2019年9月12日更新

ホアキン・フェニックス、ハリウッドの一流お騒がせ俳優に迫る

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ホアキン・フェニックス
©Adriana M. Barraza/WENN.com

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ホアキン・フェニックス、実力派ながらお騒がせ俳優

俳優一家の次男として子役の頃から活躍してきたホアキン・フェニックス。実力派として数々の名演を披露してきた一方で、突飛な行動でも注目を集めてきました。 今回は、そんなホアキン・フェニックスのプロフィールからトリビア、代表作などを紹介します。

ホアキン・フェニックスのプロフィール

ホアキン・フェニックス
©Adriana M. Barraza/WENN.com

ホアキン・フェニックスは1974年10月28日生まれのアメリカの俳優です。身長は173cm。完全菜食主義者(ビーガン)で、撮影でも絶対に必要でない限り、毛皮や革製品を身に着けないことでも知られています。 1986年の映画『スペースキャンプ』で“リーフ・フェニックス”の名で子役としてデビュー。1993年から一時的に俳優業を休業するものの、1995年の『誘う女』で復帰し、その後数々の作品に出演します。 2000年に出演した『グラディエーター』では抜群の演技力を見せ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などにノミネートされ注目を浴びます。2006年の『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』では、ゴールデングローブ賞主演男優賞とグラミー賞を受賞。実力派俳優としての地位を確立しました。

「口唇口蓋裂」という病気に悩まされていた

「口唇口蓋裂」は、唇や鼻と口の間の皮膚が繋がっていない状態で生まれてくるという原因不明の先天性異常だと言われています。 ホアキン・フェニックスもこの「口唇口蓋裂」だったと言われ、ホアキン・フェニックスのアップの写真をよく見ると、口元に治療の後が残っていることが分かります。

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ホアキン・フェニックスの家族は有名俳優・女優だらけ

兄は伝説の俳優リヴァー・フェニックス

リヴァー・フェニックス
© LFI/Photoshot

ホアキン・フェニックスといえば、あのリバー・フェニックスの実弟であることでも有名です。 名作『スタンド・バイ・ミー』での名演などで知られ、若くして天才と呼ばれながらも、23歳の若さでこの世を去ったリバー・フェニックス。麻薬の大量摂取で倒れた兄を目の前に、助けを呼ぶべく救急に電話したのは弟のホアキンだったとか。 俳優の道を志したのも兄への憧れからだといい、姉のレイン、妹のサマー・フェニックスもまた役者として活躍しています。

女優ルーニー・マーラと婚約?

ルーニー・マーラ
©Hahn Lionel/ABACA USA/Newscom/Zeta Image

2019年7月、ホアキン・フェニックスと『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)や『キャロル』(2015)などで知られる女優ルーニー・マーラの婚約をUs Weeklyが報じました。 2016年から交際をつづけていた2人は、2017年には同棲を開始。2019年5月にマーラが大きなダイヤモンドの指輪を左手薬指に着けているところを目撃されたことから、フェニックスとの婚約が噂されていました。 7月になり、Us Weeklyは関係者から「ふたりとも外出するのはあまり好きではなく、家でゆっくり過ごすことが多い」との証言を得ています。 フェニックスもマーラも、プライベートは公にしたがらないため、公式な発表はまだありません。

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「面白い事」にこだわるあまり嘘をついて炎上することも

引退騒ぎの大ウソで全米を巻き込んで大騒ぎに

2008年10月、ホアキン・フェニックスは俳優業の引退とラッパーへの転向を突然表明します。 『グラディエーター』や『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でアカデミー賞にノミネートされるなど、第一線で活躍していたホアキン・フェニックスの突然の引退表明に一時は騒然となりましたが、実際はケイシー・アフレックが監督を務めるモキュメンタリー『容疑者、ホアキン・フェニックス』のための演出でした。 撮影中もその噂はありましたが、フェニックスは一貫して否定。最終的に試写会後の会見で、全てがフェイクだったことが明かされました。 『容疑者、ホアキン・フェニックス』ではブルース・ウィリスやジャック・ニコルソン、ベン・スティラーといった大物が次々とダマされていく様子が克明に映しだされている、恐れ知らずの作品です。

