2019年8月19日更新

マーベル映画「シャンチー」が始動!主演キャストにシム・リウ、トニー・レオンも出演【MCUフェーズ4作品】

トニー・レオン
©WENN/zetaimage

マーベル初のアジア系ヒーロー「シャンチー」が映画化!マーベル・シネマティック・ユニバースもいよいよフェーズ4へ突入。フェーズ4の他作品とともに、映画「シャンチー」についての最新情報をお伝えします。

マーベルのアジア系ヒーロー「シャンチー」が映画化!MCUのフェーズ4作品群にも期待

2019年7月20日、アメリカのサンディエゴで行われた「コミコン・インターナショナル2019」で、マーベル・スタジオがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の“フェーズ4”作品群を一挙に発表しました。その数なんと、10作! その中にはかねてより先に映画化が噂されていた、マーベル初のアジア系ヒーロー「シャンチー」の名も。主人公シャンチーを、中国出身のカナダ人俳優のシム・リウが演じることも発表されました。 映画化は初めてですが、原作コミックは1973年にスタートし、実は「アベンジャーズ」シリーズとも繋がりがある「シャンチー」。今回は2021年に全米公開される映画のあらすじやキャスト、原作コミックについて紹介し、同じフェーズ4の作品群にも触れていきます。

マーベル映画はフェーズ4へ

マーベル・シネマティック・ユニバースには“フェーズ”と呼ばれる区切りがあり、フェーズ1〜3は“インフィニティ・サーガ”と名付けられています。フェーズ1は2008年の『アイアンマン』から始まり、アベンジャーズの各メンバーの単独映画と「アベンジャーズ」シリーズ映画が交互に公開されました。 そしてついに、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で「アベンジャーズ」シリーズの区切りを迎え、23作目『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でフェーズ3を終えたMCU。サンディエゴ・コミコンではフェーズ4の作品10作が発表され、新しいMCUの幕開けにファンの期待も高まっています。

2020年5月公開予定の『ブラック・ウィドウ(原題)』、2021年11月公開予定の『マイティ・ソー:ラブ&サンダー(原題)』など映画5作品に加え、「Disney+」の配信ドラマとなる『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー(原題)』や『ホークアイ(原題)』など4作品と、アニメ1作品の計10作がフェーズ4の作品として挙げられました。 どれも期待できるコンテンツばかり!さらにアンジェリーナ・ジョリー主演の『エターナルズ(原題)』や『ドクター・ストレンジ』の続編など、注目作も含まれています。

気になる映画「シャンチー」のあらすじ テン・リングスとは?

「シャンチー」は『シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』というタイトルになることが発表されていますが、この“ザ・テン・リングス”というのは『アイアンマン』で登場し、トニー・スタークを誘拐したテロ組織のこと。 映画ではテン・リングスとカンフーの達人であるシャンチーとの戦いが描かれるようです。テン・リングスの首領マンダリンの存在もすでに『アイアンマン3』で示唆されており、映画版キャストには中国の国際派俳優トニー・レオンの名が挙がっています。 『アイアンマン』から始まったMCUが、新たなフェーズで再び最初に登場したテン・リングスを描くというのはかなり興味深い話。テン・リングスの背景やアイアンマンとのつながりにも焦点が当たりそうですね。

主人公シャンチーを演じるキャストはシム・リウ

MCU初となるアジア系ヒーロー・シャンチー役に抜擢されたのは、中国系カナダ人俳優のシム・リウ。アクションドラマ『96時間 ザ・シリーズ』や韓国系一家のシットコム『Kim's Convenience(原題)』などに出演し、カナダのテレビドラマを中心に活躍しています。 今回シャンチー役に決まり、世界中のマーベルファンから注目を集めることとなったシム・リウ。SNSのフォロワーも急増し、自身のツイッターで驚きの声も発しましたが、実は「シャンチー」映画化が発表された2018年末当時、シャンチー役を熱望するツイートもしていたようです。 サンディエゴ・コミコンでは集合写真で一番前に陣取り、しかもベネディクト・カンバーバッチに肩を抱かれ、「なんてこった!彼が僕に触ってる」と何度もツイート。驚きとともに嬉しさが爆発したようですね!

