続編「時効警察」続投&新キャストは?最終回ネタバレ・全話あらすじも紹介
【ネタバレなし】ドラマ「時効警察」のあらすじ
趣味で未解決事件を捜査!?「時効警察」シリーズとは
ドラマ『時効警察』の主人公は、総武警察署で時効事件の資料整理、遺留品返却をする窓際部署「時効管理課」所属の警察官・霧山修一朗(きりやま しゅういちろう)。彼が交通課の婦人警官・三日月しずか(みかづき しずか)を助手に、あくまで”趣味として”未解決事件を解決するストーリーです。 登場人物の恋愛描写も交えつつ、基本1話完結(全9回)形式で展開されます。 第1期は2006年1月期に放送され、深夜ドラマながら最高視聴率12.1%、平均視聴率10.1%を記録。2006年の第23回ATP賞テレビグランプリでは、ドラマ部門最優秀賞に輝きました。 翌年4月期放送の第2期『帰ってきた時効警察』は、最高視聴率13.5%、平均視聴率12.0%と前作を上回り、もはや伝説級のドラマに!脱力系のゆる~い世界観ですが、家族間で起きた衝撃事件や、時効成立前に逮捕に繋がる緊張感のある事件もありました。
「時効警察」おなじみのメンバーが続投!キャスト一覧
霧山修一朗役/オダギリジョー
主人公の霧山修一朗は、時効管理課で捜査資料の管理を担当する警察官。30歳。「ポツネン」のあだ名を持つほど地味で、独特の価値観や謎の多い台詞など、掴みどころのない人物です。 一方で、少しの違和感から犯人の嘘を見抜く鋭い洞察力を持つ霧山を演じるのは、今や世界で活躍するオダギリジョー(1976年2月16日生まれ)。年齢を重ねるごとにオーラを増し、日本と海外の合作映画に数多く出演するほか、2019年には初長編監督作『ある船頭の話』も公開されました。 続編決定の際は12年ぶりの復活に触れ、「高齢化したキャスト&スタッフ手を取り合って、前作以上に面白い作品にしたい」と意気込みを語りました。
三日月しずか役/麻生久美子
三日月しずかは霧山の助手で、彼に思いを寄せている交通課所属の警官。28歳。作中ではポンコツっぷりを披露することも多く、名前に反して騒々しい性格です。 捜査を「デート」と称し霧山との関係を想像するなど妄想癖の強い三日月を、麻生久美子(1978年6月17日生まれ)が演じました。女優引退を考えていた時期に本作出演が決まり、オダギリジョーとの掛け合いやコメディエンヌっぷりが評価され新境地を開拓。 第2期のサウンドトラック盤では、役名義で歌手デビューも果たしたほか、ドラマの監督を務めた三木聡による映画『転々』(2007年)に三日月役で友情出演しています。
十文字疾風役/豊原功補
刑事課の超絶ナルシスト・十文字颯を豊原功補(1965年9月25日生まれ)が演じます。襟を立てたこだわりのトレンチコートがトレードマーク。ピントがズレている残念な刑事ですが、お茶目で憎めないキャラクターです。
又来役/ふせえり
離婚歴があり子供が1人いる又来役を演じているのは、本作も手がける監督・三木聡の妻のふせえり(1962年9月22日生まれ)。霧山をからかって時効事件の捜査を始めさせた張本人です。第3期ではバツ3となった又来の息子が登場します。
サネイエ役/江口のりこ
無表情でいつも冷静、たまに意外な一面を見せるサネイエを演じたのは江口のりこ(1980年4月28日生まれ)。騒ぐ同僚に的確なツッコミを入れます。第3期では結婚しており、名字が「サネヨシ」になり現在妊娠中。
蜂須賀役/緋田康人
非常にいい加減で注意力散漫な刑事・蜂須賀を緋田康人(1964年2月5日生まれ)が演じます。過去に大きな事件を解決した経験があるらしく、本人曰く刑事として一生分の仕事をしたとのこと。
