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朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』のあらすじ
マイナス思考で、なかなか一歩を踏み出すことのできない主人公・和田喜代美。彼女は、自分の性格に嫌気を感じており、なんとか自分を変えたいと願っていました。 そんな彼女は、高校3年の年に、慣れ親しんだ故郷・福井県小浜市から飛び出します。そして、向かった先の大阪で喜代美が出会ったのは、上方落語でした。この時、喜代美は落語の魅力に触れることで、自分もやりたいと志すようになるのです。 落語家を目指そうとしている娘に対して、猛反対する家族たち。しかし、喜代美は覚悟を決め、徒然亭草若と呼ばれる落語家に弟子入りします。 厳しい修行の日々を乗り越えた彼女は、ようやく高座に上がれるようになり、落語を通して日々成長を遂げていくのでした。
ドラマの主要登場人物&キャスト
和田喜代美/貫地谷しほり
主人公の和田喜代美は、福井県鯖江市出身の女性。彼女は、幼いころ家族とともに福井県小浜市に移り、高校まで小浜で育ちました。 あまり自分に自信がない喜代美は、マイナス志向で不器用な性格。好きなものには、とことん打ち込みますが、苦手なものには触れることさえ嫌がるタイプです。 そんな性格がゆえに、喜代美は目立たない役回りが多く、彼女自身も不満に感じているようす。自分の人生を変えたいと強く願った喜代美は、単身で大阪へ向かい、そこで落語と出会うのでした。 本作のヒロイン・和田喜代美を演じたのは、女優の貫地谷しほり。本作の他にもドラマ『龍馬伝』やドラマ『おんな城主 直虎』といった大河ドラマにも出演しています。
和田糸子/和久井映見
和田糸子は、福井県鯖江市にある小間物屋を営む家庭に生まれました。彼女は、幼いころに父を亡くし、母と二人で幼少期を過ごした過去があります。 楽観的な彼女は、失敗しても気にせず突き進む性格で、人と感覚がずれているところが多く、周囲は彼女の天然さに気づいている様子。また、世話焼きな糸子は、不器用な娘・喜代美を常に心配しており、彼女から少しうっとおしく思われることも。しかし、その包容力と優しさは家族から信頼されています。 喜代美の母・和田糸子を演じたのは、女優の和久井映見。テレビドラマ『妹よ』での彼女の演技は、当時大きな話題となりました。彼女は、朝ドラ『ひよっこ』にも出演しており、主人公の職場で働く女性を演じています。
徒然亭草々/青木崇高
徒然亭草々は、本名・青木一といい、草若の二番弟子です。彼は、父と母を幼いころに亡くしており、親戚のもとを転々としていました。 そんな彼に転機が訪れたのは、中学生のとき。京都の民宿で徒然亭一門と出会い、その後、落語の世界へ入ることになります。 彼は、短気で傍若無人ですが、時に驚くような優しさを見せることも。落語に対しては誰よりも強い気持ちで向き合い、ひたすら情熱を注ぎこみます。 喜代美の夫・徒然亭草々を演じたのは、俳優の青木崇高です。彼は、本作への出演をきっかけに、その名が世間に広く知れ渡ることに。本作に出演した彼は、後にドラマ『龍馬伝』やドラマ『平清盛』など多くの大河ドラマへ出演しています。
『ちりとてちん』の見どころ
貫地谷しほりが創り出す、かつてないヒロイン像
朝ドラのヒロインといえば、明るく元気で天真爛漫な人物が多いと思います。ところが、『ちりとてちん』の主人公・和田喜代美は、それらと一線を画す人物として登場。 喜代美は、他の朝ドラヒロインとは違い、ネガティブさが目立ってしまいます。いつもマイナス面ばかり考えてしまう彼女の性格は、損な役回りを担う事が多いです。しかし、物語が進むにつれ、視聴者はこの全く新しい喜代美の人物像に、徐々に惹かれていくことでしょう。 他の朝ドラヒロインにはない、喜代美のヒロイン像に注目してみてくださいね!
あの大物歌手の登場!
本作の見どころは、舞台ともなっている福井県出身の歌手・五木ひろしが出演しているシーンです。しかも、劇中で彼が演じたのは、歌手・五木ひろしという人物。つまり、本人が五木ひろし役として登場するということです! 物語では、五木ひろしが『ふるさと』という曲を熱唱しており、喜代美の母・糸子がそれに感動するシーンなどが見られます。その姿は、まさに大物歌手そのものです。ぜひ、こちらのシーンも楽しんでみてください!
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