2023年8月8日更新

ドラマ「青のSP」の全話あらすじ・ネタバレ!最終回で明かされる犯人とその結末とは?

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2021年1月から放送開始されたドラマ「青のSP(スクールポリス)ー校内警察・嶋田隆平ー」。藤原竜也の同局ドラマ初主演となる本作は、爽快感あふれるエンターテインメントであり、社会問題に鋭く切り込む作品です。ここからは本作のあらすじをネタバレありで紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >最終話のネタバレはこちら

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【ネタバレなし】「青のSP」のあらすじ

主人公の嶋田隆平は警視庁捜査一課の敏腕刑事。彼はあるとき、都内の中学校で試験導入されることになった日本で初めてのスクールポリスに志願します。彼が配属された赤嶺中学校は一見普通の学校でしたが、スクールポリスが導入されてからさまざまな事件が発覚。 SNSトラブルや生徒の薬物疑惑、教師のマタニティハラスメント、セクシャルハラスメントなど、社会問題となっている「悪」を嶋田が成敗していきます。

SP(スクールポリス)とは?

スクールポリスとは、学校内警察のことです。アメリカでは多くの中学や高校、大学でスクールポリス制度により警察官が校内を巡回していることが知られています。 同国では学校内での犯罪件数が非常に多かったため、1970年代半ばごろから多くの学校でこの制度が導入されるようになりました。 スクールポリスの仕事は校内暴力や盗難、ドラッグの売買などの犯罪行為を取り締まること。導入しているのはすべての学校ではありませんが、この制度が始まってから学校内の犯罪は50%〜60%減少したと言われています。 日本でもこの制度の導入が検討されていますが、すでに実施されている国でも学校に警察が常駐することに対する賛否があがっているため、慎重な議論が進められているようです。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

赤嶺中学校3年1組の担任・浅村涼子(真木よう子)が、夜に繁華街の見回りをしていると注意をした中学生にナイフを突きつけられてしまいます。涼子を助けてくれたのは警察官。中学生でも容赦せずに恐喝と暴行の罪で現行犯逮捕しました。 翌日、赤嶺中学校では学校内警察=スクールポリスが試験導入されることに。やってきたのは昨晩の警察官・嶋田隆平(藤原竜也)でした。早速、隆平は暴行罪で生徒を逮捕し、逮捕の件がSNSで拡散されてしまいます。 拡散したのは涼子のクラスの三村翔子。友達のためにやったと言う翔子だったが、隆平はストレス発散のためだと言い放ちます。翔子は自ら反省し名誉毀損の罪で逮捕されました。

第2話のあらすじ・ネタバレ

妊娠中の英語教師・楓は、自身の妊娠を快く思わない人から嫌がらせを受けていました。嫌がらせはエスカレートし、楓は流産を誘発する薬を飲まされ入院する事態に。 体調が良くなり退院した楓は、夜道を歩いているところを襲われてしまいます。犯人は英語教師の青木祐志。青木は楓が産休をとることで、自身が教員免許を持っていないことがバレると考え事件を起こしたのです。 事件が解決し、隆平は涼子に赤嶺中学校で自殺をした音楽教師について尋ねます。隆平が赤嶺中学校にやってきた目的は何なのでしょうかーー。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

学校内の高価な備品が盗まれフリマアプリに出品される事件が発生。隆平が捜査をしているとサッカー部の仲村紀明が突然笑い始め、服を脱ぎ、廊下の窓から飛び降りようとしました。さらに他のサッカー部の生徒も裸になりグラウンドを走り始めます。 サッカー部の部室を調べると回し飲みしていた水筒からドラッグの成分が検出。ドラッグを混入した犯人は、仲村と接触し怪我をした元サッカー部員・佐々木に思いを寄せる長田彩花でした。 隆平は音楽室でピアノを弾く奈良橋英里にかつて自殺した音楽教師・小川香里について尋ねます。すると奈良橋は「私が先生を殺した」と答えたのでした……。

