アメコミオタクの少年フレディがシャザムをYouTuberにプロデュース!?
注目の思春期ヒーローをYouTuberにプロデュース!?
DCEU(DCエクステンディッド・ユニバース)に新たに参戦するヒーロー、シャザム。14歳の少年ビリー・バットソンが魔法の呪文「シャザム!」と唱えると筋肉ムキムキのスーパーヒーローに変身してしまう、というこのキャラクターは、他のヒーローにはない魅力があります。 それはズバリ、「見た目はオトナ、中身はコドモ」というギャップ。そんな彼にはヒーローとして能力を開花させるために欠かせない人物がいます。それは、相棒のフレディ・フリーマン。突然スーパーパワーを手にして戸惑うビリーを、立派なヒーローへとプロデュースしたフレディの魅力を紹介しましょう。
アメコミオタクの相棒フレディとは?
フレディって誰?ビリーとの関係とは
彼の名前はフレディ・フリーマン。親のいないビリーが引き取られた家に、以前から住んでいた里子の1人です。同じ年頃の2人は同じ部屋で生活することに。 フレディは根っからのコミックオタクで、部屋の中はバットマンやスーパーマンなどのグッズでいっぱい。さらに常にヒーローのTシャツを着るなど、そのヒーロー愛はとどまるところを知りません。 そんなフレディの前にスーパーパワーを手に入れたビリーが現れて……。彼はもちろん大喜びです!
ヒーロー能力の開花&人気YouTuberに
熱狂的なヒーローオタクのフレディとは対照的に、ビリーはコミックについてなにも知りません。そこでフレディは、彼がどんな能力を持っているか調べることにします。 怪力、飛行、俊足など、さまざまなヒーローの持つ能力をビリーも持っているのか……。2人は多くの実験をして、その能力を確かめていきます。フレディはそれらを映像に記録し、YouTubeに投稿しました。するとたちまち人気となり、正体不明のヒーローとして注目を集めるように。 まだとくにヒーローとして活躍していない時から、ビリーはYouTuberとして有名になるのでした。
フレディはシャザムの「操作マニュアル」を作った!?
フレディを演じたジャック・ディラン・グレイザーは、フレディを“徹底したスーパーヒーロー・マニア”とし、その熱中ぶりは異常なほどだと説明します。「ビリーがスーパーヒーローだと知ると、あまりのことに訳がわからなくなる。夢が叶ったということだ。“あれが僕だったらなぁ”なんてことは、頭をよぎりもしなかったと思うよ。彼はただ、本物のスーパーヒーローを目の前にして圧倒されているんじゃないかな」とコメント。またフレディは、「どうすればいいかをはっきり分かっている」とも。 監督のデヴィッド・F・サンドバーグによれば、フレディはシャザムの“操作マニュアル”的な役割を果たさなければならなくなる、また「彼(フレディ)は、なにを試すべきなのかすぐに理解する」とコメントしています。「ふたりがとても楽しみながらそれらを試しつつ、シャザムの能力を見極めていく様子を見ることができる」とし、さらに「もちろんふたりとも子供なので、それらの映像を撮影し、YouTubeに投稿するよ!」と明かしました。
演じるのは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジャック・ディラン・グレイザー
フレディを演じるのは、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のジャック・ディラン・グレイザーです。幼い頃からエンターテインメント業界に身を置いていたグレイザーは、早くからその才能を見出され俳優として活躍するようになりました。 2017年の『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ではぜんそく持ちのエディ役を好演。彼を含む子供たちが演じた“ルーザーズクラブ”は、2018年のMTVムービー・アワードで最優秀オンスクリーン・チーム賞を受賞しています。
フレディは映画に不可欠な存在だった
スーパーヒーローにサイドキックは必要不可欠な存在ですが、最近はスーパーパワーを持たないサイドキックも増えています。例えば『スパイダーマン:ホームカミング』のネッド、TVドラマ『Flash/フラッシュ』のシスコなどがその代表例。 そのなかでも、脚の悪いフレディはスーパーパワーとは縁のない存在に思えますが、サンドバーグ監督によれば、フレディにこそ、この映画の大切な要素がよく表れているのだとか。「それは、誰でもヒーローになりうるということで、私がとくに気に入っている部分なんだよ」と語り、誰よりもスーパーパワーを信じてサポートするフレディの存在が、ビリー/シャザムにとって、そしてこの映画にとって必要不可欠なものだとしています。 主人公のビリー/シャザムとフレディの思春期コンビの魅力満載の『シャザム!』は、2019年4月19日から全国ロードショーです!