2019年11月28日更新

神アニメ『CLANNAD(クラナド)』の魅力をネタバレ解説!「クラナドは人生」の意味とは?

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CLANNAD クラナド

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アニメ『CLANNAD(クラナド)』とは?

「CLANNAD」シリーズは元々『Kanon』や『AIR』といった名作を生み出したゲームブランド『Key』が2004年に発売した恋愛アドベンチャーゲームが原作です。 2007年10月に第1期『CLANNAD』が放送、2008年10月からは『CLANNAD~AFTER STORY(アフターストーリー)~』が放送されました。 「CLANNAD」シリーズは「クラナドは人生」という言葉で語られることがあります。この言葉はエロゲーを多く出しているゲームブランド『Key』から発売されたため、アニメ放送時にはエロゲと勘違いされることもありました。それに対する答えとして2ちゃんねるから生まれたのが「クラナドは人生」という言葉でした。 2017年には初回アニメ放送から10周年を迎えてもなお色褪せることのない「CLANNAD」シリーズのあらすじと3つの魅力、「クラナドは人生」と称される理由をネタバレありで掘り下げて紹介します。

第1期『CLANNAD(クラナド)』のあらすじ

岡崎朋也と古河渚の出会い

主人公の岡崎朋也(おかざきともや)は、バスケットボールの特待生として高校に入学したものの、父親と喧嘩の末、右肩を負傷したことが原因で選手生命を絶たれてしまいます。何に対しても無気力になった岡崎は学校では不良少年として生活をしていました。 高校3年のある日、高校へと向かう坂の途中に独り言を呟きながら立っているヒロイン古河渚(ふるかわなぎさ)と出会います。この出会いが岡崎の人生に影響を与えるきっかけとなったのでした。

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演劇部のメンバー集めに奮闘

その後、学校でも徐々に2人は会話をするようになり親交を深めていくなかで、渚は演劇部に入りたいということを打ちあけます。幼い頃から病気で身体も強くはなく休みがちで不安を抱えていた渚の背を岡崎は優しく押すのでした。 しかし、演劇部はすでに廃部になっており、再建するためには部員を集めることが必須であると伝えられることに。ここから岡崎も古河に協力し、部員集めを行うことになったのでした。

幽霊少女・伊吹風子と出会う

双子の姉妹の藤林杏(ふじばやしきょう)と藤林椋(ふじばやしりょう)、腐れ縁のようで親友の春原陽平(すのはらようへい)といった仲の良い友達に協力してもらい部員集めに本腰をいれる岡崎たち。 そんな岡崎のもとに幽霊の噂が耳に入ります。姉の結婚式をたくさんの人に祝ってもらうためヒトデのオブジェを校内で配り続ける女の子・伊吹風子(いぶきふうこ)は交通事故で意識不明の重体で入院している生き霊でした。 岡崎らは演劇部を創設するという目標の傍、風子の手伝いをしてあげることに。しかし、風子の容態が悪化してしまったことで、徐々に風子の存在が認知されなくなっていき、最後まで存在が見えていた岡崎と渚もついに見ることができなくなってしまいました。 風子の存在を忘れてしまった岡崎と渚は、結婚式当日になっても思い出せないままでしたが、幸村先生の一言で今日がどういう日なのかを思い出します。風子のヒトデを受け取った学校の生徒も集まり、無事に結婚式を挙げることができたのでした。

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不思議な少女・一ノ瀬ことみが抱えるトラウマ

いつも図書館にいる不思議な雰囲気の女の子・一ノ瀬ことみと出会う岡崎。岡崎自身は忘れていましたが、過去にことみと出会っていたのです。ことみは過去に両親を亡くしてしまったトラウマを抱えており、不登校になってしまうのですが、岡崎たちがことみを学校に復帰してもらうためにあの手この手を尽くし、トラウマと向き合い学校に来ることができるようになりました。

演劇部創設へ

そして、岡崎と渚の部員集めは藤林姉妹と春原、そしてことみも加わり無事に進むと思われましたが、今度は顧問兼任問題で合唱部と対立してしまいます。 しかし、岡崎の友達の坂上智代(さかがみともよ)が生徒会長に当選したことで状況は一変。演劇部の創設が認められ、ここから演劇部としての活動がスタートします。 演劇部も無事に復活させ、演劇発表に向け奮闘する一行。しかし、発表当日に渚が父親の過去を知ってしまったことで、自暴自棄になってしまい演劇を行える状態ではなくなってしまいます。 発表の時間になるも引きずったままの渚はステージで泣き出してしまいますが、父親の古河秋夫(ふるかわあきお)の言葉に我に戻った古河は演劇をやり遂げるのでした。そして、第1期の最終回に岡崎は渚へ告白し、2人は恋人になるのでした。

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第2期『CLANNAD 〜AFTER STORY(アフターストーリー)〜』のあらすじ

岡崎の卒業と渚の留年

高校3年の秋になり、いよいよ進路の選択を迫られますが、岡崎は将来を決められずにいました。渚は昨年体調が優れず留年してしまったこともあり、今年は一緒に卒業を願っていましたが、熱で寝込んでしまい卒業日数が足らず、留年が決定。卒業式の季節を迎え、岡崎は卒業、渚はもう1年やり直すことになってしまいました。