第4話のあらすじ・ネタバレ

赤嶺中学校の女子更衣室で盗撮事件が起きます。事件は解決するのですが、男子バレー部の更衣室でも事件が起きていました。3年生部員の菊池京介が、女性教師の澤田に体を触られていたのです。 澤田は「試合に出られなくなる」と菊池を脅し、他のバレー部員も大会に出たいとセクハラをおおごとにするのに消極的です。しかし、涼子の説得と隆平が用意した証拠により被害届を皆で出すことになりました。 隆平は音楽教師の香里は自殺ではなく、誰かに殺された可能性があると涼子に伝えます。隆平の真の目的とは一体何なのでしょうかーー。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

男子バスケ部でアレン徳永が、市原と西田からいじめられていることが発覚。心配する涼子に対しアレンは余計なことはしないでと言いますが、市原が帰宅途中に襲われてしまいます。市原を襲ったのはアレンの住む地域の外国人で結成された半グレ集団「オクタゴン」でした。 オクタゴンは西田を監禁。アレンは火の中に飛び込み西田を助け、バスケ部のいじめ事件は解決しました。 隆平は涼子に小川香里と恋人関係にあったことを告白。隆平が赤嶺中学校にスクールポリスとして来たのは、恋人の死の真相を解き明かすためなのだろうかーー。

第6話のあらすじ・ネタバレ

教師の新津は、他の教師に仕事を押し付けられて辛い思いをしていました。さらに新津は残業した帰り道ひったくりに遭い生徒の個人情報を流出させてしまいます。 限界を迎えた新津が考えたのは屋上での自殺。新津の命をかけた訴えは届き、校長は教師の仕事を減らす約束をしてくれたのでした。 隆平は香里の死に関係している元美術教師・岡部の足取りを追っています。岡部はかつて女生徒に強制性交未遂を起こしており、香里が隠蔽に関わっているのだそうです。 香里が隠蔽するなんて信じられない隆平の元に、涼子が香里を脅迫するような音声が何者かから送られてきてーー。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

最近、欠席が増え痩せてきた深山が気になる涼子。深山は万引きをし、見つかってしまったため店長を転倒させてしまいます。店長が死んだと思い込んだ深山は自殺を決意。隆平らの助けで警察へと出頭していきました。 涼子が香里を脅していた音声について問い詰める隆平。涼子は香里が生徒を追い詰めてしまわないように忠告をしていただけでした。隆平は涼子を香里を殺した容疑者から除外します。 隆平は職員室に盗聴器をしかけていたのは自分だけではないと気がつきました。いったい誰が何の目的で盗聴器をしかけているのでしょうか。

第8話のあらすじ・ネタバレ

野球部で事件が起きたことで、隆平は香里が事故に遭った野球部員がいたと話していたことを思い出しました。そして、隆平に涼子と香里の音声データを送り付けてきたのが、野球部のOBの松田宏太であることを突き止めます。 松田を利用して香里の自転車のブレーキを切断させたのは校長。校長は正義感が強く、何でも公表しようとする香里のことを苦々しく思っていたのでした。隆平は校長を殴り首を締めて殺しそうになってしまいます。 隆平は後輩の三枝に止められ、校長は連行されましたが隆平も校長に対する暴力行為で取り調べを受けることになりました。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

校長が逮捕されたことで香里の事件は解決したかに見えましたが、隆平はまだ何かが隠されているように感じています。 ある日、隆平は岡部の起こした強制性交未遂の被害者・美月が香澄と仲良くしているのを目撃。隆平は学校では仲良くない2人が、学校外で会っているのに不信感を覚えます。 隆平が捜査を続ける中、校長が釈放されることになり岡部は自宅で偽造した銃で校長を撃ちました。自分ではなく校長を撃ったことをおかしいと思う隆平。美月と香澄の2人はどのように香里の事件に関わっているのでしょうかーー。

