『太陽は動かない』が映画化 竹内涼真と藤原竜也が心臓爆破の危機に!?【あらすじ・キャスト】
『太陽は動かない』が映画&連ドラで映像化 竹内涼真と藤原竜也が初共演
2020年『太陽は動かない』が、映画とWOWOW連続ドラマでW映像化されることが決定しました。本作は『悪人』『怒り』などの吉田修一作「産業スパイ 鷹野一彦シリーズ」が原作となっています。 主演に藤原竜也と竹内涼真がキャスティングされたことでも話題を呼んでいる本作。今回はそんな『太陽は動かない』について、あらすじやキャスト、公開予定日などの最新情報をお届けします。
映像化不可能と言われた作品『太陽は動かない』とは?
原作は吉田修一 『悪人』『怒り』など映像化作品多数
今回、映画とWOWOW連続ドラマで映像化される『太陽は動かない』は、吉田修一の小説「産業スパイ 鷹野一彦シリーズ」が原作です。同シリーズは2019年現在、「太陽は動かない」「森は知っている」「ウォーターゲーム」の3作品が出版されています。 吉田修一と言えば、『悪人』や『怒り』、『横道世之介』など実写映像化作品が多数ある、大人気小説家です。どの映像化作品も評価が高いため、今回の映像化にも期待がかかります。
映画『太陽は動かない』気になるあらすじは?
主人公の鷹野一彦(藤原竜也)は、時事通信社に勤めていますが、裏では秘密組織のエージェントとして活動しています。彼と相棒の田岡(竹内涼真)はある日突然、心臓に爆弾を埋め込まれてしまうという事態に陥りました。その爆弾によって、彼らには24時間ごとに死の危険が迫ることになるのでした。 そんな中彼らは、物語のカギを握る「新時代エネルギー」の極秘情報を巡り、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦を繰り広げるのです。誰が敵か味方かわからない、極限の状態の2人を中心に描かれる、サスペンス・アクション大作です。 以上が映画版『太陽は動かない』のあらすじとなります。同時に映像化されるWOWOWの連続ドラマ版は、吉田修一監修のオリジナルストーリーを基に制作されるそうです。
映画『太陽は動かない』のメインキャストを紹介
ここでは、映画『太陽は動かない』に出演するキャストを紹介します。2019年5月現在、明かされているキャストは藤原竜也と竹内涼真の2名です。彼らの役どころについて見ていきましょう。
鷹野一彦/藤原竜也
心臓に爆弾を埋め込まれ、命の危機が迫る中で頭脳戦を繰り広げる主人公・鷹野一彦を、藤原竜也が演じます。藤原竜也と言えば、2006年映画『デスノート』や2013年映画『藁の楯』など、人気の漫画や小説が映像化される際には欠かせない存在です。 彼は、原作の人物像を、ダイナミックかつリアルに再現します。特に、追い込まれた極限状態の人物を演じると、緊張感や生々しさを迫力満点で映し出します。今回の役柄も、命を懸けて戦う人物なので、彼の本領が発揮されそうですね。 藤原竜也は、1982年5月15日生まれの俳優です。代表作に、2009年映画「カイジ」や2017年映画「22年目の告白」などがあります。彼は、2020年映画『Diner ダイナー』の主演を務めることが決まっているほか、舞台作品などでも活躍しています。
田岡亮一/竹内涼真
鷹野と同様に極限状態の中で、自身の正義感とミッションとの間で揺れる若者・田岡亮一を、竹内涼真が演じます。竹内涼真は2014年「仮面ライダードライブ」で主演し、子供だけでなく主婦層からも大きな人気を得ました。若手ながら徐々に演技力をつけ、出演作品も増えてきている俳優です。 竹内は藤原竜也との初共演に関して、「一緒に撮影をしていてすごく勉強になります。先輩だけど、食らいついてやっていかないと」とコメントしています。意気込み十分で、大掛かりなアクションに挑みます。 竹内涼真は、1993年4月26日生まれの俳優です。女性ファッション誌「mina」の男性モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能界デビューを果たしました。代表作には、2017年ドラマ『過保護のカホコ』や2018年映画『センセイ君主』などがあります。
その他の登場人物紹介 豪華キャストが脇を固める
