トニー・レオン出演おすすめ映画8選!マーベル「シャン・チー」出演俳優に迫る
俳優トニー・レオンのおすすめ映画を紹介!気になるプロフィールや人物像も
香港出身の俳優トニー・レオン。2021年公開予定のマーベル映画「シャン・チー」で主要キャラとして出演することが決定しています。 今回は、彼がこれまでに出演した作品の中からおすすめ映画8選を紹介!トニー・レオンのプロフィールや経歴とともに、彼の俳優としてのキャリアを追っていきます。
トニー・レオンのプロフィール
トニー・レオン(梁朝偉/リョン・チウワイ)は、1962年6月27日生まれ、香港の俳優。広東語と北京語の他、英語も堪能な人物です。 香港最大手のテレビ局TVBでテレビ番組の司会などを経たのち、ドラマにも出演しアイドル的人気を集めるようになりました。 その後、日本でも公開された映画『恋する惑星』(1994年)や『ブエノスアイレス』(1997年)によって、俳優として国際的な評価を受けます。 近年では、事務所との契約が切れたことをキッカケに、2018年前後の約1年間は目立った活動がありませんでした。しかし2019年、マーベル映画「シャン・チー」(2021年公開予定)への出演が決定し、再び話題を集めています。
トニー・レオン出演おすすめ映画8選!
ここから、トニー・レオンが出演している映画おすすめ8選を紹介していきます!彼は多くのヒット作に恵まれており、リメイクされた作品も多数あります。もしかしたら「リメイク版のタイトルは知っている」という人もいるかもしれませんね。
『恋する惑星』(1994年)
『恋する惑星』は、ウォン・カーウァイ監督による作品。主演を、日本でも活躍していた俳優・金城武(かねしろたけし)が務めています。 長年付き合っていた彼女と別れた警官223号(金城武)。寂しさを紛らわせようとした彼は、金髪の女性(ブリジット・リン)に恋をします。しかし彼女は、麻薬の売人をしている人物でした。 一方、警官663号(トニー・レオン)は恋人とのすれ違いが続いていました。彼が常々通う飲食店で、フェイ(フェイ・ウォン)と出会い、彼女は663号に恋をするのですが――。すれ違う恋人たちを描いた作品です。
『ブエノスアイレス』(1997年)
『ブエノスアイレス』は1997年公開の香港映画。同性愛がテーマの作品です。 舞台は、香港から見て地球の裏側にあたるアルゼンチン。ゲイカップルのファイ(トニー・レオン)とウィン(レスリー・チャン)が旅行で訪れていました。しかし2人は道中で喧嘩の末、バラバラになってしまいます。 ファイはお金が足りなくなったためにバーで働いていると、偶然ウィンが客として訪れてきます。以降も2人は、くっついたり離れたりの恋愛模様を繰り広げ――。 本作は第50回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しています。また、香港のアカデミー賞ともいわれる映画祭では、トニー・レオンが主演男優賞を獲得。彼の演技力が光る作品です。
『花様年華』(2000年)
『花様年華(かようねんか)』は、ウォン・カーウァイ監督による作品。『欲望の翼』、『2046』と共通の設定が多くみられる、1960年代を描いた作品の一つです。 舞台は1962年の香港。新聞編集者のチャウ(トニー・レオン)は、妻とともに引っ越すのですが、偶然にも浮気相手チャン(マギー・チャン)が隣人になることに。チャウとチャンが強く惹かれあう一方で、お互いのパートナー同士も親密になっていき――。 本作は、カンヌ国際映画祭でトニー・レオンが男優賞を受賞、モントリオール映画祭で最優秀作品賞、など名だたる賞を多数獲得しています。
『英雄 HERO』(2002年)
『英雄 HERO』は、香港・中国合作の映画です。中国では2002年、日本では2003年に公開されました。 舞台は、紀元前3世紀ごろ。中国は戦国時代のさなかでした。後の始皇帝・秦王は、過去のとある事件がキッカケで、信頼できる家臣以外は誰も近づかせないようになった人物。 そんな彼のもとへ、中国最強と名高い3名を倒したという男が現れます。秦王は彼に対し、自分の側に寄ることを許すのですが……。 歴史ロマンあふれる本作。ダイナミックなアクションシーンも見どころです。トニー・レオンは、かつてあと一歩の所まで秦王に迫った刺客・残剣(ツァンジェン)を演じています。
『インファナル・アフェア』(2002年~)
『インファナル・アフェア』は2002年に香港で、2003年に日本で公開されたサスペンス映画。全3部作となっており、トニー・レオンは1作目と3作目に出演しています。 警察学校に送り込まれたマフィアの構成員ラウ、そして警察からマフィアに潜入することになったヤン(トニー・レオン)。2人はそれぞれ潜入先で組織を台頭する存在になっていきますが、大きな麻薬取引をキッカケに、両組織は互いにスパイの存在に気づくことに……。 日本では、2012年ドラマ『ダブルフェイス』としてリメイクされました。また2006年にはアメリカで『ディパーテッド』としてリメイクされ、レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが主演したことでも話題に。
『2046』(2004年)