渚との結婚と別れ

卒業後は古河パンで働いていた岡崎でしたが、伊吹先生の夫で電気工として働いている芳野祐介(よしのゆうすけ)にお願いし電気工として働かせてもらえることになり、古河の実家での長い居候生活を辞め、アパートに住み始めます。 父親の知り合いから「朋也の父親がやばい物を取引していて逮捕された」と知らされた岡崎は刑務所にいる父親に会いにいきますが、いつも通りの父親を見て苛立ちを隠せず、帰り道これまでの鬱憤を晴らすかのように塀に向かって拳を叩きつけてしまいます。そんな自分ですら受け入れる古河に岡崎はプロポーズをし、2人は結婚することになりました。 ついに古河も卒業することが決定し、高校時代の友人に祝われ卒業式を迎えます。卒業後、アルバイトをしようと決心する古河に妊娠が発覚。生まれながら身体の弱い古河に心配の声が上がるも古河は産むという決心を崩すことはありませんでした。 しかし、出産を迎えた古河に待っていたのは残酷な現実でした。娘の汐(うしお)を産んだ古河はその後息を引き取ってしまうことになったのです。

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汐との旅行と父親との対話を経て成長

それから5年もの間最愛の妻を亡くしたショックから岡崎は怠惰な生活を送り、その間汐とは顔を合わせることもありませんでした。見兼ねた早苗は汐を岡崎と生活するように説得し、2人での生活が始まります。 ぎこちない関係性が続くなか、岡崎は汐と旅行をすることになります。そこで祖母の史乃と出会い、父が自分と同様に妻を亡くし、ひとりで育ててきたこと、次第に限界がきてしまい酒に溺れてしまったことなど父親の過去を伝えられました。その話を聞いた岡崎は父親として生きていくことを決意し、汐に対する接し方にも変化が出てきます。 しかし、汐も病で寝たきりになってしまい、息を引き取ってしまいます。岡崎もその場で倒れ、幻想世界で少女から「人の願いを叶えて光の玉を集めると願いが叶う」という話を聞き、現実世界へと戻った岡崎は願いを叶えるために奮闘し、渚と汐が死なない世界を実現するのでした。

「CLANNAD(クラナド)」シリーズの魅力を紹介!「CLANNADは人生」と言われる理由【ネタバレ注意】

緻密に練られたシナリオ

「CLANNAD」シリーズでは第1期からアフターストーリーを通して、主人公・岡崎朋也が友達や恋人との出会い、家族との関わりを通じて岡崎朋也という人間の成長が描かれています。 大まかに第1期では友達との友情、第2期では家族との絆をテーマにストーリーが進んでいくので、まるで岡崎朋也の人生を追体験してしまうような感覚に陥ります。第1期で岡崎が経験した学園生活が土台となり、アフターストーリーではより大きな事象である家族というキーワードがより強調されるような構成は見事というほかありません。

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「家族」という壮大なテーマ

「CLANNAD」シリーズでは家族との関係性が如実に描き出されます。岡崎は酒に溺れ怠惰な生活を送っている父親を嫌悪している一方、渚は両親の十分な愛情を注がれているという、対照的な家族像が描かれているにも非常に印象的。 古河家の家族関係を見ると何者でもない岡崎をまるで家族かのように受け入れ接していることからも分かるように、温かい家族が描かれています。父親との確執があり家族というものに触れずにきた岡崎にとって、古河家の存在は大きかったのです。 アフターストーリーでは渚との結婚や汐の誕生と岡崎にも家族という存在ができるのですが、父親としてのあり方を葛藤しながらも模索していくのを見ると、家族とは何かということを考えさせられます。

泣ける名シーンの多さ

「CLANNAD」シリーズには泣けるシーンが各所に配置されています。第1期の8話、風子が徐々に他人から認識されなくなっていくシーンやアフターストーリーの4話で描かれた妹を助ける際に春原がサッカー部の先輩に立ち向かっていくシーンなど語れば語るだけ名シーンが出てくるのが「CLANNAD」シリーズの魅力でもあります。 中でも一番泣けるのは、『CLANNAD~AFTER STORY~』の18話で描かれた岡崎と汐が旅行先で親子の絆を再確認するシーンでしょう。

旅行先で祖母から父親が自分にしてくれた愛情を知らされた岡崎は徐々に父親としての自覚を取り戻していきます。5年間も育児をまともにしていなかった岡崎にとって、汐が自分のことを父親として認識しているという確証もありませんでした。 汐の「早苗さんが言ってた。泣いていいのは、おトイレかパパの胸の中だって」という言葉から岡崎のことを父親として、安心できる存在として見ていたことが分かるシーンからは、家族の絆の強さを感じます。岡崎が父親を認め、自分が父親であることの自覚に目覚め、娘との絆が育まれた「CLANNAD」シリーズきっての名シーンです。

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「CLANNAD(クラナド)」シリーズのメインキャラクター&声優を紹介!