諸沢役/光石研
鑑識課の諸沢役は、光石研(1964年9月26日生まれ)が務めています。諸沢はお金に細かい性格で、霧山が依頼した時効事件の鑑識も細かく料金を請求します。街で見つけた変なものの写真を撮ることが趣味。
熊本役/岩松了
時効管理課の課長・熊本を演じているのは、岩松了(1952年3月26日生まれ)。無責任で無秩序な性格の熊本は、時効事件のファイルに「時効」の判子を押すのが主な仕事。思いつきで喋り、意味のない発言を繰り返します。
ナレーション/由紀さおり
ナレーションも由紀さおり(1948年11月13日生まれ)が続投。第3期でも変わらず、慣れ親しんだあの声でタイトルを読み上げてくれます。
第3期から参加した新しいキャストたち
第3期で新しく本作に参加するキャストが発表されています! 吉岡里帆と磯村勇斗がレギュラーとして参加。さらに毎話登場するゲストも発表されました。この新キャストたちによって「時効ワールド」はどのように変化するのでしょうか。
彩雲真空(あやくも まそら)役/吉岡里帆
刑事課の新人熱血刑事・彩雲真空を吉岡里帆(1993年1月15日生まれ)が演じます。彩雲は十文字の後輩ですが、霧山と三日月によって再開される時効事件の捜査に興味津々。 十文字の目を盗んでは時効管理課に入り浸ります。興味の対象は広く、「ガンバリマス!」が口癖でなんにでも前向きに全力で挑みます。
又来康知(またらい やすとも)役/磯村勇斗
又来の息子、又来康知を演じるのは磯村勇斗(1992年9月11日生まれ)。又来から生まれたとは思えないほど聡明で優秀。霧山から頼まれた捜査も無料で請け負います。クールな性格ですが元ツッパリ。他にも隠れた一面があるとかーー。
二階堂ふみ、向井理たち豪華キャストもゲストとして出演
第1話に出演する小雪を始めとした豪華キャストがゲスト出演!趣里、染谷将太、檀れい、寺島しのぶ、中島美嘉、中山美穂、二階堂ふみ、別所哲也、松重豊、向井理、柳葉敏郎が「時効警察」に参加します。 このキャストたちが本作にどのような変化をもたらすか楽しみですね!
根強いファンを生む「時効ワールド」の魅力とは?
ゲスト俳優が豪華!
「時効警察」シリーズに登場するゲストは、東ちづる、池脇千鶴、永作博美、麻木久仁子、市川実和子など主役級の面々ばかり。被害者役で満島ひかり、真木よう子も名を連ね、森口瑤子の娘役を演じた吉高由里子の女子高生姿も話題になりました。 「多め亭」(第2期は「早め亭」)のおばさんを演じた女優、声優の犬山イヌコも印象的でした。 第3期のゲストたちの役どころが気になりますね!
小ネタが作り出す独特の世界観
『時効警察』は「金曜ナイトドラマ枠」の深夜ドラマながら、平均して2桁視聴率を維持し、カルト的人気を誇った秘密は何でしょうか? その理由は複数ありますが、一番は作品独自の小道具&小ネタでしょう。事件そのもの以外に、霧山が犯人に渡す”お約束の”「誰にも言いませんよ」カード、シリーズを縦軸で繋ぐ「三日月の婚姻届」などの小道具が効いていて、独特の世界観を構成しました。 パロディや昔の映画を彷彿とさせる表現も多く、シュールな小ネタが満載!奇妙な張り紙、時効管理課の黒板ネタという一見、突飛に感じるものが実は伏線なのです。これらの仕掛けが作品に”ゆるさ”を生み、同枠の大人気ドラマ『TRICK』に通じると言われることも。 深夜枠ならではのマニアックさ、犯人逮捕ではなく「誰にも言いませんよ」カードをオチにする、刑事ドラマとしての斬新さが魅力です。
新マスコットキャラクターが登場?
