トレンチって何者?『アクアマン』スピンオフ映画の製作が決定
『アクアマン』スピンオフ映画の製作決定 トレンチがメインキャラクターに
DC映画史上1位の興行収入を叩き出し、世界的大ヒットとなった『アクアマン』。続編の製作も正式に発表された本作から、あのクリーチャーをメインに据えたスピンオフ映画が製作されることがわかりました。 スピンオフのタイトルは、ずばり『ザ・トレンチ(原題)』。 『アクアマン』に登場したこの不気味なクリーチャーにスポットを当てたスピンオフは、一体どんな作品になるのでしょうか?また、原作コミックでのトレンチのキャラクターやトリビアを紹介します。
『ザ・トレンチ(原題)』は低予算ホラー!アクアマンは登場するのか?
『アクアマン』のプロデューサー、ピーター・サフランが語ったところによると、『ザ・トレンチ(原題)』は低予算のホラー作品として製作することが決定したとのこと。本編で監督を務めたジェームズ・ワンもプロデューサーとして参加することが発表されています。 時系列は第1作目よりも後になるとのことですが、残念ながらアクアマンやメラは登場しないのだとか。 ワンとサフランは、ともにホラー・シリーズ「死霊館」ユニバースを発展させてきた経験もあり、「アクアマン」も同様にユニバース化を目指しているとのこと。サフランは、「『アクアマン』という母船があり、その世界観の中で語るストーリーが無数に存在する」と語っています。
映画『アクアマン』でのトレンチの活躍を復習しよう
骨がむき出しになった身体に赤いヒレ、目のない顔に刃物ののような鋭い歯が無数に生えた大きな口、という不気味な出で立ちのクリーチャー、トレンチ。 彼らは『アクアマン』で、トライデントを探して「海溝王国」にやってきたアーサーとメラの前に立ちはだかり、彼らに襲いかかりました。 登場シーンはそれほど長くはなかったものの、その強烈な姿は多くの観客の印象に残ってのではないでしょうか。
「トレンチ」とは何者!?原作コミックでの特徴・トリビアを紹介
トレンチは、もともとはアトランティス王国に住むクリーチャーでした。しかし、王国が海に沈んだことで他の生物と切り離されて生きるように。そして、強欲な怪物へと独自の進化を遂げたのです。 海底の奥底に住むトレンチは、その強い飢餓のみに動かされて行動し、共食いも頻繁に起こります。 コミックでトレンチが初登場したのは、彼らが漁船や漁村を襲ったため、アクアマンとメラが地元警察から捜査協力を以来されるというエピソードでした。
トレンチの王国は意外と秩序がある
実は、トレンチの国である「海溝王国」にはキングとクィーンがいます。 キングが目をつけた獲物に他のトレンチが手を出すことは許されません。また、キングをはじめとするトレンチたちは、王国の奥に隠れて子孫を産み続けるクィーンのために獲物を集めます。 クィーンを中心とするアリやハチなどの昆虫のようなコミュニティと、キングを頂点とする霊長類のコミュニティのような特徴を持ち合わせているのが面白いですね。
トレンチが主役の『アクアマン』スピンオフ映画は「アクアマン2」より先に公開予定
『アクアマン』の続編は2020年12月に公開が予定されており、『ザ・トレンチ(原題)』はそれよりも先の公開を予定しているとのことです。 アーサー・カリーの新たな冒険にはまだ時間がありますが、「トレンチ」でもまた迫力の海中世界を観ることはできそうですね。 脚本家には、J・J・エイブラムスのバッド・ロボット・プロダクションズに所属する新鋭、ノア・ガードナーとエイデン・フィッツジェラルドの2名が決定していることもわかっています。 あらすじやキャストなど詳細は明らかになっていませんが、一体どんな作品になるのか楽しみですね。