結婚宣言もウソ!軽口が止まらない

2014年12月、ホアキン・フェニックスは出演したテレビ番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』で一般女性との婚約を電撃発表します。 ヨガインストラクターである女性との馴れ初めを、わざわざ床に寝そべって再現する様子に、番組を観ていた視聴者やファンは完全に騙されたようですが、翌日の朝の情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』で婚約話はでたらめであったことを報告。 理由として「僕の私生活はつまらないから、何か面白い話はないかなって考えたんだ」と語り、ただの悪ふざけだったことを明かします。 このホアキン・フェニックスの行動に「さすが演技派俳優!」といった絶賛する声や、「40歳独身であるホアキンもプレッシャーがあるのでは?」と同情する声も上がるなどして世間を騒がせました。

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ジョーカー役で絶賛の嵐!

DCコミックの人気ヴィラン、ジョーカーのオリジンを描く実写映画『ジョーカー』で主演を務めたホアキン・フェニックス。 コメディ映画「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップスが監督を務めた本作は、孤独な売れないコメディアン、アーサー・フラックが“狂気の犯罪王子”ジョーカーとなるまでの悲劇とも喜劇ともいえる人間ドラマを描いています。 本作はこれまでのアメコミ映画とは一線を画す作品として大絶賛され、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。 フェニックスの演技は「キャリア最高の演技」と称賛され、早くもアカデミー賞受賞への期待が高まっています。

ホアキン・フェニックスの代表作を紹介

『グラディエーター』(2000)

第73回アカデミー賞で作品賞をはじめとする5部門に輝いた『グラディエーター』で、ホアキン・フェニックスも助演男優賞にノミネートされました。 古代ローマを舞台に、ローマ軍将軍から奴隷に身分を落としたマキシマス・デスマス・メリディウス(ラッセル・クロウ)を中心とした物語で、フェニックスはメリディウスを苦しめる第17代ローマ皇帝ルキウス・アウレリウス・コモドゥスを演じ、絶賛されました。

『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)

『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で実在したカントリー・ミュージシャン、ジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックス、プレスリーらと共にロカビリーの黄金時代を築いた伝説の男の生涯を熱演しました。 後に妻となる女性ジューン・カーターを演じたリース・ウィザースプーンと共に歌声を披露し、そのパワフルな演技が絶賛されています。

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『ザ・マスター』(2012)

第2次世界大戦後のアメリカで、社会に馴染めずにいた退役軍人(フェニックス)が、新興宗教の教祖ランカスター・ドッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)と関係を深めていく様子が映しだされます。 教祖と信者の友情、人間の信仰心や欲望について描いたこの作品で、フィリップ・シーモア・ホフマンとホアキン・フェニックスの2人の鬼気迫る演技合戦は高く評価され、ベネチア国際映画祭では優秀男優賞をダブル受賞。アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされるなど、数々の賞レースを賑わせました。

『her/世界でひとつの彼女』(2013)

離婚の痛手に苦しむ手紙の代筆ライター・セオドア(フェニックス)と、人工知能型OS・サマンサの関係を描いたSF恋愛映画『her/世界でひとつの彼女』。 主演を務めたフェニックスの演技は称賛され、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート。作品自体はアカデミー賞で5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞しています。

『ビューティフル・デイ』(2017)

PTSDに苦しむ退役軍人のジョー(フェニックス)は、人身売買などの被害によって行方不明になった少女を捜索、奪還するスペシャリスト。年老いた母と静かに暮らしながら、任務のためなら殺しも辞さないジョーのもとに舞い込んできたのは、売春組織に囚われた娘を連れ戻してほしいという政治家からの依頼でした。 フェニックスは本作で、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。

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ホアキン・フェニックスからますます目が離せない!

ホアキン・フェニックスは、数多くの名作への出演で、そのパフォーマンスを絶賛され実力派としてその名を知らしめてきました。 次の出演作は親友でもあるケイシー・アフレック監督の西部劇といわれており、今回も注目が集まっています。お騒がせな行動も目立つフェニックスですが、今後も俳優としての活躍から目が離せませんね!