『時効警察はじめました』では「そーぶさん」が総武警察署のマスコットキャラクターとなることが明らかになっています。第1期と第2期に登場した「そーぶくん」とは似て非なる存在。そっくりな見た目をしていますが、よく見ると2本の触覚のようなものがなくなり、体型もなぜか太り気味に。 こういった随所に散りばめられたユーモアも本作の楽しみどころです。
シュールでゆる~い笑いを生み出すスタッフたち
シュールでポップ、毎回殺人事件を扱うのにどこかゆる~い……。そんな心なごむミステリーが展開される脱力系の世界を作ったのは、メイン監督を務めた三木聡です。 監督・脚本の三木に加え、『愛のむきだし』などの映画監督・園子温、マルチに活躍する演劇界の巨匠ケラリーノ・サンドロヴィッチ、劇作家・演出家でもある熊本課長役の岩松了ら奇才たちが参加し、脚本と演出を手がけました。 実は主演のオダギリジョーも、第2期第8話の監督・脚本を担当しています。 新シリーズは再び三木をメインに据え、新時代のクリエイターが集結するとのこと。ひと癖もふた癖もある才能が、『時効警察』に新風を吹き込むかもしれません!
【ネタバレ】『時効警察始めました』の全話あらすじ
1話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
霧山修一朗(オダギリジョー)が趣味で時効になった事件を調べるようになってから13年が経過。ある日、霧山は食堂の女性から10年前に時効になった事件の遺留品を渡されました。 何でもその遺留品が食堂の冷蔵庫から見つかったと言うのです。誰かが箱に書かれた「要玲蔵」という文字を「要冷蔵」と読み間違えて冷蔵庫に入れてしまったのでした。 要玲蔵(村松利史)とは総武のウタマロと呼ばれた男で、その愛人で宗教団体・阿修羅の水の教祖である神沼絹枝(伊勢志摩)が25年前、水産加工会社の冷凍倉庫で凍死しているのが見つかったのでした。 監視カメラの映像には絹枝が冷凍倉庫に入っていく様子が映っていましたが、その後無人にも関わらず手動ロックがかかっていたのです。さらに最重要被疑者であるウタマロも絹枝が殺害されたのと同じ日、同じ時刻に一酸化炭素中毒で死亡。そのため事件は迷宮入りしてしまったのでした。 霧山は早速、三日月しずか(麻生久美子)とともに絹枝の娘でウタマロの妻でもあった阿修羅の水の2代目教祖・神沼美沙子(小雪)を訪ねることに。
ネタバレ
美沙子に会った霧山は、何か隠し事をしていると確信。そこで捜査を進めると、絹枝が要玲蔵を殺害し、要玲蔵が絹枝を殺害していたことが発覚。 さらに美沙子は2人が殺人を決行するように仕向けた共犯者だったのです。美沙子に霊感があると思い込んだ絹枝は、美沙子を教祖にするためにサディスティックな修行をさせるようになっていました。 そんな絹枝に対して美沙子は憎悪を募らせて行きます。さらに要玲蔵のお金の執着に対する異常さにも嫌悪感を抱くようになった美沙子は、2人の殺人を計画するようになったのでした。 警察に行こうとする美沙子に霧山は、誰にも言いませんよカードを渡してその場を後にしました。
2話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
日下部秋斗(向井理)はミステリーの貴公子と呼ばれ、アイドル的な人気を誇るミステリー作家。彼の父で、同じく有名ミステリー作家だった日下部光晴(古舘寛治)は25年前、自宅の書斎で発生した密室殺人事件で亡くなっていました。 事件が時効を迎えていることを知った霧山(オダギリジョー)は、早速この事件を調べることに。 秋斗のもとを訪ねた霧山は、今も事件発生時のまま保存してある書斎へ案内されました。さらに彼の捜査に協力すると言う秋斗。しかし、霧山は秋斗が脇に汗をかいていたことから嘘を付いていると確信しました。 そこで霧山と三日月(麻生久美子)は、光晴と秋斗の担当編集者・芝浜保(マギー)から話を聞くことに。芝浜の話では、秋斗と光晴の親子仲が最悪だったというのです。厳格な光晴に何とか従っていた秋斗ですが、母親が亡くなってからは秋斗の態度が変わってしまったと。
