ドラマ「おっさんずラブ」全シリーズの観る順番はこれ！2024年版リターンズまで解説

おじさんたちの同性恋愛を描いたドラマ「おっさんずラブ」。2016年に年の瀬の特別ドラマとして放送されたことで反響を得て、数々のシリーズが制作されました。 この記事では、「おっさんずラブ」シリーズの放送順と観るべき順番を紹介！2024年版の「リターンズ」までしっかり解説しているので最後まで読んでみてくださいね。

基本的に『おっさんずラブ』の各シリーズは、放送・公開順に視聴することをおすすめします。ドラマや劇場版を見ることで、より話に深みを感じながら見ることができますよ。 ただ、2016年に放送された単発ドラマは1話完結の作品のため、2018年のドラマから見始めても特に問題はありません。 シーズン2として2019年に放送された「in the sky」のみ、シーズン1と登場人物は同じものの、設定や舞台が異なるためパラレルワールドのような感覚で楽しめるところもポイントです。

真面目で人当たりも良い会社員・春田創一は、結婚願望はあるもののまったくモテない日々を過ごしていました。そんなある日、ひょんなことから上司である黒澤武蔵のスマホに隠し撮りされた大量の自分の写真を見つけてしまった春田。 春田は尋常じゃない黒澤の様子に焦るものの、そのままトイレで黒澤から壁ドンされた挙げ句告白されます。なんとか逃げ出した日の夜、春田は同居している後輩の長谷川幸也にそのことを相談しますが、なぜか彼からも壁ドンされてしまい……。

結婚願望は人一倍あるものの、まったくモテる気配のない33歳の春田創一。彼はある日通勤途中の電車内で痴漢に間違われますが、そこに居合わせた彼の尊敬する上司・黒澤武蔵に助けられます。 春田は黒澤に感謝するものの、彼の携帯のロック画面が自分の顔であることを知ってしまうのでした。そんな中、本社から有能でイケメンの後輩・牧凌太も異動してきて……。

春田は牧とルームシェアを始めましたが、ある日突然春田は牧から突然告白を受けた上にキスまでされてしまいます。そのせいで一方的に気まずく感じていた春田でしたが、キスをしてきた当の本人は何食わぬ顔で出社していくのでした。 そんな中春田の地元の後輩で小説家の棚橋一紀が、妻とともに天空不動産を訪れます。春田は張り切って接客するものの中々うまくいかず……。

春田の調査をするために天空不動産にやってきた、黒澤の妻・蝶子。「ハルカ」という女性について聞かれた春田は、ひょんなことから彼女の不倫調査に協力することに。 自分のせいで黒澤が離婚しようとしていることに気付いた春田はパニックになりましたが、なんとか危機を乗り越えその日は帰宅。しかしその後再び蝶子から呼び出されてしまい……。

とうとう自分が愛した「はるたん」が春田であることを、妻の蝶子に打ち明けた黒澤。もちろん壮絶な修羅場になったものの、蝶子は証拠写真を入手してその場を後にします。 誰かに黒澤との件を相談したい春田でしたが、牧とはあいにく気まずい状態が続いていました。八方塞がりになった彼は、幼馴染の荒井ちずに相談を持ちかけ……。

春田の家を間借りしていたちずはある日春田と牧が抱き合っているところを偶然見てしまい、驚きのあまりそのまま部屋を飛び出します。その勢いで牧は春田に「付き合ってほしい」と告白をし、流されるままに2人は付き合うことに。 そんなある日、春田と牧は黒澤からの指令で人気俳優・剣崎達巳と清純派女優・室川檸檬の新居を探すことになるのでした。

春田は営業所で牧との関係をカミングアウトしたものの、牧は春田を残して営業所を出ていってしまいます。その様子を聞いた黒澤は再び春田にアタックすることを決め、蝶子に相談をするのでした。 その頃熱を出して倒れてしまった牧を看病するために、家事をこなそうとする春田。そんな彼の姿を見た牧は、春田に「親に会ってほしい」と頼みます。

牧と別れてから自暴自棄になってしまった春田を見かねた黒澤は彼を家に招き入れ、2人はいつの間にか同棲状態に。しかし甲斐甲斐しく春田の面倒をみる黒澤のおかげで春田の仕事も好調になり、上海転勤も決まりました。 すべてがうまくいき始めたものの、そのような状況に不安を覚えた黒澤はなんと春田にプロポーズし……。

牧に永遠の愛を誓った後、春田は上海と香港へ転勤してしまいます。1年後無事に帰国した春田を、新入社員・山田ジャスティスを加えたいつもと変わらない天空不動産第2営業所のメンバーたちは暖かく迎え入れるのでした。 和気あいあいとした雰囲気が漂う中、彼らの前に突如として現れた本社のプロジェクトチーム「Genius7」のメンバーたち。そのリーダーである狸穴迅は、春田たちに事務所から立ち去るように告げます。さらに狸穴の隣には本社に異動となった牧の姿もあって……。

主人公の春田創一(田中圭)は、35歳のお人好しのポンコツ独身男性。会社を早期退職し、途方に暮れていたところ天空ピーチエアラインのCA募集を知り、面接や訓練を経てCAデビューすることになります。 しかし遅刻でブリーフィングに出られず、初日から地上勤務をすることに。命じられたロッカー整理をしている途中、春田は自分の似顔絵が描かれた大量のコピー用紙を発見し、「え、え、え俺？おかしいだろ！」と驚愕します。 春田は、機長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と副操縦士の成瀬竜(千葉雄大)に、整備士の四宮要(戸次重幸)がフライトの遅延について話している現場に、デッサン用のペンが落ちているのに気づきました。「まさかね」と口にしますが……。

