2021年11月15日更新

映画『ジョーカー』の動画を配信中のサブスクはここ!【字幕・吹き替え】

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ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
©️Supplied by LMK/zetaimage

映画『ジョーカー』の動画を配信中のサブスクを紹介!【無料で観られる】

「ジョーカー」ってそもそも何者?「バッドマン」を観なくても楽しめる?

バットマンの究極の敵として立ちはだかってきたジョーカー。バットマンシリーズに登場する敵の中でも異質な存在で、生身の人間なので特別な能力は持っていません。 それでも最強のヴィランと言われる所以は、ジョーカーの残虐性もさることながら、バットマンの正義を揺るがす存在だったからです。善悪の基準を曖昧なものにすることによって、バットマンそのものの存在価値まで揺らしていくのが、ジョーカーという役割でした。 映画『ジョーカー』は、そんなジョーカーの誕生を描いた作品です。舞台はバットマンでおなじみのゴッサムシティですが、作品自体は独立したものなので、バットマンシリーズを観ていなくてももちろん楽しむことができますよ。

映画『ジョーカー』の作品概要

原題『Joker』
公開日2019年10月4日
ジャンルヒューマンドラマ
再生時間122分
制作国カナダ、アメリカ
言語英語

『ジョーカー』のあらすじ

都会で大道芸人として生きるアーサー・フレックは、母の介護をしつつ、自身も福祉センターでカウンセリングを受ける毎日を送っていました。 コメディアンを目指しているアーサーでしたが、中々上手く行かず、大道芸人派遣会社もクビになってしまいます。 その後、ふとしたことがきっかけで犯罪を犯してしまうアーサー。徐々に世間や社会から追い詰められて行き、次第に狂気をまとうジョーカーへと変貌していくのです……。

『ジョーカー』の主な登場人物&キャスト

ジョーカー(アーサー)役/ホアキン・フェニックス

ホアキン・フェニックス
©Adriana M. Barraza/WENN.com

母の介護に加え、自身も障害を抱えながらコメディアンを目指すアーサー。しかし徐々に社会的に追い詰められ、やがてジョーカーへと姿を変えて行きます。 演じたのは、アメリカ俳優のホアキン・フェニックス。1974年生まれであり、役者一家として知られるフェニックス家の次男として誕生しました。8歳から子役として活動しており、1986年公開の映画『スペースキャンプ』で映画デビューを果たしています。 2000年公開の映画『グラディエーター』では、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。更に、2017年公開の映画『ビューティフル・デイ』では、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。

マレー・フランクリン役/ロバート・デ・ニーロ

ロバート・デニーロ
©︎Ivan Nikolov/WENN.com

アーサーが憧れる人気TV番組の司会者・マレー・フランクリン。演じたのは、アメリカ俳優のロバート・デ・ニーロです。 デ・ニーロは1943年生まれで、16歳で高校を中退。その後は演技を学び、オフブロードウェイで俳優としてデビューしました。 1972年公開の映画『ゴッドファーザー』のオーディションを受けるも落選。しかし、監督に演技力を認められ「PART II」で役を割り当てられ、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

ソフィー・デュモンド役/ザジー・ビーツ

ザジー・ビーツ
©Stephen Smith/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

アーサーと同じマンションに住む、シングルマザーのソフィー・デュモンド。演じたのは、アメリカの女優ザジー・ビーツです。 ビーツは1991年生まれの、ドイツ生まれのニューヨーク育ち。幼少の頃から地元の演劇に参加しており、女優を目指すようになりました。 2016年に放送されたテレビドラマ『アトランタ』に出演し、注目を集めます。その後、2018年公開の映画『デッドプール2』でミュータントのドミノを演じ、知名度を上げました。

『ジョーカー』の見どころ

見どころ①:「悪」に惹かれる自分にゾッとする!

ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
© Supplied by LMK/zetaimage

今までのバットマンシリーズで描かれるジョーカーと言えば、サイコパスな愉快犯といったイメージがあるので、感情移入はしづらい存在でもありました。しかし、本作では普通の人間のように見えたアーサーが、ジョーカーになるまでの過程を丹念に描いています。 圧倒的な悪役だったジョーカーに思わず感情移入してしまい、徐々に突き抜けた存在になるアーサーに惹かれていく側面があります。観客の悪の感情までうまく引き出す作品です。

見どころ②:社会問題を反映!ジョーカーの抱えている闇と現代社会の闇

映画『ジョーカー』は、従来のアメコミ作品とは異なるストーリー展開とメッセージ性を秘めています。 現実を生きる私たちにとっても、大変身近な問題である社会格差。こういった問題がどのようにして人間を追い詰めて行くのかを、本作では描き切っています。 ジョーカーを取り巻く環境は決して他人事ではありません。格差社会がジョーカーに闇を与えたように、現実でも社会の諸問題が人に闇を与え、数々のジョーカーを模倣した事件に至っているという現実もあります。 格差社会はアメリカだけでなく、日本でも起こっている現在進行形の問題です。アメコミというエンターテインメントの枠を超えた、社会問題を見事に反映した作品となっているので、見終わって考えさせられるのも本作の魅力でもあります。

『ジョーカー』の気になる疑問とQ&A

『ジョーカー』を配信しているサービスは?

2021年11月現在、『ジョーカー』を配信しているサービスは「U-NEXT」です。そのほか、Amazonプライム・ビデオでも見放題配信中です。

『ジョーカー』はどんな人におすすめ?

ジョーカーの悲しい過去に寄り添いたい人におすすめです。本作では、完全なる悪役であるジョーカーの悪に染まるまでの人生が描かれており、悪役といえど共感せざるを得ません。

映画『ジョーカー』を観た後におすすめの関連作品

ジャック・ニコルソン演じる圧倒的存在感のジョーカーに注目!映画『バットマン』

『バットマン』(1989年)ジャック・ニコルソン
© WARNER BROS./All Star Picture Library/Zeta Image

1989年公開の映画『バットマン』。ティム・バートンが監督を務めており、「バットマン」シリーズの第1弾となっています。 本作にもジョーカーが登場しており、『シャイニング』のジャック・ニコルソンが演じたことでも話題を集めました。 ジャック・ニコルソンの怪演ぶりが堪能できる作品でもあり、主役を食うほどの演技は、ジョーカーを知る上でも見ておきたい作品です。

ヒース・レジャーの怪演に震える!映画『ダークナイト』

ヒース・レジャー『ダークナイト』
©︎Warner Bros Pictures/LMK

クリストファー・ノーランが監督を務め、クリスチャン・ベールがバットマンを演じた映画『ダークナイト』(2008年)。本作は2005年に公開された前作『バットマン・ビギンズ』の続編です。 本作にはバットマン最大の敵であるジョーカーが登場。それまで描かれてきたジョーカーとは異なるキャラクター像に注目が集まりました。 ジョーカーを演じたヒース・レジャーの遺作でもあり、彼はジョーカー役でアカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

『ジョーカー』に影響を与えた2作品

タクシードライバー
©︎Columbia Pictures/Photofest/zetaimage

映画『ジョーカー』がオマージュを捧げている作品として知られるのが、1976年公開の『タクシードライバー』と1982年に製作された『キング・オブ・コメディ』。どちらの映画も『ジョーカー』に出演しているロバート・デ・ニーロが主演を務めています。

『タクシードライバー』(1976年)

『タクシードライバー』は孤独なタクシー運転手が、鬱屈した日々を送っているうちに狂気に囚われてい様が描かれています。『ジョーカー』の街の雰囲気は『タクシードライバー』を彷彿とさせ、主人公が狂気じみていく過程がとてもよく似ています。

『キング・オブ・コメディ』(1982年)

一方の『キング・オブ・コメディ』は、コメディアン志望のルパートが憧れの司会者を誘拐する物語です。主人公・アーサーの境遇は『キング・オブ・コメディ』の主人公とそっくりです。

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2019年公開映画の中で、話題作の1作となった映画『ジョーカー』。 既に劇場で鑑賞した人も、未鑑賞の人も、動画配信サービスを活用して思いっきり映画観賞を楽しみましょう。