2019年11月13日更新

「ダンまち」アイズ・ヴァレンシュタインを徹底解説!母親は精霊?秘められた過去とは

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「劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-」

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アイズ・ヴァレンシュタインを徹底解説!剣姫の強さの秘密、そして気になる正体は?【ダンまち】

「ダンまち」こと『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、大森藤ノによる人気ライトノベルです。スピンオフにあたる外伝小説やアニメ版、劇場版とそれぞれ高い人気を誇っている本作のヒロインのひとりが、アイズ・ヴァレンシュタインです。 アイズは、主人公の駆け出し冒険者ベル・クラネルの前に英雄のように颯爽と現れた、金髪金眼の美しい女性冒険者。ロキ・ファミリアの中心メンバーのひとりで、「剣姫(けんき)」と称されるほどの実力者です。 彼女は戦って強くなること以外にあまり興味がない様子で、人間関係もどちらかというと苦手。自分に憧れてくれているベルに対しては剣の指導を通して少しずつ関係を深め、やや心を開いている状況です。 彼女を主人公にした外伝「ソード・オラトリア」では、次第に過去や両親のことが明かされてきました。しかし、まだその出自を含めいくつもの謎が残されているのです。今回は、そんなアイズのことを徹底解説していきます。

アイズ・ヴァレンシュタインとベル・クラネルとがダンジョンで出会い、物語は始まった

英雄譚に登場するような冒険者に憧れて、その道へ進んだベル。当時レベル1だった彼の前に、本来現われるはずのない上級モンスター・ミノタウロスが現れたのです。ピンチのベルの前に現れミノタウロスを退治したのが、当時レベル5のアイズでした。 ベルは彼女に一目惚れし、この出会いがきっかけで彼の特筆すべきレアスキル「憧憬一途(リアリス・フレーゼ)」が発現。こうして「ダンまち」の物語が動き始めます。 以降、アイズは彼の剣の師匠のような存在として何度か特訓をする関係に。2人のやりとりでは、彼女が意外と天然で、「膝枕」という言葉すら知らないという事実も明らかになりました。

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剣姫(けんき)と呼ばれる実力者!風の魔法「エアリアル」も使用

剣姫としてオラリオのなかでも一目置かれているだけあって、アイズの実力はかなりのもの。ベルと出会った頃はレベル5でしたが、後にオラリオでも数人しかいないレベル6にランクアップしました。 また、すごいスピードでレベル4まで駆け上がったベルに対して、「先生」の立場として剣術を教えていることからも、彼女が圧倒的な強さを誇っていることがうかがえます。 アイズは基本的にサーベル状の武器「デスペレート」を使用し、風属性の付加魔法「エアリアル」(詠唱は「テンペスト」)を併用することで縦横無尽に飛び回り、ダンジョンに現れるモンスターたちを斬り倒します。 エアリアルは自分の身にまとうだけでなく、斬撃に付加することもできる、まさに攻防一体の能力。外伝では、魔法をよく知るエルフのレフィーヤをもってして「異常」といわれるほどの威力を見せました。

アイズの過去とは?黒竜に恨みがある?

アイズは7歳という幼さでロキ・ファミリアに入り冒険者となりました。回想シーンで彼女の両親が登場していますが、幼い彼女を残してどこかに向かい、2人ともなにかと戦っているシーンが描写されています。 両親の生死は、原作15巻時点では不明。しかし、彼女がスキル「復讐姫(アヴェンジャー)」を発現するほどに、モンスターに対して憎悪を抱いていることから、両親とモンスターになんらかの関係があると推測できます。 アニメ2期第12話(原作8巻)でベルやアイズが身を寄せていたエダスの村には、「隻眼の黒竜」の鱗が祀られていました。それを見たアイズはただならぬ表情を浮かべており、モンスターへの怨念と黒竜が関係しているようにも見えるシーンでした。 黒竜は三大クエストのひとつとして、いずれ冒険者たちが立ち向かうことになる敵です。そのときアイズと黒竜との因縁が明らかになるのではないでしょうか。

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アイズの正体は精霊?彼女の父や母に隠された謎

外伝「ソード・オラトリア」で回想シーンに登場するアイズの父は、冒険者のような出で立ちをしています。また父との会話で「英雄」という言葉が出てきていることも、彼の正体はほぼ確実にどこかのファミリアの戦闘員だと考えられます。 一方、母の名はアリアです。外伝「ソード・オラトリア」に登場した怪人・レヴィスは、アイズのエアリアルを見て彼女をアリアと呼んでいましたが、その真意はまだはっきりとしていません。 アリアには精霊の血が流れていることが明かされています。しかし、精霊と人間の間には子供が作れないはず。彼女はなにか例外的に精霊の子供として生まれたのか、もしくはアリアから血を分けられた存在なのか。 彼女の出自は、彼女を戦いへと駆り立てているモンスターへの憎悪や黒竜との因縁にも深い関係がありそうです。

アイズ・ヴァレンシュタインを演じた声優は大西沙織

アイズ・ヴァレンシュタイン役を演じているのは大西沙織です。クールなキャラクターを演じることが多く、アイズの他には『刀使ノ巫女』の十条姫和役で強くてストイックな美少女を演じています。 一方、『冴えない彼女の育てかた』の澤村・スペンサー・英梨々役ではツンデレなキャラを好演。ほかにも、『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』ベルゼブブ役などで知られています。 大西は「ダンまち」のもうひとりのヒロイン・ヘスティア役の水瀬いのりと仲がいいことでも有名です。

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英雄を諦めたアイズの前に英雄は現われるのか

自分のもとには英雄は現れないと語るアイズは、強さを渇望し冒険者として高いレベルに到達しました。精霊の力や両親の謎、そしてその純真さに憧れを抱いているベルとの関係など、まだ多くの見どころが残っています。今後アイズはどんな活躍をみせてくれるのでしょうか。