キャストが集結しています。 ダコタは主人公の「伝説のギャング」バルジャーの恋人、リンジーを演じました。同年の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で演じた純粋な大学生というキャラクターとは大きく異なる、堂々としたカッコいい女性を演じています。

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「フィフティ・シェイズ」シリーズで成長するアナを演じる

ダコタの名を一躍有名にした『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ですが、その後続編が制作され3部作のシリーズものとなりました。 2017年に公開された『フィフティ・シェイズ・ダーカー』は、アナとグレイが別れた後もお互いのことを忘れられずに復縁してからのストーリーという設定です。アナはグレイに連れられて行った仮面舞踏会で彼にBDSMを仕込んだ女性に出会い、それから次々と明らかになる事実や事件に巻き込まれていきます。

『フィフティ・シェイズ・フリード』ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン
©2017 UNIVERSAL STUDIOS

そしてシリーズ最終作となった『フィフティ・シェイズ・フリード』では、アナとグレイが困難を乗り越えて結ばれてからのストーリーが描かれています。幸せな結婚生活を送っていた2人ですが、そこにグレイに恨みを持つ強敵が現れてしまい……。 本シリーズを通し、ヒロインのアナを演じ続けたダコタ。1作目では幼さも感じさせる純粋なアナが、グレイの内面の葛藤を描く2作目で強さと優しさを持った大人の女性へと成長し、そして3作目では自信に溢れた女性へと変化していく姿を瑞々しく演じました。 彼女のいきいきとした演技により、「フィフティ・シェイズ」シリーズは官能的な映画としてだけではなく、純粋に恋愛映画としても楽しめる作品に仕上がったのです。

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名作ホラー映画『サスペリア』リメイク版のヒロインに抜擢

サスペリア
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ダコタの最新作となるのが、1977年のホラー映画『サスペリア』のリメイク版です。 大ヒットを記録したオリジナル版は、イタリアホラー映画の巨匠といわれるダリオ・アルジェント監督による作品です。ドイツのバレエ学校で起きる不可解な事件と女子生徒たちが何者かによって次々と殺害される悲劇を、その恐怖を目の当たりにするヒロインの視点から描いています。

豪華キャスト&制作陣によるリメイク版

そんな有名すぎる作品のリメイク版となる本作ですが、クラシックバレエの世界からモダンダンスの世界へと舞台を変えているようです。ダコタはヒロインである野心家の若いダンサー・スージー役に抜擢されました。他にもクロエ・グレース・モレッツやティルダ・スウィントンなど豪華女優陣がキャスティングされています。 また、2018年に公開された『君の名前で僕を呼んで』でその知名度を高めたルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取るということでも、本作は注目されています。 オリジナル版では事件の目撃者という、ストーリーの展開の上で大変重要な役どころであったスージーを演じるダコタ。日本での公開は2019年ということですが、今までの出演作では見ることのできなかった彼女の表情を見ることができそうです。

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「世界中の女性たちの力になる」活動も

近年、ジェンダー格差など社会問題の解決に積極的に取り組む有名人は多数見られますが、ダコタもその一人。彼女は男女平等や教育などの諸問題に取り組む組織であるグローバル・シチズンがニューヨークで開催した音楽イベントで、世界中の女性たちに向けてスピーチを行いました。 ダコタは「世界中の女性たち、少女たちを助けたい。みんなのストーリーを話して」と語りかけ、自身の電話番号を公開したのです。そして彼女は女性たちから様々な経験を聞くことによって、平等な世界を作ることができると思う、と力強く話しました。 彼女の公式Instagram(@dakotajohnson)には、その活動に関わる投稿がされています。自分自身が世界中の苦しんでいる女性の力になりたい、と語るダコタのスピーチは世界中で話題となり、多くの人々の共感を集めました。

ダコタ・ジョンソンの恋人模様

2019年現在の恋人はコールド・プレイのボーカルのクリス・マーティン

情熱的な女優ダコタ・ジョンソンはプライベートでも多くの有名人と浮名を流してきたようです。 2019年現在は、世界的なロックバンドである「コールドプレイ」のフロントマンとして知られているクリス・マーティンとの交際が続いている模様。公の場でのコメントを控えていたダコタですが、2018年9月に彼との関係を自ら語りました。 クリスとの交際以前にはイギリスのモデル・歌手であるマシュー・ヒットとの関係が報じられたりしていましたね。

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ダコタ・ジョンソンは様々な魅力を持った実力派女優

ダコタ・ジョンソン
©︎Nicky Nelson/WENN.com

華やかな家庭に生まれながらも、それに頼ることなく実力を積み上げてきた努力の女優、ダコタ・ジョンソン。彼女の魅力はその美貌だけでなく、高い実力や芸能活動以外でも活躍する行動力からも感じられます。 近年活躍が目覚ましい彼女の最新作『サスペリア』は、2019年1月25日に日本公開です。最新作はもちろん、彼女の今後の活躍が大変楽しみですね。