ネタバレ
そして霧山はある一つの推理に辿り着きます。母親が亡くなったのが厳格な光晴のせいだと思った秋斗は、光晴への復讐を決意。秋斗はナイフが書斎にいる光晴に刺さるように細工をすることに。 しかし、実際はそのナイフは光晴の読んでいた本に刺さっていました。余命わずかだった光晴は秋斗の仕掛けてくるミステリー殺人に乗ろうと決意し、ナイフを自ら腹部に刺したのでした。 初めて真実を知った秋斗は困惑。そんな彼に霧山は、「誰にも言いませんよ」とカードを渡すのでした。
3話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ある日、霧山(オダギリジョー)は課長の熊本(岩松了)から婚活アドバイザー・琴吹町子(中山美穂)の話を聞かされます。町子は婚活という言葉が無い時代から第一線にいた腕利きの婚活アドバイザー。 セミナーのプレミアム会員はほぼ全員が結婚しているが、過去に1人だけ結婚できなかった女性がいると言います。しかもその女性は何者かに殺害され、事件は時効を迎えていました。霧山は熊本の勧めでその時効事件を調べることに。 25年前、結婚を祝うバーベキューパーティーで事件が起きました。参加者の後藤紗良(安藤聖)が遺体となって発見され、凶器に使われたのは紗良の婚約者・城崎公彦(別所哲也)が持参したナイフセットでした。 城崎の犯行と疑われましたが、事件発生時刻に町子が城崎と話をしていたと証言したことで、そのまま事件は時効を迎えてしまったというのです。しかも町子と城崎は今では夫婦になっていました。
ネタバレ
その後の調べで、町子と城崎が同じ大学出身であることが判明。大学時代から憧れていた城崎を奪い取るために、町子が紗良を殺害したのでした。 婚活アドバイザーと受講生の婚約者という立場で再会し、運命を感じた町子。さらに紗良から婚活アドバイザーとしての資質を責められ、カッとなった町子が紗良を殺害したのです。 全てを認めた町子に、霧山は誰にも言いませんよカードを渡すのでした。
4話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
伝説のゾンビ映画「ロマンティックを止めるな」が、25年ぶりにオリジナルのキャスト&スタッフでリメイクされることになりました。しかし、この映画の撮影中に監督である唐沢浩一郎(津田寛治)が殺害されるという事件が発生。霧山(オダギリジョー)は時効を迎えたこの事件を趣味で調べることに。 映画は主演女優・折原千香子(中島美嘉)が棺を開けたところで終了していましたが、マスターテープにはその直後に棺の中から唐沢の刺殺体が発見されるところまで撮影されていました。この映画は全編長回し1カットで撮影されており、唐沢は冒頭に少しだけ出演。 つまり、唐沢が殺害されたのはこの映画が撮影されている間ということになります。事件前夜、千香子が唐沢に「殺してやる」と叫んでいるところを目撃されていたことから疑惑の目は千香子に。しかし、千香子は映画に出ずっぱりで立派なアリバイがありました。 そこで霧山らは、捜査のために25年前と同じ場所で行われるリメイク版の撮影に同行することに。千香子が出演していない3分間の間に唐沢を殺害することが可能か、検証することにしたのです。
ネタバレ
そして霧山は真実に辿り着きました。撮影中に唐沢のダメ出しを受けた千香子はカッとなって殺害。その後、改めて後半を撮影して編集でつなぎ合わせていたのです。しかし刺殺後、自首をしようとする千香子を止めたのは唐沢自身でした。 唐沢は千香子の才能を認めていたために敢えて厳しく接していたのです。千香子は殺害して初めて唐沢の本心を知ったのでした。
