2019年2月28日更新

ラミ・マレックの驚愕の役作りがスゴイ 『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞を受賞!

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テレビシリーズ「ミスター・ロボット」でその実力を見せつけ、2019年アカデミー賞では、主演男優賞を受賞したラミ・マレック。Queenのボーカル、フレディ・マーキュリーを見事に演じきった彼は、どのような役づくりをしたのでしょうか。

ラミ・マレックの魅力に迫る!『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞受賞!

ラミ・マレック
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2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で、世界的人気バンドQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック。作品の大ヒットに伴って彼は世界中で大ブレイクし、2019年アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞しました。 この記事では、マレックの基本プロフィールから『ボヘミアン・ラプソディ』での役づくり、同作以前の活躍、そして私生活まで紹介します。 今後も大注目の俳優ラミ・マレックについて、ちょっと詳しくなっちゃいましょう!

ラミ・マレックの基本プロフィールを紹介!

ラミ・マレック
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本名:ラミ・サイード・マレック
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
生年月日:1981年5月12日
身長:175cm
最終学歴:インディアナ州エバンズビル大学

ラミ・マレックはLA出身の俳優です。彼が通ったシャーマンオークスのノートルダム高校は、キルスティン・ダンストも通っており、彼女は学年が1つ下だったものの、同じミュージカルの授業を受けていたのだとか。 高校卒業後にはインディアナ州のエバンズビル大学に進学し、芸術の学士号を取得。2003年に卒業し、翌2004年に人気テレビシリーズ『ギルモア・ガールズ』へのゲスト出演でデビューします。2006年にはベン・スティラー主演の『ナイトミュージアム』で映画デビューを果たしました。 また、エジプト系移民の両親をもつマレックはエジプトの文化を身近に感じながら育ち、自身も移民2世ではなくエジプト人だと考えていると、英GQ誌のインタビューでそのアイデンティティを語っています。

『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じ大ブレイク!

世代を超えて愛される伝説のバンドQueen。『ボヘミアン・ラプソディ』は、そのボーカルで、歴史上もっとも偉大なシンガーのひとりともいわれるフレディ・マーキュリーの生涯を描いた伝記映画です。 2018年10月に公開された本作は世界中で大ヒットし、特に日本では11月公開であったにも関わらず、2018年の洋画興行収入トップを記録。公開から4ヶ月が経った2019年2月現在もロングラン上映されています。 世界中にファンを持つフレディを演じるにあたって、マレックは「絶対に失敗できない」というプレッシャーを感じていたとか。その役づくりはどのようなものだったのでしょうか。

フレディを演じるため歌とピアノとギターを猛特訓

ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
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フレディ役のオーディションの際に、「ピアノは弾けないし、歌も得意じゃない。踊りなんてこれっぽっちもうまくない」と正直に伝えたというラミ・マレック。しかし彼は「でももし役をもらえたら、最大限の努力をする」と言い、プロデューサー陣はその熱意を買ってキャスティングしたのだとか。 マレックがロンドンで歌とピアノ、ギターのレッスンを開始したとき、映画の製作はまだ決定していなかったそうです。彼は企画が流れることも覚悟してレッスンを始めました。 英GQ誌のインタビューで、マレックは「企画が実現した場合になにも準備せずに撮影には入れないと思いました。企画が流れたとしたら?それでもなにか学べると思いました」と語っています。

“ムーブメントコーチ”とともに独特の動きを再現!意外なあの俳優も参考に

ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
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フレディの独特な動きについて、プロデューサー陣は当初、振付師にアドバイスを頼もうと思っていたそうです。しかし、マレックは「あれは振り付けされた動きではない」と主張し、代わりに“ムーブメントコーチ”のポリー・ベネットに協力を依頼しました。 ムーブメントコーチとは、主にスポーツの分野でパフォーマンスを向上させるため、選手に身体の動かし方を教えるコーチのこと。 ベネットは、フレディの目の動きや振り返り方、マイクのひねり方など、細部までこだわって彼の癖を再現しました。 また、マレックは意外にも『博士と彼女のセオリー』(2014)でホーキング博士を演じたエディ・レッドメインにも大いにインスパイアされたと語っています。

フレディの出っ歯を再現した義歯は大切に保管

ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
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出っ張った前歯がコンプレックスだったと言われるフレディ・マーキュリー。ラミ・マレックはそんなフレディになりきるため、撮影では義歯をつけていました。 ヘアメイクを担当したジャン・スーエルは、「フレディが前歯を隠すために口を動かす癖を義歯で再現した」と語っています。マレックは当初、この義歯をつけて歌ったりしゃべったりするのに苦労したのだとか。 しかし義歯に慣れ愛着がわいたマレックは、撮影終了後その義歯にゴールドの装飾を施し大切に保管していると、トーク番組『エレンの部屋』に出演した際に明かしました。

マレックとフレディの共通点とは?

ラミ・マレック「ジミー・キンメル・ライブ」
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フレディ・マーキュリーの本名はファルーク・バルサラで、両親はインドからアフリカのザンジバルにやってきたバールシー(ゾロアスター教徒の集団)に属していました。そして、17歳の時に家族とともにイギリスに移住。 エジプト系移民の両親を持つマレックは、「彼の生涯や文化的背景、本当の名前を知ったとき、彼のことを理解できる気がした。自分も昔、彼と同じような経験をしていたかもしれないと思った」と“移民の子”として、フレディとの共通点を感じたと米ニューヨーカー誌のインタビューで語っています。

『ボヘミアン・ラプソディ』渾身の演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞!