第10話のあらすじ・ネタバレ

美月と香澄は同じ大学に進学することを希望していました。しかし、美月の父は進学のためのお金を出してくれそうにありません。そこで、岡部に美月を襲わせ大学の学費分の慰謝料を取ろうと計画したのでした。 香里と涼子に目撃されるアクシデントはあったものの、校長を巻き込み慰謝料を手に入れた2人。隆平は2人がしてしまったことで香里は死んでしまったことを告げました。2人は反省し、自らの犯した罪の大きさを知ったのでした。 逃亡していた岡部は学校に乱入し、美月と香澄を撃とうとしますが隆平が取り押さえます。その後、スクールポリスは廃止され、隆平は「学校に警察が必要なくなればいいな」と言い学校を去っていきました。

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主演は藤原竜也!真木よう子とテレビドラマ初共演

本作の主人公・嶋田隆平を演じるのは、舞台や映画、ドラマと幅広く活躍する藤原竜也。映画では「デスノート」シリーズや「カイジ」シリーズ、ドラマでは『新選組!』(2004年)や『リバース』(2017年)などへの出演でよく知られています。 また嶋田が着任する中学校の国語教師・浅村涼子を演じるのは、ドラマ『最高の離婚』(2013年)や「MOZU」シリーズなどへの出演で知られる真木よう子です。 ドラマでの共演は初めてとなる2人ですが、2003年には映画『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』で共演。真木は当時のことを「今回のドラマに登場する3年1組の生徒みたいな感じでした。」と振り返っています。

そのほかのキャストについても続報が!

山田裕貴/三枝弘樹(さえぐさ ひろき)

嶋田の後輩であり、住浜署生活安全課少年係の刑事・三枝弘樹。不良の少年少女たちの更生を願っている真面目な青年です。 演じるのは、俳優集団「D-BOYS」のメンバーで人気若手俳優の山田裕貴。2020年12月現在は田中圭主演の10月期ドラマ『先生を消す方程式。』に、副担任の頼田朝日役で出演しています。

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泉澤祐希/柴田透(しばた とおる)

赤嶺中学校の社会科教師で、2年の副担任をもっている柴田透。中学のバスケ部OGだった浅村を慕っており、彼女を手伝う役どころです。 演じるのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017年)の主人公みね子の幼なじみ・三男役で知られる泉澤祐希。2020年は大ヒット映画『今日から俺は!!劇場版』に森川悟役で出演しました。

音尾琢真/阿部裕亮(あべ ゆうすけ)

野球部顧問の熱血体育教師で、3年3組の担任である阿部裕亮。野球強豪校の赤嶺中学では、厳しい顧問として知られています。 演じるのは、北海道を拠点に活動する演劇ユニット「TEAM NACS」所属の俳優・音尾琢真。2021年公開予定の映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』には、呉黒星役で出演します。

山口紗弥加/水野楓(みずの かえで)

3年2組担任で英語教師の水野楓。不妊治療の末に子宝に恵まれ、現在は妊娠3ヶ月です。 演じるのは、映画・ドラマで活躍する名バイプレーヤーの山口紗弥加。2020年には、テレビ東京のドラマ『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』で主演を務めています。

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高橋克実/木島敏文(きじま としふみ)

赤嶺中学校の校長である木島敏文は、典型的な事なかれ主義者。スクールポリスの導入は受け入れるものの、退職後のキャリアを気にしてトラブルは隠ぺいしようとします。 演じるのは、バラエティ番組で司会としても活躍する俳優の高橋克実。2020年12月20日放送のNHKドラマ『うつ病九段』では、棋士・先崎学の兄で精神科医の先崎章を演じます。

石井正則/一ノ瀬悟(いちのせ さとる)

数学教師で2年2組担任の一ノ瀬悟。職員室のムードメーカーですが、たまに難ありな行動をとることもあります。 演じるのは、元お笑いコンビ「アリtoキリギリス」で、タレントとしても活躍する俳優の石井正則です。2020年は、東村アキコの自伝漫画をドラマ化した『ひまわりっ! 〜宮崎レジェンド〜』に出演しています。