5話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
ある日、真空(吉岡里帆)はSNSで知り合った親友の夏歩(趣里)から時効事件の捜査を依頼されます。聞けば、夏歩の父親は1994年にラジオの生放送中に死亡した超人気お笑いコンビのメンバー・村瀬ベルギーワッフル(水川かたまり)だと言うのです。そこで霧山(オダギリジョー)らはこの事件を独自で捜査することに。 村瀬の死因はアナフィラキシーショックで胃からは蕎麦の成分が検出されました。当時、コンビ仲が最悪だったために相方の栗原(鈴木もぐら)が疑われましたが、楽屋が別々で蕎麦を与える隙はありませんでした。しかし、夏歩は栗原が犯人だと確信していたのです。 霧山が捜査を進めると真実が明らかになります。当時、テレビ受けするようなネタをやりたかった栗原は村瀬にプレゼンしますが一蹴されてしまいました。怒りに震えた栗原は生放送中に村瀬を殺害することを計画。
ネタバレ
そこで村瀬がラムネを食べることをルーティンにしていることを利用し、そば粉入りラムネを作った栗原。それを食べた村瀬はアナフィラキシーショックを起こして本番中に亡くなったのでした。 いつものように誰にも言いませんよカードを渡そうとする霧山ですが、それを夏歩が阻止。世間に広めてやりたいと言うのです。しかし、そんな時に夏歩は父親の姿が見えました。冷静になった夏歩は栗原を許すことにしたのでした。
6話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
最近プロレスにはまっていて、道場にも通っていると言う彩雲(吉岡里帆)。それを聞いた熊本(岩松了)は、25年前にプロレスラーが謎の死を遂げた事件を思い出しました。 気合プロレスのヘビー級王者を決めるタイトルマッチで、看板選手の丸山真剣(佐々木大輔)がチャンピオン・土倉髑髏(男色ディーノ)に挑みベルト奪取に成功します。 しかし会場が沸きに沸く中、丸山が立ったまま息絶えていることが判明。死因は頭部強打による脳内出血で、右側頭部に試合前に負ったと思われる「3」の形に似た傷跡がありました。 所属レスラーの高原本気(HARASHIMA)を始め複数の関係者が取り調べを受けましたが、凶器も発見されなかったことから捜査は行き詰まり、そのまま時効を迎えてしまったのです。 早速、霧山(オダギリジョー)、三日月(麻生久美子)、彩雲の3人は気合プロレスを訪問します。そして、CEO・枕木葵(寺島しのぶ)から話を聞くことに。 枕木が丸山のことを話すときに語尾に「ていうの」とつける癖が気になった霧山。霧山は枕木が何かやましいことを隠していると確信しました。
ネタバレ
そこで3人は気合プロレスの一般練習生になり、外からはなかなか見えない人間関係を探ることに。すると、枕木と丸山の考え方に隔たりがあったことがわかりました。さらに高原が丸山の弟子だったこと、丸山が高原以外のレスラーを一方的に敵視していたことも判明。 そんな中、霧山が真実にたどり着きます。丸山と方向性の違いで揉めていた枕木は、カッとなってトロフィーで丸山の頭を殴打。それでも丸山は死を覚悟しながらリングへ上がり、試合後に力尽きて亡くなってしまったのでした。
7話のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