『2046』は、2004年公開の映画。撮影が予定通りに進まずキャストのスケジュール管理が難航したことなどが原因で、製作には5年もの月日が費やされることになりました。元SMAPの木村拓哉が出演したことで、日本でも話題となった作品です。 舞台は1967年の香港。作家のチャウ(トニー・レオン)は、日本出身のタク(木村拓哉)とワン・ジンウェン(フェイ・フォン)との恋模様に感化され、「2046」という近未来小説を書くことに。彼が小説で描く近未来と、現実の世界とが、次第に交錯して――。 本作は、ウォン・カーウァイ監督が過去に手掛けた『欲望の翼』(1990年)、『花様年華』(2000年)と同じく1960年代が舞台のシリーズ。2作品から引き継いだ設定も多いため、3作品通して観るのがおすすめです。
「レッドクリフ」(2008年、2009年)
「レッドクリフ」は、中国文学の古典「三国志演義」を基にした、アクション映画。2部構成で描かれており、「PartⅠ」が2008年に、「PartⅡ 未来への最終決戦」が2009年にそれぞれ公開されました。 舞台は2~3世紀、三国時代の中国。漢の武将・曹操(そうそう)は、天下統一を進めるため、兵を進めていました。一方で敵対する劉備(りゅうび)は、一旦は逃走せざるを得なかったものの、孫権(そんけん)と同盟を結ぶことに。両軍の戦いの行方はいかに。 中国では史上まれに見る大ヒットを記録した本作。日本でも話題を呼び、2008年度の興行成績4位を収めました。トニー・レオンは孫権側の重要人物である周瑜(しゅうりゅ)を演じています。
『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス (原題)』
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ SHANG-CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS, with Simu Liu, Awkwafina and Tony Leung, directed by Destin Daniel Cretton. In theaters February 12, 2021. pic.twitter.com/VXaqJ5uN6B
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 21, 2019
「シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス」は、2021年公開予定のマーベル映画。主人公はカンフーで戦うキャラクターです。 タイトルにある「テン・リングス」は2008年映画『アイアンマン』にも登場したテロ組織の名前。トニー・レオンはこの組織のボスであるマンダリン役を演じることで、ハリウッド進出を果たします。 また主人公シャン・チー役には俳優シム・リウ、2018年映画『オーシャンズ8』などで知られるオークワフィナも出演が決定しています。 あらすじなど詳細は今後どんどん明かされていくと思われるので、追加情報をお見逃しなく!
トニー・レオンをもっと知るためのトリビア
妻の女優カリーナ・ラウがマネージャーを務めている
トニー・レオンは、2008年に女優カリーナ・ラウと結婚しています。彼らが交際を始めたキッカケは1988年の舞台劇だと言われており、結婚するまでに20年にもわたる長い付き合いを経ていたようです。 トニー・レオンは映画会社・澤東電影公司との契約が切れ、2018年前後の約1年間、芸能活動を休止していました。それ以来、暫定的にカリーナ・ラウが彼のマネージャーを務めています。 彼女はテレビ番組などで、たびたび夫への不満を漏らしています。香港のトーク番組『May姐有請』に出演した際は「食べ物へのこだわりが強く、味にうるさい」、「自分の感情をコントロールできない子どもだ」などと夫のことを語っています。 それでも、俳優としてのリスペクトは忘れず、また「彼には良いところもたくさんある」とも語っており、なんだかんだ仲は良い様子です。
意外と背が低い?
トニー・レオンの身長は厳密には分かりませんが、約170cm前後だと言われています。アジア系男性の平均的な身長ですね。 しかし映画「レッドクリフ」に出演した際には、妻役が170cm越えの高身長をもつリン・チーリンでした。彼はリン・チーリンとの身長差をつけるため、必要に応じて台に乗って撮影していたそうです。
木村拓哉と仲良し?
トニー・レオンは、事務所との契約が切れた後の休業中、日本に長期滞在していました。2018年12月にカリーナとともにスキー旅行で日本を訪れたあと、一人で2か月以上もの期間を日本で過ごしていたそうです。 その際、2004年映画『2046』で共演した木村拓哉と、街で偶然の再会を果たしていました。木村はトニー・レオンとのツーショットを中国版ツイッターにアップし、話題に。 木村拓哉は中国のニュースサイト鳳凰網のインタビューで、「またトニー・レオンと共演したい」という旨を話しています。2人が再び共演する日が来ることはあるのでしょうか?
トニー・レオンの今後の活躍に期待!「シャン・チー」で再始動
今回は、俳優トニー・レオン出演のおすすめ映画や、彼のプロフィールを紹介してきました。 彼は俳優として数々の名作に恵まれ、国内外を問わず高い評価を得ています。一時的に休業していたものの、マーベル映画「シャン・チー」で再始動するということで、彼の今後の活躍に期待がかかりますね。