岡崎朋也(CV‎:中村悠一)

岡崎朋也は本作の主人公。遅刻や授業をサボるなど不良少年として周囲からは敬遠される存在です。高校にはバスケの特待生として入学したものの、父親との喧嘩が原因の怪我で右肩が上がらなくなったため部活動には所属していません。 声優の中村悠一は2001年に『電脳冒険記ウェブダイバー』で声優デビューを果たしました。2006年にゲーム『ヴァルキリープロファイル2 シルメリア』のルーファス役、2007年には『おおきく振りかぶって』の阿部隆也役に抜擢。2016年には「第3回Yahoo!検索大賞 パーソンカテゴリ 声優部門賞」を受賞しました。

古河渚(CV‎:中原麻衣)

古河渚は本作のメインヒロイン。身体が弱く休みがちで留年しているため、岡崎より年齢は1つ上。かなりの人見知りですが、岡崎との出会いを通して友達も増えていきました。岡崎と共に演劇部再建のために奮起。 声優の中原麻衣は2000年にラジオ番組『VOICE CREW』の7代目パーソナリティとして声優活動デビュー。2001年に放送された『パラッパラッパー』でアニメ声優初挑戦を果たし、2002年『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』で初めてメインヒロインを演じてからは、ヒロインキャラを演じることが増えています。

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藤林杏(CV‎:広橋涼)

藤林杏はスポーツ万能で勝ち気な性格。藤林椋とは姉妹で妹想いでもあります。クラス委員長ではありますが、バイク通学や授業をサボるなどの一面も。 声優の広橋涼は2002年に『アクエリアンエイジ』で声優デビューを果たしました。近年は『僕のヒーローアカデミア』の峰田実役や『WORKING!!』の山田葵役を演じています。

一ノ瀬ことみ(CV:能登麻美子)

一ノ瀬ことみは英語の専門書を読みこなし全国トップレベルの学力を持つ才女。進学実績を上げるという条件で授業に出席せず、図書室で勉強することを許されています。小さい頃に習っていたヴァイオリンを弾くのが好きですが、他人からは騒音にしか聞こえません。 声優の能登麻美子は、1999年『爆球連発!!スーパービーダマン』ハスラー・ナミ役でデビュー。代表作は、『地獄少女』の閻魔あい役や『君に届け』の黒沼爽子役があります。

坂上智代(CV:桑島法子)

坂上智代は徒会長を目指しており、不正や惰性を許さない性格。喧嘩を繰り返していた過去を持ち近隣の不良にとって畏怖や遺恨の対象になっています。 文武両道のため運動部から勧誘されていますが、生徒会長を目指しているため全て断っています。 声優の桑島法子は、1996年に『機動戦艦ナデシコ』ミスマル・ユリカ役でデビュー。『犬夜叉』珊瑚役や『彩雲国物語』紅秀麗役なども演じています。

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伊吹風子(CV:野中藍)

伊吹風子は一見子供のように見えますが歴とした高校生。生き霊になってまでも姉の公子の結婚式を多くの人に祝ってもらうため自分が彫ったヒトデの彫刻を配っています。毒舌家であり、口癖は「最悪です」。 声優の野中藍は、2000年に『ONE PICE』で声優デビューを果たしました。「魔法先生ネギま!」シリーズの近衛木乃役や『電波女と青春男』の藤和女々役など数々の主要キャラクターの声優を務めています。

春原陽平(CV‎:阪口大助)

岡崎の親友であり悪友。サッカー推薦で高校に入学したものの、先輩との関係が良好ではなく退部しています。ネタキャラ扱いされており、喜怒哀楽も盛んで愛されキャラでもあります。「それと便座カバー」というセリフは春原の常套句で、発言はその場の空気を凍らせるほどの威力。 声優の阪口大助はテレビアニメ『機動戦士ガンダム』に影響を受けており、1993年の『機動戦士Vガンダム』のウッソ・エヴィン役で声優デビュー。『銀魂』の志村新八役や『氷菓』の福部里志役など少年キャラを中心に様々演じています。

藤林椋(CV‎:神田朱未)

藤林椋は岡崎のクラスの委員長で、藤林杏の双子の妹。杏とは真逆の性格で、自分を主張しない大人しい女の子です。岡崎に好意を寄せてはいますが、なかなか想いを伝えられずにいます。 声優の神田朱未は2001年に『新雪姫伝説』プリーティア役でデビュー。代表作は『ウルトラマニアック』佐倉仁菜/ニナ・サクレイル役、「魔法先生ネギま!」シリーズの神楽坂明日菜役、『ウィッチブレイド』天羽梨穂子役が有名。

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『CLANNAD(クラナド)』は人生の意味を教えてくれる名作!

絆をテーマに友情や愛情が繊細に描かれたアニメ「CLANNAD」シリーズ。主人公の岡崎を中心に織り成される人間模様が真っ直ぐに描かれているからこそ、これほど多くの人々を魅了する作品になったのでしょう。時に家族というものは岡崎のように生きる意味にもなりえます。 まだ視聴したことがない人も一度見れば、「クラナドは人生」という格言の意味がより分かることでしょう。