強いプレッシャーを受けながら、マレックはフレディ・マーキュリー役を熱演し、その演技は批評家からも観客からも絶賛されました。 米映画レビューサイトRottenTomatoesでは、観客の支持率93%と非常に高い評価を獲得。英Empire誌のオリー・リチャーズはレビューのなかで、「フレディとしてのマレックの演技には目を見張る」「(ライヴエイドのシーンは)喜びに満ちている」としています。 また、マレックはアカデミー賞以外にもゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞(BAFTA)など、多数の賞で主演男優賞を獲得しました。

ラミ・マレックのそのほかの代表作を紹介

◆映画

「ナイト・ミュージアム」シリーズ

ラミ・マレックは、2006年の『ナイトミュージアム』で映画デビューを果たしました。その役どころは、展示物のひとつで、ミイラだったエジプトの王子アクメンラー。主人公ラリーにほかの展示物とともに解放され、包帯を取ると生前の姿のままで現れました。 さまざまな国の博物館で展示されていたアクメンラーは、多くの言語を話すことができ博識。 マレックはシリーズ3作すべてに出演しており、特に3作目『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』(2014)では、物語の中心人物として活躍しました。

『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』(2012)

大人気ティーン向け小説を映画化した「トワイライト」シリーズ。ヴァンパイアの青年と人間の少女の恋を描き、世界中でファンを獲得したシリーズの最終作にマレックは出演しています。 本作でマレックはエジプト族のヴァンパイア、ベンジャミンを演じました。

『ニード・フォー・スピード』(2014)

2014年のアクション映画『ニード・フォー・スピード』は、スーパーカーによるストリート・レースにからみ主人公がトラブルに巻き込まれていく物語です。 マレックはこの作品で、アーロン・ポール演じる主人公トビーの会社の従業員で、お調子者のフィンを演じました。

◆テレビシリーズ

『24 -TWENTY FOUR-』シーズン8 (2010)

言わずと知れた大ヒットテレビシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』のファイナル・シーズンにもマレックは出演しています。 このときの役どころはテロリスト。有名作品への出演で、これまでのキャリアでもっとも大きな役でしたが、マレックはこの役を気に入っていなかったようです。 「24」に出演したあと、マレックはエージェントと「アラブ系や中東系を否定的に描いた役は金輪際引き受けない」と取り決めを交わしたとか。

『ザ・パシフィック』(2010)

『ザ・パシフィック』は、史実をもとに太平洋戦争でのアメリカ海兵隊と日本軍の死闘を描いたテレビシリーズです。 この作品にマレックは第5連隊伍長メリエル・“スナフ”・シェルトン役で出演。当初は「嫌な奴」キャラでしたが、次第に主人公のユージーン・スレッジ(ジョセフ・マズロー)と理解し合えるようになり、不器用ですが非常に人間くさく、友情にあついキャラクターになっていきました。

『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』(2015〜2019)

ラミ・マレックの出世作となったテレビシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』。本作は、貧富の差が拡大した現代アメリカを舞台に、ハッキングによって富の再配分を目論むハッカー集団「f・ソサエティ」の活動にマレック演じる主人公が巻き込まれていく物語です。 主人公で天才ハッカー、エリオット・オルダーソンを演じたマレックは本作でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞に2年連続でノミネート。2016年の第68回エミー賞では、主演男優賞を受賞しました。

ラミ・マレックの私生活って?

そっくりすぎる双子の弟がいる

ラミ・マレックには、医師の姉ヤスミンと教師で双子の弟サミがいます。 ラミとサミは一卵性双生児で、サミの方が4分若いのだとか。あまりにもそっくりすぎて、一時話題になりました。

インスタの投稿写真は3枚!?プライベートを大切にするタイプ

個性派俳優としてのキャリアを築き、今回のアカデミー主演男優賞受賞で、今後さらに生活が変化していくことが予想されるマレックですが、彼は物静かで控えめな性格だとか。 自分から情報発信するのを好まず、2016年にInstagramのアカウントを開設したものの、2019年2月現在投稿されている写真は3枚のみ。その全てがトークショーに出演したときのものとプライベートに関する写真は一切なし。 ここ数年、マレックは広報担当者や映画会社の重役たちから「21世紀の俳優らしくSNSを使いこなせ」と言われてきたそうですが、自身はそんな忠告を聞く気はないようです。 それどころか、Instagramにアップした写真もそのうち削除すると思う、とも発言しています。

『ボヘミアン・ラプソディ』で共演したルーシー・ボイントンと交際中

ルーシー・ボイントン、ラミ・マレック
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2019年3月現在のラミ・マレックの恋人はイギリスの女優、ルーシー・ボイントンです。ボイントンは『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディの恋人メアリーを演じ、共演をきっかけにプライベートでもマレックと交際を開始。 2018年4月にUs Weeklyが報じたところによると、マレックはボイントンにぞっこんで、彼女に会うためにたびたびロンドンを訪れているそうです。 また、2019年のアカデミー賞授賞式では、マレックの主演男優賞受賞が発表された瞬間に熱いキスを交わし、そのラブラブぶりが注目されました。

エキゾチックな魅力を持つラミ・マレックに今後も注目!

ラミ・マレック
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オスカー俳優となり、これからますます活躍が期待されるラミ・マレック。2019年2月現在、「007」シリーズの第25作目に悪役で出演交渉の最終段階に入っているとの情報もあります。 出世作となったテレビシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』は、2019年のシーズン4で終了することが決定していますが、これはもともと予定していたもの。ひとつの結末に向かって、今後どのような物語が語られるのでしょうか。 中東系俳優として型にはまった役を拒否し、幅広い作品でその才能を見せつけてみたマレックは、似たバックグラウンドを持つ俳優たちをリードする存在となっています。ハリウッドの多様性を担う俳優のひとりとして、今後もマレックの活躍から目が離せませんね!