「in the sky」に登場する成瀬(千葉雄大)と四宮(戸次重幸)のその後を描くスペシャルドラマ。 煮え切らない四宮の態度にイライラしっぱなしの成瀬は、広報部員の緋夏(佐津川真奈美)にバックアップを要請します。一方、そんな緋夏に思いを寄せる整備士・道端(鈴鹿央士)は、四宮に相談しており……。 クリスマス、年越し、不器用すぎるおっさんたちの年末はどうなる？！

ついに結ばれた春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)。牧もシンガポールへの転勤から帰ってきました。念願のマイホームで憧れの新婚生活を……と思いきや、家事の分担や仕事の忙しさによって2人はすれ違います。 そんな2人を見かねたちず(内田理央)は、家事代行サービスを頼んではどうかと提案。サービスを受けることにした彼らのもとに現れたのは、会社を早期退職し家政婦へと転職した武蔵部長(吉田鋼太郎)だったのでした。 武蔵が春田に近づくことに牧はなんだかヤキモキ。新婚生活に思わぬ障壁が訪れる中、天空不動産に中途入社してきた謎多きポンコツ社員・和泉(井浦新)、天空不動産本社の近くでおむすびのキッチンカーを営む謎の男(三浦翔平)も現れて……。

本作の主人公・春田創一は、天空不動産 営業所の社員で、結婚願望はあるのに、なぜだか全くモテない独身33歳。なのに突然、尊敬する先輩の黒澤や、イケメンの後輩・牧から猛アプローチを受けることになります。 春田を演じるのは、俳優の田中圭。ドラマ『おっさんずラブ in the sky』でも続投しました。1984年生まれ、2019年現在34歳で、俳優キャリアとしては2000年にゲームのCMでデビューを果たしたのち、ドラマ『WATER BOYS』で主人公の親友役を務め、注目を浴びます。 2008年には映画『凍える鏡』で初の主演を務め、2009年4月から放送されたドラマ『子育てプレイ』と『ホームレス中学生2』でテレビドラマの初主演を務めました。 本作出演後も『獣になれない私たち』など、話題のドラマに多く出演を果たしています。

黒澤武蔵は、春田の勤める天空不動産・営業所の部長を務めている55歳のサラリーマンです。黒沢の表の顔は、情に厚く、男女構わず人気の高いまさに「理想の上司」そのもの。 しかしその真の姿は部下の春田の写真を待受にし、更には春田の隠し撮り写真を「spring」というタイトルのフォルダに集めているという、春田大好きな「おっさん」だったのです。 黒澤を演じているのは、劇団四季に在籍していた経歴もあり、舞台・テレビドラマ・映画と幅広い活動を行なっている俳優の吉田鋼太郎です。2期「in the sky」にも出演しています。2014年に『東京センチメンタル』というテレビドラマで初めての主演を務めています。

春田の勤める営業所に本部から移動してきたイケメンの後輩・牧凌太。高学歴でイケメンで仕事もでき、さらには料理まで得意という完璧男子で、ついに実家から追い出された春田と同居生活を始めることに。 そんな彼も春田に惹かれており、黒澤がグイグイ迫っているという情報を得るや否やバスルームで春田に濃厚なキスをしてしまいます。イラっとするとドSになるという性格の持ち主です。 牧を演じているのは、俳優の林遣都。1990年生まれの、2019年現在28歳で、2007年に映画『バッテリー』で俳優デビューを果たしています。本作での演技が評価され、新人賞を数多く受賞しています。 本作以外にも「HiGH&LOW」シリーズや映画『コーヒーが冷めないうちに』など、多くの作品に出演しています。

本作の1番の見どころはなんといっても、コミカルでとにかく笑えるシーンが多数登場するところです。吉田鋼太郎演じる、見た目はダンディ・中身は超乙女な部長が、部下の「はるたん」こと春田に恋をしてしまったことが妻にバレてしまうところは、笑えないけど笑える最高のシーンです。 また部長と牧が恋のライバルとして春田を奪い合うシーンも、通常の恋愛ドラマであれば間違いなく修羅場なのですが、本シリーズだとそんなシーンすらも非常にコミカルに描かれています。 それだけでなく春田や部長といった主要人物のキャラが濃いことはもちろんなのですが、瀬川舞香や武川といった脇を固める登場人物たちもクセが強すぎるため見ていて飽きません。

春田に夢中になっている部長や営業部のエースである牧だけでなく、春田の幼馴染である荒井ちずも密かに彼に想いを寄せている様子。 春田は自分のことを「モテない」と思い込んでいますが、実は彼は数多くの人々から好意を向けられているのです。春田がそのことに気付いていないという事実も周りの人間にとっては少し切ないですし、お互いの想いがすれ違い、報われない様子に胸をグッと掴まれます。 数人から好意を向けられる中、春田が誰を選ぶのかというドキドキ感も毎話味わえる本作。コメディ作品としても優秀ですが、意外にも本格的な「恋愛ドラマ」として楽しめるところがポイントになっていますよ。

本記事では「おっさんずラブ」シリーズの観る順番や各シリーズのあらすじについて紹介しました。 熱狂的なファンも多いこのシリーズ。紹介した順番の通り視聴して、「おっさんず」ブームに乗り遅れないようにしましょう！