須賀健太/新津清(にいつ きよし)

英語教師で、卓球部の顧問でもある1年副担任の新津清。生徒思いの新米教師ですが、先輩の教師から頼まれた仕事を断れない気弱な一面もあるようです。 演じるのは、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの古行淳之介役で知られる元子役の須賀健太。2020年は、柴門ふみの同名漫画をドラマ化した『女ともだち』で杉浦亮役を演じました。

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峯村リエ/福島美津子(ふくしま みつこ)

校長の木島と行動をともにする副校長の福島美津子を演じるのは、「ナイロン100℃」や「シス・カンパニー」に所属する女優・峯村リエ。 2020年はNHK連続テレビ小説『エール』で国防婦人の佐々木克子を演じ、さらに2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では13代将軍・家定の乳母である歌橋役で出演します。

明日海りお(あすみ りお)/小川香里

元宝塚歌劇団花組のトップスターだった明日海りおが、本作で退団後初のドラマ出演を果たします。役どころは、物語のキーパーソンとなる赤嶺中学校の音楽教師・小川香里。 明日海りおは、2003年に宝塚歌劇団入団後、月組の準トップスターを経て、2014年に花組のトップスターに就任。2019年の退団後、2020年から芸能活動を開始しています。

「青のSP」原作でのストーリーは?

このドラマのもとになっているのは、佐々木充郭による小説『スクールポリス』。原作での嶋田は容姿端麗ながらも冷酷無比な人物、浅村は理想に燃える新人教師という設定です。 「学校の問題は教師が解決すべき」と考える浅村は、校内に警察官が常駐することに断固反対しますが、嶋田に言いくるめられ、しぶしぶ協力することに。 常に生徒の側に立つ彼女は、生徒たちにも容赦なく手錠をかける嶋田とたびたびぶつかり合います。しかし彼は次々と校内の問題を解決していくのでした。 原作者の佐々木充郭は、脚本家や演出家、作家として活躍しており、2015年にボカロ小説『knife』を刊行。『スクールポリス』が初めてのオリジナル小説です。

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ドラマ「青のSP」の脚本家・プロデューサーも気合十分!

複数の脚本家によるシナリオ

本作の脚本は、大石哲也と山岡潤平、小島聡一郎が共同で務めます。 大石はドラマ「遺留捜査」シリーズや映画「スマホを落としただけなのに」シリーズなどが代表作。山岡は「家政夫のミタゾノ」シリーズや「騎士竜戦隊リュウソウジャー」などで知られています。 小島は2016年にフジテレビヤングシナリオ大賞に応募した『ぼくのセンセイ』が大賞を受賞し、翌年『俺のセンセイ』のタイトルでドラマ化された経歴の持ち主です。 刑事モノや特撮など、それぞれのジャンルで活躍する脚本家が集結し、アクションと社会問題を取り上げた本作は、盛り上がること間違いないでしょう。

プロデューサー・河西秀幸のコメントを紹介

「もし学校内に警察官が常駐していたら……」という異色の設定となっている本作。 カンテレのプロデューサー・河西秀幸は「これまでの学園ドラマは教師の奮闘を描いてきたものが多い中、警察官×学校という化学反応は様々な混乱や反発を招きながらも、学校や生徒の心が次第に変わっていきます。」とその見どころを語っています。 実際に学校で起こっている問題を1話完結で描きながら、ミステリアスな嶋田の正体が次第に明らかになっていく展開に注目したいですね。

ドラマ「青のSP」のあらすじネタバレを全話紹介しました

藤原竜也がスクールポリスを、真木よう子が教師を演じる「青のSP(スクールポリス)ー校内警察・嶋田隆平ー」。社会問題になっているリアルな事件を、1話完結で解決していく爽快感あふれる作品になっているようです。 その他のキャストや詳しいあらすじについては、続報を楽しみに待ちましょう!