霧山(オダギリジョー)のメガネを壊してしまった三日月(麻生久美子)。そこで世間で大流行の開運メガネを買いに行こうと誘いますが、霧山は微妙な反応。 しかし開運メガネを販売している会社の社長・桃瀬多恵子(檀れい)の夫である蝙蝠ユキオ(前野健太)が、ワンマンライブの開始直前に殺され時効となっていました。時効事件の存在を知った霧山は、この事件を調べることに。 蝙蝠の死体の傍らには、「犯人はメガネ」と書かれたダイイングメッセージが残されていました。さらに胸にはつなぐと平行四辺形になる4カ所の傷が。関係者が全員メガネをかけていたため、捜査は難航。凶器も特定されなかったことから、事件は時効を迎えてしまったのです。 霧山は当時プロデューサーだった吉田から話を聞くことに。吉田によると、蝙蝠には愛人が12人もおり、吉田は多恵子をぞんざいに扱っていたことが許せなかったと言います。霧山が事件当日のアリバイを問いますが、吉田は何も答えませんでした。 そこで十文字(豊原功補)からの紹介で、事件を担当していた刑事から話を聞きます。すると蝙蝠の死亡推定時刻に、吉田は別の場所にいたと判明。さらに蝙蝠のメモリアルイベントがあると聞き、霧山たちも行ってみることにしました。すると、当時蝙蝠と不倫していたという女性に遭遇。その女性から話を聞くことができました。
ネタバレ
そして霧山は真実に辿り着きます。25年前、ライブハウスで蝙蝠を殺害したのは多恵子だったのです。蝙蝠に残された傷は多恵子が保管していたメガネでつけられた物でした。心の底から蝙蝠を愛していた多恵子は、別居を提案されたことでカッとなって殺害してしまったのです。 多恵子は愛人と暮らすために蝙蝠が別居を言い出したと思っていました。しかし愛人と言われていた女性たちは、実は蝙蝠のバックコーラスのために集められただけだったのです。 蝙蝠は多恵子を喜ばせるために、新しい曲を作ろうとしていました。多恵子は今になって、蝙蝠の本当の想いを知ることができたのでした。
8話(最終回)のあらすじ・ネタバレ
あらすじ
24年前に聖ノストラダムス高校で起きた、高飛び込み部コーチ転落死事件。霧山(オダギリジョー)はこの事件を趣味で捜査することに。 死亡したのは、高飛び込み部のコーチ・祷巫女彦(少路勇介)。普通なら自殺か事故で処理されますが、この事件は1点だけ普通の事件とは違っていました。高飛び込み部の元エース・雨夜翔太(山﨑賢人)が、同級生・味澤宙夫(染谷将太)に祷の飛び降りを予知していたのです。 現在彼は「スピリチュアル雨夜」と名乗り、予言者として活躍しています。雨夜は事件の1年前、練習中の事故で心肺停止に陥りました。しかし奇跡的に蘇生し、それがきっかけで未来が見えるようになったと言うのです。 霧山は当時の担当刑事から話を聞くことに。すると祷の財布にはバースデーケーキの予約票が入っており、その受け取り予定日が飛び降りの当日だったことが判明。誕生日の主役は高飛び込み部の部員・朝霞鈴音(二階堂ふみ)でした。 さらに事故の後に雨夜がPTSDを発症して入院していたこともわかります。その担当医が心理学者の只野教授(松重豊)と聞いた霧山は、彼に会いに行くことに。 雨夜がしていることは予言ではなく洗脳だと言う只野。それを聞いた霧山は真実に辿り着きます。
ネタバレ
当時、祷は朝霞に片想いをしていました。朝霞が雨夜のことが好きだと知った祷は嫉妬心から、雨夜が飛び込む直前にプールの水面を波立たせる装置をオフにしたのです。それが原因で事故が起き、雨夜は選手生命を絶たれてしまいました。 只野は雨夜の治療のために後催眠暗示を行っていましたが、雨夜は誤った利用方法で祷に催眠を用いていたのです。 祷に飛び降りるよう催眠をかけていた雨夜。催眠をかけた後でその内容に沿った予言を行うことで、彼は予言を成立させていたのでした。 事件を解決した霧山は、FBIに協力するためアメリカへ行くことに。涙を流す三日月(麻生久美子)に「未来でまた会おう」と残して、霧山は旅立って行きました。
続編ドラマ『時効警察はじめました』は2019年10月11日に放送!
続編ドラマ『時効警察はじめました』は、テレビ朝日系列で金曜23時15分から放送です。 殺人事件などの時効が廃止された今、霧山は逃げ切った犯人と、そして時効になった事件とどのように向き合うのでしょうか。三日月との進展も気になるところ。 新たなキャストとスタッフも参戦し、よりパワーアップして復活する「時効警察」。12年の時を経た彼らはどうなったのか、放送が待ちきれません!