人気俳優トニー・レオンがマンダリン役で出演

トニー・レオン
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テン・リングスの首領マンダリンは、香港生まれの国際派俳優トニー・レオンが演じることが決まっています。主人公シャンチーと敵対する役柄で、トニー・レオンにとっては珍しいヴィラン役。 香港映画やテレビを中心に1980年代から活躍しているキャリアと実績を誇るトニー・レオン。90年代には『恋する惑星』などウォン・カーウァイ監督作に立て続けに出演し、作品は国際的にも評価され一気に知名度もアップしました。 アクション映画ではチャン・イーモウ監督の『HERO』、アンドリュー・ラウ監督の『インファナル・アフェア』、さらにジョン・ウー監督の『レッドクリフ』など多彩な作品で存在感を示しています。 本作で満を持してハリウッドデビューを果たすトニー・レオン。マンダリンはスーパーヴィランとして、今後MCUのフェーズ4で大きな存在になっていきそうなので、彼にとっても代表作の一つになり得るのではないでしょうか。

実写キャストは誰になる?原作に登場する注目キャラ

フー・マンチュー

フー・マンチューはシャンチーの父親で、世界征服を企むスーパーヴィラン。天才的な頭脳を持ち、催眠術や医術の心得もあり、息子のシャンチーには幼少から武道を教え込んできました。ある時、父親が悪者だと知ったシャンチーは敵対する道を選びます。 しかしフー・マンチューというキャラクターは論争を巻き起こすような人種差別主義者で、今回の映画に登場しない可能性もあります。代わりにヴィランとしてシャンチーと敵対するのが、トニー・レオン演じるマンダリンということなのでしょうか。

ファー・ロー・スイ

オークワフィナ(バストアップ)
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(※画像はオークワフィナ) ファー・ロー・スイはフー・マンチューの娘で、シャンチーの異母姉妹。父と同じく催眠術を操りますが、父に洗脳されて悪事に加担していたようです。 サンディエゴ・コミコンの発表でキャストの一員として紹介されていたアジア系女優オークワフィナですが、まだ役名は判明していません。演じる可能性があるキャラクターとしては、このファー・ロー・スイが有力でしょうか。 または、シャンチーとのロマンスもあるMI-6のスパイ、レイコ・ウー役という可能性も。レイコ・ウーは中国系イギリス人という設定であり、シャンチーを助ける役柄でもあります。

クリーブ・レストン

クリーブ・レストンはMI-6のスパイで、レイコ・ウーとともにシャンチーの協力者になる人物。どうやらレストンが登場するバージョンもあるという噂もあり、オークワフィナがレイコ・ウー役だとするとさらに信憑性が増します。 しかしコミコン前に流れた情報では、シャンチー、マンダリンに続く第3の女性キャラクターはマンダリンの忠実な戦士であるといわれていました。これを考えると、オークワフィナがレイコ・ウー役で出演するということはなさそうです。

ブルース・リーがモデル!原作コミックについて

マーベルの原作コミックにシャンチーが初登場したのは、1973年に出版された「Special Marvel Edition#15」。スティーブ・エングルハートとジム・スターリンによって、ブルース・リーをモデルに生み出されました。 シャンチーは“マスター・オブ・カンフー”とも呼ばれ、武術家として並々ならない戦闘力を持っています。フー・マンチューを父に、アメリカの白人女性を母に持ち、幼少時から父の教えで武術の道を極めてきました。 身体能力もさることながら、ヌンチャクや剣、手裏剣など接近戦で有利な武器の扱いにも長けています。また、MI-6でスパイ訓練も受けていたことも。 ブルース・リーの大活躍に触発され、70年代にすでに生み出されていたマーベル初のアジア系ヒーロー「シャンチー」。何度か映像化の話もあったようですが、多様化を推し進める現在のハリウッドで、今回ようやくMCUの仲間入りを果たしました。

映画「シャンチー」はハリウッドでアジア系ヒーローの星となるか?

2018年には、『ブラック・パンサー』がアフリカ系コミュニティに大きな影響を与えたマーベルヒーロー映画として大成功を収め、すべてアジア系キャストで製作された『クレイジー・リッチ!』も大ヒットを記録。 そんな背景もあり、多様性を求め人種差別を排除しようとする姿勢も強くなってきているハリウッド。マーベルも製作にあたって、シャンチーというキャラクターの物語を活かすために積極的にアジア系のスタッフ・キャストを集めているようです。 「シャンチー」がアジア系コミュニティや中国市場を沸かせることができるか、今後のキャストやあらすじなど、マーベルの動向も気になるところです。映画は2021年2月12日に全米公開が決まっています。