AYAKO/ハン・ヒョジュ
アンディ・黄と手を組むAYAKOを演じるのは、『ゴールデンスランバー』(2018)や『人狼』(2018)のヒロイン役で知られる韓国人女優のハン・ヒョジュ。AYAKOは鷹野と田岡に事あるごとに絡んでくる謎の女です。 ハン・ヒョジュは、2010年のテレビドラマ『トンイ』で主演を務めた国民的清純派女優。2013年には映画『監視者たち』で、韓国で最も権威ある青龍映画賞で主演女優賞を受賞した演技派でもあります。 清純な演技派として活躍してきたハン・ヒョジュですが、本作では鷹野たちが各国のエージェントたちと情報戦を繰り広げる中、暗躍するAYAKOをスレンダーなボディを披露しつつ妖艶に演じてくれそうです。
デイビッド・キム/ピョン・ヨハン
鷹野のライバルであるフリー・エージェントのデイビッド・キムを、韓国人俳優のピョン・ヨハンが演じます。キムは物語の行方を左右する次世代エネルギーについての情報をつかむ人物です。 ピョン・ヨハンは、ウェブ漫画が原作のドラマ『未生 (ミセン)』(2014)で注目された演技派俳優。それ以前は短編映画に多数出演しており、独立映画界で名を馳せました。ハン・ヒョジュ主演の『監視者たち』にも出演しています。 予告編では鷹野に韓国語で話しかける場面も。鷹野のライバルとして、どんな行動に出ていくのかが気になるところです。
山下竜二/市原隼人
鷹野と田岡の同僚で「AN通信」のエージェント・山下竜二を、市原隼人が演じます。二人と同じく心臓に爆弾を埋め込まれ、ブルガリアで監禁されています。 2001年の『リリイ・シュシュのすべて』で、映画初主演ながら繊細な演技を見せて一躍有名になった市原隼人。2004年には『WATER BOYS2』で連続ドラマでも初主演を飾りました。 『ROOKIES』や『猿ロック』など、テレビと映画でシリーズ化した作品でインパクトを残し、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』では僧侶・傑山役で鍛え上げた肉体を披露。『太陽は動かない』では初となるエージェント役をどのように演じるのか注目です。
菊池詩織/南沙良
鷹野の高校時代の同級生・菊池詩織を演じるのは、モデル・女優の南沙良です。南沙良はファッション雑誌「ニコラ」の専属モデルとして、2014年から活動を始めました。 2017年には映画『幼な子われらに生まれ』に出演し、女優としても活動を開始。翌年には『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演を務め、吃音症に悩む女子高生を熱演しました。 2019年にニコラ専属モデルを卒業し、映画『居眠り磐音』出演やドラマ『ココア』で初主演を務めるなど、ますます女優業に邁進しているようです。
風間武/佐藤浩市
鷹野と田岡の上司・風間武を、佐藤浩市が演じます。高校生の鷹野を拾ってエージェント訓練を受けさせた張本人ですが、その素性は謎に包まれています。日本から鷹野と田岡に指令を出しているようです。 佐藤浩市は、言わずと知れた日本映画界になくてはならないベテラン俳優の一人。2019年は『空母いぶき』や『楽園』など6本もの映画に重要な役柄で出演しています。『ザ・ファブル』では殺し屋のボスを演じており、謎めいたボスである風間との共通点もありそう。 2020年3月には、東日本大震災での福島第一原発の事故を描く『Fukushima 50』が公開。佐藤浩市は原発に留まり対応に従事した作業員「フクシマ50」の一人、第一原発1・2号機当直長の伊崎を演じています。
鷹野一彦 (高校時代)/日向亘
高校時代の鷹野一彦を演じるのは、新人俳優の日向亘。天涯孤独となったところを風間に拾われて、エージェント訓練を受けることになります。日向亘は2004年3月18日生まれ、群馬県出身の俳優。ホリプロのメンズスターオーディションでグランプリを受賞した期待の新人です。
柳勇次/加藤清史郎
鷹野の高校時代の同級生・柳勇次を、加藤清史郎が演じます。鷹野と同じく、エージェント訓練を受けています。加藤清史郎は劇団ひまわりに所属していた元子役として有名ですが、2020年には19歳を迎えます。映画では2011年に実写版『忍たま乱太郎』で主演を務めました。
ジミー・オハラ/横田栄司
アンディ・黄の裏の実行部隊として働くジミー・オハラを、横田栄司が演じます。舞台俳優・声優として活動してきた横田栄司は、文学座所属の俳優です。舞台では蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇に数多く出演しています。2020年はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で水野信元役を演じます。
アンディ・黄/翁華栄
中国の巨大エネルギー企業「CNOX」会長のアンディ・黄を、翁華栄が演じます。アンディは裏組織のボスという一面も持っています。翁華栄は1962年11月6日生まれ、宮崎県出身の日本の俳優。1990年代から映画・テレビをメインに活動しており、2019年には映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』に出演しています。
小田部菜々/八木アリサ
小田部教授の娘・菜々を演じるのは、八木アリサです。2008年から「ニコラ」専属モデルとして活動している八木アリサは、フランス人と日本人のハーフ。2011年からは「ViVi」専属モデルとなり、2014年には映画『好きっていいなよ。』で女優デビューを飾っています。2019年12月公開の映画『午前0時、キスしに来てよ』では内田柊役で出演しました。
小田部教授/勝野洋
勝野洋が演じるのは、次世代エネルギー研究の第一人者・小田部教授。ブルガリアのソフィア大学で教授を務めています。勝野洋は、1949年7月27日生まれ、熊本県出身の俳優。1974年の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』のテキサス刑事役で一躍有名になりました。テレビドラマを中心に活動し、NHK大河ドラマには10回も出演歴があるベテランです。
河上麻子/宮崎美子
宮崎美子が演じるのは、河上満太郎の妻・麻子。予告編では冒頭に登場し、届いた荷物から鷹野が出てきて夫とともに驚く様子も。宮崎美子はカメラCMで水着姿を披露して有名人となった元モデルで、元祖「才色兼備の女子大生タレント」です。女優に転向してからは、『雨あがる』や『八重の桜』など映画・テレビともに数多くの作品に出演しています。
河上満太郎/鶴見辰吾
日本の大手電機メーカー「MET」取締役・河上満太郎を、鶴見辰吾が演じます。鶴見辰吾は1964年12月29日生まれ、東京都出身の俳優です。1979年放送の『3年B組金八先生』で主要生徒の宮沢保を演じて知られるようになり、80年代は大映テレビドラマの常連として活躍。脇を固めるようになっても中堅の演技派俳優としての地位を築いています。
監督は羽住英一郎 『MOZU』を超えるアクションが見られるか
『太陽は動かない』で映画・連ドラともに監督を務めるのは、羽住英一郎です。羽住は1967年3月29日生まれの映画監督で、主な作品に映画「海猿」シリーズや、ドラマ「MOZU」シリーズなどがあります。 中でもドラマ「MOZU」は、『太陽は動かない』と同様に映像化不可能と言われていた小説が原作となっています。羽住が監督で映像化し、圧巻のアクションシーンとハードボイルドな演出で、大ヒット作品となりました。 今回の『太陽は動かない』も、陸・海・空を問わず大規模なアクションシーンが繰り広げられる模様です。本作は世界各国を舞台に物語が展開するため、ブルガリアの首都ソフィアで、1ヶ月に及ぶ大々的なロケを敢行しました。「MOZU」をも超える規模で制作が進んでいるアクション大作に、期待が高まります。
映画『太陽は動かない』は2020年5月15日公開
極限の状況に置かれたエージェントたちが、任務遂行のため頭脳戦を繰り広げるサスペンス・アクション作品『太陽は動かない』。映画とWOWOW連続ドラマで、W映像化されます。 映画『太陽は動かない』は2020年5月15日公開です。ドラマ版は、同じく2020年5月にWOWOWプライムにて放送予定となっています。藤原竜也と竹内涼真がタッグを組み、大掛かりなアクションに挑む本作。今後の追加情報にも注目です。